熊谷市の激アツ観光スポット15選!暑さに負けずにLet'sさいたま!

画像出典:内蔵助 / PIXTA(ピクスタ)

熊谷市の激アツ観光スポット15選!暑さに負けずにLet'sさいたま!

「あついぞ!熊谷」のキャッチコピーで有名な熊谷市(くまがやし)は、埼玉県北部の中心的都市。上越新幹線が通っているほか、SLが人気の秩父鉄道を利用すれば、長瀞方面へも観光可能!都心からのアクセスも容易で、便利な町なんです。観光は?というと、『平家物語』でおなじみの熊谷直実や斎藤別当実盛にまつわる歴史観光スポットや、利根川・荒川の二大河川に関連した自然スポットなど、熊谷市には意外と観光名所が多いのです。

そんなかつての中山道の宿場町熊谷の、おすすめホット観光スポットをあつ~~~くご紹介します!

目次

熊谷市の激アツ観光スポット15選!暑さに負けずにLet'sさいたま!

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1.八木橋

熊谷市街の西端近くにある八木橋百貨店は、熊谷市民の心のマーケット!創業110年を超える老舗デパートで、すぐ近くにショッピングモールが進出してからも、熊谷っ子の憩いの百貨店として変わらず愛され続けています。

八木橋観光のいちばんの見どころは、入り口前に設置されている「あついぞ!熊谷」の巨大温度計でしょう。毎年盛夏の風物詩として、テレビなどで目にした人も多いはず。毎年5月ごろから設置されるので、そこまで猛暑でなくても、熊谷へ観光に来たことが実感できますよ。

また、八木橋の敷地内を旧中山道が貫通していて、店舗1階にはわざわざそのルートが分かるようにフロアが設計されています。「旧中山道」の石碑をよそ目に熊谷のおみやげ探し、なんてちょっと変わったデパートの使い方もできますね。

2.熊谷寺

自分の息子と同じ年頃の若武者を泣く泣く討ち取り、世を儚んで出家への思いを強くする。『平家物語』のヤマ場のひとつ、「敦盛最期」の段の主人公熊谷直実(くまがいなおざね)は、この熊谷市の出身。直実は実際に仏門に入り、自身の館をお寺に改めます。それが、現在の熊谷寺(ゆうこくじ)です。

境内への立ち入りはできませんが、周りから立派な伽藍を眺めるだけでも、直実の静かながら熱い想いが伝わってくるようです。八木橋からも近いので、合わせて熊谷観光のツートップといっても過言ではないでしょう。八木橋百貨店の上層階からは、熊谷寺の全容を俯瞰できますよ。

なお、冬でも行列のできるかき氷屋「慈げん」は、熊谷寺の西側沿道にあります。

3.秩父鉄道 SLパレオエクスプレス

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白煙を上げて秩父路を駆け抜ける真っ黒な蒸気機関車。秩父鉄道のSLパレオエクスプレスは、「都心から一番近い蒸気機関車」として観光客に大人気ですが、その始発駅は熊谷駅になります。もちろん途中で乗り降りすることもできますが、せっかくなら最初から最後まで乗りたいですよね!

熊谷駅を出たパレオエクスプレス号はまもなく上越新幹線と別れ、荒川の河川敷に沿って進みます。2つ目の停車駅の寄居から先はだんだんと渓谷の風景に変わっていくので、熊谷市はのどかな平野部を走るSLを眺められる貴重なエリアなんですよ。

パレオエクスプレスは基本的に3月~12月の土日祝日に運行されますが、臨時列車も多いので秩父鉄道のHPを確認するようにしましょう。

4.星溪園

八木橋百貨店の南にある星溪園(せいけいえん)は、竹井澹如(たけいたんじょ)が江戸時代末期の慶応年間に造った、回遊式の日本庭園です。竹井家は中山道熊谷宿の本陣を代々務めた熊谷の名家で、澹如は後に埼玉県議会の初代議長になった人物です。

平成に入って修復作業が行われ、星溪寮・松風庵・積翠閣という3つの数寄屋風の建物が美しく甦りました。園の中心にある玉の池周辺では、秋に美しい紅葉がみられるほか、4~5月にかけては熊谷直実にちなんだクマガイソウ(熊谷草)が、特徴的なぼんぼり型の花を咲かせます。

