愛知のロマンあふれる歴史スポット7選、由緒ある歴史の舞台

愛知のロマンあふれる歴史スポット7選、由緒ある歴史の舞台

愛知県といえば日本史上でも重要な歴史スポットをイメージする場所。尾張国、三河国という、戦国時代からの近世において、愛知は何度も重要な舞台となってきました。犬山城や名古屋城、草薙の剣をまつる熱田神宮、大須観音など由緒ある場所が多い愛知。歴史の教科書や大河ドラマなどでも多く取り上げられてきた愛知県の歴史スポットをご紹介します。

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愛知のロマンあふれる歴史スポット7選、由緒ある歴史の舞台

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1.信長亡き後の織田家後継者争いの末、秀吉の運命を決めた地「清州城」

出典: ja.wikipedia.org

愛知が生んだ、天下布武の武将 「織田信長」。織田信長の居城であり、本能寺の変のあと織田家の運命を決める「清州会議」が行われたのも、この「清州城」です。2013年に三谷幸喜監督が映画化し、観光地としても注目度が高まりました。

五条川に架かる「大手橋」を渡ると、まず立派なお城がお出迎え。城内の常設展示ゾーンは、古代・中世、尾張国の中心であった時代からの清須市がわかる「プロローグゾーン」、戦国時代の武将たちの暮らしが再現された「戦国の都・清須ゾーン」、信長・秀吉・家康など武将たちと清州城について紹介した「覇者たちのルーツ・清須ゾーン」、天主に立って城下が見下ろせる「天下一吉例ゾーン」の4つのゾーンで構成。「清州城」は、愛知と日本史との密接な関わりを学べるしっかりとした歴史スポットです。

2.日本書紀が伝える伝説、草薙の剣を祀る「熱田神宮」

「熱田神宮」はいわゆる「三種の神器」の一つ、草薙の剣(くさなぎのつるぎ)を祀る神社として有名な愛知の名所。都市の中心部にありながら、歴史的情緒を感じさせる自然あふれる観光スポットです。約20万平方メートルの境内には樹齢千年を超える楠の木が鎮座。境内の文化殿にある宝物庫には6000点以上もの奉納品が収蔵展示されており、そのうち170点以上が国及び愛知県の指定文化財。常設展に加え企画展も随時開催されており、多くの観光客を魅了しています。

その他にも、明治天皇が愛知県に行幸されたときに造られた「龍影閣」という建物も、その風流な佇まいから非常に人気のある観光スポット。平成13年に、国の指定文化財建造物に登録されました。また、「熱田神宮」といえば、毎年6月5日に行われる「熱田まつり」が有名で、観光客だけでなく愛知県内からも多くの人出でにぎわいます。

3.長きに渡る徳川政権の始まり、家康が天下統一の布石となった名城「名古屋城」

出典: ja.wikipedia.org

「名古屋城」は日本100名城、国の特別史跡にも指定された誰もが知る、または聞いたことはあるであろう愛知を代表する歴史観光地。関ヶ原の戦いに勝利した家康が清州城から拠点を移す計画のなかで、加藤清正ら西国大名20家に築かせたお城です。

目を引くのはやはり、大天守閣の両端を飾る「金のしゃちほこ」。徳川家の権力、そして財力を誇る、慶長大判にして実に1940枚分の金を貼った贅の限りを尽くした装飾です。城内にも歴史スポットとして魅力的な展示が豊富。5階にある実物大の金鯱の模型にまたがって記念撮影したり、当時築かれた石垣の石を運ぶ体験もできます。

7階の天守最上階にある展望室は城下の景色を眺められるスポット。ほかにも、名古屋城内には重要文化財が至る所に点在し、3つの櫓(やぐら)、2つの門、さらに二之丸庭園や、樹齢600年以上のカヤというラインナップ。さらに、国宝にも指定されている本丸御殿も、愛知で訪れるべき歴史スポットのひとつです。この辺りの史実を紐解くと、愛知に歴史スポットが集中していることを改めて感じさせますね。ぜひ名古屋城で、400年前の歴史の息吹にふれてみてください。

