志賀高原をもっと楽しむおすすめ観光!豊かな自然を遊び尽くそう!

画像出典:anchan / PIXTA(ピクスタ)

志賀高原をもっと楽しむおすすめ観光!豊かな自然を遊び尽くそう!

志賀高原を有する山ノ内町は長野県北東に位置する町で、湯田中渋温泉郷やスノーモンキー、志賀高原の自然を歩く多彩なトレッキングコースなど、多数の観光スポットが点在する観光地としても有名です。

今回は自然の宝庫であり、文化的歴史ある志賀高原の観光スポットを少し掘り下げてご紹介したいと思います。自然の恵みを堪能することのできる極上の観光体験は、志賀高原を訪れる大きな魅力の一つ。この機会に、志賀高原を網羅するもっと楽しい観光旅に、あなたも出かけてみてはいかがでしょうか。

目次

志賀高原をもっと楽しむおすすめ観光!豊かな自然を遊び尽くそう!

目次を閉じる

1.地獄谷野猿公苑

志賀高原の大人気の観光スポットの一つ、「地獄谷野猿公苑」は標高約850メートルに位置する山の中の自然公園です。地獄谷温泉に浸かるニホンザル通称スノーモンキーが有名で、志賀高原のみならず日本を代表する観光スポットとして毎年多くの観光客が世界各国から訪れます。

志賀高原の山々に生息する、約300匹もの野生のニホンザルが毎日この公園内に降りてきて温泉につかるその可愛らしい姿は、訪れる観光客を魅了してやみません。また、ここはその愛らしい姿と、志賀高原の大自然に生きる野生のままのニホンザルの生態を同時に観察することのできる、貴重な観光地でもあります。日本国内外からも多くの観光客が訪れる志賀高原の人気観光地、地獄谷野猿公苑は、志賀高原に行く際には絶対に立ち寄りたいおすすめの観光スポットです。

2.湯田中渋温泉郷

出典: 鈴木雅博 / PIXTA(ピクスタ)

志賀高原には「安代」「角間」「上林」「地獄谷温泉」「渋」「湯田中」「新湯田中」「星川」「穂波」「安代」の、9つの地区からなる湯田中渋温泉郷があります。ここは、開湯から千年以上の歴史ある温泉郷で、それぞれの地区には多数の源泉が湧いています。それらは全て違った特徴を持つ源泉で、飽きることなく観光することが出来るのです。大湯と呼ばれる共同浴場が6箇所もあるのは、日本でもここ志賀高原の湯田中渋温泉郷だけです。

また、この温泉郷周辺にはたくさんの史跡があり、そちらも入浴と併せて観光するのもおすすめ。俳諧人、小林一茶氏ゆかりの観光スポットや、高さ25メートルの青銅製でブロンズ仕上げでは東洋一の大きさを誇る、世界平和大観音菩薩は圧巻の見応えです。志賀高原を訪れる際には合わせて観光したい人気のスポットです。今回は湯田中渋温泉郷を地区ごとにまとめてみましたので、志賀高原を観光する際にはぜひ参考にしてみて下さいね。

◆湯田中温泉

湯田中

出典: Hungarian Snow

志賀高原の温泉の中でも、特に温泉情緒あふれる趣が魅力の湯田中温泉は街の至る所で源泉が湧き、白い煙が立ち上る雰囲気満点の温泉街で、俳諧師、「小林一茶」ゆかりの地としても有名です。千年以上の歴史があるこの湯田中温泉は長命長寿の湯とも言われ、その名湯は長い年月をかけ志賀高原を観光に訪れるたくさんの人々を癒してきました。

湯田中温泉エリアには、志賀高原の長い歴史を知る上でかかせない観光スポットが多数点在しています。温泉街のほぼ中央にある湯宮神社の裏山には、複数の岩の上にたち絶妙なバランスでそこにとどまっている大岩、「動き岩」があります。こちらはある一点を押すと岩が動くと言われていて、観光に訪れる勇気ある挑戦者が後を絶ちません。

