別所温泉のおすすめ観光スポット21選!東京から日帰りでも行ける

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別所温泉のおすすめ観光スポット21選!東京から日帰りでも行ける

長野県上田市の「上田駅」で上田電鉄別所線に乗り換えて終点まで行くと、「別所温泉駅」に到着します。東京から新幹線と電車で2時間弱、「長野県」と聞くと遠くに感じますが、別所温泉は意外と都心から近いのです!別所温泉に行ったなら楽しみたいのが、お寺巡り。由緒ある神社仏閣が数多く点在しているので、パワースポット巡りや御朱印巡りをする観光客に人気です。国宝や重要文化財なども多く、外湯と言われる共同浴場もありますので、フラッと日帰りで行っても楽しめますよ。今回はそんな歴史情緒あふれる「別所温泉」と、その周辺の観光スポットやイベント情報をご紹介します。

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別所温泉のおすすめ観光スポット21選!東京から日帰りでも行ける

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1.別所線

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東京から電車で別所温泉まで観光に行くには、東京→上田→別所温泉(長野新幹線約75分+上田電鉄別所線約30分)というアクセス方法になります。別所温泉駅に着くまでに、ぜひ楽しんでいただきたい観光スポットの1つが、上田駅から別所温泉駅までを結ぶ「上田電鉄別所線」です。

上田電鉄別所線は、鉄道マニアの間では、日本唯一の丸窓電車「モハ5250型」がかつて走行していたことで有名な路線。そんな丸窓電車の「まるまどりーむ号」は、映画「サマーウォーズ」の作中に出てくる丸窓電車のモデルになりました。

多くのファンを惹きつけた「まるまどりーむ号」7200系は惜しまれながらも2018年5月に運転を終了しましたが、ラッピング電車や「さなだどりーむ号」、「自然と友だち2号」など、様々なデザインの電車が走っています。

鉄道好きでなくても、どの電車に乗れるのか、どの電車を見られるのかなど、別所温泉までの旅が一層楽しみになりますね。上田駅から別所温泉駅までの約30分の電車の旅を、車窓から見える田園風景を楽しみながらゆっくりと満喫しましょう。

サンタ列車などのイベント列車を運行したり、企画切符の販売をするときもありますので、イベントのタイミングに合わせて観光を楽しむのもおすすめです。

2.北向観音

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別所温泉の観光スポットで、ぜひ訪れていただきたいのが「北向観音(きたむきかんのん)」です。別所温泉にある「北向観音」は天台宗の寺院で、近くにある天台宗常楽寺が本坊。寺院は南向きもしくは東向きであることが一般的ですが、「北向観音」は名前の通り北の方を向いています。その理由は、観世音菩薩出現時に「北斗七星が世界の依怙(よりどころ)となるように我も又一切衆生のために常に依怙(えこ)となって済度(さいど)をなさん」という、観音様からの誓願によるものといわれています。

本堂が北を向いているのは日本でもほとんど例がなく珍しいのですが、南を向く「善光寺」と向かい合って立てられているため、両寺をお参りすることで今と未来の幸福が約束されると伝わります。また、「北向観音」の境内に設置された立て札には縁起が書かれていますので、ぜひチェックしてください。境内には縁結びの霊木「愛染カツラ」もあり、観光スポットとしても有名です。

さらにここでは、火を焚いて仏に祈る護摩体験も行っています。供養物を供養することで、息災(災いを除く)・増益(幸せを増やす)・降伏(悪を屈服させる)を祈願してもらえるので、機会があれば観光の際に護摩してもらうのもいいですね。善光寺とあわせて観光に行くのがおすすめなので、ぜひ別所温泉の観光とセットで足を運んでみてください。

3.別所温泉街

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北向観音に向かう途中の北向観音のふもとにある参道。ここは情緒溢れる雰囲気なので、ぜひじっくり感じていただきたい別所温泉の観光スポットです。この参道には食事処からお土産屋さんまで、歩いて楽しめるお店がたくさんあります。別所温泉の観光土産を買ったり、別所温泉名物の食べ物を味わったり。別所温泉らしい雰囲気のある写真が撮れるフォトスポットでもあるので、別所温泉に観光に来た記念にぜひ記念写真を撮りましょう!

