桜から紅葉、さらにはロケットまで!宮城の絶景スポット7選

画像出典:内蔵助 / PIXTA(ピクスタ)

桜から紅葉、さらにはロケットまで!宮城の絶景スポット7選

伊達政宗公のお膝元、宮城は歴史スオポットだけではなく絶景スポットも目白押しです。海の山も、四季を通して見どころ満載の宮城の絶景スポットもを紹介します。

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桜から紅葉、さらにはロケットまで!宮城の絶景スポット7選

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1.絶景スポット!日本三景「松島」

「いづる間も ながめこそやれ 陸奥の 月まつ島の 秋のゆふべは」これは伊達政宗公の松島の月を詠んだ歌です。「陸奥」は宮城の旧国名です。芭蕉の「松島や?」の句は有名ですが、実は芭蕉の作品ではないという説も。いずれにしても宮城の絶景スポットとして松島を外すことはできません。

「松島」は260にも及ぶ島々からなる景色の総称で、言わずと知れた日本三景のひとつです。松島を見るとき「松島四大観」というものがあります。宮古島(宮城県)の大高森から見る「壮観」、大仰寺から見る「麗観」、扇屋から見る「幽観」、七ヶ浜の多聞山から見る「偉観」と、小高いところから見渡せる絶景スポット4つのことです。

島々をめぐる遊覧船からは島々に生えている松もつぶさに見ることができます。冒頭の政宗公の短歌にもありますが、松島と言えば月。瑞巌寺をはじめとして松島には宮城屈指の名刹も多く、釣りができたり楽しみも多いので海の見える宿に腰を落ち着けて、夜は月見と洒落込みましょう。仙台銘菓「萩の月」のパッケージにも月が描かれますが、あちらは仙台市宮城野の月です。

2.初夏には新緑、晩秋は紅葉「鳴子峡」

宮城、山形、秋田、岩手の四県にまたがる栗駒国定公園。その中心、秀峰・栗駒山から南東の宮城県側に鳴子峡はあります。宮城に限らず栗駒山系なら新緑と紅葉にハズレはありませんが、ここでは鳴子峡をピックアップ。鳴子峡はその名が示すとおり峡谷です。

北上川水系の大谷川の浸食と地盤の隆起によりできた100メートルにも及ぶ断崖絶壁、そのすべてを初夏には新緑が、晩秋には紅葉が埋め尽くします。鳴子峡中山平入口にあるレストハウスの見晴らし台が絶好の「絶景スポット」になっており、特に鳴子峡に架かるアーチ橋の大深沢橋を望むアングルは鳴子峡のアイコンになっています。

2016年11月現在、レストハウスから回顧橋以外の区間は法面対策工事中のため通行止めですが、峡谷に降り立ち、大谷川の清々とした渓流沿いの遊歩道を歩くのも楽しいものです。なお、11月から4月の冬季期間は遊歩道は閉鎖になっています。

3.エメラルドグリーンの「蔵王のお釜」

宮城県には活火山が3つあります。宮城、秋田、山形にまたがる栗駒山、栗駒山のちょっと南東の鳴子、そして宮城と山形の県境にある蔵王です。3つとも宮城屈指の観光地ですが、温泉以外に「火山」であることを感じられるのは蔵王の「お釜」くらいです。お釜の水は強い酸性で生物は生息できませんので、お釜のエメラルドグリーンは火山由来、すなわち温泉成分で作られています。このお釜の水も蔵王の噴火活動によって何度も沸騰しているので言ってみれば入浴剤を溶かしたようなものでしょうか。

お釜の絶景スポットはもちろん刈田岳を登り近くまで行くことですが、刈田岳山頂の刈田嶺神社から見下ろすお釜もなかなか綺麗です。蔵王のお釜は霧がかかることが多く、お釜の全体を完全に見渡せることのほうがめずらしいですが宮城に行くなら宮城県の「へそ」、蔵王のお釜はぜひ行ってみるべき宮城県民おすすめの絶景スポットです。

4.桜の街道まさに花道「一目千本桜」

遠く蔵王連峰から宮城南部を東西に横切り、やがて阿武隈川に合流する白石川。その堤の約8キロに渡って植えられた1,200本あまりの桜、それが宮城で最も有名な桜並木「一目千本桜」です。白石川と一部並行して走るJR東北本線の大河原駅付近では車窓からもこの絶景スポットを目にすることができますが、やはり間近に見たいものです。

