名称:松島四大観
住所:宮城県東松島市宮戸大高森
公式・関連サイトURL:http://www.matsushima-kanko.com/miryoku/shima/shidaikan.html
「日本三景」と呼ばれる宮城県の松島は、古くから景勝地として栄えてきた観光エリア。松島湾には大小260もの島々が浮かび、景観は風光明媚。ミシュランガイドでも三ツ星を獲得するなど、宮城県随一の観光名所として、毎年たくさんの観光客が訪れています。今回は松島の観光スポットの中の人気の観光スポット32ヶ所をご紹介します。
目次
宮城県松島町の観光スポット31選!人気の景勝地をご紹介します
目次を閉じる
1.松島四大観
宮城県の松島に来たら、絶対に外せないのが絶景観光スポットの「松島四大観」。松島湾に浮かぶ260余りの島々が一望できる4つのことで、それぞれ「壮観 大高森」「麗観 富山」「偉観 多聞山」「幽観 扇谷」と名付けられています。
どれか一つに訪れるのもいいですが、せっかくの松島観光旅行。お時間のある方は4スポットすべてを巡ってみてください。「日本三景」と呼ばれる松島湾の4絶景に、感動する観光になること間違いなしです。
2.麗観 富山
標高116.8mの富山(麗観)は、松島湾をほぼ正面から一望できる観光スポットです。階段が整備されるほどの急勾配ですが、駐車場から16分ほどで山頂の大仰寺に到着します。本堂の紫雲閣にてすばらしい景色が見られますよ。風情あるお寺の庭も観光ビューポイントとなっており、こちらからは東南西の三方の眺めが見事。古くから「松島の景ことごとく富山に在り」と言われるほどの絶景は、思わず感嘆のため息が漏れるほど。
また、大仰寺にある「富山観音」もおすすめの観光スポット。奥州三観音の一つに数えられ、鐘は宮城県の有形文化財にも登録されています。大仰寺は由緒あるお寺で大正・明治両天皇が来訪された歴史、さらには伊達政宗の長女「五郎八姫」の遺髪・仏舎利があることでも有名です。アクセスはJR仙石線「陸前富山駅」より徒歩45分、三陸道「松島北IC」から車で10分。松島の中心地から距離がありますので、レンタカーやタクシー利用が便利です。
名称:麗観 富山(四大観)
住所:宮城県宮城郡松島町手樽字富山
公式・関連サイトURL:http://www.matsushima-kanko.com/miru/detail.php?id=133
3.幽観 扇谷
扇谷(幽観)は標高55.8m。山頂からの入江の形が扇のように見えることから、この名前が付けられました。双観山の背後の高地にあるため、松島の全景が見られるところが観光ポイントです。季節ごとに変わるさまざまな扇の表情が、多くの観光客を感動させてきました。
モミジやケヤキの木が連なる山で秋の季節は特に人気。紅葉観光の名スポットとしても知られています。アクセスはJR仙石線「松島海岸駅」から登口まで車で5分、山頂までは階段で3分。松島四大観の中ではもっとも訪れやすい観光スポットになっています。ただ駐車スペースが5台しかないため、そこだけ注意が必要です。
名称:幽観 扇谷
住所:宮城県宮城郡松島町松島字桜岡入
公式・関連サイトURL: http://www.matsushima-kanko.com/miru/detail.php?id=135
4.壮観 大高森
標高105.8mの「大高森(壮観)」は松島湾の東側にそびえる高峰です。山頂には展望台があり、360°の大パノラマが楽しめるところが観光ポイント。四大観の中で360°景色を見渡せるのは大高森だけ。まるで箱庭のように見える松島湾の島々の景観から「壮観」と呼ばれています。
展望台からは松島湾の島々のほか、松島丘陵や塩竈市、仙台市などの絶景が見られます。天気がいい日には船形山、栗駒山、蔵王連峰までも見られることも。特に日の出、夕景が美しいとされ、写真好きの方からも人気がある観光スポットです。また、日本3大渓の嵯峨渓を見渡せるところも嬉しいですね。時折クルーズ船が水面をなぞる光景には、思わずうっとり見入ってしまうほど。アクセスはJR仙石線「野蒜駅」から登口まで車で15分、山頂までは徒歩20分。野蒜駅から大高森入口までウォーキングトレイルもありますので、運動好きな方は歩きで観光してもいいですね。
名称:壮観 大高森
住所:宮城県宮城郡東松島市宮戸