「信州の鎌倉」と称されている別所温泉エリアを満喫するには、このような別所温泉街のほか、ちょっと小道に入ったところに垣間見える別所温泉の歴史のある民家や建造物を見ながら散策したり、自然などをゆっくり歩いて観光してみると、また違った景色を楽しむことができはず。情緒あふれる撮影観光スポットがたくさんあり、老若男女問わず別所温泉の醍醐味を感じていただけることとと思います。一人旅からカップルやファミリーまで、別所温泉観光を楽しんでくださいね。

4.安楽寺

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別所温泉の観光スポットとして北向観音の次におすすめする寺院は、別所温泉駅より徒歩約15分の場所にある「安楽寺」です。安楽寺は禅宗としては、鎌倉の建長寺と並んで長野県で最古の禅寺。長野県はもちろん全国的にも有名なお寺で、別所温泉の観光に来る方は必ずと言っていいほど訪れる場所のひとつです。

創建は天平年間(729年から749年)行基の建立、または平安時代の天長年間(824年から834年)創立と言われています。境内奥には、日本に現存する唯一の八角形の塔で、長野県で一番早く国宝に指定された八角三重塔があります。八角三重塔は一見四重の塔にも見えるのですが、一番下は裳階といって「ひさし」の役割をしているため、正確には三重塔です。

木造惟仙和尚坐像、木造恵仁和尚坐像は重要文化財に指定されています。茅葺屋根をそのまま残した本堂も、とても見ごたえがある別所温泉の観光スポット。全体が禅宗様で造られた仏塔としても、稀有の存在です。

予約をすれば早朝の坐禅体験や写経会に参加できるので、別所温泉で身を清めるパワースポットならではの観光をしてみるのもおすすめです。

5.常楽寺

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別所温泉駅より西に約10分歩いたところにあるのが「常楽寺(じょうらくじ)」。別所温泉の厄除観音として知られる「北向観音」の本坊であり、ご本尊は「妙観察智弥陀如来(みょうかんざっちみだにょらい)」で宝冠を頂く、全国的にも珍しい阿弥陀様です。

常楽寺は、別所温泉に北向観音堂が建てられた天長2年(825年)に、長楽寺、安楽寺、常楽寺で成り立つ三楽寺の一つとして建立されました。観光スポット巡りで階段を上がっていると、まず目に飛び込んでくるのは、茅葺屋根の本堂。昔ながらの情緒あふれるその建物に感動しながら堂内に足を運ぶと、当時の風情そのままの色彩を残す各天井がとても印象的です。

境内には「常楽寺美術館」があり、樹齢350年とも言われている「御船の松(みふねのまつ)」が植えられています。少し離れてみると宝船の形に見えてきますので、別所温泉の観光スポットとして見ごたえがありますよ。七色もみじと言われる紅葉や楓も挿し木されており、秋の観光シーズンにはさらに紅葉が色づいて情緒あふれる別所温泉の常楽寺が楽しめます。

そのほか、高さ285cmもある「石造多宝塔(せきぞうたほうとう)」は、国の重要文化財。石造の多宝塔で文化財となっているのはとても珍しく、全国でもこの別所温泉の常楽寺塔と、滋賀県の「少菩提寺塔(しょうぼだいじとう)」の2つのみと言われています。たくさんのポイントが楽しめる常楽寺も、別所温泉の観光スポットとしておすすめの場所です。

6.平維茂将軍塚

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続いてご紹介する別所温泉の観光スポットは、「平維茂将軍塚(たいらのこれもちしょうぐんづか)」です。平維茂(たいらのこれもち)は平安時代中期の武将で、「平将門の乱」で平将門を倒した平貞盛の甥。のちに平貞盛の養子となり、15番目の子として余五将軍(よごしょうぐん)と呼ばれました。

969年ごろ、戸隠山に紅葉という鬼女が住んでおり、妖術を使って村の富豪の家を襲っていました。天皇の命令でこの紅葉を倒すように命じられ、派遣されたのが平維茂です。平維茂は苦戦しながらも、別所温泉の北向観音に17日間参篭。北向観音の加護によって紅葉を倒したといわれています。

