飯山市の観光スポット!日本の原風景の魅力を伝える10選

飯山市の観光スポット!日本の原風景の魅力を伝える10選

飯山市は長野県の一番北に位置する、人口約2万人の街。長野県の中で最も人口の少ない市である飯山市は日本を代表する豪雪地帯に位置し、ウィンタースポーツが盛んな土地柄として知られています。また飯山は、日本の原風景を象徴する街のひとつ。美しい草花や田畑、川など、街の景観すべてにおいて、飯山を訪れた観光客を魅了するスポットがいっぱいあります。

北陸新幹線開通により、首都圏から飯山のアクセスが格段に良くなりました。近くなった飯山市にある日本の原風景を見るときっと、心が洗われるような景色と体験があなたを待っていることでしょう。そこで今回は、長野県飯山市の観光スポットについて紹介していきたいと思います。

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飯山市の観光スポット!日本の原風景の魅力を伝える10選

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1.飯山駅観光交流センター

JR飯山駅

北陸新幹線とJR飯山線の駅である飯山駅には、飯山駅観光交流センターが併設されています。飯山観光に来たら、まずは「飯山駅観光交流センター」に訪れてみましょう。

「信越自然郷 飯山駅観光案内所」では、飯山市やその周辺9市町村におけるホテルや温泉などの宿泊施設、お祭りなどのイベント、主な観光スポット、そしておすすめの観光ルートなどを紹介してくれます。美しい自然に囲まれたこの地域だからこそ、天候の移り変わりや季節など、その時その時の気象状況に応じておすすめの観光スポットの状況が変わってきます。こちらの飯山駅観光案内所で飯山の情報を教えてもらうと、飯山観光もスムーズに楽しめますね。

カフェや地ビールを味わえる「パノラマテラス」もおすすめ。アクティビティやアウトドア関連のインフォメーションセンター「信越自然郷 アクティビティセンター」では、レンタサイクル(E-BIKE、マウンテンバイクなど)を利用できます。

2.道の駅「花の駅・千曲川」

道の駅 花の駅千曲川

飯山観光の際にぜひ立ち寄りたい観光スポットが道の駅「花の駅・千曲川」。ここでは、飯山とその周辺に関する観光情報やみどころなどの情報を教えてもらうことができます。地域の情報は、その地域で確認するのが一番確実。各種のイベントなど最新情報を確認できる場所として、この道の駅花の駅・千曲川は、飯山に訪れた観光客の強い味方です。

飯山の名産品や農作物がとてもお得な値段で購入できることも、この道の駅の魅力のひとつです。朝採れたばかりの野菜や果物をそのままこちらに持ち込んで販売している直売所では、自然の営みと栄養のつまった飯山の鮮度抜群の美味しいものを販売。飯山の地元の人や飯山に訪れた観光客の方に人気の観光スポットですので、購入を希望する方は早めに来館することをおすすめします。

そのほか、飯山ならではのお土産を扱ったお土産コーナーも充実。美しい草花の眺めでも有名な飯山の草花を用いた、特製の香水やドライフラワーは、飯山観光のお土産にぴったりです。小腹が空いたら、レストランでの食事はいかがですか。こちらのレストランでは、飯山産の素材と新鮮さにこだわり、その味わいを最大限に生かした料理を堪能することがきます。

いろいろな楽しみが満載の道の駅。行くと必ずなにか発見がある、ワクワクしてしまう飯山の観光スポットです。

3.飯山城址公園

飯山城址公園の桜

「飯山城址公園」は、飯山市中心部に位置し、桜の名所としても知られている飯山の観光スポットです。春になると美しい桜の花でおおわれ、「飯山城址さくらまつり」が開催されますよ。

ここ飯山の地は、川中島の戦いで有名な、武田信玄と上杉謙信が激しく争った地域でした。越後を領土とする上杉謙信は、甲斐から勢力を伸ばしつつあった武田信玄を警戒し、ここ北信濃の飯山の地に、信濃攻略の足掛かりとして建築したのが飯山城です。この城をめぐって武田と上杉は激しく戦いましたが、堀と石垣で堅固に守られたこの飯山城は、10年以上もの間、武田の猛攻をしのぐほどの堅城ぶりを発揮しました。

飯山城址公園

その後、戦国時代の目まぐるしい戦況の動きの中で主が変わっていきますが、時代は流れ、惜しくも幕末期の混乱の中で、建造物の多くは破壊されてしまいます。しかし今でも石垣や堀は残っており、戦国時代に生きた武士たちの息づかいを今に伝えています。飯山観光の際には、ぜひ立ち寄ってほしい観光スポットのひとつです。

