長野県渋温泉のオススメ観光スポット!ゆっくりとした時間を過ごそう

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長野県渋温泉のオススメ観光スポット!ゆっくりとした時間を過ごそう

渋温泉は長野県の有名な温泉観光地。温泉街には温泉宿がたくさんあり、地元の人が毎日利用する普段使いの温泉や外湯が9つあります。外湯はもちろん観光客も利用可能。「九湯めぐり」を楽しむ観光客も多いんですよ。

渋温泉には温泉以外にも観光スポットがたくさんあります。長野の山奥に位置しているため、自然を満喫できる観光スポットばかりですよ。なかでも野生のニホンザルが気持ちよく温泉に入浴している様子をみることができる「地獄谷野猿公苑」の人気は国内だけにとどまりません。世界的にも有名で海外からたくさんの観光客も訪れ、冬の雪景色の中、温泉につかるサルたちの様子から「スノーモンキー」の愛称で親しまれています。

今回は、そんな渋温泉を観光で訪れたら、ぜひとも行ってほしいオススメの観光スポットをご紹介します。

目次

長野県渋温泉のオススメ観光スポット!ゆっくりとした時間を過ごそう

1.温泉に入っているニホンザルが見れる「地獄谷野猿公苑」

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「地獄谷野猿公苑」は上信越高原国立公園「志賀高原」の麓に位置し、温泉に入浴している野生のニホンザルを近くで観察することができる渋温泉の観光スポット。1998年の長野冬季オリンピックの際には世界中から観光客が訪れ、地獄谷野猿公苑の人気はさらに高まりました。

野生のニホンザルが渋温泉・地獄谷の厳しい冬の寒さを温泉に入ってしのいでいる姿は、メディアでもよく取り上げられています。サルは冬以外でも、温泉付近に現れますが、暖かい時期にはあまり積極的には温泉に入りません。温泉に入浴しているニホンザルを見たい場合には、冬がオススメ。小さい子ザルも温泉に入っていてとてもかわいいですよ。周囲の雪景色のなか温泉につかるニホンザルを間近で見られる地獄谷野猿公苑は渋温泉のチオシ観光スポットです。

2.自然との共生できる「山ノ内町立志賀高原ロマン美術館」

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「山ノ内町立志賀高原ロマン美術館」は、1998年に開催された長野冬季オリンピック・パラリンピックを記念として建てられた美術館。渋温泉の観光スポットとして人気があります。デザインは世界的に有名な建築家・黒川紀章氏によるもの。その建物をみるために山ノ内町立志賀高原ロマン美術館を訪れる観光客も多いんですよ。

志賀高原ロマン美術館では「自然との共生」をテーマにガラス工芸、江戸時代から大正時代の浪漫コレクション品などが展示されています。またバリアフリーとなっているので、車イスの方も安心して来館することができます。

建物は美術館棟とレストラン棟の2つ。美術館棟、レストラン棟ともに黒川紀章氏によるもので、それぞれに特徴があります。美術館棟は楕円形に設計されていて高さ15m、地上2階建ての吹き抜けホールを中心に、2階展示室が囲んでいます。エントランスは自然光が入るようにガラス窓になっていて、壁面には光と影が映し出されます。レストラン棟は、遠くからでもランドマークとなる印象的な円の形です。この形は、志賀高原をイメージしているのこと。

渋温泉観光では、建物自体も有名な山ノ内町立志賀高原ロマン美術館に足を運んでみましょう。

3.渋温泉の温泉をめぐろう「九湯めぐり」

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渋温泉の「九湯めぐり」は渋温泉の宿泊者限定で、「祈願手ぬぐい」にスタンプを押しながら9つの源泉かけ流し温泉をめぐることができます。画像は渋高薬師(渋薬師庵)。九湯めぐりの最後に温泉街を見下ろす渋高薬師へ参詣して印受すると、願いがかなうと言われています。渋温泉で宿泊する際には、ぜひ九湯めぐりに挑戦してみましょう。

9番の「渋大湯」は宿泊客以外にも解放されている渋温泉の温泉なので、渋温泉の観光帰りに日帰り入浴で利用することもできます。今回は、渋温泉の九湯めぐりの温泉のなかでも、特にオススメな3か所の温泉をご紹介します。

