名称:蕨城跡
住所:埼玉県蕨市中央4-21
公式・関連サイトURL:http://www.warabi.ne.jp/~kankoukyoukai/chuo.html
埼玉県蕨(わらび)市は県南部にある小さな町です。この町を語るのに欠かせないのが宿場町。ここには、江戸時代に中山道の江戸から2番目の宿場町として繁栄したという歴史があります。
実はこの蕨市、日本一小さな市なのです。そんな蕨でも観光スポットはいっぱいあります!宿場町の面影を残す観光名所や成人式のルーツとなった場所など、見どころはたくさん。それでは、蕨市の観光スポット6選をご紹介します。
1.蕨城跡
横に長い形をしている蕨市。蕨城跡はその中央部に位置してます。蕨城の歴史は長く、南北朝時代に足利将軍家一門の渋川氏によって築かれました。戦国時代には、扇谷上杉氏と後北条氏との境界にあったことから、重要な拠点でした。江戸時代では、徳川家の鷹狩の御殿となり、交通の要衝として蕨の繁栄の基礎になりました。
現在の蕨城は、城址公園として整備され、人々の憩いの場所に。また、園内には成人式発祥の地記念像があります。実は蕨市は成人式発祥の地。1946年(昭和21)に「成年式」という名で行ったことから、現在でも蕨市の成人式は「成年式」という名で挙行されます。
公園内は緑が豊かなので、散策するのにおすすめ。さらに、長泉院や和楽備神社などの観光名所からも近いです。JR蕨駅から徒歩10分ほどとアクセスも良好。蕨を観光するには外せない観光スポットですよ。
2.蕨本陣跡
中山道蕨本陣跡 皇女和宮が御降嫁の折には休息されたとか。蕨市指定文化財。近くには蕨城と和楽備(わらび)神社がある… pic.twitter.com/3z8GnMagiQ
— よしおば (@yoshioba30) November 6, 2014
江戸時代に中山道の板橋の次の宿場町として繁栄した蕨。その雰囲気を今に伝えるのが、蕨本陣跡です。蕨には本陣が2つあり、その内の岡田加兵衛本陣の跡が残っています。本陣とは、大名や公家が道中に休憩や宿泊をする場所。歴史の教科書にも出てくる水野忠邦や皇女和宮も、この蕨の本陣に宿泊しました。
隣接する歴史民俗資料館では、宿場町だった蕨の歴史を紹介。充実した資料を無料で見学できるので、ぜひ立ち寄って欲しい観光スポットです!
◆宿場町の雰囲気を実感!「中仙道武州蕨宿宿場まつり」
蕨では毎年11月3日に「中仙道武州蕨宿宿場まつり」が開催されます。まつりでは、大名行列が中山道本町通りを行進。鉄砲隊などが、行列を盛り上げます。
もうひとつの見どころが、ミス織姫とミス宿場小町。美しい着物姿の女性に手を振りましょう。振り返してくれたら、ラッキーですね。さらには、マーチングバンドやサンバなども行進します。江戸時代と現代のコラボが町を盛りあげますよ!
名称:蕨本陣跡
住所:埼玉県蕨市中央5-17
公式・関連サイトURL:http://www.warabi.ne.jp/~kankoukyoukai/chuo.html
3.機神社・高橋新五郎遺跡
宿場町で有名な蕨ですが、綿織物の産地としても蕨は有名でした。機(はた)神社・高橋新五郎遺跡は、その織物で名を馳せた蕨を知ることができる観光名所。塚越稲荷神社の境内にあります。
江戸時代の後期、塚越村の高橋新五郎はこれまでの機を改良しました。すると、江戸の市場で蕨の織物は大人気。そうして、蕨は綿織物の産地として有名になったのです。この発展に貢献した高橋新五郎と妻いせは「機神様」として祀られるようになりました。神社の鳥居には「機屋繁栄」とあり、その信仰の厚さがうかがえます。宿場町のもうひとつの顔を見るなら、機神社・高橋新五郎遺跡に行きましょう!
名称:機神社・高橋新五郎遺跡
住所:埼玉県蕨市塚越3-2
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/AhYpdt
4.和楽備神社
蕨城跡に隣接する和楽備(わらび)神社。蕨城を本拠地とした渋川氏が、八幡神をここに祀ったのが由来です。1922年(明治22)に町内の18社を合祀して、「和楽備神社」となりました。この名前は当時の町長の案をもとに、東宮侍講文学博士の本居豊頴によって命名されました。
毎年10月に行われる神輿祭では、それぞれの町の神輿が集結。担ぎ手たちの熱気で境内は盛り上がります。蕨の総鎮守である和楽備神社。蕨城跡に行くついでに、お参りしてみてはいかがですか?
名称:和楽備神社
住所:埼玉県蕨市中央4-20-9
公式・関連サイトURL:http://www.warabi.ne.jp/~jinja/
5.三学院
出典: sakura_nekomaru / PIXTA(ピクスタ)
三学院は蕨の北町にある大きな寺院。正式名所は金亀山(こんきさん)極楽寺三学院です。中世以前の創建と考えられており、徳川家からも手厚い保護を受けました。
そんな三学院の境内には見どころがたくさん!大きな三重塔と弘法大師像は必見です。その存在感には圧倒されます。そして、馬頭観音塔は蕨宿で使われる馬の安全を祈願して造立されたもの。宿場町ならではの観音塔ですね。蕨でお寺巡りをするなら、三学院は見逃せませんよ。
名称:三学院
住所:埼玉県蕨市北町3-2
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/ofLx8b
6.河鍋暁斎記念美術館
河鍋暁斎(かわなべぎょうさい)という人物をご存知ですか?暁斎は幕末から明治にかけて活躍した画家。狩野派で学んだ彼は上品な作品を手掛けました。しかし、彼の魅力は狩野派らしい絵のみならず、水墨画や、風刺画、さらにはおぞましい妖怪の絵を残しました。その卓越した才能から、暁斎は画鬼とも呼ばれ、海外からも才能を評価されました。
そんな暁斎の作品を紹介するのが河鍋暁斎記念美術館。暁斎の曾孫の河鍋楠美氏が、自宅を改装して設立しました。3,000点以上の作品や下絵を所蔵するこの美術館では、企画展で暁斎の作品を展示。精密で迫力のある暁斎の作品は、どれも見ごたえがありますよ!河鍋暁斎記念美術館に訪れて、観光をアートで楽しむのもいいですね。
名称:河鍋暁斎記念美術館
住所:埼玉県蕨市南町4-36-4
公式・関連サイトURL:http://kyosai-museum.jp/hp/top_page.htm
まとめ
埼玉県蕨市の観光スポット6選、いかがでしたか。蕨は浦和や川口などの影に隠れてしまいがち…。でも、観光スポットは日本一小さな市とは思えないほど充実!宿場町の賑わいを今でも感じることができますよ。
他にも、由緒ある神社仏閣、公園などもたくさんあります。東京からすぐにアクセスできるのも蕨の観光の魅力。サクッと宿場町を観光するのにオススメです!
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