そんな平維茂のお墓も別所温泉の歴史観光スポットのひとつで、別所温泉駅より徒歩4分ほどの場所にあります。遠目では見逃してしまいそうになりますが、こじま商店というお店の角に、花に囲まれた円墳という形のまあるいお墓が出てきます。近くには、「平維茂将軍塚」という看板も確認できます。

別所温泉の歴史を感じながら、ぜひ観光スポットとして見逃さずに訪れていただきたい場所です。

7.つるし飾り

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三大つるし飾りとして知られる「静岡県稲取の雛のつるし飾り」「福岡県柳川のさげもん」「山形県酒田の傘福」が別所温泉に集まるイベントで、7月上旬から8月中旬の夏の時期に期間限定で行われています。

つるし飾りという風習は、静岡県東伊豆町稲取温泉、福岡県柳川市、山形県酒田市で根付き、三大つるし飾りとされていますが、研究家によると、上田地方のつるし飾りが日本最古であるといわれています。

そう言われながらも、上田のつるし飾りは幕末期頃になくなってしまったのですが、近年、別所温泉の有志によって、つるし飾りが作られるようになり、夏の観光の風物詩として、別所温泉の地域住民や観光客の目を喜ばせています。

別所温泉駅周辺、各旅館などの各所に飾られたつるし飾りを楽しみながら、別所温泉の街並みを散策、観光するのもいいですね。夏に別所温泉に行こうと思っている方は、ぜひタイミングを合わせて訪れてみてくださいね。なお、詳細は観光協会のホームページでご確認ください。(情報は2018年12月11日現在)

8.あいそめ祭り

9月末から10月始めの土日に開催しているイベントをご紹介します。この時期に別所温泉に行く予定があれば、ぜひ観光で訪れていただきたいのが「あいそめ祭り(クラフトフェア)」です。

「あいそめ祭り(クラフトフェア)」は、別所温泉駅から徒歩1分ほどと近い場所にある「あいそめの湯」の芝生広場を中心に開催。ガラス、皮革、アロマキャンドルなど、様々な素材を使ったクラフト作家が全国から別所温泉に集結します。ペンダント作りや木彫りなどのクラフト体験・展示即売会をはじめ、地元産の野菜の販売、地元消防団によるうどんの販売、フェルトでの立体動物の製作実演などたくさんのイベントがありますよ。

また、信州塩田平和願太鼓、若旦那バンド、消防団ラッパ演奏などが行われている別所温泉公民館文化祭や、上田電鉄による丸窓電車の車内開放と展示など、周辺施設でのイベントも同時開催。別所温泉の周辺散策や湯めぐりの観光もいいですが、こういう別所温泉のイベントを狙って観光を楽しむのもいいですね。

別所温泉の地域の雰囲気を感じたり、さまざまなクラフトに触れたりできるので、友人や家族で別所温泉を訪れるのにもってこいのイベントです。(情報は2018年12月11日現在)

9.別所温楽

「別所温楽~Bessho Onsen Music Festival~」は、北向観音で行われる別所温泉の夏の風物詩。このイベントも別所温泉観光のタイミングを合わせて、ぜひ足を運んでいただきたい音楽イベントです。

別所温楽は朝から晩まで一日中、北向観音の境内に作られた野外ステージで、さまざまなアーティストやパフォーマーが歌や伝統芸能を披露。前夜祭も行われ、地元でもこの日を楽しみにしている人が多い人気イベントです。上田の地ビールやご当地グルメの屋台など、味覚を楽しめるお店がいくつも出店されていますよ。

歴史と文化にあふれた別所温泉を舞台に、大人から子供までが楽しめ、観光とはまた違った別所温泉の地元でも人気があるイベントをぜひ体感してください。もちろん、合わせて別所温泉のほかの観光や温泉も満喫してくださいね。

10.愛染カツラ

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別所温泉の観光名所には恋愛成就のパワースポットがたくさんあります。その中のひとつ、「愛染カツラ(あいぜんかつら)」は、長野県上田市の北向観音正面石段西側(右側)にある大きなカツラの木で、別名「縁結びの霊木」とも呼ばれています!