4.福島棚田の里と阿弥陀堂

棚田百選「福島棚田の里」

飯山市中心部から北東に6kmほどいった福島地区には、「福島棚田の里」と名付けられた広大な棚田が広がっています。稲作には、稲が育つための水が必要ですが、そのためには、きれいな水が流れていなければなりません。ここでは、長野の澄んだ綺麗な水が美味しいお米を作っています。

福島地区の棚田は適度な傾斜があり、一枚一枚、石垣でしっかりと整備されているので、今でも日本の原風景を象徴する農村風景を見ることができます。

福島棚田 阿弥陀堂

そして、この美しい棚田を見下ろす位置に建てられた阿弥陀堂。いかにも昔から存在するように見える建物ですが、実は、この阿弥陀堂、映画の撮影用に建てられたものなのです。見事な棚田を前に、ポツンをたたずむ阿弥陀堂は、控えめな印象があります。

四季折々に趣のある美しい姿を見せてくれる「阿弥陀堂」ですが、一番のおすすめは、菜の花が咲き乱れる春でしょう。残雪を被った妙高の山々を背景に、鮮やかな菜の花がその生命の力を放つ春は、生きていることの喜びすらも見る者に感じさせてくれるほどの感動的な光景を見せてくれます。隠れ家的な観光地ですが、飯山観光の際にはぜひ立ち寄っていただきたい観光スポットです。

5.いいやま菜の花まつり

いいやま菜の花まつり

「いいやま菜の花まつり」は、飯山の美しい菜の花を堪能しながら楽しいイベントが開催される、飯山の春の観光イベント。毎年、5月のゴールデンウィークの時期に、3日間にかけて開催されるこの観光イベントでは、もちつき大会やクイズを楽しむことができるオリエンテーリング、全国の童謡とふるさと唱歌を楽しむことができる音楽祭、そして太鼓とダンスなど、たくさんのイベントが開かれる3日間です。

真っ黄色に染まった菜の花は、言葉で説明することが難しいほど。飯山に来た観光客のみなさんからため息が出るほどの美しさです。

かつての日本には、このような美しい光景をそこかしこで見ることができました。私たちの父母や祖父祖が子供のころに慣れ親しんだと思われるような風景に想いを馳せながら、菜の花畑を見てみると、また違った見方ができるかもしれません。

6.JR飯山線

.JR飯山線

JR飯山線は、長野県長野市から新潟県長岡市までをつなぐ、全長約100㎞ほどのローカル線です。区間のほとんどは山間部を通り抜け、飯山をはじめとする地元の人々の通勤や通学など、生活の足としても利用されています。

JR飯山線の魅力は、なんといってもその景色にあります。日本一の長さを誇る千曲川沿いを走る飯山線から眺める風景は、まさに日本の原風景といった美しい景色。

.JR飯山線の雪景色

なかでも冬の景色は絶景です。JR飯山線の走る北信濃及び新潟県の区間は、我が国有数の豪雪地帯。深々と降り続ける雪の中を進む電車は、日が暮れ夜になるにつれて、ノスタルジックな雰囲気に包まれていきます。そして、翌朝、晴れ上がった青空のもと、真っ白な雪野原を進む光景は、まるで別世界のような美しさです。

特に、一両編成の区間になると、前も後ろもひたすら線路が続く様子が続きます。鉄道ファンならずとも、電車を囲む美しい風景が移り行く光景に目を奪われてしまうでしょう。飯山に観光に訪れた際にぜひとも乗車体験していただきたいJR飯山線です。

7.斑尾高原スキー場

斑尾高原スキー場

斑尾高原スキー場はJR飯山駅からシャトルバスで約30分の場所に位置するスノーリゾート。長野県と新潟県にまたがるこの地域は、日本でも有数の豪雪地帯で、たっぷりの雪とパウダースノーを楽しむことができます。30以上ものコースと10基以上のリフトを持ち、幼児も滑れるファミリーコースから上級者向けの本格コースまで、幅広い年齢層が楽しめるスキー場です。

始めたばかりの不慣れなボーダーさんにはビギナーズボーダーコースがおすすめ。なんと、インストラクターから無料でボードの初心者講習を受けることができますよ。そのほか、上級者専用のコースや、家族で楽しむことができるアドベンチャーコースなど、観光にきたお客様を飽きさせない多彩なコースがあります。

