歴史から自然まで盛りだくさん!岡山県総社市を堪能する観光スポット5選

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歴史から自然まで盛りだくさん!岡山県総社市を堪能する観光スポット5選

皆さんは岡山県の総社市という街をご存知ですか?今回紹介する総社市は、岡山県の中南部にある都市です。岡山市や倉敷市など岡山県内の大きな都市に隣接しており、約211㎢の土地に約67,000人が住んでいます。

岡山県と言えば桃太郎が有名ですが、この桃太郎のモデルとなっている吉備津彦命(きびつひこのみこと)の伝説がこの総社市にはあります。また歴史の教科書にも出てくる画家雪舟の出身地であったり、古墳や遺跡が多いなど街の規模としてはあまり大きくありませんが、多くの歴史を有する街だといえます。

市内には高梁川という一級河川が流れており、多くの自然が存在しています。そんな総社市へは岡山駅からJR線で乗り換えなしでアクセスできます。

今回はそんな総社市の魅力をたくさんご紹介します。

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歴史から自然まで盛りだくさん!岡山県総社市を堪能する観光スポット5選

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1.五重塔が印象的な備中国分寺

まず紹介するのは備中国分寺です。備中国分寺はその歴史が741年の奈良時代にまでさかのぼる非常に歴史の深い寺院です。この寺院は日本各地に作られた国分寺のうち、備中国(岡山県)の国分寺として作られました。

歴史は奈良時代までさかのぼるとお伝えしましたが、建物自体は一度南北朝時代に焼失していて、現在の建物は江戸時代に再建されたもの。

備中国分寺は、大きく分けると備中国分寺跡、備中国分尼寺跡、備中国分寺五重塔の3つから構成されています。このうち備中国分寺、備中国分尼寺は先述の通り741年に建立され、備中国分寺五重塔は江戸時代の1844年に完成しました。

五重塔は約34mの高さがあり、国指定の重要文化財に指定されています。また岡山県内唯一の五重塔であり、その建物は屋根の上層と下層がほぼ同じ大きさで、江戸時代後期の様式をした建物となっています。

現地に行くと分かりますが、備中国分寺の周辺は田んぼが多く、他にはあまり建物がありません。ですので、五重塔が非常に目立ち少し遠くからでも見つけることができ、非常に印象的な風景となります。

備中国分寺へのアクセスはJR総社駅かJR東総社駅からタクシーを利用するとすぐに着きますが、天気のいい日などは、市内を散歩しながら行くのもオススメです。ぜひ一度訪れてみてください。

2.古墳巡りの旅!こうもり塚古墳・作山古墳

総社市には古墳や遺跡が多く存在するとお伝えしましたが、ここではこうもり塚古墳と作山古墳の2つの古墳を紹介します。

まず、こうもり塚古墳ですが、作られたのは6世紀後半頃とされていて、形状は前方後円墳となっています。国指定の史跡に指定されていること、岡山県の三大巨石古墳の1つにされています。しかし、古墳とはお墓のこと。このこうもり塚古墳は誰のお墓なのでしょうか?一説には、吉備(岡山)の大首長のものとされていて、古墳の後円部には棺を納めた石室があるそうです。

このこうもり塚古墳、こうもりという変わった名前が付けられていますが、これは石室の中にこうもりがたくさんいることに由来しているそうです。

次に作山古墳ですが、こちらはこうもり塚古墳よりも作られたのが古く5世紀頃とされています。吉備王国の豪族のお墓とされるこの古墳は、岡山県内では2番目に、全国でも9番目の大きさを誇ります。また、この作山古墳もこうもり塚古墳同様国指定の史跡となっています。

ちなみに、総社市の隣の岡山市に造山古墳という同じ「つくりやまこふん」と読む古墳があります。こちらは、作山古墳よりも大きく岡山県で一番大きい古墳となっています。訪れる際には間違えないように注意してください。

3.桃太郎伝説の地、鬼ノ城(きのじょう)