愛染カツラは昭和14年6月5日、長野県の天然記念物に指定されました。樹齢1200年という老木で、天長の昔に常楽寺にいる火坑出現の観世音菩薩が影向した霊木といわれ、カップルには縁起のいい恋愛パワースポットとして別所温泉を訪れる観光客からも親しまれています。

またこの木が人々に知れるきっかけになったのが、第1回直木賞受賞作家の川口松太郎が書いた代表作『愛染かつら』です。その後、『愛染かつら』は映画やドラマ化されてその名が知れ渡っていき、別所温泉の恋愛成就のパワースポットとして人気の観光スポットとなりました。

カップルや恋愛運アップを願う方に、ぜひ訪れていただきたい別所温泉の観光名所です。

11.愛染堂 愛染明王

出典: 髙橋義雄 / PIXTA(ピクスタ)

恋愛にまつわる別所温泉の観光名所で、次におすすめするのは「愛染堂(あいぜんどう)」。別所温泉の観光地の中でも、愛染堂は小堂ながら名堂として知られています。

その愛染堂の中には「愛染明王(あいぜんみょうおう)」が安置されています。愛染明王はその恐ろしい形相で困難や煩悩を払うため、恋愛、縁結び、家庭円満などを司る仏として恋愛を成就させるとし、別所温泉の人気のパワースポット。

また愛染明王という名前から、愛染を藍染と解釈して染め物や織物職人の守護神としても信仰されています。別所温泉地の観光を楽しみながら、ぜひ、恋愛のパワーをたくさんもらって帰ってくださいね。

12.別所神社

観光客でにぎわう別所温泉の北方にあり、恋愛成就を願っている方にぜひ訪れていただきたい別所温泉の観光スポットが「別所神社」。少し小高い丘にあることから、塩田平や浅間山が一望できます。

別所温泉駅から徒歩約10分の場所にあり、別所神社の本殿背面にまつられている男石・女石・子種石があることから、古くから縁結びにご利益があるとされています。鳥居の額にも「本朝縁結大神」と書いてあり、まさに別所温泉の恋愛成就の神社です。

別所神社は、和歌山県の熊野本宮大社から分祀(ぶんし)されたことから「熊野社」といわれていましたが、明治11年に「別所神社」という名前に改められました。建物は一間社隅木入春日造(いっけんしゃすみきいりかすがづくり)という方法で作られており、屋根は瓦葺。本殿は18世紀の神社本殿としては規模も大きく、建物を飾る彫刻も華やかで、建築物として高い評価を受けている別所温泉の風情溢れる建物です。

夏期には早朝ヨガが開催されています。別所温泉に観光に来た際にはぜひ参加して、心も体も清らかになって別所温泉観光を楽しんでください。なお開催日については事前にご確認ください。

13.石湯

出典: ja.wikipedia.org

別所温泉には、外湯と言われる共同浴場が主に3か所あり、日帰りで別所温泉を楽しむことができ観光客に人気があります。日帰りでなくても、別所温泉観光で疲れた体を休憩するのに立ち寄ってもいいですね!

そんな外湯のひとつ、真田幸村隠しの湯ともいわれている「石湯」は、池波正太郎さん作の歴史小説『真田太平記』の中で、向井佐平次が真田幸村と初めて会った場所、真田幸村がお江と結ばれる場所として登場します。

石湯という名の通り、石に囲まれた湯船が特徴で、入浴料は150円とリーズナブル。共同浴場という性質上、シャンプーやボディーソープ、ドライヤーなどの設備は整っていませんが、石鹸やタオル、バスタオルなどは購入できます。手ぶらでフラッと立ち寄ることができ、別所温泉に訪れた観光客はもちろん別所温泉の地元の人々にも人気です。

また、こちらの温泉は飲むこともできます。浴場外に設置されている飲泉塔の龍の口から温泉が流れ出ており、別所温泉に訪れた観光客の写真観光スポットにもなっています。せっかくの機会なので、試してみてはいかがでしょう。(価格は2018年12月11日現在)

