箱根仙石原の観光スポット8選!高原と美術館、そしてアニメの舞台を巡る旅

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箱根仙石原の観光スポット8選!高原と美術館、そしてアニメの舞台を巡る旅

芦ノ湖の北に広がる仙石原は、箱根のなかでは比較的新しく開かれた温泉観光地です。姥子や大涌谷から大規模な引湯を行うことで「仙石原温泉」として開発が進み、今では高級リゾート地として知られています。そのような経緯から、仙石原界隈にはオシャレな雰囲気の美術館がいくつも立ち並び、箱根でも屈指の芸術鑑賞エリアとなっています。これらの美術館には、共通券や前売券、そして箱根周遊のフリーパスなどオトクなチケットが用意されているので、仙石原観光の前にぜひチェックしておきましょう。また、もともとは湿地や草原だった仙石原では、自然に触れる観光もイチオシ!季節ごとの草花が楽しめる植物園に、箱根随一のハイキングスポットとなっているススキ野原などは、仙石原観光の定番です。それでは、仙石原の観光プランのアドバイス8選をお送りします。

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箱根仙石原の観光スポット8選!高原と美術館、そしてアニメの舞台を巡る旅

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1.仙石原すすき草原

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仙石原観光の「顔」といえば、仙石原すすき草原!箱根山支峰の裾野に耀大なすすき野原が広がります。仙石高原バス停で降りれば、目の前にはすすき草原を貫く一本道が。幹線道路からも、すすき草原を歩くハイキング客が視認できます。

観光にオススメの季節はもちろん秋!穂綿をたわわに付けたススキが、ひと風吹くごとに波をたて、まるで黄金色の海原にいるようです。もちろん、夏の青々とした芒原を歩くのも、爽やかで気持ち良いですよ。

また、3月の中旬から下旬にかけて行われる野焼きも、大きな見どころ。この時期に箱根仙石原へ観光に訪れたなら、文字通り燎原の火の如く、すすき草原を野焼きの炎が舐め尽くしていくようすが見られます。

2.ポーラ美術館

仙石原の東の裾野に位置するポーラ美術館。西洋印象派絵画や近代日本絵画を中心とした、膨大なコレクションが魅力のミュージアムです。モネの『睡蓮』やルノワールの『レースの帽子の少女』など、絵画に詳しくない人でもどこかで一度は見たことのあるような名画が鑑賞できます。

また、箱根仙石原の森の只中に立地しているのも観光のポイント!仙石原周辺の山々を望めるレストランや、森のなかに埋もれているかのような気分になれるカフェテリアなど、附属施設も訪ねてみないと損ですよ。

さらに時間のある人には、美術館の先に広がる「森の遊歩道」がオススメ。ブナやヒメシャラの林が広がり、小鳥のさえずりに囲まれながら、上質な森林浴を楽しむことができるでしょう。

3.箱根湿生花園

仙石原の老舗の観光名所である箱根湿生花園(はこねしっせいかえん)は、湿原の植物を扱った施設としては、日本でもっとも歴史の長い植物園です。

もともとここには仙石原湿原があり、そこに自生する湿生植物のほか、日本や海外の山野草に高山植物など約1700種類もの草木が集められています。ハナショウブやニッコウキスゲといったお馴染みの初夏の花だけでなく、ミズバショウやザゼンソウ、ミスミソウなど雪を割って咲く春先の花が多いのも特徴。閉園している冬を除いて、春から秋まで常時様々な花を楽しむことができる観光地です。

気に入った山野草があれば、売店で購入することもできるので、仙石原観光のお土産にぴったりですよ。

4.星の王子様ミュージアム

リゾートのイメージの強い仙石原で、ご家族連れを中心に大人気なのが、「星の王子さまミュージアム 箱根サン=テグジュペリ」です。仙石原を代表するミュージアム兼テーマパークで、フランスの飛行家にして小説家、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの代表作『星の王子さま』の世界観を体験することができます。

入口ではまず、王子とその故郷である小惑星「B612」の像がお出迎え。続いて、吉谷桂子氏が手がけた、四季の草花に溢れたヨーロピアンガーデンが広がります。その先のローズガーデンを歩けば、王子が美しいバラの花とけんかをして、星々を巡る旅に出たエピソードが思い起こされるでしょう。