公式・関連サイトURL: http://www.matsushima-kanko.com/miru/detail.php?id=132
5.偉観 多聞山
標高55.6mの「多聞山(偉観)」は七ヶ浜町の北端、代ヶ崎の断崖にある観光スポット。四大観の中でも特に海が間近に眺められ、波がダイナミックに打ち寄せる姿が満喫できます。「見どころはフェリーと島々の景色の観光!」と言われており、島々を行き交うフェリー船も多聞山のみどころ。15時を過ぎるとフェリーの運航がガクッと少なくなりますので、早い時間の観光がおすすめ。
観光ビューポイントは山頂にある毘沙門堂の裏手。白い灯台が建つ地蔵島や人の形に見える仁王島など、ぜひじっくり眺めてみてくださいね。階段を降りて海岸に出ることもできますよ。アクセスはJR仙石線「多賀城駅」から登口まで車で15分、山頂までは徒歩10分。展望地には駐車場から階段を上り下り5分ほどで到着します。もっともアクセスしやすい四大観となっており、山頂までの道のりも比較的楽に登れます。小さなお子さま連れの方にもおすすめの観光スポットです。
名称:偉観 多聞山
住所:宮城県宮城郡七ヶ浜町代ヶ崎浜八ヶ森56
公式・関連サイトURL:http://www.matsushima-kanko.com/miru/detail.php?id=134
6.双観山
双観山(そうかんざん)は、松島湾と塩釜湾の両方を見渡せる展望観光スポット。岬の丘の上が公園として整備されており、海に開けた展望台があります。「朝日が素晴らしい」と好評で、晴れた日には金華山や牡鹿半島から現れる、荘厳な黄金の光が見られます。眺望の構図は四大観の一つ「幽観 扇谷」に近く、解放感抜群。大小さまざまな島が横一列に見えるなど、素晴らしい景色が見られる観光スポットとなっています。
「山」との名前がついていますが、標高はわずか43mほどの小さな山。展望台までは無料駐車場から徒歩3分歩と、ちょっとしたハイキング気分で味わえますよ。込み合うことがめったにないため、ちょっとした穴場観光スポットとして、徐々に人気を集めています。「のんびりと松島湾を眺めたいなぁ」という方は、ぜひ足をお運びください。
名称:双観山
住所:宮城県宮城郡松島町松島大沢平
公式・関連サイトURL: http://www.matsushima-kanko.com/miru/detail.php?id=136
7.西行戻しの松公園
「西行戻しの松公園」は桜の名所として知られる観光公園です。「松の大木の下で出会った童子との禅問答の折り、敗れた西行法師が松島行きをあきらめた」と、ネーミングの由来は少しユニーク。西行法師は問答のため立ち止まりましたが、現代の人々はその「絶景」のために足を休めていく観光スポットです。
公園を彩るのは約260本のソメイヨシノ。春には満開の桜とともに松島湾の景色が一望できる、松島でも類まれな観光ビュースポット。桜の見ごろは4月中旬から5月上旬ですので、ぜひ春の宮城観光とあわせてどうぞ。松島海岸の後背地一帯ではもっとも眺望のいい観光公園のため、松島湾の島々を箱庭のように観光できるのも魅力の一つ。西行戻しの松公園に来たら、ぜひとも立ち寄りたいのがカフェ「le Roman(ロマン)」。店内は客席をぐるりと囲むようなガラス張りの造りになっており、非常にスタイリッシュ。大きな窓に映る松島の絶景に、まるで美術館にいるような感覚になります。
名称:西行戻しの松公園
住所:宮城県宮城郡松島町松島字犬田地内
公式・関連サイトURL:http://www.matsushima-kanko.com/miru/detail.php?id=137
8.新富山
新富山は展望台設置の標高45mの山です。松島四大観の一つ「富山」を意識して名付けられただけはあり、見晴らしは良好。富山では松島を遠くから見下ろす形になりますが、新富山ではより近い位置で松島が眺められます。
また「松島駅」から徒歩10分と、観光の中心地から近いところも魅力。「松島四大観に行く時間がない」という方も、気軽に眺望が楽しめます。駐車場から頂上までは歩いて10分ほど。すぐに登れてしまいますが、新富山の面白いところは約30cm登るごとに趣の異なる景観が広がるところ。ゆっくり歩きながら頂上の展望台を目指すのがオススメです。頂上に近づくにつれ松島湾が全貌を表していき、展望台にまで登ると湾内すべてが正面から見渡せます。松島の中心街も見渡せるので、街の夜景鑑賞にもピッタリ。海に浮かぶ漁火と相まって、幻想的な夜景観光が満喫できますよ。
