日光湯元温泉の観光スポット!ぜひとも行っておきたい16選

画像出典:Yoshi / PIXTA(ピクスタ)

日光湯元温泉の観光スポット!ぜひとも行っておきたい16選

日光湯元温泉は栃木県日光市奥日光の湯の湖畔、金精峠の麓にある温泉です。栃木の戦場ヶ原の奥にあり、湯川の水源になっている湯の湖。その北側の岸に開けている静かな温泉街が日光湯元温泉です。日光の奥座敷と言われ、約1200年前に日光を開山した勝道上人により発見されました。

白濁の硫黄泉が湧く名湯で、神経痛やリウマチに効きます。様々なハイキングコースがあったり、冬にはスキー場でウィンタースポーツを満喫できますよ。今回は温泉に入って身体も心もリフレッシュできる観光地、日光湯元温泉のおすすめ観光スポットをピックアップしました。

目次

日光湯元温泉の観光スポット!ぜひとも行っておきたい16選

目次を閉じる

1.奥日光の名勝 湯滝

出典: 極地狐

奥日光の名勝「湯滝」。湯ノ湖の南の端にある、高さ70メートル、長さ110メートルの滝です。湯川をせき止めて湯ノ湖を作った三岳溶岩流の岩壁から湖水が流れ落ちている様子はまさに圧巻。滝壺に下り、近くの観瀑台から間近で見ることができます。観瀑台は駐車場からすぐ近くにあるので車でも便利です。

戦場ヶ原から北に上がるハイキングコースの途中にあって、バス停の湯滝入口からも近いためアクセスしやすいでしょう。紅葉観光シーズンだけではなく、四季折々の景色も楽しめます。上から見ても下から見ても迫力のある湯滝は景観の素晴らしさだけではなく、マイナスイオンもたっぷり浴びることができるオススメ観光スポットです。

2.湯ノ湖

出典: commons.wikimedia.org

湯ノ湖は日光市西部にある湖。日光白根山からの水に加え、湖畔にある日光湯元温泉からのお湯が流れて入っています。お湯が流れ込んでいるにも関わらず水深が浅いため、冬には全面結氷することも。北東にある三ツ岳の噴火の影響で湯川がせき止められしまい、そうしてできた湯の湖は穏やかで神秘的な雰囲気が漂っています。湖沿いには遊歩道が整備されているので、約一時間で湖を一周することができますよ。

湖の周囲は広葉樹と針葉樹の原生林があるので、四季折々の自然の景観が楽しめます。特に9月下旬から10月中旬には色とりどりの紅葉を眺められる絶景の観光スポットです。また、湯ノ湖はマス釣りの名所としても有名なので、静かな湖畔も5月から9月の解禁期間には多くの釣り人で賑わう観光スポットとなっています。

3.湯ノ平湿原・湯元源泉地

出典: commons.wikimedia.org

日光湯元温泉街の奥地に湯ノ平湿原という湿地帯があります。日光湯元温泉の源泉地になっているだけではなく、光徳温泉や遠く離れた場所にある中禅寺温泉にも給湯している源泉地です。源泉小屋からは、硫黄のにおいと共に湯気が立ちのぼります。小さな小屋が立ち並ぶ姿は、まるで小さな温泉宿が立ちならんでいるようにも見えることでしょう。

泉質は硫黄泉で78℃と高めの温度。硫黄泉のため10円玉を浸してみると化学反応で真っ黒になります。その後、磨いてみるとピカピカの10円玉に大変身!ぜひ実験してみてくださいね。実験もできる日光湯元温泉の観光スポット。秋は紅葉もきれいなので、日光湯元温泉に観光の際は一度立ち寄ってみましょう。

4.温泉寺

全国でも珍しい温泉に浸かることができる日光山温泉寺は、世界遺産である日光山輪王寺の別院です。日光を開山された勝山上人が、延暦7年(788年)にこの温泉を発見。病苦を救う薬師如来をお祀りしたのが始まりという歴史のある温泉です。

庶民の療養延年の名湯として人々に知られるようになりましたが、江戸時代はこの霊場を管理されていた中禅寺上人と、日光奉行の許可がおりなければ、温泉に入ることができませんでした。現在は志納金さえ払えば、誰でも参篭して入浴できる有難い観光スポットになっています。温泉寺の乳白色のお湯につかり、健康増進や延命長寿のご利益をいただいて帰りたいですね。

5.あんよの湯

お手軽に日光湯元温泉を楽しみたい方は、あんよの湯はいかがでしょうか。日光湯元温泉の源泉を使用している足湯で、登山やハイキングの帰りで疲れた足に効く日光湯元温泉の観光スポットです。入浴料無料なので、観光の合間に気軽に立ち寄れるのはうれしいですよね。

はじめは少し熱く感じるかもしれないですが、だんだん心地よく感じ、出た後も身体も心もしばらくホカホカになること間違いないでしょう。同時に40人ほどが並んで入れる広さは開放感があり、みんなでワイワイ入れるのは楽しいですね。屋根もあり、雨でも楽しめる観光スポットですが、冬は残念ながら閉鎖されます。お立ち寄りの際はタオルを忘れずに!

