遊園地~歴史名所まで!香川県丸亀市にあるおすすめ観光スポット5選

画像出典:mTaira

遊園地~歴史名所まで!香川県丸亀市にあるおすすめ観光スポット5選

瀬戸内海に面している丸亀市は、塩飽諸島(しわくしょとう)と丸亀平野の北東部を市域とする香川県で2番目に大きな都市です。見事な石垣が小さな天守閣を立派に魅せる丸亀城、女性的な美しさをみせる讃岐富士・飯野山が有名ですが、他にもうちわの伝統工芸やレオマワールドなど、大人から子供まで楽しめる施設がたくさんあります。一方では自然に囲まれた歴史薫る町でもあり、丸亀の町はどんなところなのでしょうか?丸亀市の多彩な観光スポットを5つ紹介します。

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遊園地~歴史名所まで!香川県丸亀市にあるおすすめ観光スポット5選

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1.絶叫マシンにプール。夜はイルミも楽しめる「NEWレオマワールド」

出典: めいおじさん / PIXTA(ピクスタ)

四国では最も大きなテーマパーク。1991年に「レオマリゾート」の一角「レオマワールド」として開業しました。2000年8月に一度閉園したものの、リニューアルを行い、2004年4月から「NEWレオマワールド」になりました。

観覧車やジェットコースターなどの絶叫マシンやゴーカートをはじめとするアトラクションが楽しめるほか、敷地内には約100種類42万株の花が楽しめる「レオマ花ワールド」、アジアの世界遺産を忠実に再現した「オリエンタルトリップ」などがあります。

夏に注目なのは巨大プール「レオマウォーターランド」。中国四国地方では最大級の260mの流水プールや四国にひとつしかない冒険型プール、3種類のウォータースライダーなど、親子でスリル満点なウォーターレジャーが楽しめます。

冬はイルミネーションが素敵な「レオマ光ワールド」。1年を通してイルミネーションは行われていますが、冬には「ウィンターイルミネーション」を開催。冬限定の「奇跡のオーロラ」は本当にきれいですよ。幻想的なオーロラの演出で見てる北極や南極に来たかのような雰囲気を味わえます。

2.日本庭園を見ながらアートも楽しむ「中津万象園」

出典: 663highland (CC BY-SA 3.0)

近江八景になぞらえた回遊式の大名庭園で、庭には琵琶湖にならって作られた池や近江百景をもとに作られた島々があります。1688年に丸亀藩の2代目藩主・京極高豊によって築かれました。

夜になると綺麗な月が反射する赤い「太鼓橋」。庭園の門に「長生きの門」という別名が付いた「松寿園」。樹齢600年で日本の名松百選にも選ばれた「千代の傘松」など、江戸時代の大名文化をそのまま物語る庭園です。時代劇の世界にいるような感覚で四季折々の風景を楽しむことができ、桜や新緑、紅葉や雪景色など日本ならではの風流が楽しめます。

庭園の中には丸亀美術館があり、ミレーやルソーなどのフランス絵画や昭和に活躍した日本画家の絵画を観ることが可能。紀元前に今の中央アジアや中近東から発掘された彩文土器、陶磁器やガラス製の器なども展示されています。江戸時代を物語る庭園のすぐそばで、ヨーロッパや中近東の絵画や文化が感じられる和洋折衷なスポットです。

3.「うちわの港ミュージアム」で丸亀うちわを作ってみよう!

出典: Toto-tarou (CC BY-SA 3.0)

江戸時代初期、こんぴら様へ参拝した人たちへのお土産として始まった「丸亀うちわ」。地元では古くからうちわに関する和歌が作られるほど、香川県の特産品として有名です。

平成9年(1997年)には「国の伝統的工芸品」に認定されました。ミュージアム内には丸亀うちわの歴史を語り継ぐなコーナーがあり、うちわ作る工程などを人形や模型を使って事細かに紹介しています。他にも職人がうちわを作る実演コーナーもあります。その他、丸亀うちわを所要時間約50分、1本500円で作ることができる体験コーナーもありますよ。

丸亀うちわは、竹の骨を削って作ったうちわの骨格に和紙を貼り付け、その和紙に漆や柿渋を塗り色を着けます。こうした工法で作られたうちわを「竹骨うちわ」と言います。プラスチックのうちわにはない味わいがあって、丸亀の歴史を知る一端にもなるので、丸亀へ旅行に来たらトライしてみてください。

4.新日本百名山のひとつ。香川の御当地富士「飯野山」に登ろう

出典: iPhone修理/カスタマイズパーツ販売… (CC BY 3.0)

日本を代表する山といえば富士山ですが、全国には「ご当地富士」と呼ばれる"富士山的な山"があります。香川県丸亀市の南側にあり、隣りの坂出市にまたがる飯野山(いいのやま)もそのひとつです。別名「讃岐富士」と呼ばれています。

山が三角錐のような形状をしているところが「讃岐富士」と呼ばれる理由です。標高は421.9m。丸亀市が綾歌町や飯山町と合併し、新・丸亀市として出発した日に『新日本百名山』に選ばれ、山頂には記念碑も建てられています。

山の特徴として富士山は火山(休火山)ですが、飯野山は火山ではありません。登山道は「飯野町登山口」「飯山町」「坂出」の3ヶ所から伸びていて、登山道の途中や頂上には裕仁親王(のちの昭和天皇)が詠んだ歌の歌碑もあります。行く先々に休憩所のベンチが設置されているので、自分のペースで無理なく登ることができます。

5.丸亀市のシンボル。400年の歴史を誇る石垣の名城「丸亀城」

出典: KAKU / PIXTA(ピクスタ)

諸説ありますが、丸亀城の起源は室町時代初期、幕府の管領だった細川氏の家臣が作った砦とされています。安土桃山~江戸時代にかけ、丸亀を治めていた生駒親正が高松城の支城として改修し、関ヶ原の合戦後の1602年に現在の城郭を完成させました。

江戸時代から残っている現存天守12城のひとつで、天守閣はその中で最小。しかしながら、威厳のある風格を保っています。その秘密は石垣。丸亀城は「石垣の名城」として有名で、石垣は4段に積み重なり、三の丸北側にある高石垣は戦国時代に取り入れられた「算木積み(さんぎづみ)」という長方形の短辺と長辺を交互に積み上げる工法で作られています。

整然と積まれた石垣は強度が高く、華やかな曲線美を描いた「扇の勾配」と呼ばれる形になっています。石垣の構造が評価され、丸亀城は「日本100名城」にも認定されました。敷地全体が国指定の史跡で、天守閣と大手一の門、大手二の門は国指定の重要文化財です。

◎まとめ

讃岐うどんで有名な丸亀市は、自然と歴史に囲まれた街です。雨が少なく温暖で移住先としても人気。丸亀市もホームページで自市のことを「四国で一番暮らしやすい街」とうたっています。

丸亀市には歴史遺産だけでなく、レオマワールドのようなレジャー施設もあります。本州からの交通の便もよく、新幹線で来る場合は岡山駅から瀬戸大橋線に乗り換えれば、丸亀駅までは1時間以内で到着します。多彩な観光と暮らしやすい環境が整っている丸亀市。観光だけでなく地方移住を考えている方も一度、旅行されてみるとその魅力が分かると思いますよ。

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