埼玉にも意外と多い素晴らしき景色と絶景！感動モノおすすめ9選

埼玉は関東でも内陸部に位置する地域で、人口密度も全国で4番目に高い地域。内陸部なので海はありませんが、河川には恵まれており、昔から農業が栄えています。埼玉の名前の由来は「さきたま」や「さきみたま」から来ていると言われており、古い地層や古墳も多く点在して古代からに人々が暮らしていた息吹を感じる事ができます。

1.埼玉を代表する秩父の絶景な「宝登山」

宝登山は、秩父郡にある絶景の名所です。近くの西浦採銅坑跡は埼玉の銅山跡で、国内初の貨幣と言われている「和同開珎」の出土した場所で、この埼玉の地で製造されたものとされています。宝登山は、標高500mにも満たない山ですが、絶景の場所としても有名で、山頂まではロープウエーで手軽に登る事もできます。

花の名所としても人気の絶景地で、冬から春にかけて咲く「ロウバイ園」があるほか、春一番に咲く「フクジュソウ」を始め、梅百花園では170種類もの梅の花を観賞できるほか、日本さくら名所百選にも選ばれている長瀞の桜など絶景の春を彩る花たちで、この山を春色に染め上げてくれます。

花見のシーズンは特に賑わいますので、開花時期を確かめて見に来ると良いでしょう。また初夏にかけて咲くツツジやシャクナゲも見所で、青々とした緑とカラフルな花びらのコントラストで、見るものを満足させてくれます。山頂付近には、可愛い動物を見る事の出来る小さな動物園もあります。

2.埼玉・湖面を遊覧できる絶景な「鎌北湖」

鎌北湖は入間郡にある貯水湖で、正式名称は山根溜池と言います。埼玉でも比較的規模の小さな絶景スポットですが、湖の周囲が2㎞とハイキングなどには最適な場所と言えるでしょう。湖面では貸しボートなどがありますので、これを借りて湖面を収集する事ができます。埼玉の春を彩る桜の木も多く植えられており、花見にも最適な絶景を見る事ができるでしょう。秋口には紅葉の絶景を見る事もできますので、絶景の紅葉狩りハイキングも、気軽に行う事ができます。鎌北湖の有名なものには「ヘラブナ釣り」があり、ヘラブナ釣りのメッカとして愛好者に親しまれている場所でもあります。

奥武蔵自然歩道の入り口にもなっており、「メジロウオーク」や「ゆずの散歩道」では桂木観音までの道のりを、ゆったりとした山歩きが楽しめます。各所には滝の絶景も眺める事ができ、「宿谷の滝」や「獅子ヶ滝」は小さいながらも、清流の清々しさを見るものに与えてくれる事でしょう。

3.埼玉・日和田山の麓にある巾着田の絶景「曼殊沙華」

秋を彩る絶景に、この巾着田の曼殊沙華が挙げられます。曼殊沙華とはヒガンバナの事で、田舎の農道の脇によく見かける花でしょう。ヒガンバナは秋のお彼岸の時期に咲く為に、この名が付けられていますが球根は猛毒がある事でも有名。

何故猛毒のある花が田んぼのあぜ道などに植えられているかと言うと、その有毒性の為に穴を掘る小動物を避けるためとか、有事の為の食料にしたという説などもありますが、実際に毒抜きをして食べられていた事実もあります。ヒガンバナは埼玉だけではなく全国で見かける花ですが、その色は赤だけではなく、白や黄色も見る事ができます。

ヒガンバナは単独で広がる事が無い為に、この花が咲いているという事は、人が住んでいた痕跡であるとも言えるのです。巾着田にあるヒガンバナの景絶は特に有名で、秋になると500万本もの曼殊沙華の絶景を見る事ができます。この規模は埼玉県内はおろか全国一の規模で、日本一の絶景な曼殊沙華の群生花は、一度見たら忘れる事はないでしょう。

4.埼玉・山水画の世界が見られる絶景な「嵐山渓谷」

嵐山町にある嵐山渓谷は、埼玉を代表する絶景地としても有名な場所で、季節を問わずにこの景色を堪能できる場所として、親しまれています。半島状の独特な地形は埼玉でも絶景の景勝地とされており、京都の嵐山の風景に似ている事からも、「武蔵国の嵐山」と称賛されました。

多くの文人もこの埼玉の絶景を身に訪れており、歌人「与謝野晶子」もこの絶景を眺めながら、「比企の渓」として29首もの歌を作っているほどです。昭和の初めには、この地の絶景を一目見ようと、武蔵嵐山駅から観光客による長い列ができたほどだといいます。

時代とともに寂れてきますが、近年周辺が整備されてきたおかげで、観光客も年々増加の一歩をたどっているとのことで、「嵐山渓谷バーベキュー場」は人気の場所として、多くの観光客が集まって来る場所になっています。周辺の遊歩道も整備されていますので、足場もよくゆっくりとした散策ができ、お年寄りでも安心して景色を堪能する事ができるようになっています。

5.埼玉・見渡す景色の素晴らしい絶景な「堂平山」

堂平山（どうだいらさん）は埼玉比企郡にある山で、その標高は900m近くあり山頂には「ときがわ町星と緑の創造センター」があります。堂平山は「一等三角点」が置かれている山である事も有名で、この一等三角点とは、見晴らしのいい山で測量の基準点になっている山のことを言います。登山愛好者の中でも、この一等三角点のある山を踏破するという目的で登る方も多く、埼玉でも人気の絶景地となっています。