6.環境省 日光湯元ビジターセンター

出典: Q2Photo / PIXTA(ピクスタ)

日光湯元温泉の観光をする前にぜひ立ち寄って欲しいスポット、日光湯元ビジターセンター。日光国立公園地域に生息する野生動物や植物の生態、歴史などがパネルとビデオで分かりやすく説明されています。散策コースの所要時間や状態、天気や交通情報など、自然とのふれあいに必要な情報を提供していますよ。

特に奥日光に出没するクマや鹿の情報が充実。入館料無料なので気軽に立ち寄ることができます。別館の無料休憩所も利用できるのもうれしいです。野外では季節ごとに自然観察やハイキング、イベントなどを行っています。このビジターセンターで奥日光を勉強してから日光湯元温泉を観光すると、さらに充実した日光湯元温泉の旅ができるのではないでしょうか。

7.温泉神社

温泉神社は温泉を祀る神社です。日本の全国各地、温泉があるところには温泉神社があります。日光湯元温泉を発見した勝道上人は日光湯元温泉を見渡せる高台に、この温泉神社を建立して日光湯元温泉の守り神としたそうです。急な階段を登るので、足元に十分お気をつけください。

また、この温泉神社には神職の方が常駐していないため、御朱印をいただくところがありません。温泉神社は二荒山神社中宮祀の管轄なので、中宮祀でお詣りをする日付を言って御朱印をもらってくださいね。

温泉神社のご祭神・大己貴命(おおなむちのみこと)は別名、大国主命(おおくにぬしのみこと)とも言いますが、因幡の白うさぎを助けた神様でもあります。農業、医薬、温泉の神様ですが、縁結びの神様としても有名です。二荒山神社も縁結びの神社として有名な観光スポットなので、片思い中やこれから素敵な出会いが欲しい方は頑張って二つの神社を訪れてみてはいかがでしょうか。

8.湯ノ湖 兎島

日光湯元温泉から湯滝方面に向かって遊歩道を歩いていくと、兎島(うさぎじま)という半島があります。国道側から見ると少し張り出した部分がうさぎの耳のように見えることから、兎島と名付けられました。

子供たちが兎の形を見つけて大喜びしそうな島なので、お子様連れのファミリーにぴったりの観光スポットではないでしょうか。半島を20分ほどででぐるりと周遊できる道があります。静かな森の中を歩いてみたい方はぜひ一周してみてください。

9.切込湖 刈込湖ハイキングコース

刈込湖ハイキングコースは少々険しいコースですが、登山初心者にはオススメの穴場ハイキングコースです。スタート地点は日光湯元温泉。湯ノ平湿原を通ってコースに向かいます。ハイキングコースの途中で現れるエメラルドグリーンの神秘的な湖が、切込湖と刈込湖です。日光を開山したと言われている勝道上人が、大蛇を倒したという伝説にその名前が由来しています。

湯ノ湖と同じように三岳の噴火によって沢がせき止められできた湖ですが、湯滝のように水が流れ出る沢はありません。湖の名前は2つに分かれていますが、二つの湖はつながっています。水深は切込湖、刈込湖共に約15mです。最終地点の光徳牧場までは約8km。所要時間は3時間半ほどのハイキングコースとなっています。牧場の売店で搾りたての牛乳を飲んだら疲れが一気にとれてしまうかもしれませんね。

少し下った場所にある、光徳温泉バス停から日光湯元温泉まで戻ることができるので、車の場合は 日光湯元温泉の駐車場に車を停めて片道のみハイキングがオススメです。道標もしっかりしているので、まず迷うことはないでしょう。ぜひ日光湯元温泉の大自然を堪能してみてください。

10.光徳牧場

出典: commons.wikimedia.org

光徳沼の北側にある3万平方メートルの広大な光徳牧場では、年間を通して乳牛が放牧されています。明治30年から続いている牧場は、のどかな雰囲気が心を和ませてくれますよ。観光の合間に搾りたての新鮮な牛乳や、名物の濃厚アイスクリームはいかがでしょうか?隣接したレストランではハンバーグやステーキなどのグルメも堪能できます。自然もお腹も満足できる光徳牧場にぜひ立ち寄ってみてください。

11.金精峠

日光市と群馬県との県境にある標高2024mの金精峠(こんせいとうげ)は、日光で一番高い峠です。峠下の国道120号は「日本ロマンチック街道」の一部に属し、以前は有料道路であったことから、「金精道路」と呼ばれています。