名称:新富山
住所:宮城県宮城郡松島町 松島字垣ノ内
公式・関連サイトURL:http://www.town.miyagi-matsushima.lg.jp/index.cfm/8
9.雄島
中世のころには、死者供養の霊場として知られていた松島。その世界観を今でも強く残す観光スポットが、日本三景「松島」の地名のルーツである「雄島(おしま)」です。東西40m、南北200mに広がる島で、陸とは朱塗りの渡月橋で結ばれています。50ヵ所ほどの岩窟に石の塔婆「板碑」や五輪塔、さらには法名の彫られた壁面など、霊場としての風景が満載です。
多くの歌人にうたわれた歌枕としても有名なスポットで、松尾芭蕉が『おくのほそ道』の旅の中で雄島を訪れています。芭蕉と曾良の句碑が残っていますので、観光の際にはぜひご覧ください。島一番の高台に登ると、瑞巌寺中興の祖とされる「雲居禅師の座禅堂」を発見します。その名の通り雲居禅師が座禅をした場所ですが、ビュースポットとしては風情たっぷり。水墨画のように松島湾が広がる様は、なんともしみじみ感慨深いもの。アクセスはJR仙石線「松島海岸駅」より徒歩6分。松島の中では観光客もまばらなので、「ゆっくり風情を味わいたい」という方はぜひ雄島をご堪能ください。
名称:雄島
住所:宮城県宮城郡松島松島海岸
公式・関連サイトURL:http://www.matsushima-kanko.com/miru/detail.php?id=142
10.福浦島
福浦島は敷地面積6ヘクタールほどの小さな島。陸とは全長252mの朱塗りの橋(福浦橋)で繋がっており、島全体が県立自然植物園に指定されています。ツバキやカエデなど、自生している樹木はなんと約250種類。30分程度で島全体を回れるため、散策気分で楽しめる観光スポットとなっています。
また、弁天堂や見晴台、天神崎など展望スポットも充実しています。見晴らし台からは、九ノ島などのたくさんの島々が見られます。天神崎からは松島の陸側を眺められます。特にオススメは弁天堂。島の高台に位置しているため、松島の群島をのびのび一望できます。ただ、弁天堂にいる神様・弁天様はかなりの嫉妬深さ。「恋人どうしがお参りにくると別れさせてしまう」なんていうジンクスもあるので、仲良しカップルでの来訪は気を付けたいところ。その反対に出会いを求める方にうれしいのが、出会い橋と呼ばれる「福浦橋」。赤い糸のような全長252mの橋にちなんで、長く付き合える相手に出会えるかもしれませんよ。
名称:福浦島
住所:宮城県宮城郡松島町松島福浦島
公式・関連サイトURL:http://miyagitabi.com/matusima/hukuurajima/
11.松島湾クルーズ
「日本三景」松島のシンボル的存在である、松島湾に浮かぶ大小260余の島々。その間を縫うようにして観光を楽しめるのが「松島湾クルーズ」です。クルーズ船に乗船するだけでもワクワクしますが、やはりダイナミックな「日本三景」が見られるのが一番人気の観光ポイントです。陸からは見られないユニークな島の地形や、クルーズ船の周りを飛ぶウミネコも観光の見どころとなっています。
サービスを提供している会社にはいくつかありますが、たどるルートはほぼ同じ。一般的なコースとしては、「松島から塩釜」「松島湾内を一周」、そして「松島から嵯峨渓(夏限定のコース)」の3つがあります。中でもオススメは「松島から塩釜」。『奥の細道』の旅の中で松尾芭蕉が巡ったとして、今でも多くの観光客から人気を集めています。
名称:松島湾クルーズ(松島巡り観光船)
住所:宮城県松島町松島字町内98-1
公式・関連サイトURL:http://www.matsushima.or.jp/
12.五大堂
五大堂は、かつて伊達政宗公が造営したお寺。瑞巌寺が管理する小堂で、現在は国指定の重要文化財に指定されています。東北地方最古の桃山建築となる、歴史ある観光スポットとなっています。