14.大師湯(だいしゆ)

出典: ja.wikipedia.org

「大師湯(だいしゆ)」は別所温泉の中心地区、北向観音のすぐ近くにある1000年以上歴史がある共同浴場。「大師湯」は天長2年、比叡山延暦寺の座主円仁慈覚大師が北向観音堂建立のために別所温泉を訪れた際、好んで入浴していたことから名付けられました。

この「大師湯」の建物の外にも飲泉塔があり、温泉水を飲むことができます。別所温泉に訪れた観光客が飲んでみる、みないで、よく盛り上がっています。

近くの宿に宿泊する観光客も足を運ぶことが多い大師湯ですが、中はいたってシンプルな大衆浴場という雰囲気。別所温泉の地元の方々も利用しているので、別所温泉のおすすめ観光スポットを聞いたり、地元の名産を聞いたりと、会話を楽しみながら過ごせるのも魅力です。

15.大湯(おおゆ)

出典: ja.wikipedia.org

別所温泉の外湯の3つ目は「大湯(おおゆ)」です。薄緑色の単純硫黄泉の掛け流しで、ほんのり硫黄の香りが別所温泉に来た気分を盛り上げてくれます。

木曽義仲が上洛の機をうかがっていた頃、葵の御前としばしば入浴していたため「葵の湯」と呼ばれていました。その後、北条義政が浴室を建てたことから「北条湯」とも呼ばれ、あふれ出るお湯の量の多さから「大湯」と呼ばれるようになりました。

大湯には、熱めのお湯が特徴の内湯に比べて、お湯の温度が低めの露天浴槽もあります。ゆっくりとお湯につかりたい方には露天浴槽がおすすめ。観光客のみならず別所温泉の地元の人も利用する人気の外湯(共同浴場)です。入り口には「葵の湯」の石碑があり、ここでも別所温泉の温泉が飲めるようになっています。建物も風情があり別所温泉を訪れた観光客の写真観光スポットにもなっていますよ。

16.別所温泉森林公園

別所温泉街から車で約5分、徒歩でも30分ほどのところにある「別所温泉森林公園」は、毎年4月下旬から11月上旬まで開園している施設。23万平方メートルもある別所温泉森林公園内には多くの木々や花が植えられており、大自然のマイナスイオンをたくさん浴びられます。観光客にもうれしいキャンプ施設や栗園、テニスコートなども備え、お寺巡りとはまた違った観光が楽しめますよ。

こちらの観光ポイントは、まず展望台です。この展望台からは塩田平が一望でき、天気のいい日には浅間山や菅平の根子岳、烏帽子岳も眺められ、隠別所温泉の隠れた絶景観光スポットになっています。

毎年9月下旬から10月中旬にオープンする「栗園」も人気です。3万平方メートル以上もある県内最大級の栗園で栗拾い体験ができます。

またキャンプも楽しめます。キャンプ場やバンガロー、BBQコーナーも備えており、キャンプ場ではテントセットや厨房セットのレンタルもOK。キャンプ場内の焼肉コーナーでは、屋根付きのエリアでゆっくりとバーベキューができますよ。

そして一押しなのは、格安料金で借りられるバンガローです。友人やファミリーで別所温泉の自然に囲まれて過ごす日は、特別な一日になること間違いなしです。

さらにこの別所温泉森林公園には、全国でも珍しい「マツタケ資料館」があります。長野県上田市内はアカマツ林が多く、松茸の産地としても有名。入場無料で入れるので、ぜひ観光に行ってみてくださいね。(情報は2018年12月11日現在)

17.夫神岳(おかみだけ)

別所温泉駅から北西に位置し、別所温泉森林公園からも近い標高1250mの山が「夫神岳(おかみだけ)」。山頂付近まで林道が通っていますが、標高600m付近からはずっとハードな登り坂が続くため、別所温泉森林公園内の駐車場に車を置いて登山するのが一般的です。気軽に行ける観光スポットではないものの、カップルやファミリーでの登山に人気があります。