夏はきれいな新緑、秋には赤く染まるカエデの紅葉に包まれ、男体山が一望できます。紅葉の見頃は10月下旬から11月中旬頃。天気の良い日は、最高の車窓観光になること間違いなしです。寒冷地域でまわりを白根山や男体山などの高山で囲まれた高地のため、積雪が多く12月下旬から翌4月下旬までの冬期は閉鎖されます。冬に訪れる方は注意してくださいね。

12.日光湯元温泉スキー場

出典: Tony / PIXTA(ピクスタ)

冬のおすすめ観光スポットは日光湯元温泉スキー場です。こじんまりしたゲレンデは幅が広く緩い斜面が多いので、子供の初めてのスキーやスノボのデビューゲレンデにもおすすめ。ベースには子供専用の無料で利用できるチャイルド広場があり、ソリや雪遊びを楽しむことができます。

ゲレンデまで0分の日光湯元ロッジには、チャイルドルーム(無料休憩室)があるため、小さなお子様連れのファミリーにもピッタリでしょう。スキーで体を動かした後は、近くの日光湯元温泉の天然温泉に入って疲れをとるのはいかがでしょうか?芯まで温まってリフレッシュできますよ。

13.日光湯元キャンプ場

日光湯元温泉スキー場は夏の期間になると、キャンプ場として利用することができます。神秘的な湯ノ湖の近くにあるとても良いロケーションですよ。標高が1500mと高いので、真夏でもとても涼しく快適に過ごせるのではないでしょうか。ただし、夏でも朝晩は少し冷え込むため上着の用意は忘れずに。

スキー場なので斜面が多いですが、広々として開放感があります。比較的混雑していないので、穴場的なキャンプ場と言えるでしょう。受付は徒歩5分くらい離れたビジターセンターで行います。予約する必要はないことから、天候や体調に左右されず思い立った時に行けるのはうれしいですね。

日光湯元温泉は鹿や猿、熊など野生動物の生息域なので、空いているときは動物たちに遭遇するかもしれませんよ!近くに日光湯元温泉もある最高のロケーションで大自然を満喫してみてくださいね。

14.戦場ヶ原ハイキングコース

戦場ヶ原は日光国立公園の中にある高層湿原です。標高約1400mあります。湿原であり標高も高いので木がほとんど生えていません。背丈の低い草が広がるので眺望が楽しめる観光スポットです。戦場ヶ原のハイキングコースは木道が整備され、ほとんどが平坦。子供からお年寄り、ハイキング初心者でも安心して歩けるところが魅力です。

日光湯元温泉から終点の竜頭の滝までの全長6.3キロ、歩いて約2時間35分と短めのコースとなっています。初夏にはワタスゲを見ながら涼しく快適に、秋は美しい紅葉と素晴らしい奥日光の山々を眺めながらハイキングが楽しめる人気のコースです。大自然を満喫できるオススメ観光スポットなので、ぜひプランに検討してみてくださいね。

15.中禅寺湖

出典: genki / PIXTA(ピクスタ)

日光国立公園の中にある中禅寺湖は、標高1269mの高所にある湖です。周囲は約25km、最大水深163m。2万年ほど前に男体山の噴火で発生した溶岩で渓谷がせき止められて出来た日光を代表する湖です。堰止湖のため、もともとは魚はいなかったのですが、明治初期より徐々に放流が行われ現在はマス類をはじめ24種の魚が生息しています。

中禅寺湖から見える景色は絶景の観光スポットとして人気があり、日本百景に選ばれています。特に春のツツジ、秋の紅葉は美しいことで有名です。観光の思い出に残る美しい写真が撮れることでしょう。

16.さかなと森の観察園

水産研究・教育機構の広報施設「さかなと森の観察園」。中禅寺湖のほとり、竜頭の滝のすぐそばにあります。研究所の敷地の一部を一般公開し、幻の魚であるイトウや中禅寺湖にしかいないレイクトラウトをはじめ、様々な種類のサケやチョウザメなども観察できますよ。

入場料を払うと餌がもらえるので、魚たちに餌をやることも可能。お子様も楽しめる日光湯元温泉の観光スポットです。秋は紅葉も綺麗なので、カメラマンの人気観光スポットでもあります。魚と森に癒される観光スポットにぜひ足を運んでみましょう。なお、冬季は休園するため冬に日光湯元温泉観光に来られる際は注意してくださいね。

◎まとめ

日光湯元温泉は秋の紅葉が素晴らしい観光地であることはもちろんのこと、夏は新緑の景色や涼しさが魅力的、冬はウィンタースポーツを楽しんだ後に温泉でポカポカと、四季を通して大自然に触れることができます。それぞれの観光スポットまでの移動距離はあまり長くないため、スムーズに観光できるのはうれしいですね。都心からも近いので、気軽にリピートできる日光湯元温泉にぜひ訪れてみてください!

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

日光でおすすめの記事

日光のアクセスランキング