◆渋温泉の九湯めぐりのスタート一番湯「初湯」

長野県渋温泉街のメインストリート中央あたりに位置する渋温泉は「一番湯・初湯」から外湯九湯めぐりがスタートします。

渋温泉の九湯めぐりの温泉は、どこも木造の湯小屋で簡素な作りが歴史ある共同浴場らしい風情を醸し出しています。この「一番湯・初湯」も、板張りの浴室で長方形の浴槽に木の樋を通って、お湯が入るようになっています。浴室は全て木造で、浴槽も床の簀の子も壁の一部も木でできています。

◆美人の湯としても人気のある六番湯「目洗いの湯」

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「六番湯・目洗いの湯」は、長野県渋温泉街の東の外れにある急な階段を登った不動尊の麓にあります。すぐ近くには金刀毘羅宮薬師庵があり、「六番湯・目洗いの湯」は、人気の撮影スポットとしても有名な温泉です。

「六番湯・目洗いの湯」は洗い場が木でつくられ、細長い木造の浴槽で温かみのある雰囲気のよい室内。浴槽の底に白い湯の華が沈んだり浮いたりしている様子を楽しめます。泉質はナトリウム・カルシウム・硫酸塩などで、温度が50度以上と高めです。

昔、「六番湯の湯で目を洗ったら、眼病が治った」という言い伝えから眼病湯治に良い温泉として知られるようになった歴史ある渋温泉の人気のお湯。目洗いの湯に入浴すると肌も綺麗になるといわれており、「美人の湯」とも呼ばれ、女性に人気の温泉として有名な渋温泉の観光スポットでもあります。

◆日帰りでも利用できる九番湯「渋大湯」

日帰り観光でも楽しめる渋温泉を代表する名湯「九番湯・渋大湯」は、高僧行基により発見されたと伝わる温泉。九湯めぐり祈願の最後に入浴しその後にお参りをすると願いがかなうと言われています。屋上には同じ源泉の足湯があるので服を脱がないで温泉を楽しむこともできます。また、地下にある源泉の湯気を利用した蒸し風呂もある渋温泉の人気観光スポットです。

浴場は9つの九湯めぐりができる渋温泉の中で最も広く、半地下にあるので少し暗めの浴室は落ち着く雰囲気です。奥に4人ほどの熱いお湯、手前に5人程度のぬるめのお湯の2つがあり、源泉は奥の湯船に注いでいます。緑色を帯びた茶褐色のにごり湯です。

渋温泉の宿泊客以外でも楽しめる「九番湯・渋大湯」。ぜひ、渋温泉の日帰り観光で寄ってみましょう。

4.千と千尋のモデルのひとつといわれる「歴史の宿 金具屋」

渋温泉街の中にある旅館のひとつである「金具屋」は、200年以上の歴史のある老舗旅館。有形登録文化財に認定されている斉月楼は、ジブリ映画「千と千尋の神隠しの」モデルのひとつになったといわれる木造4階建ての建物。映画の中の神様が風呂に入るという設定も、宮崎監督がNHKのテレビ番組で南信濃・上村の霜月まつりを目にしてモチーフにされたといわれています。

渋温泉の写真撮影スポットとしても人気がある歴史の宿「金具屋」。その雰囲気は写真映えすること間違いなしです。温泉街を散策する際には、映画のワンシーンを思い出しながら記念撮影してみてくださいね。

◎まとめ

渋温泉の観光では、温泉はもちろんのこと家族や友達、恋人とゆっくりと楽しく過ごせる観光スポットがたくさんあります。ゆっくりと渋温泉で宿泊する場合には、九箇所の外湯を巡る九湯めぐりがオススメ!ひとつひとつのお湯の個性を楽しみ、風情ある渋温泉の街を散策してみましょう。また温泉以外の観光スポットでも芸術や美術に触れたりニホンザルを間近で見ることできたりと、様々な楽しみ方をすることができます。渋温泉は芸術や動物が好きな方に、特にオススメな観光地。誰と訪れても楽しめますね。

長野の山奥のおすすめ温泉・渋温泉郷に、ぜひ観光に訪れてみてください!

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