立山黒部の観光スポット10選!壮麗な山岳と歴史に触れる旅

立山黒部の観光スポット10選!壮麗な山岳と歴史に触れる旅

立山黒部観光に欠かせないもの、それは高原・山岳散策とそれに伴う素晴らしい大自然の絶景。標高の高い地域における壮麗な世界は、観光客を惹きつけて止みません。

そのような立山黒部観光の醍醐味を思う存分味わえるのが、「立山黒部アルペンルート」。様々な交通手段を乗り継ぎながら、各観光スポットに行くことができます。立山黒部の雄大な自然に触れることで、心洗われる気持ちになりますよ。また、山麓にも立山黒部の自然と歴史を学べる観光スポットがあります。

ここでは、立山黒部アルペンルート、並びに立山町の観光スポットを厳選して紹介していきます。

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立山黒部の観光スポット10選!壮麗な山岳と歴史に触れる旅

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1.立山山頂 雄山神社 峰本社

出典: 極地狐

立山黒部で登山観光であれば、やはり頂上を目指したくなりますよね。「立山」とは、「雄山(おやま)」、「大汝山(おおなんじやま)」そして「富士の折立(ふじのおりたて)」をまとめた総称です。最高峰は大汝山で3,015メートル。主峰は雄山となります。その雄山の頂上、3,003メートルに建立されているのが、雄山神社の本社なのです。

頂上は雲の上に突き出ており、そこに聳え立つ峰本社。移ろいやすい山の天気とも相まって、まさに立山山岳信仰の頂点といった風情。雲間から朝日が昇る御来光を望め、天気の良い日には立山黒部の景色はもちろん、遠く富士山まで見えることもありますよ。

登頂を成し遂げたら、ここ雄山神社でお参りを。そして、達成感と共にすがすがしい空気を味わいながら、立山黒部の絶景を堪能してみてください。

因みに、山頂は天気が変わりやすいですので、夏でも防寒対策はお忘れなく!

2.岩峅雄山神社(いわくらおやまじんじゃ)前立社壇

三社で構成される雄山神社の中で、最も平野側に位置するため、「前立社壇」と呼ばれる岩峅雄山神社。延喜式にも記されているように皇室はもちろん、戦国武将などとも縁のある神社です。冬場は雪深く、立山登頂が困難なため、一年を通して参拝や行事を行えるようにと山麓に建立されたといいます。

立山黒部住民はもとより、観光客も多く参拝に訪れ、また御祭神の一つ「伊邪那岐神(いざなぎのかみ)」が縁結びを司ることから、婚礼の場としても大いに利用されているのですよ。

境内には、かつての参拝者が罪のないことを誓って振りかけたとされるお湯を沸かしていた「湯立の釜」が県指定文化財として展示されています。また、拝殿では、こちらも県指定文化財である「石の狛犬」が観光・参拝客をお出迎え。

そして見どころはやはり、701年建立の本殿でしょう。源頼朝の時代から回収が重ねられ、今に至る本殿は、1903年に国指定重要文化財となっています。周囲の林に囲まれた静謐な空間へ、立山黒部観光の際にはチェックしたいスポットです。

3.芦峅雄山神社(あしくらおやまじんじゃ)中宮 祈願殿

立山博物館に隣接した立地で、古くからの立山信仰を知るためには博物館と併せて訪れたい観光スポットが、ここ「芦峅雄山神社」。かつて中宮寺と呼ばれていた芦峅寺の中で、神仏習合の拠点として立山黒部の人々や観光客に親しまれてきました。そのような芦峅雄山神社には、本殿から末社まで、さらには御廟を含めると、なんと10以上のお社があるのです!

何といっても注目したいのは、樹齢約500年の立山杉が立ち並ぶ参道。最奥の本殿に向かって進みながらの散策は、すがすがしいと同時に厳かな気持ちにさせてくれますよ。映画「剱岳」の撮影にも使用された場所でもあり、立山黒部観光客に注目されています。

昔々、立山登山に向かう際の最後の宿坊として立山信仰の信者を迎え入れていた、芦峅寺にある雄山神社。立山登山観光へ出かける前の準備の一つとして、かつてを偲びながら訪れてみましょう。

4.立山博物館

立山黒部山麓に位置する「芦峅寺(あしくらじ)」周辺の13ヘクタールもの敷地一帯で、「立山博物館」は構成されています。立山山頂の雄山(おやま)神社を頂点とした立山信仰の拠点として、様々な史跡が残っている観光エリアです。広大な敷地は3つの区画に区切られています。