大隈重信や徳富蘇峰といった近代日本のビッグネームも訪れた名園へ、熊谷を観光するならぜひ立ち寄ってみましょう。

5.片倉シルク記念館

熊谷市は、信州岡谷の製糸長者片倉財閥(現片倉工業)の最後の製糸工場があったところ。片倉シルク記念館は、その熊谷工場の繭倉庫を転用したミュージアムです。

館内では実際に使用されていた繰糸機が展示されているほか、日本の近代化とは切っても切り離せない養蚕・製糸業にかんする貴重な資料が並べられています。

ちなみに、熊谷工場の1つ前に閉鎖された片倉工業の製糸工場が、世界遺産になった群馬県の富岡製糸場なんですよ。

6.坂田医院旧診療所

利根川沿いの妻沼地区にある坂田医院旧診療所は、昭和6年に開業し、昭和50年代まで現役で使用されていた内科・産科のクリニック。大正モダンから続く昭和初期のシックな外観が特徴的な建物で、平成16年に国登録有形文化財に指定されました。

近年では『東京タワー~オカンとボクと、時々オトン~』や『ゲゲゲの女房』などの映画のほか、多くのドラマやCMのロケ地となり、熊谷市の人気観光スポットに踊り出るまでになりました。

内部も当時の様子がよく残っていて興味深いのですが、イベント時を除いては一般公開されていないので注意して下さい。

7.元荒川ムサシトミヨ生息地

熊谷駅から旧中山道を東京方面に10分ほど歩くと、元荒川という小川を渡る橋のたもとに「ムサシトミヨ生息地」の案内板があります。

ムサシトミヨは体長5cmほどの小魚で、なんと世界でも熊谷市にしか生息していない固有種です!海のない埼玉県の県魚ですが、水草の多い清流にしか棲めないため、都市化の影響を受けて絶滅危惧種となっています。

ここ元荒川のムサシトミヨ生息地は、そんなデリケートなムサシトミヨが野生で棲息している貴重なエリア!すぐそばまで住宅街が迫っていながら、山里の小川のような風景が残されています。

普段は水草に隠れているため、ムサシトミヨの姿を視認するのは難しいですが、都心に近い熊谷市に辛うじて残る昔ながらの自然を感じられますよ。

8.妻沼聖天山 歓喜院

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熊谷市の北部、利根川沿いの旧妻沼町で最大の観光地といえば、「妻沼聖天山 歓喜院(めぬましょうでんざん かんぎいん)」をおいて他にはないでしょう。

絢爛な権現造の本殿は国宝に指定され、「埼玉の日光」の異名をとるほどの色鮮やかな彫刻が目を引きます。また、重要文化財となっている豪壮な「貴惣門(きそうもん)」も観光の見どころ!横から見ると3つの破風が重なっているように見えるのが特徴です。

もともと歓喜院は、『平家物語』で悲しい最期を遂げた老将斎藤別当実盛(さいとうべっとうさねもり)が創建したと伝えられています。境内には実盛の哀愁漂う座像があり、熊谷駅前の熊谷直実像とセットで観光するのがオススメですよ。

9.三尻観音山

利根川と荒川に挟まれた平野部の熊谷では、市西部にある標高83mの三尻観音山が、市内荒川以北ではほとんど唯一の山らしい山です。そのため、山頂からの眺めは素晴らしく、とりわけ麓に龍泉寺のある南方への眺望が開けています。

三尻観音山では、春にはカタクリ、夏にはニッコウキスゲやツツジ、そして秋には紅葉と、四季折々の自然の風景が楽しめます。そのため市の名勝にも指定され、熊谷市の穴場観光スポットになっているんですよ。

10.幸安寺

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三尻観音山の近くにあるもう1つの花の観光スポットが、この幸安寺です。歴代住職がたまたま花好きだったことから、檀家の協力もあって「花の寺」として整備されるようになり、今では熊谷市を代表する観光名所の1つとなりました。

