湘南発祥の地「大磯」には歴史、文化、遊びの観光スポットが満載だった!

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湘南発祥の地「大磯」には歴史、文化、遊びの観光スポットが満載だった!

湘南と言えば相模湾沿岸の江の島や鎌倉など、オシャレな海の街のイメージですよね。実はこの「湘南」という総称、大磯が発祥の地なのです。

明治時代には避暑地として人気を博し、名だたる政財界人の別荘がずらりと並んでいた大磯。さらに歴史をさかのぼれば、江戸時代には宿場町、鎌倉時代には保養の地として栄えていました。

そんな大磯には歴史上の人物や、文豪からも愛された観光スポットが目白押し!ビーチ・レジャー情報から、歴史的なおすすめ観光スポットまで、厳選12か所!ご紹介します。

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湘南発祥の地「大磯」には歴史、文化、遊びの観光スポットが満載だった!

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1.大磯ロングビーチ

夏は必ず大磯ロングビーチ!という方も多いのでは?1度行けばその開放感と楽しさに、リピーターになること間違いなしです。

何と言ってもロケーションの良さが素晴らしい。まるで海とつながっているようなプールサイド。のんびりと海を眺めているだけでも癒やされます。

そして、広大な敷地内にはバラエティに富んだプールが9種類。相模湾を一望しながらのプール遊びが楽しめちゃうのです。その中心にドーンと広がるのが「流れるプール」。1周500メートルもの距離は、プカプカと浮いているだけでも飽きのこない楽しさ。ボートに乗って流れるのもおすすめです。

スリル満点の「ウォータースライダー」や「ダイビングプール」、大波小波が押しよせる「波のプール」に「お子様用のプール」などなど。1日じゃ遊びつくせないほどですよ。

お腹が空いても大丈夫。ラーメンにピザにハンバーガーetc人気のお店が軒をつらねます。大磯夏の観光では大人から子どもまで思いっきりプールレジャーを楽しみましょう。

2.大磯海岸海水浴場

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ここ大磯を「海水浴に最適」として、海水浴場や別荘地に開拓したのは、医師であり政治家であった男爵・松本順。大磯はなんと日本初!明治時代に開設された歴史的な海水浴場なのです。

さらに万葉集までさかのぼれば、「白砂青松の海」と歌われています。いにしえの昔から、人々を魅了してきた海だったんですね。

なが~く続く大磯の沿岸には、「北浜海岸」「照ヶ崎海岸」「こゆるぎの浜」の3つのエリアがあり、楽しみ方もそれぞれ。
「北浜海岸」はこれぞ湘南!なる風景、毎日多くのサーファーでにぎわいます。

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「照ヶ崎海岸」は富士見スポットとして有名な観光地。白い波の向こうに箱根連山と富士山!まるで浮世絵の世界。磯遊びが楽しく、天然記念物「アオバト」も遊びにくる場所です。

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「こゆるぎの浜」には、おだやかで素朴な景色が広がります。初夏にはうす紫のハマヒルガオが一斉に咲き誇り、ほっとする観光スポット。

大磯海水浴場、日本人として1度は必ず見ておきたいですね。

3.六所神社

大磯のパワースポットとしても知られる「六所神社(ろくしょじんじゃ)」も、大磯きっての観光名所。その歴史は718年、第10代崇神天皇の時代にさかのぼります。

守護神は「櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)」様。そして櫛稲田姫命が2000年前に、出雲の国から連れてきたという竜神様も祀られています。さらに拝殿の見事なしめ縄は出雲で造られているもので、出雲とのつながりの深さが伺い知れます。

また鎌倉時代には源頼朝、戦国時代には小田原の北条氏や徳川家康をはじめ、歴代の徳川将軍との縁が深いなど、壮大な歴史も持ち合わせます。ここに流れる静かでおごそかな雰囲気は、大磯観光に来たらあじわっておきましょう。

それから、「櫛稲田姫命」さまの神秘の力が宿るとされる「お守り」があるので、女性の方はお忘れなく!「湯津爪櫛御守り」(ゆつつまぐしおまもり)は良縁や、開運を持たらしてくれると言われています。ぜひ大磯観光のおみやげに。

4.大磯城山公園(展望台)

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大磯きっての美しい観光コース「大磯城山公園(おおいそじょうやまこうえん)」。高級別荘地だった大磯らしく、旧吉田茂邸跡地と旧三井財閥別荘跡地が公園となったものです。

広大な敷地の中には豊かな自然と、日本の情緒があふれています。それぞれのエリアごとにご紹介しましょう。

●旧吉田茂邸宅跡地エリア

戦後の日本を復興へと導いた吉田茂元首相。歴史的にも重大な任務を成し遂げた人物が、晩年を過ごした邸宅です。5月~11月頃まではバラが美しく咲き誇ります。吉田茂はこよなくバラの花を愛したようで、敷地内の「バラ園」を毎日散歩したと言われています。

また大久保利通や伊藤博文など、国のために功績をあげた人物7名が祀られている「七賢堂」、色彩豊かな植物が取り入れられた「日本庭園」など、見ごたえ十分な観光スポット。

その威風から「吉田御殿」と言われた吉田茂邸宅。政界引退後も、あまたの政界人が「大磯詣で」を続けました。吉田茂の人物像が伝わってくるようです。

●旧三井別邸地区

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旧吉田邸地区よりさらに広大な21000坪という旧三井別邸地区には、豊かな自然はもとより「横穴古墳群」など歴史的な遺産もあり、ぜひとも観光に訪れたいスポット。郷土資料館や古い蔵で、歴史を感じる散歩もおすすめです。