また、湯田中ゆかりの俳諧人、小林一茶氏が散歩をしながら句を詠んだと言われる「一茶の散歩道」や、小林一茶氏顕彰のため建立された「一茶堂」も、観光客に大人気の観光スポットとなっています。東洋一の大きさと言われる世界平和聖観世音菩薩が見られるのもこの湯田中エリアです。

温泉街には無料の足湯もあるので、志賀高原観光のついでに気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

◆地獄谷温泉

観光地としても有名な地獄谷野猿公園のすぐ手前にあり、そのほとりには横湯川が流れる山間の温泉です。この温泉地から横湯川を挟んだ対岸には国の天然記念物にも指定されている、源泉が吹き出る間欠泉「渋の地獄谷噴泉」を見ることが出来ます。轟音と共に勢い良く吹き出す熱泉は高さ20メートルにもおよび、その光景は志賀高原の力強い大地のパワーを感じてやみません。この地に地獄谷と言う名前がついたのも納得の迫力ある光景です。

この地獄谷噴泉を挟んで対岸に位置しているのが、日本秘湯を守る会にも加盟している「こう楽館」です。その名湯の歴史は古く、約150年もの間この地で守り抜かれてきた知る人ぞ知る志賀高原を代表する秘湯の一つです。志賀高原の山の中にひっそりと佇むお宿こう楽館では、大自然に囲まれた露天風呂が魅力で、温泉の湯はもちろん源泉掛け流しで堪能することが出来ます。なんと、冬の寒い日には猿がひょっこり現れて入浴していることもあるそうで、運が良ければニホンザルとの混浴が楽しめるかもしれませんね。

食事は志賀高原の地のものが中心で、先代の頃から受け継がれてきた名物のちまきや珍しい山菜を使ったお料理など、志賀高原の自然の味覚を味わうことが出来るのもこのお宿を観光に訪れる醍醐味の一つ。人里離れたこの地で志賀高原の厳しい自然と共存し、長い間受け継がれてきたこの秘湯は、人生で一度は観光に訪れたい野趣あふれる温泉なのです。

◆渋温泉

街のそこかしこで硫黄の匂いがたちこめる豊富な源泉が魅力の渋温泉。石畳の道に淡く照らされた温泉街の街並は、昔ながらの温泉情緒を随所に感じることができます。

数種類の源泉が湧く渋温泉では9つある外湯巡りが有名で、ここを観光に訪れる醍醐味の一つでもあります。渋温泉の宿泊客なら、宿で外湯巡り専用の鍵を借り9つの温泉を6時から22時まで、無料で楽しむことが出来ます。各宿では祈願手ぬぐいが販売されていて、その手ぬぐいにスタンプを押しながら巡るのも観光客に人気です。

また、9つあるそれぞれの湯は源泉が異なり、飽きることなく温泉巡りを楽しむことが出来るのも、ここが多くの観光客を魅了する所以ではないでしょうか。渋温泉を観光する際には、その風情溢れる温泉街と身体の芯まで暖めてくれるような極上の天然温泉をぜひ堪能してみてくださいね。

◆新湯田中温泉

新湯田中

出典: Craig Anderson

志賀高原の夜間瀬川を眼下に望む新湯田中温泉は、湯田中駅からすぐそばに広がる温泉街でアクセスも抜群。新湯田中エリアに隣接してある2つの共同浴場、鶴の湯と亀の湯は美人の湯としても有名で観光客に大人気の温泉です。

新湯田中エリアでは共同浴場2箇所と、温泉宿の温泉6箇所の「八湯巡り」というスタンプラリーに参加することができ、そちらも観光客を惹き付けている魅力の一つです。このスタンプラリーは1000円で新湯田中の八つの温泉を巡ることが出来てとってもお得ですよ。日帰り入浴ができるので、志賀高原に観光に行く際には気軽に利用したい温泉巡り。