境内には梅や桜はもちろんのこと、ミツマタ、ツツジにアジサイ、サツキ。さらには熊谷直実ゆかりのクマガイソウと、季節ごとに訪れる観光客の目を楽しませてくれますよ。

11.熊谷桜堤

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熊谷市でお花見をするならここ、熊谷桜堤(くまがやさくらつつみ)がゼッタイにおすすめ!荒川大橋から下流の約2kmにわたって、河岸におよそ500本ものソメイヨシノが植えられています。

熊谷堤の桜並木は江戸時代から有名で、現在のものは戦後に荒川の河川改修が施されてから植栽されたものですが、日本さくら名所100選にも選ばれるほどの美景なんですよ!

春には熊谷さくら祭、夏には熊谷花火大会が催され、たくさんの観光客で賑わいます。

12.文殊寺の大縁日

熊谷市の南部にある文殊寺は、「三人寄れば文殊の知恵」のとおり学業成就にご利益があるとされています。

このお寺がもっとも賑わうのが、毎年2月25日に開かれる「文殊寺の大縁日」!ご本尊の「文殊師利大菩薩」が開帳されるほか、参道にはたくさんの露店が立ち並びます。

ちょうど、学問の神様菅原道真を思い起こさせる梅の花の時期でもあり、梅香を楽しみに訪れる観光客も少なくありません。さらに受験目前という学生も、数多く合格祈願にやって来ますよ。

13.あばれみこし

熊谷市北縁の利根川沿いで繰り広げられる「あばれみこし」は、熊谷市の夏のビッグイベント!旧妻沼町の出来島地区と葛和田地区の2ヶ所で行われ、「西の出来島」「東の大杉」と称されています。

葛和田の大杉神社を出発した神輿はトラックで川べりまで運ばれ、そこからためらうことなく利根川へダイヴ!それを追いかける担ぎ手たちが、もみ合いへし合い神輿のてっぺんを目指します。

一方、出来島の伊奈利神社の神輿は、集落内を練り歩いた後でしずしずと川へ。こちらはなんと神輿が垂直に立てられ、天に向いた担ぎ棒の上から、人々が川へ飛び込んでいきます。

いずれも漢たちが小さな神輿の頂を争う姿は、まさに「暴れ神輿」にふさわしい勇壮さ!日本一暑い熊谷市が、さらにヒートアップしてしまう伝統行事です。

14.聖パウロ教会

出典: 晴れたらいいね / PIXTA(ピクスタ)

熊谷寺から小道をはさんだすぐ東側に隣接する聖パウロ教会。大正8年(1919)に総煉瓦造りで建設され、熊谷市内では貴重な戦前の建築物となっています。

内装・外観ともに奇をてらわない落ち着いた雰囲気で、鐘楼の1階が玄関となっている点も特徴。平屋建ての教会内は天井が木組みとなっていて、心が落ちつきます。

仏教の熊谷寺とキリスト教の聖パウロ教会、熊谷観光ではツウな組み合わせといえるでしょう。

15.熊谷市立荻野吟子記念館

熊谷市出身の荻野吟子(おぎのぎんこ)は、日本で最初に開業免許を取得した女性医師です。彼女が生きた明治初期には、女性が医者になる道は閉ざされていました。それでも信念をもって数々の障壁を乗り越え、目的を成し遂げた荻野吟子は、埼玉県の三大偉人のひとりにも数えられています。

その吟子の功績を讃える荻野吟子記念館が、生誕地である熊谷市俵瀬に、平成18年にオープンしました。彼女の生家の長屋門を模した記念館には、その生涯や時代を語る資料がとっぷりと展示されています。

入館無料なので、熊谷での立ち寄り観光におすすめですよ。

◎まとめ

東京都心から日帰りで行ける熊谷市の観光スポットをご紹介しました。ホットなお祭りに、情熱をもって壁に挑んだ女性の記念館など、アツアツの観光名所がめじろ押しでしたね。

また、日本一アツい熊谷市だからこそ、自然観光スポットでの涼やかさはひとしおです。車で、新幹線で、SLで!ぜひ熊谷市で汗だくの観光に興じてみましょう!

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