もともとは坂上田村麻呂が毘沙門堂を建てたのが始まりで、五大明王像である「大聖不動明王」「東方降三世」「西方大威徳」「南方軍茶利」「北方金剛夜叉」を今もなお境内に安置してあります。これらは平安時代中期に制作された秘仏とされ、わずか33年に一度、開帳時にのみ見られます。ちなみに次回の開帳は2039年、祭礼日は8月20日です。五大堂を訪れるとき、ひときわ目を引くのが橋桁の間が大きくあいた「透かし橋」です。赤い欄干、そして足元から迫力ある海面が見えるのが特徴です。別名「縁結びの橋」とも呼ばれており、カップルにも人気の橋となっています。
また、五大堂そのものも観光の見どころ。軒まわりに十二支それぞれの動物の彫刻が配してあり、じっくり探してみるのも観光の醍醐味です。代表する建造物である「五大堂」は、松島観光で一度は見ておきたいもの。「松島海岸駅」から徒歩7分とアクセス良好なので、ぜひ観光に足を運んでみてください。
名前:五大堂
住所:宮城県宮城郡松島町松島字町内111
公式・関連サイトURL:http://www.matsushima-kanko.com/miru/detail.php?id=141
13.瑞巌寺
松島町にある「瑞巌寺(ずいがんじ)」は、東北随一の禅刹として知られるお寺。正式名称は「松島青龍山瑞巌円福禅寺」です。1000年以上の歴史を誇りますが、現在の建物は長14年(1609)に建築されました。伊達政宗が桃山様式の粋をつくし、諸国の名工130人によって造り上げました。本堂、庫裏、廊下は国宝に指定されています。造本瓦葺の巨大な屋根は壮観の一言です。
瑞巌寺に観光に来たなら、必ず見ておきたいのが「宝物館(青龍殿)」。約3万点の展示物が収蔵され、国重要文化財指定の「本堂障壁画」、「伊達家歴代藩主画像」、書跡、茶碗、「伊達政宗甲冑倚像」など、見どころ満載です。アクセスは仙石線JR「松島海岸駅」より徒歩5分、東北本線JR「松島駅」より徒歩20分 。宮城・松島観光でも特に人気の観光スポットとなっています。
名称:瑞巌寺
住所:宮城県宮城郡松島町松島字町内91
公式・関連サイトURL:http://www.zuiganji.or.jp/photoLibrary/index.html
14.円通院
円通院は瑞巌寺に隣接している臨済宗妙心寺派の寺院です。宝形造の建物が国の重要文化財に指定され、方三間霊屋の遺構など、格式ある霊屋建築としても知られています。このお寺の一番の見どころは、本堂前の「遠州の庭」。毎年紅葉観光の時期にはライトアップが行われ、約250本のモミジを中心に赤、黄、緑のグラデーションが暗闇に浮かび上がります。特に「心字の池」に映るモミジが圧巻で、水面には蒔絵(まきえ)のように美しい景色が見られますよ。
ライトアップは円通院をはじめ、瑞巌寺洞窟群、比翼塚・三聖堂、天麟院、観瀾亭でも行われます。リピーターで観光に訪れた際は、昨年見られなかった寺社・神社もめぐってみましょう。観瀾亭は伊達家のお月見御殿として知られる建物なので、ライトアップ時には夜の抹茶が楽しめ、風情あるお月見観光が楽しめますよ。他にも「縁結び観音」や「オリジナル数珠作り体験」など、楽しみどころ満載の円通院。特に数珠作り体験は予約不要のため、参拝と合わせて気軽に楽しめるところが観光のポイントです。
名称:円通院
住所:宮城県宮城郡松島町内字67
公式・関連サイトURL:http://www.entuuin.or.jp/
15.天麟院
円通寺の隣にあるのが「天麟院」です。陽徳院・円通院とあわせて「松島の三霊廟」と呼ばれるお寺で、伊達政宗の娘である五郎八姫(いろはひめ)の菩提寺としても知られています。
建物自体も素敵ですが、観光の際に裏手にある「天麟院洞窟群」へのお立ち寄りがおススメ。名前の通り小さいながらも洞窟になっており、伊達一族の供養塔や天麟院歴代の住職のお墓などが見られます。敷地内には猫がたくさんおり、「猫の寺」としても人気。お寺でくつろぐ愛くるしい猫の姿は、ぜひ写真に残したいところ。また、瑞巌寺や円通寺では入場料がかかりますが、天麟院は無料で楽しめるのが観光のうれしいポイント。松島でも特に有名な瑞巌寺・円通寺での観光の際には、ぜひ足を運んでみてくださいね。
名称:天麟院
住所:宮城郡松島町高城字帰命院下一19-1
公式・関連サイトURL:http://www.town.miyagi-matsushima.lg.jp/index.cfm/8
16.紫神社