湯田中駅近くの朝市広場では、野菜の収穫時期になると毎週末、朝市が開催されます。志賀高原で獲れた旬の野菜や山菜などが買えるとあって、地元住民のみならず観光客にも人気の観光スポットとなっています。

高台にある新湯田中温泉では、晴れた日には志賀高原の絶景を一望することができ、豊富な温泉に癒されながら雄大な山々を望む、忘れられない観光体験ができるはずです。

(価格は2017年1月27日現在のもの)

◆上林温泉

著名な文人墨客が数多く観光に訪れたことでも知られ、多くの文化人が愛した上林温泉は志賀高原の山懐にある、自然の中の温泉地。観光客に人気の志賀高原を代表する文化施設が密集している上林地区には、創作意欲をかき立てられるような自然の魅力あふれる趣があります。

また、この上林温泉には毎年立春の日に行われる志賀高原を代表する祭り「上林不動尊の千駄焼き」があります。この祭りでは渋温泉から上林不動尊までの道のりを、行者が伝統の装束と赤や青の独特のお面を身にまとい、神々しい雰囲気のなか、町の所々にかけられたしめ縄を刀で切りながら行進して行きます。

上林不動尊に到着すると、この祭りの見どころの一つである千駄焼きが行われます。厄よけや病気、豊作を祈祷し、たくさんの薪を燃やしたのち、まだ火のくすぶる薪の上を歩く火渡りの荒行で、威風堂々と行われるその業は一見の価値があります。一年に一度この時期には、杉林に囲まれたこの不動尊は多くの観光客で盛大な賑わいをみせます。

文化的で歴史的な魅力が満載の、ここ上林温泉でぜひ一度心温まる観光を満喫してみてはいかがでしょうか。

◆穂波温泉

夜間瀬川を挟んで湯田中温泉の対岸に位置するこの穂波温泉では、志賀高原の清流のせせらぎを感じると共に、春には桜並木、初夏にはホタル鑑賞と、季節ごとに華やぐ姿を見ることができるとあって、毎年多くの観光客が訪れる隠れた人気スポットです。

穂波温泉の一角にある「あぶらや燈千」はモダンな作りの和洋室や、絶景を望む客室露天風呂つき客室など、観光に訪れる人々の様々なニーズにあったお部屋が用意されています。壁一面がガラス張りの大浴場からは、志賀高原の雄大な山々を望むことができ、絶景と共にゆっくりと湯船で足を延ばす至福の時間をあなたに届けてくれるはずです。また、志賀高原のこだわりの食材を使った創作懐石がいただけるのもこのお宿の人気の秘密です。

ひっそりと数件の温泉宿が建ち並ぶ穂波温泉では、静かに上質な天然温泉につかることができます。落ち着いた、大人の為の温泉街、穂波温泉をぜひ一度観光してみてはいかがでしょうか。

3.志賀高原スキー場

出典: masumi / PIXTA(ピクスタ)

志賀高原には、広大なゲレンデとパウダースノーを楽しめる19箇所のスキー場があり、その総称を「志賀高原スキー場」といいます。志賀高原のスキー場はいくつかのエリアごとに隣接していてアクセスも抜群です。リフトやゴンドラを乗り継いで様々なスキー場を巡ることが出来るのも、この志賀高原にスキー観光に訪れる醍醐味の一つ。全山共通スノーパスで志賀高原の全てのスキー場を利用することができるので、スキー観光に行く際にはそちらも要チェックです。

また、各スキー場ではそれぞれの目的やレベルに合った距離や難易度からコースを選ぶことができるので、子供から大人まで、みんなで冬の志賀高原を楽しむ極上のスキー観光ができます。志賀高原スキー場は、まさに良いとこ取りの雪の楽園なのです。多数のゲレンデを一度に楽しめる豪快なウィンターアクティビティと抜群の雪質は、この志賀高原スキー場ならではの魅力。今回は、ウィンタースポーツ好きにはたまらない、志賀高原で特におすすめのスキー場を4箇所ご紹介したいと思います。この機会に志賀高原でのスキー観光を満喫してみてはいかがでしょうか。

◆熊の湯スキー場

熊の湯温泉スキー場

出典: Kouta K.