さらにフランス風の街並みを再現した「王さま通り」や、サン=テグジュペリが幼少期を過ごしたサン=モーリス・ド・レマンス城の風景を眺めながら歩けば、気分はいよいよ最高潮に!『星の王子さま』ファンならずとも、仙石原でヨーロッパ旅行気分が存分に味わえる観光スポットですよ。

5.ローソン第三新東京市店

箱根仙石原といえば、近年では社会現象にもなったアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』で、舞台となる「第三新東京市」が建設された場所として有名です。最近では、アニメの聖地巡りも観光の新しいスタイルとして定着していますが、そのさきがけとも言えるのが仙石原なのです。

とはいえ「第三新東京市」は架空の都市なので、建物を巡ることはできません。そんななかで聖地巡りの観光客を喜ばせているのが、「ローソン第3新東京市店」です。大手コンビニチェーン・ローソンの箱根仙石原店をイベントで改装したのが発端ですが、こちらはあまりに多くのファンが詰めかけたため、残念ながら企画中止に。ですがその後、箱根金時山入口店が「第三新東京市北店」を、仙石原店では「南店」、そして箱根仙石高原店が「西店」をそれぞれ名乗り、雰囲気を盛り上げています。

仙石原へ観光に来たなら、それぞれの入口ドアに注目!しっかり「第3新東京市」のロゴが入っていますよ。店内にはエヴァキャラクターのイラストも大々的に貼られているので、聖地巡りの観光気分にたっぷり浸れますね。

6.箱根ガラスの森美術館

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仙石原を流れる早川のほとりに、突如現れる水都ヴェネツィアの風景!ここ箱根ガラスの森美術館は、中近世にヨーロッパ中を魅了したヴェネツィアン・グラスのミュージアムです。エントランスに向かう橋に施されたクリスタルガラスのアーチ「光の回廊」は、仙石原の美術館巡りでも1、2を争う撮影スポットとなっています。

館内では、ヨーロッパの王侯貴族を虜にした「軽業師の妙技」による多彩技巧な芸術品から現代ガラスアートまで、さまざまなベネツィアン・グラスの秀品を展示。きらびやかなガラス工芸の数々を前に、ため息でショーケースのガラスが曇ってしまうことでしょう。

また、サンドブラストの体験工房があるほか、ショップではベネツィアン・グラスのガラス製品を購入することもできますよ。

7.箱根武士の里美術館

仙石原でとくに外国人に人気の観光スポットが、箱根湿生花園から歩いてすぐのところにある「箱根武士の里美術館」です。その名の通り、武士にまつわる鎧刀に茶道具・蒔絵、果ては浮世絵に美人画まであるというのですから、外国人観光客が飛びつくのも分かりますね。

ですが、この美術館は日本人観光客にも大ウケなんです。というのも、ここでは武士の甲冑や、新撰組のだんだら羽織を試着することができるんです。軽っぺらい衣装セットではなく本物の鎧兜なので、着てみてズッシリ、威厳もタップリ!武将や隊士姿で記念撮影すれば、仙石原観光の良い思い出になりますね。

さらにさらに、サムライ姿でそのまま美術館の敷地を歩いてみることも可能!リアル・ラストサムライの格好で、仙石原の空の下へ繰り出すこともできるんですよ。豊臣秀吉の家臣仙石秀久の名前にちなむとも言われる仙石原に相応しい観光地ですね。

8.箱根ラリック美術館

仙石原の中心街にもほど近い箱根ラリック美術館。アール・ヌーヴォーとアール・デコというフランス近代美術の2つのブームを経験した、ガラス工芸家ルネ・ラリックの作品を展示している美術館です。

装飾品から生活用品まで、1500点にも及ぶラリック作品のコレクションの中から、常時230点ほどが展示されています。さらに注目すべきは、ラリックが内装を手掛けたヨーロッパの高級夜行列車「オリエント急行」の車両!1時間毎の入れ替え制で、客車内でのティーブレイクを楽しむことができますよ。定員に達し次第の現地受付のみなので、時間に余裕をもって観光したいですね。

◎まとめ

自然に芸術、そしてアニメの聖地巡りまで楽しめてしまう箱根仙石原の魅力、伝わりましたでしょうか。車やバスを使えば、芦ノ湖遊覧船の発着場や大涌谷、ロープウェイの駅などからも近く、移動にも便利!箱根を観光し尽くそうと思ったら、仙石原は外せないエリアですよ。

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