真鶴の観光スポット6選。美しさと懐かしさが溶け合う港町を散策

画像出典:小林陵一 / PIXTA(ピクスタ)

真鶴の観光スポット6選。美しさと懐かしさが溶け合う港町を散策

熱海や箱根に挟まれた神奈川のちいさな港町・真鶴。高層の建物や商業ビル等の姿はなく、昭和の頃のような懐かしい雰囲気を漂わせています。こぢんまりとした家々が立ち並ぶ風景が、訪れる観光客にどこかほっとした印象を与える町です。

ここでは、そんな真鶴のおすすめ観光スポット6選をご紹介します。きっと、行ってみたい観光地が見つかるはずですよ。

目次

真鶴の観光スポット6選。美しさと懐かしさが溶け合う港町を散策

目次を閉じる

1.真鶴岬

出典: クロ / PIXTA(ピクスタ)

相模湾に向けて突き出た真鶴岬。岬先端からの景観が美しいと有名で、「かながわ景勝50選」にも選出されています。また、下に広がる三ツ石海岸までは、降りていくこともできます。3つの岩が見事に連なった三ツ石の見応えはもちろん、磯遊びスポットとしても人気ですよ。

そのほか、真鶴岬にはさまざまな貝殻の展示を行う貝殻博物館も。新鮮な魚介類を使用したお食事処や、おみやげ選びにぴったりなお店なども充実しているので、ゆっくりと観光してみてくださいね。

♦初日の出

出典: mm@mm / PIXTA(ピクスタ)

真鶴岬は、お正月に多くの観光客が訪れる観光スポットでもあります。お目当ては、三ツ石から昇ってくる初日の出。三ツ石には注連縄がかかっており、その中央からゆっくりと昇っていく朝日の様子は、まさに新年のはじまりに拝む初日の出にふさわしい神々しさです。

2.鵐窟(しとどのいわや)

鎌倉幕府といえば、日本が天皇や貴族中心の社会から武家社会へと転換した時代。源頼朝は、そうした武士の世の中を築き上げていった鎌倉幕府の初代将軍として有名ですよね。

そんな源頼朝ですが、源氏再興を目指して1180年に挙兵した石橋山の戦いでは大敗。家来数名と命からがら隠れ込んだのが、ここ真鶴にある鵐窟(しとどのいわや)だといわれています。頼朝らがこの洞窟に隠れようとしたとき、岩屋から鵐(しとど)という鳥が舞い出たことから、このような名前がついたという言い伝えが残っていますよ。

かつては10メートル以上もの深さを有したという鵐窟(しとどのいわや)。度重なるがけ崩れが原因で、現在洞窟の大きさは数十センチほどになってしまいました。それでも歴史の跡が残る重要な史跡として、真鶴町で大切に保存・管理されています。真鶴に訪れたらぜひ寄ってみてくださいね。

3.真鶴半島遊覧船

鵐窟を観光したあとは、真鶴半島遊覧船を楽しむのがおすすめです。自然豊かな真鶴の様子を海から眺めてみると、半島内を歩いている時とはまた違った町の魅力に気付けるはずですよ。

そして、なんといってもこの遊覧船のいちばんのポイントは、海上を飛び交うカモメやトビと戯れられること!デッキに出ると、船の周りにたくさん飛んでくるのです。お目当ては、観光客が空中へと投げるかっぱえびせん。

間近を飛び交うカモメやトビたちの華麗で迫力のあるキャッチは見応え満点です。エンターテイメント性抜群の船旅に、いつのまにかアトラクション感覚で遊覧船を楽しめてしまうこと間違いなし!餌になるえびせんは船内でも販売されています。

4.荒井城址公園

出典: tata_aka_T

荒井城址公園は、真鶴の地元住民の憩いの場となっている場所のひとつで、ゆったりとした雰囲気が漂う公園です。もともとは、1083年の後三年の役で源義家に従い活躍したという、荒井実継の居城跡でした。

しだれ桜の名所としても有名で、毎年桜の季節になるとたくさんの観光客が訪れます。公園内には気軽にお弁当を広げられるピクニック広場もあり、日中は多くの家族連れの花見客で賑わいますよ。

夜は雰囲気がうって変わり、ライトに照らされた桜がしっとりと浮かび上がる落ち着いた雰囲気に。大切な人とのデートにぜひ訪れたい真鶴の観光スポットですね。

5.御林

出典: s.suzuki / PIXTA(ピクスタ)

江戸時代、明暦の大火に見舞われた江戸の町の多くが焼けてしまったことを受け、徳川幕府が再建用の材木の植林を各地に命じました。ここ真鶴町の御林(おはやし)はその時の植林によってでできたもの。

当初は人工的な松林でしたが、長い時を経ていつしか自然林へと変化してきたといいます。現在では、港町の雰囲気が漂う真鶴で、海と同じく真鶴になくてはならない景観のひとつとなっています。

御林のなかには、森林浴に適した遊歩道が整備されているところもありますが、一方で木々が生い茂り鬱蒼とした雰囲気の道も。さわやかな遊歩道・深い森の道、どちらもそれぞれ楽しいコースなので、その時の気分に合わせて選んでみてはいかがでしょう。

6.美術館めぐり

真鶴は、アートな観光が楽しめる町でもあるんです。穏やかな港町をゆっくりと歩きながら、ふらっと美術館に立ち寄ってみる・・・というスタイルにぴったり。ここでは、おすすめ美術館の2ヵ所をご紹介します。

♦真鶴アートミュージアム

まずご紹介するのが、真鶴アートミュージアム。築50年の木造旅館を改築したという建物は、風情がありつつ真鶴の町に溶け込んでいるから不思議です。展示されているのは、岡本太郎やルノワールなど、さまざまな個性豊かな芸術家の作品たちです。

鑑賞をたっぷりと楽しんだら、館内2階にあるカフェ「マダム・ケイ」でちょっとした休憩タイムはいかがでしょう。きらきらと輝く海を眺めつつ、お店自慢のお茶とお菓子をいただけば、ほっとひと息できますよ。

♦真鶴町立中川一政美術館

真鶴半島のお林のなかに位置している、真鶴町立中川一政美術館。真鶴に魅了された画家・中川一政の作品が展示されています。森のなかの静かな美術館ということで、しっとりと落ち着いた雰囲気のなかでゆっくりと作品を見て回ることができますよ。

◎まとめ

真鶴のおすすめ観光スポット6選はいかがでしたか?海岸や森林、公園、遊覧船、美術館などなど・・・。さまざまな観光スポットがありましたが、でもやっぱり、いちばんの魅力はその美しい町景観です。

真鶴が誇る町並みをつくりあげられたのには、1994年の「まちづくり条例」が背景にあります。以来、「美の基準」によってうつくしい町が目指されてきました。

現在では、多くの観光客を魅了する注目の観光地・真鶴町。ぜひ訪れてみて、あなたの目で真鶴の魅力を感じてみてくださいね。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

真鶴でおすすめの記事

真鶴のアクセスランキング