あさぎ色が美しい「紫神社(むらさきじんじゃ)」は、天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)が祀られている神社です。『古事記』にて高天原に最初に出現した神といわれており、平安時代から松島の総鎮守とされています。境内へ続く階段が長く、神秘的なムード満載。また本殿の脇には「紫石」が設置され、撫でながらお願いするとその願いが叶うと言われています。
毎年10月には秋の例大祭が開催されます。お神輿が松島町内をまわるお祭りで、毎年盛大に盛り上がりますよ。神輿の担ぎ手を世話するお旅所が至る所にあり、そこで出される郷土料理が楽しみのひとつ。牡蠣ごはんをはじめ、牡蠣汁、カキフライ、おまんじゅうや大福など盛りだくさんです。松島の美味しいものを味わいたい方は、お祭りの時期にあわせて観光に訪れるのもオススメです。
名称:紫神社
住所:宮城県宮城郡松島町高城字明神3-47
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/vixZ7U
17.陽徳院 御霊屋(寶華殿)
「陽徳院 御霊屋(寶華殿)(ようとくいん おたまや/ほうげでん)」は、国指定の有形文化財です。伊達政宗公の正室・愛姫の墓堂とされていますが、その建築美は見ごとの一言。宝形造と呼ばれる技法を採用しており、極彩色で華やかに彩られた黒漆塗の軒周りなど、格式ある造りになっています。
平成18年から21年の改修により、創建当時が再現されているところが観光のポイント。かつての桃山文化がこれほど豪華絢爛だったのかと、感心すること間違いなしの観光スポットです。
名称:陽徳院御霊屋(寶華殿)ようとくいんおたまや(ほうげでん)
住所:宮城県宮城郡松島町松島字町内91
公式・関連サイトURL:http://www.zuiganji.or.jp/keidai/otamaya.html
18.三聖堂
三聖堂は瑞巌寺の敷地内にある小さな御堂です。堂内正面には聖観世音菩薩像、左に達磨大姉像、右に菅原道真公が祀られ、それが三聖堂の名前の由来となっています。建物は方2間の素木造りで、屋根は宝形造の萱葺き、全体的に端正なところが観光のポイント。
御堂の落ち着いた雰囲気が人気を呼んでいる観光スポットですが、観音堂の前にある「軒端の梅」という老木もオススメ。嫁ぐ相手が急死し、それゆえ尼となった「紅蓮尼」の悲恋物語が伝わる老木です。松島名物「紅蓮煎餅」に名前が残っている尼さんなので、見ておいて損はありませんよ。お土産に「紅蓮煎餅」を買った方は、ぜひ一度訪れてみてください。
名称:三聖堂
住所:宮城県宮城郡松島町松島字町内91(瑞巌寺内)
公式・関連サイトURL:http://www.zuiganji.or.jp/keidai/sanseidou.html
19.松島レトロ館
レトロ好きにたまらない観光スポットが「松島レトロ館」。一見、普通のビルにあるお土産屋さんのような外観ですが、一歩お店に足を踏み入れれば、まるで大正・昭和時代にタイムスリップしたような感覚に!懐かしの歌謡曲が流れる空間には懐かしい映画のポスター、昔のアイドル、家電、人形、おもちゃなど、約5千点の展示品がずらりとならんでいます。
普通の博物館と違うのは展示品を実際に手に取れること。書物やおもちゃなどに限られますが、大正・昭和時代のアイテムに触れられるのは、他ではなかなかできない体験。他にも懐かしのパチンコゲームやミニカー・スーパーカー、湯たんぽ、たばこ、昔の漫画雑誌、洗濯器、昔の学校や教材など、見どころいっぱいの観光スポットです。大人同士で訪れて昔を懐かしむもよし、子供に自分の生きた時代を教えるもよし。また、外国の方にも珍しいと思いますので、日本の文化を紹介する観光もいいですね。
名称:松島レトロ館
住所:宮城県宮城郡松島町松島字町内112(重文・五大堂前)
公式・関連サイトURL:http://ww35.tiki.ne.jp/~akinomiya-m/
20.松島十二支記念館【博物館】
松島十二支記念館
— Open_gamochi (@Open_gamochi) June 22, 2015
十二支とは仏像の種類のことで、菩薩・如来・明王など大きな乾漆像が立ち並び、どんな仏なのかを解説。大きさに圧倒はされたけど、ありがたさを感じなかったのは、自分の中に木像のイメージしかなかったからかな?