まずは「教界」から。こちらにある展示室では、立山の自然信仰の成り立ちやその内容を詳しく学ぶことが出来ます。1階にはビデオで立山の歴史や自然を知ることができ、お子さんたちにも楽しんでいただけますよ。他には、芦峅寺の宿坊であった教算坊。ここの素晴らしい庭園は見逃せません。

次の「聖界」では、大型3面スクリーンと迫力満点の音響装置で、立山黒部の自然と山岳信仰を臨場感たっぷりに感じて学べる、「遙望館(ようぼうかん)」に注目。館内の窓から見える景色も素晴らしいものです。

最後は「遊界」。こちらだけで4ヘクタールもの規模があるのです!その中でも押さえたい観光スポットは、「まんだら遊園」。雄大な立山に見守られた立山黒部の自然そのものが展示室となって、観光客にその地の歴史や信仰を教えてくれる、体験型観光地なのです。

3区画を巡れば、立山黒部の自然と歴史の奥深さに魅了されること、間違いなし!

5.立山自然ふれあい館

四季折々の立山黒部の自然に「触れ合える」観光スポットとして注目されているのが、立山自然ふれあい館です。自然を生かして整備された敷地内では、様々なアクティビティが行われており、お子さんからご年配の立山黒部観光客まで幅広く楽しんでいただけます。

立山は、「昆虫王国」と言われていて「立山自然ふれあい館」の展示室や夏季限定の昆虫ドームでは実際にカブトムシやクワガタに触れ、購入までできてしまいます。売店では地元で栽培された農産物や山菜などをお買い物。館内バリアフリーですので、安心して見て回れますよ。

さらに、季節ごとに様々な体験ができる点も魅力的。そば打ち体験やサツマイモ掘りなど、一年を通じてイベント盛りだくさんです。複数のバーベキュースポットも設けられており、近くにホタルやトンボの産卵地もあります。バーベキューの際には、立山の湧水「福若の水」を味わってみましょう。

立山黒部の自然を直接肌で感じることが出来る体験型観光スポットで、四季折々の立山黒部観光の思い出を作ってみてください。

6.立山カルデラ砂防博物館

富山地方鉄道立山線の立山駅からほど近くに、「立山カルデラ」と「立山の砂防事業」を、立山黒部の自然と歴史から知ることができる博物館「立山カルデラ砂防博物館」があります。

「立山カルデラ」とは、立山黒部アルペンルート南側にある、立山火山に食い込んだ険しい谷が火山活動により広がってできた大きなくぼ地。これまで幾度も崩れては、土砂が雨によって流され、常願寺川の災害をもたらしてきました。この土砂災害を食い止めるために、行われたのがダム建設などの「立山の砂防事業」なのです。

立山カルデラ砂防博物館では、常設展示において、立山カルデラや立山黒部の自然を、地形のジオラマや映像を駆使して紹介しています。年間を通じて様々なイベントや企画展も行っていますので、立山黒部観光の際はこちらもチェックしてみましょう!

また、案内員の方と立山カルデラを実際に訪れることができる立山カルデラ砂防体験学習会に参加するのもおすすめ。様々コースで立山黒部の自然と雄大な立山カルデラを満喫できますよ。なお、立山カルデラ砂防体験学習会では、事前の応募が必要です。気になる方は、事前の応募を忘れないようにしましょう。

7.室堂平・雪の大谷

立山黒部アルペンルート観光の拠点となるのが、室堂平。標高2,450メートルにある駅は日本で一番高地にあることで有名です。構内には、レストランや売店が充実。立山黒部観光のお土産選びにぴったりですよ。

屋上にある展望台からは、立山黒部の大自然が眼前に!夜間には満天の星が煌めきます。また、徒歩圏内に立山を映す美しい火山湖「ミクリガ池」もあり、室堂平から様々な観光プランを立てて、立山黒部アルペンルートを味わい尽くしましょう。

そしてもう一つ。春先4月から6月頃の季節限定ですが、室堂バスターミナルから5分ほどのところから美女平方面に向けて「雪の大谷」が出現します。吹き溜まりに深く積もった雪の除雪後にできる雪の大壁は大迫力!

