サルヴァドールおすすめ観光スポット7選！ブラジル文化の原点に触れる旅

ブラジルのお祭りカーニバルに欠かせないものといったら「サンバ」ですよね。そんなサンバをはじめとする様々なブラジル特有の音楽・ダンスの発祥の地といわれているのがここサルヴァドールです。

バイーア州の州都で「バイーア」とも呼ばれるサルヴァドールは、ブラジル第4位の都市。ポルトガル統治時代に首都として発展した大西洋に面する町です。黒人貿易の拠点だったことからアフリカの文化が持ち込まれ、ヨーロッパや土着の文化などと融合して独自の文化が築かれました。そんな歴史から、今ではブラジルの「文化の首都」とも呼ばれています。

サルヴァドールには、そういった文化や歴史に触れられる観光地のほか、港町ならではの絶景スポットが満載。多くの観光客を魅了しています。おすすめの観光スポットをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1.サン・フランシスコ教会

350以上もの教会建築を有するというサルヴァドール。なかでも観光客にダントツの人気を誇るのがここ、サン・フランシスコ教会です。ブラジルのバロック建築の最高峰ともいわれているんですよ。

通称「黄金の教会」と呼ばれるこの教会は、ふんだんに金箔が使用された内装や正面の彫刻で知られています。一歩中に入れば、そのきらびやかな装飾に目が眩むほど！また、ブルーのタイル画が並ぶ回廊に囲まれた中庭も必見。静謐な雰囲気に心が洗われます。さすがは「ブラジルのバロック建築の最高峰」ともいわれているだけある教会です。

帰りにはすぐ隣にある「オルデン・テルセイラ・デ・サン・フランシスコ教会」にも立ち寄りましょう。こちらもサルヴァドールで一押しの観光スポットですので、お見逃しなく。

2.サルヴァドール大聖堂

サルヴァドール大聖堂（バジリカ大聖堂）は、サルヴァドールの数ある教会建築の中でも人気の観光スポットのひとつ。ポルトガル領ブラジル初の大聖堂として造られ、現在までその歴史を語り継いでいます。

バロック様式の外観が美しいサルヴァドール大聖堂。現存する建物は17世紀前半に建造されたもので、建築に15年、内装にはなんと95年もの歳月が費やされたそうです。

観光の見どころは、その内部の装飾。天井のレリーフや礼拝堂の黄金の椅子など、外観からは想像がつかないほどの豪華さで、サルヴァドールを訪れた観光客を魅了しています。

イエズス会の聖人たちの像が並ぶ正門も見どころのひとつ。ブラジルでも有数のルネサンス期の建造物、ぜひ堪能してください。

3.ペロウリーニョ広場

サルヴァドール観光のハイライトのひとつといえるペロウリーニョ広場。あのマイケル・ジャクソンが撮影で使用したことでも有名です。

石畳の道とカラフルな建物が並ぶ美しい街並みは、異国情緒たっぷりでフォトジェニック！レストランやショップのほか、教会などの観光名所も多く、見どころ満載です。

実は、ここはかつてアフリカから連行された奴隷の売買や拷問が行われた場所。植民地時代の悲しい歴史を背負っているんです。ペロウリーニョ広場を含むサルヴァドール首都時代の旧市街地は、そういった歴史的・文化的価値が評価され、1985年にはユネスコの世界文化遺産にも登録されています。サルヴァドールを語る上では欠かせない観光地ですよ。

4.リオ・ブランコ宮殿

崖の上下で「上町」と「下町」に分かれていて、観光名所でもある「ラセルダ・エレベーター」で結ばれているサルヴァドール。防衛上の理由から、政治的に重要な建物や教会などは上町に建てられています。

サルヴァドールの街並みや海を一望できるエレベーターで上がってすぐの所にあるのがリオ・ブランコ宮殿。かつて旧ブラジル政府本部や軍の施設として使用されていた威厳ある建物で、サルバドール歴史地区のユネスコ世界遺産のひとつ。華やかな外観が目を引く宮殿内部は博物館になっていて、無料で観光が楽しめます。

繊細な天井画や彫刻が施された館内はため息が出るほどの美しさ。また、テラスからの眺めも必見。眼下に広がるサルヴァドールの青い海が、観光気分を一層盛り上げてくれます。

5.バーハ海岸

サルヴァドールの旧市街から南に4kmほど、バーハ海岸は地元の人や観光客で賑わうビーチリゾートです。旧市街からバスで行くことも可能でアクセスも便利な人気観光スポットになっています。

サルヴァドールの燦々と降り注ぐ太陽の下日光浴をするのも良し、のんびりと海を見ながら散策をするも良し。周辺にはレストランやバーも多く、青く輝く大西洋の景色を眺めながら食事も楽しめます。周辺にはホテルも多いので、近くに宿泊して景観を満喫するのもオススメ。

岬にあるバーハ要塞も見どころのひとつです。現在は灯台兼博物館として活用されている要塞は、サルヴァドールの夕日が美しい観光スポットとしても知られています。ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

6.ボンフィン教会

「奇跡の教会」と呼ばれ、願いが叶うともいわれる有名なボンフィン教会。サルヴァドールの人だけでなく、多くの観光客が祈りを捧げに訪れています。教会の周囲にはためく無数のリボンは人々が願をかけて結んだもの。このリボンはミサンガの起源とも言われ、手首に結び3つ願い事をすると切れる時に願いが叶うと信じられています。教会前の売店で購入できるので、観光の記念にぜひ試してくださいね。

内部にはマネキンの腕や足でいっぱいの部屋もあってちょっとビックリしますが、ケガや病気のある体のパーツを願掛けに奉納する風習があるためなんですよ。興味深いですね。

教会の建つ丘から一望できるサルヴァドールの街並みも素敵。サルヴァドールを訪れたら見逃せない観光スポットです！

7.ロダン・バイーア美術館

サルヴァドールの密かな人気観光スポットがここ、ロダン・バイーア美術館。ロダンの彫刻があることで有名です。

バーハ海岸などサルヴァドールの他の観光名所にも近く、アクセスも便利なこの美術館。美しい建物と庭は散策するだけでも気持ちの良い空間になっています。館内だけでなく屋外にも彫刻の展示があるので、のんびりとアートを満喫できますよ！

現代アートの展示やイベント会場もあり、小ぶりながらも見ごたえは十分。併設されているカフェも居心地が良くおススメです！サルヴァドール観光の合間の息抜きにピッタリのスポット。ぜひ訪ねてみてくださいね。

◎サルバドールおすすめ観光スポットまとめ

見どころいっぱいのサルヴァドールは首都サンパウロからは飛行機で2時間半ほど。サルヴァドールを訪れるなら、現地では夏にあたる10月から3月あたりがオススメです。2月から3月にかけてはカーニバルも開催されるのでスケジュールをチェックしてみてくださいね。

ブラジル文化の原点に触れられる街サルヴァドール、きっと素晴らしい体験ができるはずです。ぜひ観光に訪れてみてください。

サルヴァドールおすすめ観光スポット7選！ブラジル文化の原点に触れる旅