「小淘綾ノ滝(こゆるぎのたき)」が「不動池」へ静かに流れる風情も美しく、不動池の周りに広がる日本庭園「もみじ広場」は、新緑の時期も紅葉の時期も素晴らしい景観です。

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茶室「城山庵」で抹茶をいただけば、当時の財閥の生活を垣間見ることができますよ。

そして、必ず行きたいのは「展望台」。相模湾を眼下に眺めながら富士山や伊豆半島を一望!がんばって登ってきたのはこの絶景のため。大磯観光には、この爽快な気分をプラスして。

5.ダイヤモンド富士

富士山の頂上に、太陽の光が重なったときに見られる絶景「ダイヤモンド富士」、この一瞬を見られる貴重な観光スポットが、大磯には2か所もあります。

1つは大磯城山公園の展望所。もう1つは照ヶ崎海岸で、4月と9月の年に2回。大磯で見られるタイミングは日没時です。いくつかの条件が重なったときに拝むことができる貴重な瞬間。日本人なら誰もが1度は見ておきたいですよね。大磯町のHPで今年の日程を確認してから、大磯観光の予定を考えるのも大事ですね。

6.旧島崎藤村邸

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昭和16年に大磯に越してきた島崎藤村。亡くなるまでの最後の日々をこの家で過ごしました。大磯駅から徒歩5分。風情あふれる冠木門(かぶきもん)と竹垣(たけがき)が特徴的な小さなお家です。

小さいとは言え一歩中に入れば、藤村の世界観が広がります。大正ガラスや下地窓、広い縁側から眺める「静の草屋」と呼んだ庭園。藤村がいかにこの家を気に入っていたかは「萬事閑居簡素不自由なし」という夫人あての手紙からも読み取れます。

『名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の実』の姿、大磯の景色とも合いますね。

7.地福寺

毎年2月になると今も、境内一面に梅の花が咲き誇る「地福寺(じふくじ)」。大磯で晩年を過ごし、終の棲家とした島崎藤村は、ここ地福寺の梅の花をこよなく愛し、好んで散歩したそうです。その美しさは健在で、今でも大磯最高の梅の観光名所。

そして島崎藤村の強い希望により、島崎夫妻のお墓は、この地福寺に建てられました。梅の美しさとよく似合うほっそりとした墓石が、たいへん絵になり、観光地としても人気。

普段はとても静かなお寺ですが、毎年8月22日、島崎藤村忌には文豪を偲び多くの人々が集まります。

8.ビーチテニス

ビーチテニスと言うスポーツをご存知ですか?ビーチで行うテニスですから、当然ボールはバウンドせず。空中でラリーをするので、ビーチバレーとテニスを足して割ったような感じです。

海外では人気も高まり、高額な賞金付きの大会も開催されています。このビーチテニスのコートが、大磯の北浜海岸に常設されるようになりました。嬉しいことに現在、特に予約の必要もないとのこと。大磯観光には、このちょっと珍しいスポーツにチャレンジすることもお忘れなく。

9.湘南ベルマーレ

神奈川県はJリーグに所属しているクラブが6つもあるサッカー王国。湘南ベルマーレのホームタウンでもある大磯では、街のいたる所でチームのポスターや横断幕を見かけるでしょう。大磯観光へは、チームカラーのライトグリーンを身に着けて出かけるのもいいですね。

10.東海道松並木

江戸時代の旅人の気分に浸れる場所が、大磯の「東海道松並木」。東海道の宿場町として栄えた大磯の歴史を物語っています。両側に立ち並ぶ松並木、旅人の里程標となった一里塚もつくられていました。歌川広重の浮世絵『東海道五十三次』を思い浮かべながら、ゆっくり散策するのがおすすめです。

11.大磯迎賓館

大磯に建つ築100年を超すこの素敵な洋館。元は、貿易商として成功を収めた木下健平が建てた邸宅で、国の有形文化財でもあります。現在はイタリアンレストラン「大磯迎賓館」として使われています。

青い屋根、白い壁が緑の木々に囲まれて絵葉書のよう。素敵なエントランスを通るだけでも観光旅行の気分が上がります。

別荘地として栄えていたころの大磯には、こんな素敵な邸宅が並んでいたのでしょうね。非日常で、贅沢な空間で味わうお料理は一段とおいしい。大磯観光では優雅なランチタイムを味わってみましょうか?

12.大磯 井上蒲鉾店 本店

売切れ御免の老舗、吉田茂も愛した「大磯 井上蒲鉾店 本店」の蒲鉾。これは並んででも食したい大磯の味です。明治11年の創業以来、ずっと変わらない理由は、人の手でじっくりと作り上げられているから。

これだけの人気店なのに、大磯以外には出店しないポリシーを貫かれているのも魅力ですよね。かまぼこ、はんてん、さつまあげ、どれも買って帰りたい。毎週水曜日は定休日ですよ。大磯観光は水曜日以外にしましょうね。

◎まとめ

大磯町の厳選おすすめスポット12!をご紹介しましたが、いかがでしたか?湘南と言えばおしゃれな若者の街のイメージですが、ここ大磯には歴史と自然がたっぷりと、あふれています。だから子どもからご年配の方まで、誰もが楽しめる観光スポットとして人気なのです。夏の海、秋の紅葉、季節を問わず訪れてみましょうね。

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