名称:会津芦ノ牧温泉
住所:福島県会津若松市大戸町芦ノ牧1122
公式・関連サイトURL:http://www.aizu-ashinomaki.jp/
福島県「芦ノ牧温泉」は10軒以上の宿泊施設がある歴史ある温泉で、ゆっくり癒されたい観光客が訪れる秘湯。行く道が困難で「幻の温泉郷」といわれていましたが、今では会津若松駅から芦ノ牧温泉までバスで50分程度、また東京から芦ノ牧温泉までは3時間半ほどで行けるようになりました。芦ノ牧温泉の周囲には「鶴ヶ城」や歴史的な福島の観光スポットが点在。芦ノ牧温泉周辺の観光には、芦ノ牧温泉から出ているバスを利用すると便利です。今回はそんな芦ノ牧温泉と、芦ノ牧温泉周辺の観光スポットをご紹介します。
目次
芦ノ牧温泉周辺の観光スポット10選!温泉で癒されて会津の城下町へ
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1. 芦ノ牧温泉
福島県会津若松市の南に位置する「芦ノ牧温泉」は、緑に囲まれた自然を満喫できる温泉郷として人気の観光スポットです。芦ノ牧温泉は千数百年前に行基上人が発見したと伝わる古湯で、当時は街道のない山々の中に位置する幻の村の湯でした。芦ノ牧温泉では、まず「出会いの湯滝」がお出迎え。天然の露天風呂「あぎの湯」や「子宝の湯」、源泉かけ流しの足湯「足ポッポ」や金精神社にも足湯があります。
「散策遊歩道いちいの小路」という約1kmの遊歩道が整備されているので、自然を楽しみながら散策観光も楽しんでくださいね。3か所の温泉に入れる湯めぐり手形もありますよ。芦ノ牧の人々の療養の場として親しまれてきた芦ノ牧温泉は、会津若松市内から車で30分もかからずに行けるようになりました。市内観光した後でも気軽に寄ることができ、旅の疲れを癒せる観光保養地、芦ノ牧温泉へ行ってみませんか。
2. 塔のへつり
「塔のへつり」は、100万年にわたる侵食と風化が作り出した奇岩が連なっている渓谷。国の天然記念物にも指定されている福島の有名な観光スポットです。「へつり」とは会津の方言で、川に迫った険しい断崖のこと。吊り橋を渡れば、対岸の岩の下の遊歩道を歩くことができます。そんなに怖くないので、ぜひ渡ってみてくださいね。吊橋のたもとには、虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)がまつられています。
岩は形状によって様々な名前がつけられており、名前を紹介している看板が設置されているので参考に。橋の手前には食事処や土産物屋もたくさんあり、お土産を買ったり、こけし絵付けなどの体験も可能。車でもアクセスできますが、レトロな会津鉄道会津線「塔のへつり駅」を利用するのもおすすめです。珍しい景観を楽しめる塔のへつりを観光し、そのあとに芦ノ牧温泉でゆっくりくつろぐ観光プランもいいですね。
名称:塔のへつり
住所:福島県南会津郡下郷町弥五島下タ林5316
公式・関連サイトURL:http://shimogo.jp/sightseeing/tonohetsuri/
3. 鶴ヶ城
福島の名城「鶴ヶ城」は会津のシンボルとして有名な観光スポット。お城ファンや歴史的構造物のファンでなくても、芦ノ牧温泉周辺へ観光に来た際には訪れたい美しい観光地です。この「鶴ヶ城」は明治時代に石垣だけを残して取り壊されたのですが、1965年に再建。2011年春には日本で唯一の赤瓦をまとった天守閣となりました。 昔は鯱鉾(しゃちほこ)が材木で作られていましたが、今の銀の鯱鉾は鶴ヶ城再建にあわせ福島の地元の施工業者から寄贈されたもの。なんと、目は2カラットのダイヤモンド!