上田市と青木村の境にある山頂からは上田市街地が一望できので、隠れた別所温泉の観光スポット。また、重要無形民俗文化財に指定されている、別所温泉の奇祭「岳の幟(たけののぼり)」の時は、夫神岳の頂上で雨乞いの祈願が行われます。

観光スポットというものの少しハードな場所になりますが、一緒に登山することで大切な人との距離をさらに縮めるのにいいかもしれませんね。

18.女神岳

別所温泉森林公園を挟んで夫神岳の逆側にあるのが標高926.9mの「女神岳」です。夫神岳と対の山になっており、姿は富士山のようなきれいな山です。

穴平の集落上に女神岳登山道入口があり、登山ルートが続きます。鳥居をくぐってからは、細い急斜面を一直線に登ります。20分ほどで登れてしまうくらいの短い距離ですが、この急斜面が結構な運動になります。

女神岳は、多くの木々に囲まれているので、都会の喧騒を忘れ、別所温泉の自然の中にいることを感じさせてくれます。気軽に別所温泉の自然を感じたい方には、もってこいの観光スポットです。

19.野倉の夫婦道祖神

出典: みやちゃん / PIXTA(ピクスタ)

別所温泉から徒歩約20分、山道を登った先にある野倉エリアに、夫婦道祖神があります。

「衣冠束帯(いかんそくたい)」の男神と「十二単衣(じゅうにひとえ)」の女神が肩に手をかけ、仲良く手を握り合っている、仲むつまじい双体道祖神が夫婦道祖神。この姿からも想像できる通り、別所温泉の観光スポットとして縁結びと家庭円満のご利益があります。

上田小県地方に残されている道祖神にはいろいろありますが、このように自然石の前面を円形にし、その中に男神女神の姿を刻んだものは珍しいため、そのかわいらしい姿を写真に収める観光客がたくさんいますよ。SNS映えすること間違いなしです!

周りには森の中に民家があるくらいで、狭い道路の脇に小さくある夫婦道祖神は見逃してしまいがち。別所温泉駅からは少し離れていますが、ウォーキングにはちょうど良い距離です。別所温泉の観光地を巡りながら、夫婦道祖神でほっこりしてくださいね。

20.あいそめの湯

別所温泉は信州の鎌倉・塩田平の西側に位置し、古くは「七久里の湯」と呼ばれ枕草子にも登場した信州最古の温泉です。そんな別所温泉の中心、別所温泉駅のすぐ近くにある上田市営の温泉施設として、「相染閣」と名付けられた温泉が建設されました。

地元の人たちに愛されて約40年、施設の老朽化にともなって建替えを行い、2008年にリニューアル!「皆さんに親しまれ末永く愛されるように」との思いを込めて、「別所温泉あいそめの湯」と名称を変えてオープンしました。内風呂や上田市街地を眺望しながらお湯につかれる露天風呂のほかに、自慢の岩盤浴、足湯、多目的ホールなどもあります。観光客はもちろん、別所温泉の地元の方々にも人気です。

21.おまけでご紹介!「マンホール」

少し変わった観光スポットですが、別所温泉に行ったら、ぜひ探していただきたいのが長野県上田市別所温泉のマンホールです。

「岳の幟」という、別所温泉で毎年7月に行なわれる雨乞いのお祭りがモチーフになっており、とってもかわいいマンホールなので、ぜひ写真に収めてくださいね!

◎まとめ

別所温泉の観光スポットをご紹介いたしましたが、行ってみたい場所や見てみたい場所はありましたか?別所温泉は恋愛成就のパワースポットをはじめ、寺院や外湯、足湯のスポットも多く、駅から徒歩圏内で楽しめる観光スポットも多くあります。車がなくても観光地を回りやすいところがうれしいポイント!イベントの時期にあわせて別所温泉を訪れるとより楽しめますよ。

友達、恋人、家族と泊りでゆっくり別所温泉の街並みや風情を楽しむ観光も素敵ですが、東京から2時間弱で行ける場所なので、時間がない人は日帰り観光を楽しんだり、日帰り温泉観光を楽しんでみるのもおすすめです。

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