名称:福知山鉄道館ポッポランド
住所:京都府福知山市下新町32番地(新町アーケード街)
公式・関連サイトURL:https://www.transport-pf.or.jp/norimono/museum/ftp/
京都府の北西部に位置し、里山や自然があふれる町・福知山市。京都市内に比べると、だいぶ落ち着いた雰囲気のある町ですが、縄文時代から人が住んでいたと言われていて、古代では鬼退治の伝説、中世ではあの織田信長を討伐した戦国武将、明智光秀とゆかりがある町として知られています。
観光による地域活性にも積極的に取り組んでいて、福知山駅から京都府の舞鶴市や兵庫県の豊岡市を結ぶ京都丹後鉄道では、上質な雰囲気に包まれた車両で丹後地域の食材をふんだんに使った高級料理が味わえるレストラン列車を運行しています。
自然豊かな福知山には動物園や鉄道博物館もあり、京都市中心部とは違った雰囲気の中、のびのびした旅行が楽しめます。
目次
京都府福知山市のおすすめ観光スポット5選。歴史・鉄道・グルメを楽しもう
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1.Nゲージも蒸気機関車もある「福知山鉄道館ぽっぽランド」
福知山駅から北へ少し行ったところに、子供や鉄道ファンが楽しめる博物館「福知山鉄道館ぽっぽランド」があります。今は廃線となった北丹鉄道(ほくたんてつどう)の貴重な設備が残っていて、保存施設の役割も果たしています。以前は福知山駅の周りを運行していた蒸気機関車の車輪や「ツゴハチ」という愛称で親しまれていたC5868号機蒸気機関車の車体が展示されています。
Nゲージによって作られたジオラマは、高架橋による立体化工事が行われる前の昔の福知山駅周辺の町並みや線路の配置が細かい部分まで再現されており、懐かしい時代の懐かしい風景も鉄道と併せて堪能できます。
子供だけではなく、昔の福知山を知るお父さんやお母さんでも親しみが持てるノスタルジックを兼ね備えた博物館です。近代化間もない頃や、高度成長期の福知山の歴史を知りたい歴史好きな人にもおすすめの鉄道博物館。休館日は木曜日。入場料は無料です。
2.「福知山市動物園」でエサをやりながら動物と触れ合う
北近畿および山陰地方のエリアで唯一の動物園がこの福知山動物園。「三段池公園」という福知山で開かれているマラソンのスタート地点にもなっている公園の中に動物園があります。
この動物園の魅力は、動物たちに直接エサをあげられることです。動物園に入ってすぐに「ふれあいコーナー」があり、そこではヤギ、カンガルー、ウサギ、ヒツジなどと触れ合いながらエサをやることができます。
この動物園で特に人気なのがレッサーパンダ。ただしレッサーパンダだけは、動物園が用意した笹や果物をエサにしているため、来園客からのエサやりはできません。これはレッサーパンダ自身が感染症に弱い動物だからなのだそうです。こうした特殊なケースを持つ動物以外は、基本的にエサやりが可能です。
福知山動物園がある三段池公園は桜やツツジ、紅葉なども美しい場所です。プラネタリウムや植物園もあるので、動物園とセットで幅広く楽しみましょう。
名称:福知山市動物園
住所:京都府福知山市字猪崎377番地の1
公式・関連サイトURL:http://www.sandanike-kouen.or.jp/zoo.php
3.明智光秀の功績が見えてくる福知山の郷土資料館「福知山城」
室町時代後期、現在の福知山市にあたる丹波国の国人・塩見頼勝が「横山城」として築城した砦が福地山上の前身です。1579年に明智光秀が塩見氏を攻め滅ぼした際、信長からその土地を恩賞としてもらい、天守閣がある現在のような立派な城郭に改修ました。西国を支配していた毛利攻略の拠点にもなった平山城です。
「福知山(当時は「福智山」)」という地名は光秀が初めて命名した地名で、お城だけではなく城下町の整備にも尽力しました。明治時代に廃城令によって取り壊されましたが、1986年に大・小の天守閣がどちらも復元され、今では郷土資料館になっています。
資料館には城や福知山市の歴史に関する資料、文化財などが展示されています。京都市内からは車で約90分。JR福知山駅からだと徒歩15分でたどり着けます。お城の天守閣入口には、兵庫県尼崎出身の漫画家で「忍たま乱太郎」の原作者でもある尼子騒兵衛(あまこそうべえ)さんがデザインした、福知山市観光協会のマスコットキャラクター「光秀くんとひろこさん」が描かれています。
名称:福知山城(福知山市郷土資料館)
住所:京都府福知山市字内記5番地
公式・関連サイトURL:http://www.city.fukuchiyama.kyoto.jp/life/facilities/entries/000594.html
4.レストラン列車に乗って福知山の車窓を楽しもう!
「海の京都の走るダイニングルーム」をコンセプトに、電車の中で高級料理やお酒、スイーツなどが堪能できるレストラン式の観光列車があります。その名も「丹後くろまつ号」。外観は黒に黄土色と赤のライン。車内は天然木を使用した木目調の高級でどこか懐かしいレトロな雰囲気に包まれていて、車輌のデザインはJR九州が運行するクルーズトレイン「ななつ星」を手がけた工業デザイナー、水戸岡鋭治さんによるものです。福知山駅から宮津駅を経由し、日本三景のひとつ「天橋立」へ向かいます。
料理はスイーツ、ランチ、地酒の3コースから構成。スイーツコースのお菓子と地酒コースに付くお料理は、福知山市にあるお店のパティシエやシェフが担当しています。地元の食材をふんだんに使った高級料理を味わいながら、福知山や天橋立をはじめとする北近畿の優雅な車窓を堪能できる上質あふれる観光列車です。くろまつ号には基本料金10万円からの貸切コースもあり、宴会や思い出作りにも利用することができます。
名称:丹後くろまつ号(京都丹後鉄道)
住所:京都府宮津市字鶴賀2065-4
公式・関連サイトURL:https://trains.willer.co.jp/matsu/train/about_new.html
5.日本庭園がある高級感いっぱいのスーパー銭湯「養老の湯」
昔は料亭だった場所にある温泉です。武家屋敷のような風格あるたたずまいで、その重厚で美しい日本庭園は見事なものです。足を踏み入れただけでものすごく高級な雰囲気がありますが、実は韓国式あかすりやマッサージなどのリラクゼーションサービスもあるスーパー銭湯。中学生以上の大人は700円。小学生以下の子供は350円。2歳未満の幼児は無料です。
露天風呂は近畿地方北部では最大級。「養老水」という福知山市の水処を源泉とした霊泉水を使用しています。露天風呂以外にも、槍風呂や大浴場などもあり、まさにスーパー銭湯の顔を持った高級感あふれる温泉です。
施設の中にはレストランもあり、1杯500円のかけうどんから一人前2000円する天ぷら付きの「養老御膳」まで幅広く食事をすることができます。
名称:福知山温泉 養老の湯
住所:京都府福知山市字長田小字宿81番地33
公式・関連サイトURL:http://www.fukuchiyamaonsen.com/
◎まとめ
福知山市は京都市中心部と比べると物静かなイメージですが、歴史的な縁が多く、代表格の明智光秀はこの地域のために尽力した良君として慕われています。本能寺の変で織田信長に手をかけた人物というイメージが先行しがちですが、福知山の町を歩くと少し違った明智光秀の一面を知ることもできますよ。歴史ファンの方は是が非でも一度、福知山を観光してみてください。
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