入館料600円 pic.twitter.com/EHBOCr0JSa
「松島十二支記念館」は、物産館や食事処などがある「松島観光物産館」の中にある記念館です。十二支の守り本尊と言われる仏像8体をふくむ、12体の仏像が展示されています。仏像の大きさは一体4mから6m。その巨大な仏像たちが並んで座っている姿は、まさに圧巻の一言です。
十二支の守り本尊は「生まれた干支」に合わせて人々を守る仏様のこと。病気治癒や商売繁盛などを祈れば願いが叶うと言われていますので、ぜひ自分自身の守り本尊にお祈りをしてみましょう。またオリジナルの数珠作りもOK。自分好みの石で作れるので、松島観光の素敵な記念になりますよ。
名称:松島十二支記念館
住所:宮城県宮城郡松島町松島字普賢堂13-1
公式・関連サイトURL:http://www.sendaimiyagidc.jp/sight_pps/d_tourist.php?id=0000001204
21.みちのく伊達政宗歴史館
「みちのく伊達政宗歴史館」は1984年開館のろう人形館です。メインとなるろう人形は、やはり伊達政宗。彼の波乱万丈な人生を25場面、約200体のろう人形で迫力満点に再現されています。特に当時を忠実に再現した甲冑・衣装・道具類はじっくり鑑賞して楽しみたいところ。音声案内もありますので、より臨場感ある観光が楽しめます。
他にも野口英世や太宰治、棟方志功、宮沢賢治など、東北にゆかりのある偉人50人のろう人形など見どころ満載。宮城・松島らしい観光をしたい方は、一度は立寄りたい記念館となっています。また、こけし絵付け体験、こま絵付け体験、伊達政宗の甲冑付け体験と思い出作りにピッタリの催しも開催。入館料とは別途料金がかかるものの、かなり人気の体験です。お土産も充実しており、その数なんと500点以上。政宗グッズ、宮城定番の牛タン・笹かまはもちろん、木刀も豊富にお取り揃えています。特に木刀に関しては松島一の品ぞろえを誇り、どれを買おうか迷うほど。歴史好き・刀女子・日本文化好きな外国人の方にはぜひ!
名称:みちのく伊達政宗歴史館
住所:宮城県宮城郡松島町松島字普賢堂13-13
公式・関連サイトURL:URL:http://www.date-masamune.jp/
22.観瀾亭(かんらんてい)
観瀾亭(かんらんてい)は、かつて伊達家の接待用の施設として利用されていた建物です。もともとは伏見桃山城の一棟で、伊達政宗が豊臣秀吉より譲り受けた茶室をそのまま移築してあります。
四方に縁をめぐらした京間18畳2室からなり、外観は簡素明快。内装は一転して豪華で金箔が張られた床の間をはじめ、極彩色で描かれた張付絵や襖絵など、かなりの見応えがあります。別名を「月見御殿」とも呼ばれ、伊達家の月見の席にも使用されてきました。庭園からは松島湾が一望でき、見晴らしも抜群です。入館とともに抹茶を楽しめるので、観光の疲れをゆっくりと癒せますよ。
名称:観瀾亭
住所:宮城県宮城郡松島町松島字町内56
公式・関連サイトURL:http://www.ubudo.jp/kanko/kanko_kanrantei.html
23.松島博物館
観瀾亭を訪れた方は、ぜひ敷地内の「松島博物館」にも立ち寄ってみましょう。松島の町を5千分の1スケールで再現した立体模型をはじめ、伊達家伝来の武具、装身具、化粧道具、書画など、さまざまな見どころがあります。特にオススメは狩野左京の最盛期の作品である「鳳凰図」。もとは仙台城本丸大広間の障壁貼付画であり、現在では県の重要文化財に指定されているものです。
また、同じく敷地内の「どんぐりころころ歌碑」も見ておきたいところ。碑には教科書編纂委員「青木存義」の有名な童謡、「どんぐりころころどんぐりこ」との歌詞が刻まれています。面裏側には青木氏の経歴も記されていますので観光の際にはぜひ見てみてください。
名称:松島博物館
住所:宮城県宮城郡松島町松島字町内56
公式・関連サイトURL:http://www.town.miyagi-matsushima.lg.jp/index.cfm/9
24.藤田喬平ガラス美術館
藤田喬平ガラス美術館は、世界でも知られたガラス作家「藤田喬平」の作品が展示された美術館です。代表作である「飾筥(かざりばこ)」をはじめとした、藤田氏がイタリアに渡り制作した花器やオブジェなど、常時100点展示が展示されています。ガラス工芸家として初の『文化勲章』を受章しただけはあり、どの作品も見応えバッチリです。美術館の全体テーマは「海とガラスと庭園のミュージアム」。館内への入口に続いていく、松並木に囲まれた約70mの「銀閣寺垣の道」。
