自然と文化を感じられる街!岡山県井原市のオススメ観光スポット6選

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自然と文化を感じられる街!岡山県井原市のオススメ観光スポット6選

岡山県井原市は、広島県との県境に位置し、美しい自然を有する市。空気が綺麗で空が美しく、その素晴らしい星空を守るため「日本初の対光害専門条例を制定した市」としても知られています。そんな自然と文化の息づく井原市に行ったらぜひチェックしてみてほしい、観光スポット6か所をご紹介します!

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自然と文化を感じられる街!岡山県井原市のオススメ観光スポット6選

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1. 満天の星空の下ロマンチックな気分になれる「美星天文台」

その名の通り、澄んだ空気と星空の美しさが有名な井原市美星町。「美星天文台」は吉備高原の高台に位置しているため、遮るものが何もない360度の視界が開け、周囲の空を一面に見渡すことができる天文台です。口径101cmの望遠鏡を持つ国内でも最大規模の天文台で、一般公開されているため誰でも気軽に望遠鏡を覗くことができます。

使用している望遠鏡には肉眼の2万倍の集光力があり、スタッフの解説を受けながら、その季節ごとの天体を観察することができます。入館料300円(2016年11月現在)のみで、国内最大級の望遠鏡を覗けるのですから、貴重な体験と言えますよね。

天文台周辺は街明かりも配慮されているため、空が暗く、星空も非常に美しく見えます。そのため流星群の時期などには家族連れやカップルが多く集まり賑わいます。お子さんの夏休みの宿題などに役立てようと訪れる人も多いようです。

専門家指導による天体観測会や、流星群を見る会などのイベントに参加するのもオススメですが、普段は静かなところなので、澄んだ空気の中、満天の星空を見上げているだけでも、十分ロマンチックな気分に浸ることができます。

2. 家族みんなで自然と触れ合おう!「天神峡」

「天神峡」は岡山県指定の名勝高梁川上流自然公園の1つで、小田川に沿う1kmほどに渡る景勝地です。清流に沿って楓、樅、樫などの多くの巨樹が生息しており、四季折々で違った自然の姿を見せてくれます。紅葉が有名な場所であり、晩秋には真っ赤に彩られた川沿いの風景を見に、たくさんの観光客が訪れます。

特に赤い欄干の「もみじ橋」から見る紅葉はとても美しく印象的。夏の時期は、川遊びやバーベキューなどを楽しむことができます。綺麗な水なので魚も多くいますし、遊歩道を散歩したり、野鳥や水中生物を観察したりと、まさに家族で遊びに行くにはピッタリのスポット。

清流を泳いでみたり、岩の上から飛び込んだり…お子さんが自然の水と触れ合う経験のできる格好の場所でもあります。澄んだ水と木々のざわめきの中、清々しい気分で夏を満喫できますよ!ぜひ家族みんなで訪れてみてください。

3. 地元の美味しいものが味わえる!「星の郷青空市」

「星の郷青空市」は、井原市美星町内の生産者が毎朝とれたての新鮮な野菜や果物などを並べている青空市場です。たいていの品物が通常よりかなり安く買えるため、市内だけでなく近隣の市町村からも買い物客が訪れる、非常に活気のある場所です。

切花から乳製品、焼豚、手作りお菓子やジャム、みそ、お餅…など品揃えも豊富で、特に空気が綺麗な美星町の野菜は美味しいと評判。イートインスペースもあるので、観光やドライブの休憩に立ち寄るのにも適しています。

スイーツ類も充実していて、テレビで紹介されたこともあるというスイートポテトとプリンは、そのためだけにわざわざ出かけてくる方も多いとか。抹茶、ブルーベリー、クッキー&ミルクなど、季節によって違った味が楽しめるジェラートもオススメ。

お蕎麦も有名で、敷地内には、美味しい十割そばを食べられるお店もあります。美星牛乳、そばかりんとうなど、他にも特産品がたくさんありますよ。お昼頃には品薄になってしまうので、気になる方は朝早い時間に行くことをお勧めします!

4. 地域に根付く由緒あるお寺「高山寺」

731年(天平3年)に創立されたと言われる、井原市の「高山寺」。国の指定重要文化財である「不動明王坐像」などが有名ですが、境内にある井原市の天然記念物でもある「モッコク」の大樹がひときわ目を引きます。お寺は小綺麗で落ち着いた雰囲気。柱が細く、すっと伸びていて、見た目がスマートな造りが特徴となっています。

桜や新緑、紅葉など季節ごとに美しい景色を楽しめますが、やはりオススメはモッコクが咲く7月頃でしょう。白い小さな花が満開になり、毎年参拝客を楽しませてくれます。

参拝客も高山寺詣での旅人であったり、毎朝散歩がてらに山道を登って参拝する近所の信者の方であったりと様々です。地域に根付いたお寺さんという穏やかな空気があります。お寺が好きな方は、一度足を運んでみてはいかがでしょう?

5. 井原市出身の芸術家のアートが見られる!「田中美術館」

岡山県井原市で生まれた平櫛田中(ひらくしでんちゅう・1872~1979)は、107歳でその生涯を閉じるまで、明治・大正・昭和の三代に渡って活躍した近大彫刻界の巨匠です。「田中美術館」は、その田中の作品を保存・展示するために井原市が建設した常設美術館です。元々は「田中館」という名で昭和44年に誕生しましたが、4年後に博物館法の登録を受けて「田中美術館」という名称に変わりました。

館内には、田中がかつて市内の学校などに寄贈していた作品や、開館の際に田中の遺族から寄贈された遺作や遺品などが中心となって保存され、その他、“平櫛田中賞”を受賞した作家の作品など、田中ゆかりの作家の作品も併せて展示されています。

館の3階には、田中が生前、制作に没頭していた東京上野のアトリエが復元され、当時、彼がどのような環境で作品を創っていたのかを垣間見ることができます。美術館の敷地内には、田中の作品がオブジェとして飾られる「田中苑」という公園も造られ、屋外の空気の中、自然と共に作品を楽しめるスペースとなっています。

観る者を引き込む緊張感と、人間味あふれる豊かな創造性を持つ田中の作品。そのアートや人間性に触れることのできる貴重な美術館です。

6. 新鮮なブドウをたっぷりどうぞ!「葡萄浪漫館」

井原市の青野地区はブドウが特産で、「ぶどうの里」と呼んでいます。「葡萄浪漫館」は、その青野地区で作られた新鮮なブドウや野菜が毎朝並ぶ、地域の直売所。地元のみならず近隣からのお客さんも多く、お中元の時期ともなると、開店前から長い行列ができることでも知られているんです。

ぶどうに特化した直売所だけあって、他ではお目にかかれないような数多くの品種が並ぶ様は圧巻。新鮮でしかも安いとあって、自分用にも贈答用にもたくさん購入していく人が後を絶ちません。特に房から落ちたものや形の悪いアウトレット品は安く購入できるので狙い目。

軽食コーナーもあり、手作りぶどうジュースやソフトクリーム、手作り山菜うどんなども用意されているので、ぜひ観光の途中で立ち寄ってみてください。フレッシュなブドウを味わえば、旅の気分転換にもなりますよ!

◎まとめ

いかがでしたか?天文台から、市場、アート…「自然と文化」が共存する井原市。地元の良いところを活かした名所が数々あります。ご家族みんなでゆっくりと時間を過ごせる井原市。リラックスした時間が流れる街で、ぜひご自分に合った旅行を楽しんでください。

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