難攻不落の名城である「鶴ヶ城」の展望台からは、鶴ヶ城公園とその周辺の城下町を一望できます。周囲を山に囲まれた会津の自然を満喫できる、福島の絶景観光スポットとしてもおすすめ。芦ノ牧温泉へもバスが出ていますので、芦ノ牧温泉を宿にして鶴ヶ城周辺観光ができます。
名称:鶴ヶ城
住所:福島県会津若松市追手町1-1
公式・関連サイトURL:http://www.tsurugajo.com/
4. 茶室麟閣
「茶室麟閣(りんかく)」は、福島の鶴ヶ城公園内にある茶室。千利休の子・千少庵(せんのしょうあん)が建てたと伝わる茶室は芦ノ牧温泉周辺の有名な観光スポットのひとつ。福島県指定重要文化財であり、会津若松市指定文化財にも認定されている福島の観光スポットです。
千利休が秀吉の怒りを買い、千家は茶の湯の世界から追放されたという歴史があります。千利休の子どもである少庵は会津に蟄居(ちっきょ)を命じられましたが、当時の会津領主が蒲生氏郷(がもううじさと)でした。氏郷は利休の茶道が途絶えてしまうのを惜しみ、徳川家康とともに千家復興を秀吉に願い出た結果、少庵は京都に帰って千家を再興。千家の茶道は宗旦(そうたん)に引き継がれました。
千少庵の孫によって、表千家・裏千家・武者小路千家の三千家が興され、今日の茶道に繋がっています。蟄居中に少庵が氏郷のために造ったと伝わる草庵風の茶室が「麟閣」です。以降、鶴ヶ城(若松城)内で大切に使用され、現在でも毎月7日の少庵の月命日には月釜を開催。お点前が披露されています。茶室麟閣からも芦ノ牧温泉へバスが出ているので、歴史ある茶室を見た後に芦ノ牧温泉でゆったりとくつろいで、芦ノ牧温泉観光を満喫してくださいね。
名称:茶室麟閣(りんかく)
住所:福島県会津若松市追手町1-1
公式・関連サイトURL:http://www.tsurugajo.com/rinkaku/
5. 御薬園
「御薬園(おやくえん)」は、様々な薬草を栽培する薬草園だったことが名前の由来となっている庭園。室町時代に葦名盛久(あしなもりひさ)が霊泉の湧きだした場所に別荘を建てたのがはじまりで、会津松平家2代藩主・松平正経(まさつね)が領民を疫病から守ろうという志で、薬草栽培を始めたと伝わります。
庭園の中央にあるのは、「心」の字をかたどった「心字池(しんじいけ)」。「心」の真ん中に当たる場所には、楽寿亭が建っています。楽寿亭は八畳一間に框床(かまちどこ)がある数寄屋風茅葺(すきやふうかやぶき)の平屋造り。池辺には石が置かれ、池への流水路として女滝と男滝が配されている、風情ただよう庭園です。この御薬園は1922年、徳川時代の大名型山水庭園として国の名勝に指定されました。現在でも、会津産のものを含めて400種の薬草が育てられています。御薬園は、鶴ヶ城の東、徒歩15分ほどの場所にあります。
名称:御薬園(会津松平氏庭園)
住所:福島県会津若松市花春町8-1
公式・関連サイトURL:http://www.tsurugajo.com/oyakuen/index.htm
6. 大内宿
大内宿(おおうちじゅく)は、福島県の会津城下と栃木県日光市今市の下野(しもつけ)の国を結ぶ全長約130kmの中で、会津城下から3番目の宿駅として1640年ごろに整備された宿場町。1981年には、重要伝統的建造物群の指定を受けました。今では年間約120万人の観光客が訪れる、福島の伝統を味わえる歴史的観光スポットです。
大内宿の多くの家は土産店屋や蕎麦屋等店に変わり、村の主な産業は農業から観光業へと変化しました。福島の歴史を感じてもらえる観光地として、宿場町の景観維持に村をあげて尽力。「売らない・貸さない・壊さない」の3原則を掲げた住民憲章を作り、伝統的な屋根葺きの技術習得や継承に取り組んでいます。
またタイムスリップしたように楽しい大内宿には、お食事処や体験スポットも充実。なかでも大内宿の蕎麦は全国でも有名です。「ねぎそば」はお店によって「祝言そば」や「高遠そば」とも呼ばれ、グルメの方にも一度は味わってほしい一品。ゆったりした時間を過ごせる福島の観光地、大内宿へぜひ足を延ばしてみてくださいね。
名称:大内宿
住所:福島県南会津郡下郷町大字大内字山本
公式・関連サイトURL:http://ouchi-juku.com/
7. 本家玉屋
大内宿の「本家玉屋」は、後白河天皇の第二王子以仁王(もちひとおう)がわらじを脱がれたといわれる歴史ある食事処。築400年を超える座敷で、歴史を感じながら蕎麦などの食事を楽しめるグルメスポットとして人気があります。祝言そはは最初にネギで全体をかき混ぜ、お椀を口元へ持っていってネギを使ってすすって食べます。薬味としてネギも一緒に食べたり、この蕎麦についているネギに自家製そばみそを付けて食べるのも人気。
食材には会津の厳選された素材が使われており、玉屋の畑で栽培された野菜も食べられますよ。そば粉は会津産地粉を100%使用した10割そば。食べ方のユニークさだけでなく、福島の幸を味わえるグルメスポットです。