密集して千本以上が植えられているわけではなく、適度に感覚が空いているためトンネルという感じは薄いですが、堤の下生えの緑に日が当たり川面も含めて全体を見回すとため息が出るほどです。散策するというより立ち止まりつつ遠くまで見渡すというスタンスで歩くといいでしょう。

夜にはライトアップされた夜桜がまた違った幻想的な絶景スポットの景色を見せてくれます。しかし、一番のおすすめは屋形船! 桜並木を背景に遠くに見える宮城蔵王と川面に映る逆さの宮城蔵王。まさに圧巻です。

5.紅葉狩りの終着点「秋保大滝」

宮城県のほぼ中央、仙台市南部を流れる名取川は中世から続く宮城県屈指の漁港・閖上(ゆりあげ)で太平洋に流れ込みます。東へ遡っていくと住宅地を経て秋保温泉街と磊々峡(らいらいきょう)を通過し二口峡谷に至ります。そこに日本の「三大瀑布」にも数えられる秋保大滝があります。

しかし、宮城で最高落差の滝は蔵王にある「三階の滝」だったりもします。秋保温泉が近場にあり、遊歩道も整備されているため、落ち葉狩りの目的地には最適ではないでしょうか。

雪解け水で水量が増しさらに大迫力の春、ひんやり涼しい夏。滝見台から見下ろすもよし、滝壺に近づいて大スペクタクルを体感するもよし、いつ行っても正解、宮城のピカイチ絶景スポットです。それでも2月の厳冬期にはこの秋保大滝も凍ってしまうことがあります。宮城の冬は東北地方では比較的穏やかなはずですが、いやいや、侮れません。

6.そびえ立つ大パノラマ「磐司岩」

宮城を南北に両断するかのように流れる名取川を東に東に遡って、秋保大滝をさらに遡ると、二口温泉を過ぎたあたりで大行沢と本流に分かれます。本流側に遡ると天然記念物・姉滝と、すぐそばに妹滝があり、さらに遡ると、その両岸近くには高さ150メートル、長さ3キロに及ぶ白い壁がそそり立っています。まさに絶景、絶景スポット。これが磐司岩、国の名勝にも指定されています。

ちなみに名取川の西岸を「表磐司」東岸を「日蔭磐司」と呼びます。大行沢側にも磐司岩がありこちらは「裏磐司」と呼びます。磐司岩は凝灰岩でできており、真っ白です。

秋には紅葉の赤、夏にはみずみずしい二口峡谷の緑との対比が目を楽しませてくれます。磐司岩の写真をはじめてみるとオーストラリアかアメリカだと思いそうですが、紅葉や緑の木々が背景にあると「ああ、日本なんだな」と首肯してしまいます。宮城の海の絶景の王者が松島なら、宮城の山の絶景の王者はこの磐司岩でしょう。

7.H-IIロケットの実物大模型に圧倒される「角田市スペースタワー・コスモハウス」

「絶景スポット」というと人間の手が加わっていない「自然の風景」といった感じがしますが、人間の造った巨大なものに圧倒される「絶景スポット」をご紹介。

宮城県南部の角田市には宇宙航空研究開発機構(JAXA)の角田宇宙センターがあります。それにちなんで角田市の台山公園には「角田市スペースタワー・コスモハウス」が作られ、H-IIロケットの実物大模型が設置されています。筑波宇宙センターに展示されている実機は横に「寝て」いるのですが、こちらの実物大模型は「立って」います。

高さは全長49メートル、15階建てのビルくらいです。隣には発射台を模した「スペースタワー」がありこれが44メートル。スペースタワーにはロケットを間近に見ながら登っていくエレベーターがあり、これは今からロケットに搭乗するような演出なのだそうです。特撮のBGMでも聞きながら乗ると気分が出そうです。

◎まとめ

いかがでしたか?宮城には海にも山にも、そして街にも四季を通じて絶景スポットがあります。宮城を含む東北地方の山間部の絶景スポットには冬場は入れないことがあります。お出かけの際にはよく確認されることと、寒さ対策を忘れないでください。ぜひあなたのお気に入りの宮城絶景スポットを見つけて下さいね。

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