雪壁にメッセージを刻んで、記念写真をパチリ。さらに、壁の上を歩けるパノラマロードからは、雄大な大雪原と立山連峰を一望できます。春先の立山黒部観光の際に、チェックしたい観光スポットですね。

8.弥陀ヶ原(みだがはら)高原

2012年にラムサール条約に登録された湿地を持つ、標高約1,600メートルから2,000メートルの弥陀ヶ原高原は、高山に生息する動植物の宝庫。立山黒部観光に訪れた際に、一度は散策したい観光スポットです。

雪が解ける春から初夏には新緑が芽吹き、夏に向けて色とりどりの高山植物が観光客をお出迎え。湿原を保護するために設けられた木道を渡りながらの散策は、気分爽快です。また、山腹にも緑鮮やかな木々が立ち並び、小鳥のさえずりも聞こえます。そして何といっても、秋になると紅葉が見事!澄んだ空気の中で輝く自然の絨毯は、ため息が出るほどの美しさです。

そして、もう一つ紹介したい観光スポットは、「立山カルデラ」を一望できる展望台。立山火山の噴火口跡が崩れてできたのが「立山カルデラ」です。展望台から眺めると、天然記念物の新湯(しんゆ)の湯煙が上がり、かつての立山温泉跡や立山黒部の砂防ダムが見えます。壮大なカルデラは、立山黒部の自然史を現代に伝える、まさに自然の教科書。立山黒部観光の計画に盛り込んでみましょう。

9.黒部ダム

日本一の高さ183メートルを誇る、迫力満点の黒部ダム。かつて、映画の舞台にもなった立山黒部の有名な観光地です。室堂からはトロリーバス、立山ロープウェイ、そして黒部ケーブルカーを乗り継いで向かいます。また、長野側の立山黒部アルペンルート観光の起点としての役割も果たします。

見どころはたくさんありますが、中でもダム湖・黒部湖からの放水は特に注目してください!圧倒的な水量の人口大瀑布は、観光客を惹きつけて止みません。記念写真の撮影にもピッタリですよ!

「放水観覧ステージ」と「新展望広場」からは、立山の大自然と共に放水を正面から眺めることができる絶好のスポット。立山黒部の湧水を味わえるもう一つの展望台や、またはダム上を渡りながらの眺めも楽しめます。お気に入りの景色を探してみてくださいね。

放水を心ゆくまで堪能した後は、黒部湖畔の遊歩道をのんびりと散策。黒部湖には遊覧船も出ており、水上から立山黒部のパノラマを楽しむのもアリです!観光の合間に、ゆったりとしたひと時を過ごせますよ。

10.グリーンパーク吉峰

立山黒部の複合型レジャー観光施設と言えば「グリーンパーク吉峰」。90ヘクタールもある広い森林公園には、キャンプ場やバーベキュー場を始めゴルフ場にハーブ園など、自然の中で楽しめるスポットが盛りだくさん。多目的広場では、様々なイベントが行われ、隣接している「ゆーらんど」では、立山黒部の天然温泉を堪能できますよ。露天風呂からの眺めも美しく、開放的な気分が味わえます。

また、のんびり過ごすには、温泉もいいですが、遊歩道での散策もおすすめ。立山黒部の澄んだ空気を味わいながら、木立の間を探検してみましょう。春には桜が咲き誇り、秋には紅葉が立山黒部観光客を迎えます。四季折々のきれいな花々も皆さんに微笑みかけてきますよ。展望台からの景色も見どころです。

お子さんたちには、屋外の広場にあるアスレチックが魅力的。広場を走るトロッコ起動車には、親子でどうぞ!またインドアで遊べるキッズスペースもあり、一日中楽しめます。

そして最後は、「交流館」でお土産探し。地元のアンテナショップとして、立山黒部の民芸品や特産品が並んでおり、お気に入りの物がきっと見つかりますよ。

◎まとめ

平野から山岳部にかけて広がる「立山黒部」の地。壮麗な自然と、それにより育まれた歴史は、とても奥深いものです。こうした昔から受け継がれてきた恵みを生かしたバリエーション豊かな観光スポットの数々は魅力的ですよね。

「立山黒部アルペンルート」では、雄大な高原や山岳の景色を。山麓では、立山黒部にまつわる自然史や文化を。立山黒部を観光に訪れる旅行仲間同士で、様々な観光プランを組み立て、壮麗な北アルプスの自然と歴史を堪能しつくしてみましょう。立山黒部は季節ごとや目的によって楽しみ方は無限大です!ぜひ、観光で訪れてみましょう。

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