スキーも温泉も楽しめる野沢温泉村のおすすめ観光スポット7選!

スキーも温泉も楽しめる野沢温泉村のおすすめ観光スポット7選!

野沢温泉村は全国で唯一、名前に「温泉」とつく村です。無料で外湯巡りができる人気観光スポットとしてはもちろん、野沢温泉スキー場ではウィンタースポーツを楽しめるなど、温泉とアクティビティの両方を満喫できる観光エリアとして人気があります。

東京駅から北陸新幹線で約2時間半とアクセスも良好。さらには特産品の野沢菜や温泉名物のおやきなど、美味しいグルメも目白押しです。今回は、そんな野沢温でぜひ訪れたいおすすめの観光スポットを厳選して7か所ご紹介していきます。

目次

スキーも温泉も楽しめる野沢温泉村のおすすめ観光スポット7選!

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1.地元の人たちが大切に守ってきた13の外湯が楽しめる「野沢温泉」外湯めぐり

◆野沢温泉街の中心にある「大湯」と麻釜通り沿いの「麻釜の湯」

野沢温泉 大湯

野沢温泉の街の中心にある「大湯」は、江戸時代の趣を残した外観が人気の観光スポットです。野沢温泉の外湯のシンボル的存在で、メディアでも度々紹介されています。泉質は単純硫黄泉で飲んでもOK。薬師三尊が湯守り仏として祀られています。

野沢温泉 麻釜の湯

「麻釜(あさがま)の湯」は、高い湯温で知られる麻釜(おがま)から源泉を引いている共同浴場です。
脱衣所は無く、入口の扉を開けると目の前は浴槽という造りになっているため、壁に設置された簡易棚に脱いだ衣服を置いて入浴します。熱々の温泉に浸かりたい方におすすめです。

◆朝湯におすすめの「河原湯」と麻釜から徒歩5分の静かな「滝の湯」

「河原湯(かわはらゆ)」は、大湯から少し下ったところにある湯屋建築が人気の温泉です。昔は河原近くにあったため、「河原湯」という名がついたと言われています。温度が高めで朝湯に適していることから、「朝湯の河原湯」と呼ばれて親しまれています。

「滝の湯」は、大湯の北側に向かって麻釜から徒歩5分の場所にあります。野沢温泉街から少し外れていることもあり、静かな共同浴場として密かな人気を誇っているのだとか。こちらの温泉も単純硫黄泉で、湯の色が濃い緑であることから「神秘の湯」として知られています。

◆松葉民宿街の中心にある「松葉の湯」と野沢温泉で一番大きな共同浴場「中尾の湯」

「松葉の湯」は、松葉民宿街の中心にあります。かつてここにあった「矢場」が訛って「松葉」と呼ばれるようになりました。大湯通りの坂を上がっていくと2階建ての建物があり、その2階部分がお風呂になっています。温泉玉子を作る木製のボックスが置かれているので、ぜひ味わってみてくださいね。

「中尾の湯」は、野沢温泉の共同浴場の中で一番大きな木造建築の入浴施設です。麻釜(おがま)の源泉を引いており、とても熱いのが特徴。湯船が広く開放感がありますが、広い湯船は水で薄めてもなかなか湯温が下がりにくいのでお子様や年配の方は要注意です。

◆閻魔堂近くの「十王堂の湯」と半地下の共同浴場「横落の湯」

「十王堂の湯」は、閻魔堂の前にあるコンクリート2階建ての温泉施設です。1階が女湯で2階が男湯となっており、温泉玉子を作ることのできる「玉子湯」もあります。麻釜(おがま)と湯ノ宮から源泉を引いており、野沢温泉でも人気の外湯の一つとして親しまれています。

「横落(よこち)の湯」は、横落信号機の近くにある半地下の共同浴場。男性は四角形の湯船ですが、女性用の湯船は丸く可愛らしいのが特徴です。野沢温泉の共同浴場の中で湯船が丸いのは、ここ「横落の湯」だけだそうですよ。