ゲレンデの全面が北に面した斜面で、いつでもさらさらのパウダースノーを満喫できるのは志賀高原に数あるスキー場の中でも、ここ熊の湯スキー場ならではの魅力です。

最高標高1,960メートルのこのスキー場では、初級者から上級者までに対応した様々なコース設定が用意されています。全12コースの広大な雪原で白銀のパウダースノーを滑り降りる贅沢なスキー体験を、ここ熊の湯スキー場で体感してみてはいかがでしょうか。

思いっきりパウダースノーを満喫した後は、志賀高原でも希少な翡翠色の天然温泉「熊の湯温泉」を堪能できるのも多くの観光客がこのスキー場に観光に訪れる人気の秘密です。

熊の湯温泉は鮮やかな翡翠色の湯が自慢の天然温泉で、もちろん源泉掛け流しで堪能することが出来ます。古来より熊が温泉の湯で傷を癒したなど、地元の逸話も残るこの熊の湯温泉は、志賀高原スキー場と合わせて楽しみたい大満足の観光スポットです。

◆竜王スキーパーク

標高差1,000メートルのこの竜王スキーパークは、非日常的な志賀高原の絶景を望む山岳スキー場です。また、ここには最長滑走距離が約6,000メートルのロングコースがあり、桁違いのスケールでこの志賀高原スキー場を楽しむことができるのです。ここは北志賀高原、最大規模のスキー場であると共に奥志賀高原からの山岳スキーのコースとしても広く観光客に親しまれています。

標高約1,770メートルの竜王ロープウェイ山頂駅横にある「食遊館シャルム」は抜群の眺望と、種類豊富なメニューが自慢の展望レストランです。この地の山菜を使った天ぷらや北志賀高原名物である須賀川そばが楽しめる他、オリジナリティあふれるメニューも人気で、こってり豚骨味噌スープが美味しい爆竜麺や、生姜焼き、ビビンバなどがご飯の上にあふれる程のった爆竜丼は一度は食べたい志賀高原の絶品グルメです。

冷えた身体を芯まで暖めてくれる絶品料理と、志賀高原の絶景を望む雲の上の天空レストラン。志賀高原でのスキー観光の合間に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

◆一ノ瀬ファミーリースキー場・ダイヤモンドスキー場

志賀高原にあるスキー場の中でも、初級から上級までオールラウンドなコース設定が魅力の一の瀬ファミリースキー場は、毎年多くのスキーヤーが観光に訪れる賑やかなスキー場です。コースは、「一の瀬ファミリー正面ゲレンデ」「天狗コース」「パノラマコース」「パーフェクターコース」があり、斜度も距離も様々ですので家族みんなで楽しめる最高のスキー体験ができます。

またナイター営業の際にはLED蛍光バンドを借りることができ、暗闇の滑走も安心。ライトに照らされながら悠々と志賀高原の広大な大地を滑走する楽しさは格別ですね。ナイター利用券は隣接するダイヤモンドスキー場と共通で使うことができて、そちらもとってもお得です。

ダイヤモンドスキー場は、ファミリースキー場の向かいに位置していて、この二つのスキー場の間には、動く遊歩道が設置されているので移動も楽ちん。

コースは横長の広々とした一枚バーンで、3人用と4人用のリフトがひとつずつあります。場所によっては緩急の変化があるので滑りごたえも抜群。初級から中級の方向けのスキー場となっています。アクセスも抜群のこの2つのスキー場は、合わせて観光したいおすすめのスキー場です。