4.かつては清州城へつづく橋、移築してなお当時の面影を残す「五条橋」

愛知には時と場所を超えて歴史を伝える橋があります。それがこの「五条橋」。かつて、清州城下の五条川に架かっていた五条橋は、家康による名古屋城築城とそれに伴う那古野(なごや)への引っ越し作業、通称「清洲越し」の際に、清州城より6kmほど離れた現在の名古屋市西区の堀川に移築されました。現在は丸の内と那古野を結んでいます。

橋の高欄(こうらん)に付けられた擬宝珠には、「慶長七年」という銘が刻まれており、堀川が開削された慶長15年以前に造られた橋であることを証明しています。当時は木橋でしたが、昭和13年に元々の意匠を残しつつコンクリート製に架け替えられ、さらに昭和60年に改修されました。また、橋の袂(ほこら)には屋根神様という社が祀られています。愛知県や岐阜県では、随所に見られる小さな祠です。

近現代では祀られることの少なくなった屋根神様を残していることも歴史スポットとしての趣、そしていかに重要なものなのかを感じさせます。石張りの落ち着いた五条橋をしみじみと渡るという、愛知観光のなかの落ち着いた一コマ。これも非常に立派な歴史スポットです。

5.当時からの現存天守を誇る、国宝「犬山城」

豊臣秀吉が生誕した1537年に織田信長の叔父・信康が砦を改築した城。その後、石川貞清が改修した「犬山城」も、国宝に指定された愛知が誇る歴史スポットです。北に木曽川が流れている、小高い山の上にある犬山城。城門をくぐると国宝指定の評価に違わぬ、高く雅な天守が眼前に現れ、多くの観光客がその存在感にただただ圧倒されます。現存天守12選は伊達ではなく、愛知でお城めぐりといえば間違いなく訪れておくべき歴史スポットです。

築城時からの木材は、歩くとミシミシと木のきしむ音が何とも言えず、床の木材の隙間にも歴史の重みを感じさせてくれます。そして、最上階に登ると、望楼型の天守から愛知の風景を一望。様々な方向から城下の様子を見るために天守最上階にはぐるっと回廊が残されており、城下を流れる木曽川、御嶽山や岐阜城などの愛知の自然と歴史が調和した絶景を見ることができますよ。

6.後醍醐天皇が帰依した上人の歴史と七福神 布袋を守る「大須観音」

最後にご紹介する愛知の歴史スポットは、「大須観音」です。日本三大観音の1つと言われる観音霊場で、なごや七福神の1つでもある、「布袋像」が安置されています。北野天満宮を造営した後醍醐天皇が強く帰依した開山能信上人が、北野天満宮の別当寺として開創。徳川家康の命令で成瀬正成によって移転されたものが、「大須観音」です。本堂の大悲殿は、明治時代の大火と戦災で二度も焼失してしまいましたが、昭和45年に修復された歴史があります。

階段を登ると、目の前にとても大きな提灯(ちょうちん)が現れ、この大迫力の提灯は一見の価値があります。また、路上ライブやコスプレイベントなどの会場にも使われているという、愛知を代表する歴史スポットでありながら現代の風も許容する懐の深い一面も。愛知を訪れるたくさんの観光客でにぎわっていますが、人出の中でも行く価値は十分にある歴史スポットです。

◎まとめ

戦国、安土桃山、江戸というこれまでの歴史の要所には、まさに「愛知」が舞台となっていましたね。愛知を訪れた際にはこういった有名な歴史スポットをめぐり、現代の愛知からかつての歴史の流れに思いを馳せるという貴重な体験を味わってみませんか。また、これを機に歴史に興味を持って、なぜこれほどまでに愛知が歴史の舞台に選ばれてきたのかを調べてみましょう。あなたももう立派な歴史マニアですよ。

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