◆西宮神社裏の「新田の湯」と美肌効果の「熊の手洗湯」

「新田(しんでん)の湯」は、幕末頃に発見された比較的新しい温泉です。野沢温泉村中心近くの新田通りにあります。広い脱衣所があるのでとても便利なのですが、それ故に夜になると自宅のお風呂代わりに利用する地元の人々で大賑わい。子供から年配の方まで幅広い年齢層が利用しています。

「熊の手洗湯」は、怪我をした熊が傷を治していたといわれる野沢温泉最古の温泉。源泉は近くの薬師堂裏に沸いています。野沢温泉の中で唯一ぬるめのお湯になっているので、熱いお湯が苦手な方におすすめ。
深い緑色のお湯は美肌効果も抜群です。寺湯通りに面していることから、かつては「寺湯」とも呼ばれていました。熊の像が置かれている宿や風情ある湯汲場があり、人気のスポットとなっています。

◆おぼろ月夜の館近く「秋葉の湯」・つつじ山公園入口にある「真湯」とその上にある「上寺湯」

「秋葉(あきは)の湯」は、野沢温泉の人気観光スポット「おぼろ月夜の館」から更に上った場所にあります。温泉と冷泉の両方があるので高温のお湯を水道水で薄める必要がなく、100%の源泉を楽しめるのがうれしいところ。硫黄の香り漂う白濁のお湯を思う存分堪能してくださいね。

「真湯(しんゆ)」は、つつじ山公園の入口にある共同浴場。「真湯霊泉」と呼ばれるだけあって、他の外湯とは比べ物にならない程の強烈なインパクトを与えてくれます。深緑色の濁ったお湯には真っ黒く大きな湯の華がたくさん浮いており、硫黄の香りもかなり強め。これぞ温泉巡りの醍醐味と言えるでしょう。
お湯そのものは強烈ですが、2006年に建て替えられた湯小屋は明るく利用しやすいのがポイントです。

「上寺湯(かみてらゆ)」は、真湯から坂を上ったところにある歴史ある温泉です。改築された湯小屋は、綺麗で明るく利用しやすいと好評。白濁したお湯には白い湯の華がかすかに浮かんでおり、観光客に人気の外湯スポットとなっています。

2.野沢温泉村の人たちに愛される生活の場「麻釜」

国の天然記念物にも指定されている「麻釜(おがま)」は、100℃近くの源泉が湧き出る場所です。野菜や卵を茹でたり蒸したりする釜が並んでおり、野沢温泉村の人々の台所として利用されています。このように、源泉が生活の一部として取り入れられている光景は世界的にもとても珍しいそうですよ。

以前は観光客も近づくことができましたが、とても高温で危険なため現在は地元の方のみ利用できるようになっています。周辺のお店では、麻釜で茹でたとうもろこしや温泉玉子、笹団子などを販売しており、その場で買って食べることもできますよ。グルメ好きの方はぜひ!

3.スキー場発祥の地「野沢温泉スキー場」

野沢温泉スキー場

「野沢温泉スキー場」は、映画『疾風ロンド』の舞台として話題になった観光スポット。名前の通り、温泉とスキーの両方を楽しむことができます。スキー場は5つのエリアに分かれており、標高や積雪具合も異なりますので自分に合ったエリアを探してみましょう。

2020年12月には、山麓の長坂エリア~やまびこエリアを結ぶ最新鋭の10人乗りゴンドラ「新長坂ゴンドラリフト」がオープンしました!

スキー場発祥の地として知られる「日影ゲレンデ」は、野沢温泉スキー場のメインゲレンデです。温泉街から動く歩道「遊ロード」で簡単にアクセス可能。ゲレンデ内に託児所やスキースクール、キッズパーク、レストランなど様々な施設が充実していることから非常に高い人気を誇っています。

緩やかで横幅が広い「上ノ平ゲレンデ」は、スキー初心者やお子様の利用におすすめ。隣接しているリフトはバー付きの4人乗りなので、乗り降りも安心です。山頂エリアでスキーを楽しんだ後は、ゴンドラで下山することもできます。雪の量が増えると、ハーフパイプやスノーパークも登場しますよ。