4.大沼地 

志賀高原最大の池であるこちらの大沼池は、古くからこの志賀高原に伝わる黒姫物語にも登場するほどの歴史ある観光地であると共に、その鮮やかなエメラルドグリーンの湖水は目を疑ってしまうほどの美しさで、訪れる多くの観光客を魅了し続けています。

志賀高原で観光客に人気のトレッキングですが、この大沼地を通るコースでは池周辺に広がる豊かな自然を満喫できるのはもちろん、周囲一体に点在する観光名所を隅々まで巡ることのできる人気の観光トレッキングコースとなっています。

なかでも、エメラルドグリーンの美しい湖水に建つ大蛇神社の真っ赤な鳥居は、幻想的な雰囲気につつまれた観光客に大人気のスポットで、大沼池に観光に訪れる際には絶対に訪れたい、知る人ぞ知る隠れた観光名所。

大沼池のほとりにある「レストハウスエメラルド」では、志賀高原でとれる新鮮な「根曲がり竹」を使ったタケノコ汁や、お蕎麦などをいただく事ができて、そちらもこの大沼池の名物となっています。

大沼池へは志賀高原を周回するトレッキングコースを歩いて行くのが一般的で、一番近い駐車場から約2時間ほどの道のりです。

5.琵琶池 

琵琶池

出典: Kohei Fujii

志賀高原では大沼池の次に大きい湖沼で、池の形状が楽器の琵琶に似ていることからこの名前がついたと言われています。

琵琶池の周囲には、一周約2.5キロ、徒歩約45分の遊歩道が整備されています。この散策路は、白樺の原生林に囲まれながら志賀高原の澄み切った空気の中を歩く癒しの回廊です。遊歩道の道幅は約2メートルでアスファルト舗装されていますので、どなたでも気軽に志賀高原の自然を満喫できる散策路となっています。また、池畔添いには琵琶池を一望できる展望台があり、湖面を泳ぐ水鳥や志賀高原の季節の移ろいを鑑賞することのできる休憩スペースとしても人気です。

一年を通して、琵琶池をはじめ志賀高原を彩る鮮やかで雄大な景観は大変美しく、訪れる多くの観光客を魅了しています。季節によって様々な四季彩をみせてくれる人気の観光スポット琵琶池で、志賀高原の豊かな自然を感じてみてはいかがでしょうか。

6.四十八池湿原

古くから火山活動と深い関わりがあるここ志賀高原では、その昔、火山活動により周囲の川が塞き止められその一体が湿地帯となった自然の歴史があります。

現在でも多数の湖沼や湿原が残る志賀高原には、その活発な火山活動によって複雑な地形を形成した四十八池湿原があります。標高1,880メートルに位置する、この志賀高原を代表するこの湿原には、大小合わせて60あまりの池や沼があります。

初夏は一面に広がる新緑の緑と、可憐に咲き誇るヒメシャクナゲやワタスゲなどの湿性植物の群落が見られるほか、秋には鮮やかな紅葉に彩られた原生林と湿原が映し出す自然のコントラストを見ることができ、その光景は息をのむほどの美しさです。

また、トンボの希少種が数種生息しているほか、志賀高原の希少な湿性植物を多数見られるとあって学術的にも貴重なこの湿原は、日本重要湿地500にも選ばれています。この四十八池湿原は雄大な志賀高原の自然のなかに多種多様な生物を見ることのできる、志賀高原を代表する観光スポットなんです。

7.志賀高原ロマン美術館

志賀高原、上林温泉バス停すぐそばにあるこの美術館は「自然との共生」をテーマに志賀高原の豊かな自然と芸術のコントラストを楽しむことが出来る森の中の美術館です。その建物外観の曲線美は志賀高原の豊かな森を思わせるような、柔らかな雰囲気が漂っています。