また、各店で焼かれているキンツバもいかがでしょうか。本家玉屋のキンツバは、焼きたてで外はカリっと香ばしく、中はふわりとしていてもっちり。病み付きになると評判の福島グルメです。この美味しさの秘密は生地に練りこんだ黒米。黒米を加えると、生地とあんが良く馴染むことでその美味しさがより一層引き立ちます。ほんわりとした優しい甘さと独特の触感の焼きたてキンツバを、情緒あるテラスで頬張りながら周囲の景色を眺めるのもおすすめですよ。
名称:本家玉屋
住所:福島県南会津郡下郷町大内山本3
公式・関連サイトURL:http://tamaya-honke.sub.jp/
8. 三澤屋
「三澤屋」は、行列ができる福島大内宿の人気店。昔、信州高遠(たかとお)藩で育った会津の殿様が大根おろしで食べるそばを持ち帰ったことから、大根おろしそばを「高遠そば」と言います。三澤屋でも、薬味をかねた長ネギを箸がわりに用いてます。
三澤屋のそばは、水をいっさい使わず、大根のおろし汁と会津のそば粉100%で作っているのが最大の特徴。さっぱりした味わいの辛み大根おろしがのった高遠そばは、囲炉裏があるお座敷で味わえます。また、三澤屋では烏骨鶏の新鮮な卵がのった「烏骨鶏でぶっかけごはん」も人気のメニュー。ただし、烏骨鶏卵入荷時のみ提供されるお料理となっているため、もしあればラッキー!迷わず頼みましょう。ここの高遠そばも一度は味わってみたいし、ほかにも食べたいものがたくさん!これはもう、福島のグルメ観光スポット巡りとして何度か訪れるしかなさそうです。
名称:三澤屋
住所:福島県南会津郡下郷町大字大内字山本26-1
公式・関連サイトURL:http://www.misawaya.jp/
9. ハイカラさん
「ハイカラさん」は2011年から運行されている、福島のまちなか観光に便利なレトロ調ボンネットバス。約30分間隔で運行される周遊バスで、まちなかの観光スポットを巡る移動手段として人気があるだけでなく、市民の新たな交通機関として親しまれています。ハイカラさんの反対ルートを走るバスが「あかべぇ」。どちらも、かわいい車両が観光客に人気で、うまく組み合わせるとスムーズに、お得に観光ができます。
「1日フリー券」は車内では販売していないので、乗車前に会津若松駅前バス案内所など10か所以上の販売所で購入しておきましょう。補助ステップや車椅子用のリフトも導入しているので、誰でも安心して利用できますね。
名称:ハイカラさん
住所:福島県会津若松市
公式・関連サイトURL:https://www.aizubus.com/rosen/machinaka-shuyu
10. 会津鉄道
福島の「会津鉄道」は、鉄道ファンや観光客に人気のローカル鉄道。自然豊かな渓谷や、温泉情緒あふれる街、福島の有名観光スポットを走ります。相互乗り入れをしているため、喜多方・会津若松~浅草・新宿は4時間弱。首都圏からのアクセスの良さと雄大な会津の風景の中をのんびりと列車に揺られる福島の旅が人気です。
会津鉄道「芦ノ牧温泉駅」は、1927年に国鉄会津線の上三寄駅(かみみよりえき)として開業した当時の木造駅舎が親しまれている駅で、鉄道ファンだけでなく、構造物ファンにも人気の福島の観光地です。
2人揃ってテレビを凝視してました♪これからも頑張ります♪#会津鉄道 #芦ノ牧温泉駅 #らぶ駅長 #ぴーち施設長 https://t.co/2mC5xwGrFj pic.twitter.com/raznBoky6l
— 芦ノ牧温泉駅を守る会【公式】 (@ashinomakionsen) December 9, 2017
2008年、この駅に住む猫の「ばす」が名誉駅長に任命され、「たま駅長」からも祝電が贈られたことから全国的に有名な観光スポットになりました。その後「ばす」が高齢で引退。2015年に会津生まれのアメリカンカール「らぶ」が名誉駅長を継承し、「らぶ駅長」と「ぴーち施設長」に会いに多くの観光客が訪れています。
カメラのフラッシュで目を傷めるため、猫の撮影は全面禁止になっています。写真は「らぶ駅長」と「ぴーち施設長」の公式Twitterで楽しめますのでご協力ください。芦ノ牧温泉に旅行に行くときには、このかわいらしい駅長さんたちに直接会いに、芦ノ牧温泉駅へ立ち寄ってくださいね。
名称:会津鉄道株式会社
住所:福島県会津若松市材木町1-3-20
公式・関連サイトURL:http://www.aizutetsudo.jp/index.php
【らぶ駅長・ぴーち施設長公式Twitter】https://twitter.com/ashinomakionsen/media
◎まとめ
芦ノ牧温泉とその周辺のおすすめ観光スポットをご紹介しましたがいかがでしたか。芦ノ牧温泉の周辺には、歴史情緒あふれる街並みや、芦ノ牧温泉の周辺の古き良き面影を見たり歴史を体感できる観光スポットが多くあります。また、美味しいそばやおやつを食べたり、城下町や芦ノ牧温泉周辺のグルメ観光も充実。芦ノ牧温泉の周辺の観光と、ゆっくり疲れを癒せる芦ノ牧温泉で身も心もリフレッシュ。次の週末は、芦ノ牧温泉とその周辺観光スポットに遊びに行きませんか。
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