館内ではヴェネチアングラスに彩られた「ペンダントの間」など、趣向を凝らしたお部屋も楽しめます。美術館を一歩出れば、そこは約7000坪の広さを誇る水上庭園。多種多様な季節の花々を愛でながら、ゆっくりと観光してみるのも素敵ですね。さらに池の上には「展望露台」もあり、高さ4mから松島湾の島々や美しい彩を魅せる水上庭園をじっくり眺められます。また 温泉リゾート「松島一の坊」に併設されている施設なので、宿泊の際に訪れるのもおすすめです。ガラスアートの妙なる世界が広がる、藤田喬平ガラス美術館。松島で上質な美術鑑賞を楽しみたい方は、ぜひとも足を運んでみてください。
名称:藤田喬平ガラス美術館
住所:宮城県宮城郡松島町高城字浜1-4
公式・関連サイトURL:http://www.ichinobo.com/museum/index.html
25.松島城
隠れた絶景観光スポットとして知られるのが、「松島城」です。もとは1927年に「松島城観光ホテル」として造られた建物で、本物のお城というわけではありません。ただ、松島湾を真正面に見る絶好の場所にあるため、現在では「日本三景を望む展望台」としてその姿を残しています。
現存しているのは疑似天守閣「壱の丸」と「参の丸」。天皇陛下が皇太子の時に宿泊された場所でもあるので、観光に訪れる価値は十分ある観光スポットといえるでしょう。見た目は少し怪しげで、お城自体は観光名所とは呼べないものの、松島湾を眺めるには最高の観光スポットです。「みちのく伊達政宗歴史館」のすぐそばなので、松島に観光にお立ち寄りの際にあわせていかがでしょうか。
名称:松島城
住所:宮城県宮城郡松島町松島字町内115
公式・関連サイトURL:http://www.geocities.jp/matusimajyou/
26.手樽海浜公園
「海岸線を眺めながらゆっくりしたい」という観光客にオススメな観光スポットが、手樽海浜公園(てたるかいひんこうえん)です。松島湾の海岸485mに沿って広がる、2.6ヘクタールの観光公園です。海岸線に沿った造りのため、細長い形をしているのが特徴です。緑地が整備されていることもあり、地元住民にとっては憩いの場としても人気です。あずまやも設置されているので、白砂青松の美しい海岸線を眺めながらピクニックも楽しめますね。
リラックスできるというだけでなく、ちょっとしたレジャーを楽しんでも素敵ですね。公園にはアスレチック遊具がたくさんあり、お子さまがのびのび遊ぶのにも最適です。ロープを滑車ですべり降りるジップラインなど、ぜひご家族みんなで観光をお楽しみくださいね。
名称:手樽海浜公園
住所:宮城県宮城郡松島町磯崎字新浜258
公式・関連サイトURL:http://www.matsushima-kanko.com/miru/detail.php?id=177
27.西ノ浜貝塚
多分西の浜貝塚。周辺はおしゃれな住宅街。 pic.twitter.com/agX3HXmjHS
— むらしゅう (@S_muramoto) May 3, 2014
松島湾沿いにある貝塚の中で、最大級の規模を持つのが「西ノ浜貝塚」です。標高15mの舌状台地に位置し、敷地は東西130m、南北200mにまで広がっています。国の史跡公園に指定されており、現在でも貝層が台地の斜面に堆積している様子を見ることができます。公園の芝生には貝殻を見つけることもできるので、注意しながら観光するといいでしょう。
また、縄文時代から平安時代の骨刀や縄文土器など、数多くの出土品が発掘されている貝塚としても知られ、縄文時代後期の「西の浜式土器」はここから命名されました。アクセスはJR仙石線「高城町駅」から徒歩約14分。「松島の文化遺産を見てみたい!」という方にオススメの観光スポットです。
名称:西ノ浜貝塚
住所:宮城県宮城郡松島町磯崎字西の浜
公式・関連サイトURL:http://www.town.miyagi-matsushima.lg.jp/index.cfm/8,4533,36,html
28.明治潜穴公園
明治潜穴公園は、松島町北部にある観光公園です。近くを流れる高城川沿いに桜並木が整備されており、春のお散歩コースにピッタリ。特にお花見観光シーズンにオススメの観光公園となっています。
もともとは昔の人々が幾度も水害を乗り越えた歴史を、後世に伝えるために整備された公園です。「明治潜穴」が計画されたのは、かつて沼地であった品井沼の水害をなくすため。沼の水を新しい排水路にて松島湾に流し込むため、この潜穴が造られることになりました。現在では、明治潜穴公園の他、高城川にその名残を見ることができます。公園内には、明治潜穴計画で犠牲になった少女を祀った「おまん地蔵」や、東宮殿下停車記念碑などの史跡も残っています。また、レンガ造りのユニークな休憩スペースもあるので、あわせて観光に訪れてもいいでしょう。