みなさんご存じの昔話「桃太郎」。岡山県は桃太郎伝説発祥の地とされ、JR岡山駅前には桃太郎像が設置されています。この桃太郎伝説と関わりがあるのが総社市にある鬼ノ城。

鬼ノ城は総社市内にある鬼城山の山頂の近くにある山城。建設されたのは7世紀後半頃とされています。この頃、日本が朝鮮半島へと侵攻するものの戦いに敗れて帰ってきたころで、朝鮮半島の国が逆に日本に攻め込んでくるのを防ぐために各地に城山が築かれている頃、鬼ノ城もそのうちの1つなのではないかとされています。

さて、鬼ノ城は桃太郎伝説と関わりがあると言いましたが、どのようなものなのでしょうか?桃太郎のモチーフとなったのは温羅(うら)伝説とされています。その伝説によるとこの鬼ノ城には温羅という鬼が住んでいて、吉備地域を支配していました。この温羅の支配に苦しむ人々を救うために当時の天皇が吉備津彦命(きびつひこのみこと)を派遣し、温羅を討ち取ったというのがのちに今の桃太郎の話の形になったとされています。

この鬼ノ城ですが、国指定の史跡となっています。現在もその城壁などは見ることができるので、ぜひご自身の目で桃太郎発祥の地を確かめてみてください。

4.観光スポット巡りに最適!吉備路

ここで紹介する吉備路(きびじ)は岡山市北西部から総社市にかけての地域の総称で、このエリアの周辺には観光スポットが集まっています。

なぜここで吉備路を紹介したかというと、吉備路には自転車専用の道路(吉備路自転車道)が整備されていて各観光スポットを訪れるのに最適なルートが用意されているためです。また、吉備路沿いの観光マップが用意されているため初めて岡山県を訪れたという人でも観光しやすくなっています。

自転車道ということで、自転車はどうすればいいの?と思う人もいるかもしれませんが、安心してください。JR総社駅の近くで自転車をレンタルすることができます。しかもこの自転車、借りた場所に返さなくてもいいのです。

ですので、総社→岡山へと吉備路沿いのスポットを巡るだけ巡ったら最後は備前一宮駅で自転車を返却すればいいので、観光を楽しむことだけに集中できますよ。

吉備路沿いは田畑が多く、建物が少ないため広々とした空間を自転車で気持ち良く走ることができます。たくさんの観光スポットを効率良く巡りたいという方、緑の中をサイクリングしたいというかたなどにはぜひ吉備路を利用することをお勧めします。

5.旅の疲れはここで癒す!国民宿舎サンロード吉備路

最後に紹介するのは吉備路に湧く天然温泉です。ここまで観光スポットを紹介してきましたが、たくさん歩いて、たくさん自転車をこいで1日の終わりには疲れていることと思います。そんな時に温泉なんてあると最高ですね。

吉備路沿いには温泉の一軒宿サンロード吉備路という宿があります。宿泊での利用はもちろんのこと、日帰りでの利用も可能な温泉で旅の疲れを癒しましょう。温泉はアルカリ性の単純温泉で肌に優しく、体を温めてくれます。また、館内には整体もあるので、体の疲れを取ることもできます。

温泉宿の楽しみの1つといえば食事ですが、サンロード吉備路では、手ぶらでバーベキューができるプランや、ランチバイキング、ベーカリーなど、様々な食事を楽しむことができます。もちろん宴会もできますよ。

また、サンロード吉備路では特別天然記念物の丹頂鶴を飼育しているそうで、他の温泉宿にはない楽しみもあります。ぜひ訪れてみてください。

◎まとめ

ここまで、岡山県総社市でおすすめの観光スポットを紹介してきました。総社市という名前を初めて聞いた方もいるかもしれませんが、魅力は伝わりましたでしょうか?小さな都市ですが、多くの歴史的な建物や古墳がたくさんあるなど、オススメスポットは盛りだくさんですね。

また緑が多く都会に住んでいる方にとっては一味違った風景を見ることができるはず。今回紹介した以外にもたくさんの古墳や史跡がありますし、吉備路にはまだまだ観光スポットがあります。

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