専用コースは、キッズ向けのコースとして、キッズ専用のスキーとスノーボード専用コースや雪遊び広場などを用意しています。屋内プレイルームもあり、子供たちも大満足ですね!
北陸新幹線が飯山まで開通し、東京や大阪からもアクセスしやすくなりました。冬の飯山観光には絶対に外せない観光スポットです。

8.高橋まゆみ人形館

高橋まゆみ人形館

ほっこりと心温まる笑顔が見たくなったら、「高橋まゆみ人形館」はどうでしょうか。この人形館は、飯山駅から徒歩20分ほどの場所にあります。

高橋まゆみ氏は、飯山在住の創作人形作家です。高橋氏が作る人形は、なんとも言えない味わいと、見る者の心を温めてくれるような不思議な力を秘めています。「うちのあばあちゃんに似てる!」という声がどこからか聞こえてきそうですね。

2010年にオープンしたこの人形館は、多くの観光客が訪れる観光スポットとなりました。飯山の持つ、日本の原風景ともよばれる風土が、高橋先生の作る人形とピッタリと当てはまるのでしょう。現代に生きる私たちがいつのまにか忘れてしまった、素朴な人間らしさを想いださせてくれるような気がします。

人間は、強がっていても1人では生きていけません。周囲の人々がお互いを支えあいながら生きていくという、この当たり前のことを改めて教えてくれるのが高橋氏の作る人形です。お年寄りの人形を見ると、このように年を重ねていきたいなと思わずにはいられません。

館内にはいくつもの展示スペースがあり、思い思いの人形が展示されています。お酒を飲んで気持ちよくなった人形、夫婦睦まじく会話を楽しんでいる人形、通勤・通学途中と思われる人形など、それ自体がひとつの世界を構成しています。想像力を働かせながら人形を見ていると、いつのまにか、その世界に自分がひきこまれていくようですよ。

お土産コーナーもあるので、この機会にぜひ、お気に入りの人形をお土産にいかがですか。飯山観光の折には、ぜひ立ち寄りたい観光スポットです。

9.レストランかまくら村

レストランかまくら村

日本有数の豪雪地帯として知られる飯山ですが、その豪雪を生かして開かれるのが「レストランかまくら村」です。これは、かまくらの中で、鍋を堪能するという楽しくて美味しい観光イベントです。

鍋は、古くから飯山の地に伝わる「のろし鍋」です。「のろし鍋」とは、飯山産のブランド豚とエノキ、エリンギなどのきのこ類、そして白菜等の野菜をたっぷり入れて味噌味で仕込んだ鍋。「のろし鍋」という名前は、かの有名な戦国武将であった上杉謙信が、合戦の際にこの黒岩山に「のろし台」を建てたことが由来。

かまくらの中で温かい鍋を食べるなんて、なかなかできる体験ではないですよね。お鍋もおいしいし、最高の思い出ができること間違いなしです。子供たちもきっと喜ぶので、家族で参加して楽しんでくださいね。

希望の方は予約が必要ですので、早めにスケジュールを立てて予約するのがおすすめ。手軽に利用できるおやつプラン、近くの旅館とスキープランがセットになった宿泊プランもあります。

10.阿部製紙

飯山は紙漉きでも知られている土地柄です。江戸時代に、美濃国(現在の岐阜県)から和紙作りの技術を持ち帰り、ここ飯山の地で和紙作りに取り組んだのが起源とされます。以後300年以上の間、ここ飯山は和紙の産地として知られてきました。ご紹介する「阿部製紙」は、観光客でも気軽に紙漉き体験ができる観光スポットです。

こちらで行われている手すき体験教室は、和紙・はがき。初めての人は紙漉きをうまく行うことができずに、紙は不均一な厚さとなってしまいがちですが、世界で1枚だけの自分で作った和紙をお土産にすることができますよ。旅先から送るハガキにしてもいいですね。せっかくの飯山観光、様々なことにチャレンジして、楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。

◎飯山市の観光スポットまとめ

長野県飯山市のおすすめ観光スポットを紹介してきました。長野県と新潟県との県境というと、日本有数の豪雪地帯。とかく観光スポットというとスキー場ばかりを想像してしまいがち。しかし今回みてきたように、飯山の魅力はスキーだけにとどまりません。日本の原風景をもつ飯山は、訪れる観光客すべてが、どこかほっこりと心休まることのできる観光地なのです。

そんな飯山観光だからこそ、できる限りゆっくり過ごしていただきたいと思います。心温まる飯山の人々と、その美しい風景との出会いは、明日への活力の源となることでしょう。ぜひ一度、この飯山の街へ遊びや観光に訪れ、たくさんの思い出を作って帰ってくださいね。

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