都心からも近く利便性がある場所にあると供に、冬場の晴天率が高い為、星を観測する場所として最適な環境とされており、岡山の天文台と並んで日本の観測界をけん引してきたという経緯もあり、多くの天体観測イベントでは、この地に天体ファンが多く集まる星の絶景地として、特に人気の場所。

キャンプ場も整備されている為に、埼玉でも天体ファンを中心に、多くの観光客がこの絶景を見る為に訪れていますが、周辺の景色も絶景である為に、トレッキングコースやハイキングなどでも賑わいを見せています。

6.埼玉・雄大な高原の絶景が綺麗な「秩父高原牧場」

秩父高原牧場は、標高500mの位置にあり、約5haの面積に色取り取りのポピーの花が咲き乱れる絶景地として有名な場所。1,500万本とも言われているシャレーポピーが、一斉に花を咲かせるのは5月の頃で、この時期はこの地の標高の高さも相まって、まるで天空を彩る景色の様だと揶揄されているほどの埼玉の絶景を一面に見る事ができます。毎年開催されている「ポピーまつり」には、多くの観光客が訪れており、ポピーたちの絶景を見る為に、多くの観光客が集まってきます。

その数は6万人を超えるとも言われる程の、大盛況ぶりを見せており、イベント終了帰還時には、種取のイベントも開催されているほど。周辺の施設には「彩の国ふれあい牧場」があり、ここでは動物広場がメインとなり、乳製品の手作り体験学習や各種イベントも行われていますので、絶景の景色を見た後はこちらで様々な酪農体験も、行う事ができますので、小さなお子さんから大人まで楽しめる場所となっています。

7.埼玉・見ほれる滝の数々が絶景な「秩父華厳の滝」

秩父華厳の滝は、埼玉の秩父地方にある滝で、秩父八景のひとつにも数えられている絶景地。11月の行楽シーズンでは、滝がライトアップされるほか、様々なイベントで観光客を楽しませてくれるのも、この絶景地の好ポイントのひとつ。この秩父地域には秩父札所があり、その最終札所となる「水潜寺」があります。このお寺のいわれとなっている「水潜りの岩屋」は、残念ながらその立ち入りが禁じられてはいますが、霊験あらたかな札所として、信仰の一角を担っているのです。

周辺の滝はこれだけではなく、修験者が滝行を行ったとされる「不動滝」や森林浴が味わえる「上空滝（かみそらたき）」も近くにありますので、埼玉の穴場ともいえる3つの滝を合わせて鑑賞していくと良いでしょう。

8.埼玉・香りが漂ってくるように絶景な「狭山茶畑」

狭山茶畑はその風景が絶景なだけではなく、静岡茶や宇治茶と並んでこの狭山茶は親しまれており、日本三大茶のひとつにもなっています。時代も鎌倉時代にまでさかのぼるとも言われていますので、その歴史も古く「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」とのフレーズも、埼玉の狭山茶を有名にした諺みたいなものではないでしょうか。

埼玉の地形は内陸にあり、平野部と山岳部の境にこうしたお茶を育てるのに適した土地がありました。その茶畑の景色は絶景といってよく、茶畑の中心にある入間市茶業公園からの眺めは、一面の狭山茶畑を眺める事ができ、まさに埼玉の絶景とも言える景色でしょう。

またこの茶畑の端には、「狭山茶場碑入道」という道標の石碑が建っており、4mを超える道標では世界最高でギネスブックにも登録されているのだそうです。ちなみにこの石碑は、入間市新久344付近になりますので、茶畑の絶景と合わせてご覧ください。

9.埼玉・迫力のパワースポットで絶景な「両神山」

両神山（りょうかみさん）は埼玉県秩父郡小鹿野町と秩父市の境界にある霊山で、秩父三山に数えられている絶景の山。その標高は1700mを超え、古代の昔から山岳信仰を司る霊峰として扱われています。この絶景の山を登ると古い石仏や、数多く石碑に丁目石が残されているのを見る事ができるでしょう。山中や山麓で見る事の出来る神社では、狛犬の位置に少し毛色の変わった石像が見られますが、それらの多くはこの山周辺の信仰の証である、山犬と呼ばれる狼の石像で、古来より神の使いとされていた証拠でもあります。

両神山は、秋口の紅葉の絶景の見事さは言うまでもありませんが、毎年初夏に咲き乱れるアカヤシオが山頂付近で、絶景の風景と共にハーモニーを奏でてくれています。埼玉でも有数の登山スポットですが、急こう配で鎖場の名所もある場所でもありますので、登るときはくれぐれもきちんとした装備をしておく事をおすすめします。

◎埼玉県の絶景まとめ

埼玉は地形の変化に富んだ場所も多く、平野部から山岳部にかけては全く違った景色が見られる事で知られています。海がない内陸部ですが、平野を望む山岳地帯では、眺望の良い長めの山々が多い事でも知られており、この景色を見る為の登山者も多く、この土地を訪れに来ています。

埼玉にも意外と多い素晴らしき景色と絶景！感動モノおすすめ9選