名称:明治潜穴公園
住所:宮城県宮城郡松島町幡谷泉ケ原
公式・関連サイトURL:http://www.matsushima-kanko.com/miru/detail.php?id=175
29.松島観光物産館
ここからは宮城・松島観光で立寄りたい、人気のおみやげスポットをご紹介していきます。松島全般の観光の際におみやげをお求めの方は、「松島観光物産館」がオススメです。松島で一番広い駐車場を完備し、名所である「五大堂」もすぐ目の前。団体で松島に観光にお越しの方も、個人で観光にお越しの方も、スムーズに立ち寄ることができます。
館内には「笹かまぼこ」や仙台銘菓「萩の月」、牛タン専門店の名店「利久」の牛タンなど、仙台・松島みやげがずらり。敷地内には「松島十二支記念館」もあり、そちらのおみやげも取り揃えています。松島ならではの伊達政宗の兜を身に付けた「くまもん」や、パワーストーンキーホルダーが買えるところも観光のポイントです。また、2階には食事スペースの「浪漫亭」があるので、おなかが空いたときに立寄るのことができます。「海鮮丼」「うに丼」「旬のお刺身」「ふかひれラーメン」など、松島の地元の新鮮食材をふんだんに使ったメニューが人気です。松島の観光の思い出に、ぜひご賞味下さい。
名称:松島観光物産館
住所:宮城県宮城郡松島町松島普賢堂13-1
公式・関連サイトURL:http://matsushima-bussankan.co.jp/
30.二八屋物産店
「観光だけでなく、思い出に残る体験がしたい!」という方にオススメなのが、こけしに特化したお店「二八屋物産店」です。1949年創業の店内に所狭しとこけしが並び、その一角に絵付けのコーナーがあります。
こけしへの絵付けを教えるのはキャリア50年以上の職人さん。優しい雰囲気のおじいちゃんなので、絵付けのコツなども聞きやすいですよ。幼児から体験でき、絵付けにかかる時間は30から40分程度。予約不要で楽しめますので、ぜひご家族での観光の合間にどうぞ。また、職人さんが作ったこけしは実際に購入もOK。ご自分用におひとつ、観光のおみやげ用におひとついかがでしょう。
名称:二八屋物産店
住所:宮城県松島町松島字町内80
公式・関連サイトURL:http://www.matsushima-kanko.com/taiken/detail.php?id=66
31.松島さかな市場
松島さかな市場は、魚介をメインにしたお買い物観光スポットです。7隻の大型マグロ船を持つ船主「昭福丸」が経営するお店だけあって、店内は新鮮な魚介類がいっぱい!お魚や牡蠣のお持ち帰りはもちろん、その場で味わえるところも魅力の一つです。
豪快な海鮮丼はもちろん、お寿司、フカヒレラーメン、名物「かきバーガー」など、メニューはどれも食欲そそるものばかり。焼きがきの食べ放題も行っていますので、観光の際におなかが空いたときにはぜひお立ち寄りください。2階には食事ができるコーナーもあり、屋上には眺望のいいデッキも設けられています。新鮮な魚介の味も、松島の景観を眺めながらならより美味しく感じられるはず。JR「松島海岸駅」より徒歩10分ほどと、観光の合間に訪れられるところもポイントです。
名称:松島さかな市場
住所:宮城県宮城郡松島町松島字普賢堂4-10
公式・関連サイトURL:http://www.sakana-ichiba.co.jp/index.html
◎まとめ
丹後の天橋立、安芸の宮島と並び、「日本三景」と称される宮城県松島。松島観光の拠点となるのは「仙台駅」。東京・盛岡から東北新幹線利用で約1時間40分と、アクセスも良好です。松島湾の美しい景観はもちろん、伊達政宗が復興した「瑞巌寺」、東北地方最古の桃山建築「五大堂」など、歴史的な建造物も大きな見どころとなっています。
また、紅葉の名所として知られる「円通院」のライトアップ、お盆の時期の「松島流灯会 海の盆」など、シーズンのイベントも外せません。さらにはこけしへの絵付け体験や、円通院での数珠つくり体験など、体験型の施設が多いところもポイントです。お一人様はもちろん、カップルからファミリーまで、みんなで楽しめる松島のまち。風情ある旅をお望みの方は、ぜひ一度足を運んでみてください。
国内のエリア一覧
海外のエリア一覧
カテゴリー一覧
skyticketで最安値を確認!
-
航空券
-
レンタカー
-
ホテル
skyticketならこんなにおトク!