岡山県高梁市でとことん楽しめるオススメ観光スポット5選!

岡山県高梁市でとことん楽しめるオススメ観光スポット5選!

今回ご紹介する高梁市は、岡山県の中西部、広島県との県境にある都市です。市の半分以上が吉備高原上の丘陵地となっている中山間地域で、高梁川を中心に支流の有漢川と成羽川が流れています。岡山県は「晴れの国」と呼ばれるほど、年間を通して晴れの日が多いのが特徴。その有利な気候を高梁観光に活かしてみませんか?それでは、高梁市のおすすめ観光スポット5選を見てみましょう。

目次

岡山県高梁市でとことん楽しめるオススメ観光スポット5選!

目次を閉じる

1.国の名勝に指定されている頼久寺(らいきゅうじ)

頼久寺

頼久寺は臨済宗系の寺院で、足利尊氏が日本の各地に建立していた安国寺の一つです。江戸時代の大名で備中国奉行、茶の湯や華道に大きな影響を与えた小堀遠州によって造られた庭園が魅力。そんな庭園は、禅院式枯山水蓬萃庭園という様式を用いています。

江戸時代初期に造られたというこの庭園は、芸術として、そして鑑賞するものとしての価値を評価され、国の名勝にも指定されているのだとか。まさに百聞は一見に如かず。言葉で表現するよりも、実際にその魅力をご自身の目で確かめてみてください!

2.雲に浮かぶ幻想的な風景が見られる備中松山城

備中松山城

備中松山城は1240年に築城されたお城です。備中松山城の特徴は、何と言っても「日本で一番高所にあるお城」ということ。その理由は、このお城が臥牛山(がぎゅうさん)という標高430mの山の上にあり、現存する天守を有する山城の中で最も高い所に位置するためです。山頂にあったということもあり「難攻不落の城」とも呼ばれたそうですよ。

展望台は備中松山城から少し離れたところにあるのですが、お城のある臥牛山より高い位置にあるので、備中松山城をはじめ、高梁市内も眺めることができます。さらに、霧が出ているタイミングで展望台から備中松山城を眺めると、雲海にお城が浮かんでいる景色を見ることができるんですよ。

雲海に浮かぶ備中松山城

雲海が発生するのは、9月末から4月の始めごろの明朝。中でも10月末12月の始めは、濃霧が発生する可能性が高いので狙い目です。雲の中のお城は幻想的な姿で、写真撮影にもぴったりですよ。

お城の位置する高さに注目が集まりますが、場内にある天守や二重櫓、土塀の一部は江戸時代に作られたものであること、国の重要文化財にも指定されています。「日本一高い場所にあるお城」、「雲の中に浮かぶお城」、「国の重要文化財」と聞いて興味が湧いてきませんか?

3.明治時代に作られた洋風建築の資料館!高梁市郷土資料館

高梁市郷土資料館

高梁市郷土資料館は、1904年にできた木造2階建ての旧高梁尋常高等小学校の校舎を利用しており、洋風の外観が特徴となっています。実はこの建物自体が高梁市の重要文化財に指定されているので、外観を眺めるだけでも歴史を感じることができますよ。

建物の2階は元々講堂として利用されていたもので、二重折上格天井(おりあげこうてんじょう)の内部は明治時代の雰囲気を醸し出しています。肝心の資料館ですが、江戸時代から昭和時代にかけての生活用具をはじめ、郷土の民具や遊び道具、高梁駅の歴史や産業の歴史など約3000点の資料が展示されています。

備中高梁駅から徒歩5分とアクセスも良いので、散歩がてら歩くのがおすすめ。
高梁市を観光する際には、ぜひ訪れて欲しいスポットです。

4.設計はあの有名な建築家!高梁市成羽美術館

高梁市成羽美術館

高梁市の成羽町にある成羽(なりわ)美術館は、絵画のほかにも化石の展示なども行っており、博物館としての要素も併せ持っているのが特徴です。現在の建物は3代目ですが、この設計を行ったのが建築家の安藤忠雄氏。コンクリートに覆われた建物の周囲は流水の庭に囲まれ、建物そのものが芸術作品となっています。

年間を通して様々なイベントや展覧会を行っているので、芸術に関する見識を広げるにはもってこいですよ。児島虎次郎が個人的に収集していた、古代エジプトの遺物展示も行われています。展示スペース以外に喫茶室なども備えているので、休憩することも可能。芸術に興味がない方も、気軽に訪れてみてください。

5.日本最大のベンガラ産地、吹屋銅山笹畝坑道

吹屋銅山笹畝坑道

坑道のある吹屋(ふきや)地区は、古くから高梁市を支えてきました。吹屋銅山笹畝坑道はベンガラの産地として、かつて操業していた吹上銅山を観光用に復元、整備したもの。内部を見学することができます。主な稼働時期は江戸時代~大正時代ですが、吹屋銅山自体は807年に発見されたと伝えられており、その歴史の長さを感じることができます。

坑内の温度は1年中15度前後。ひんやりとした空気は、どこか神秘的な雰囲気さえ醸し出してくれます。吹屋銅山でベンガラに興味を持った方には、同じく高梁市にあるベンガラ館の訪問をおすすめします。ベンガラ館はその名の通りベンガラの博物館で、かつて稼働していたベンガラ工場を利用して開設されました。

明治時代のベンガラ工場を再現し、その生産過程を紹介。隣接している陶芸館では、ベンガラを使用して絵付けされた陶磁器の展示も行われており、ベンガラがどのように利用されているのかということが分かるようになっています。

ここまでベンガラの話をされると、実際にベンガラ商品が欲しいと思う方もいらっしゃるかもしれません。高梁市の吹屋地区には、陶芸や染物などに利用できるベンガラやベンガラ和紙の販売を行っているお店があるので、手に入れることができるでしょう。お土産にもおすすめです。

◎岡山県高梁市のオススメ観光スポットまとめ

歴史的な庭に幻想的な風景に包まれる山城、地元ゆかりの資料館や美術館、日本最大のベンガラ産地の銅山など、高梁市には多くの観光スポットが存在します。この記事では紹介できませんでしたが、ほかにもフリークライミング用の施設やマンガの美術館など、様々な施設が揃っています。そんな高梁市に足を運んでみてはいかがでしょうか?

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

高梁でおすすめの記事

高梁のアクセスランキング