爽快で景色最高の「スカイラインコース」は、スピードの出しすぎに注意して滑走してくださいね。

4.ゴンドラリフトと雪上車で楽しむ「雪原遊覧ツアー」

野沢温泉スキー場では、スキーやスノーボードをしなくても雪の世界を楽しむことができる「雪原遊覧ツアー」が開催されています。期間は1月4日~4月3日のおよそ3か月間。雪上車で普段立ち入らないような場所へ連れていってくれるので、運がよければ野生の動物に出会うこともできます。

ゴンドラリフトは乗り降りしやすいタイプになっているので、年配の方やお子様でも安心。参加希望の方は、前日までに野沢温泉観光案内受付所で予約を済ませましょう。ツアーの定員は8名ですので、大人数で参加したい場合は事前確認をお忘れなく。

5.秋祭り「燈籠祭り」や冬の「道祖神祭り」で有名な「湯沢神社」

◆伝統芸能「猿田彦の舞」も見られる燈籠祭り

毎年9月8日と9日に開催される湯沢神社例大祭。8日の夜に行われる「燈籠祭り」では、野沢温泉村の美しい夜空に1000発以上の花火が打ち上げられるほか、温泉街に露店が並びたくさんの観光客で賑わいます。
子供たちが披露する「三十六歌仙舞」や御神輿、迫力満点の伝統芸能「猿田彦の舞」は必見!ぜひお祭りの時期に合わせて野沢温泉を訪れてみてくださいね。

◆めでたく建てたの歌も有名な「道祖神祭り」

毎年1月15日に開催される「道祖神祭り」は、重要無形民俗文化財に指定されている「日本三大火祭」の一つ。全国各地で同様のお祭りが行われていますが、湯沢神社の「道祖神祭り」はとりわけ規模が大きいことで知られています。

一日かけて作られた社殿に火をつけて戦う「攻防戦」では、熱狂した人々が本気の殴り合いを始めて火の粉が飛ぶなんてこともあるのだとか。野沢温泉村が最も熱くなる「道祖神祭り」は要チェックですね。

6.信濃川の上流「千曲川」で水と遊ぶ

長野県では、日本一長い川・信濃川(しなのがわ)を「千曲川(ちくまがわ)」と呼びます。信濃川の上流部分である千曲川を観光するなら、カヤックやカヌーに乗って自然を満喫するのがおすすめです。7月~8月の土曜日と日曜日(朝9時~12時)には、「千曲川リバーツーリング」も開催されています。

パドルの握り方から始まり、カヌーへの乗り込み方や漕ぎ方まで丁寧に教えてもらえるので、初心者や小さなお子様でも安心。小学生以下であれば、親子二人乗りでの体験も可能です。「千曲川リバーツーリング」は完全予約制となっていますので、2日前までに予約を済ませておきましょう。

7.野沢温泉村で「ゆかた山岳部」発足!

野沢温泉村にある外湯を巡りながら観光スポットを浴衣のまま見学する「ゆかた山岳部」。カラフルな浴衣に足元はスニーカー、手には水分補給のドリンクというミスマッチなスタイルでの観光は、きっと野沢温泉村での忘れられない思い出になるでしょう。季節毎に行われるアクティビティにも注目です。

野沢菜の収穫や山菜ハンティング、たけのこ狩りといった山でのアクティビティのほか、SUP(スタンド・アップ・パドル)やカヌーなど川でのアクティビティも充実していますよ。「浴衣で大丈夫?」と不安に思った方もご安心を。ちゃんと浴衣の中に動きやすい服を着用しています。いつもとはちょっと違った野沢温泉を体験したい方は、ぜひ「ゆかた山岳部」に入部してみてはいかがでしょうか

◎スキーも温泉も楽しめる!野沢温泉村の観光スポットまとめ

野沢温泉では、御集印状を購入して外湯めぐりをするのが人気の観光スタイルです。残雪の残る春のトレッキングや、夏の千曲川の水遊び、そしてスキーと温泉の両方を楽しめる冬の観光とアクティビティも充実しています。思いきり遊んで疲れた体を癒してくれる、立ち寄り湯としても魅力的な野沢温泉。ご自身で好きな季節を見つけて、ぜひ観光に出かけてみてください!

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