館内は全館バリアフリーに対応しており、どなたでも気軽に観光に訪れることのできる志賀高原の憩いの場となっています。様々な展示品の中でもガラスアート作品を多数展示しており、日本人アーティストによる作品やローマ時代に作られた貴重なガラス製品など、多彩なガラスアートに出会えるのもこの美術館の魅力の一つ。絶妙な光と陰が照らし出す美しいガラス作品の数々は、ロマンティックで魅惑的なアートの世界へとあなたを導いてくれるはずです。一年を通して様々な展覧会も開催しているこちらの美術館は、志賀高原の豊かな自然と調和した多彩な芸術作品に出会える癒しの観光スポットですよ。

8.民俗資料館 豪雪の館

志賀高原の自然の中に佇む「民族資料館豪雪の館」は、新潟県の豪雪地区にあった伝統的な日本家屋を移築して復元し、1987年にここ志賀高原、上林温泉地区で開設されました。江戸時代に建造されたこの豪雪の館は、10メートルもの積雪に耐えられる頑丈な作りで、天井にむき出しの立派な梁やその重厚感ある大扉など、長い歳月を豪雪に耐えてきた力強い構造を随所に見ることが出来ます。特に冬場、志賀高原の大雪に覆われた姿は美しく、その佇まいは感銘を受けるほどの厳かな雰囲気に包まれています。

一階には台所や居間、生活感の残る古民家の様子をそのままに見ることができ、二階はギャラリースペースとして、昔の生活の道具や遊び道具などの展示品を見ることができます。豪雪地区の生活様式を垣間みることのできるそれらの展示品は、一点一点がそれぞれに意図した特徴を持ち、荘厳な歴史を感じることのできる素晴らしい展示となっています。

また、ここは伝統的な日本の建築の技を細部にまで見ることのできる、建築学術的にも貴重な建物です。匠の技と先人の知恵がつまったこの豪雪の館は、志賀高原観光にはかかせないおすすめの観光スポットです。

9.北志賀高原 須賀川そば

志賀高原には、そば粉を使った伝統の料理を提供するレストランや、そば打ち体験が出来る宿泊施設が数多くあります。中でも北志賀高原の須賀川エリアでは、古くからそば栽培が盛んで、そのそば粉を使った郷土料理はこの地で発展してきた伝統の味です。北志賀高原、須賀川地区で栽培、収穫されたそば粉100パーセントで作るお蕎麦は山ごぼうの葉の繊維をつなぎに使うことで生まれる、その強いこしと喉越しが特徴的で、ダイレクトにそば粉の香りと旨味を味わうことのできる一度食べたらやみつきの美味しさです。

また須賀川地区では、長野県の無形文化財に指定されている昔ながらのふるさとの味「はやそば」をいただく事ができます。茹でた千切り大根にそば粉を入れて混ぜてから出汁に落として食べる、この北志賀高原の郷土料理であると共に、古くから人々に愛されてきた地元の味でもあります。栄養価が高く、優しい出汁の味わいに柔らかくとろけるこのそば料理は、この地になくてはならない伝統の郷土料理なのです。

香り豊かなそば粉を使ったそば打ち体験や、この地ならではの郷土料理を味わうことが出来る北志賀高原、須賀川地区であなたも伝統的なそば料理を堪能してみてはいかがでしょうか。志賀高原観光の際にはぜひ一度ご賞味ください。

◎まとめ

見どころが盛りだくさんの観光地、志賀高原。ここには厳しい自然環境と共生する人々の生活があり、壮大な志賀高原の自然が広がっています。その魅力は志賀高原の随所に感じることができ、観光に訪れる人々を惹き付けてやみません。志賀高原の歴史を知り、美しい自然に癒される観光の後は、ゆったりと温泉につかり身も心もリラックスできる至極の時間をここ志賀高原で体験してみてください。知らなかった志賀高原の新たな一面にきっとあなたも魅了されているはず。一年を通して様々な楽しみがある観光地、志賀高原での遊び方、過ごし方は千差万別。あなたも豊かな自然を味わい尽くす大満足の観光旅を、ここ志賀高原で見つけてみてはいかがでしょうか。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

山ノ内町でおすすめの記事

山ノ内町のアクセスランキング