霞ヶ浦の観光スポット14選◎国内2位の淡水湖を堪能!

霞ヶ浦の観光スポット14選◎国内2位の淡水湖を堪能!

霞ヶ浦は日本で二番目の面積を誇る淡水湖です。霞ヶ浦には淡水魚類がたくさん生息しており、休日の霞ヶ浦の湖岸には多くの観光客や釣り人が訪れます。また、この霞ヶ浦には年間を通して約150種類もの野鳥が飛来します。水辺と山の自然が融合した霞ヶ浦は、自然観察にはぴったりの観光場所です。親子連れで自然に触れて学習できる観光施設もたくさんあります。

もちろん霞ヶ浦は名勝としても有名。カップルで美しい霞ヶ浦の景色を楽しむなんてデートにも合った観光スポットですよ。そんな霞ヶ浦の魅力が詰まった観光スポットをご紹介します。

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霞ヶ浦の観光スポット14選◎国内2位の淡水湖を堪能!

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1. 帆引き船

帆引き船

出典: naonao / PIXTA(ピクスタ)

帆引き船は霞ヶ浦の夏の風物詩。風力を利用して網を引くもので、霞ヶ浦の漁民の生活を安定させた漁法と言われます。このように凧の原理で船を横に流して漁を行う漁法は、世界唯一のもの。昭和40年代にはいったんなくなりましたが、帆引き船は霞ヶ浦の漁法を知る上でも重要な文化的遺産でもあります。観光帆引き船として復活し、霞ヶ浦の観光スポットとして私たちの目を楽しませてくれています。

真っ白い帆を広げて霞ヶ浦を走る姿はまさに勇壮。帆に風を受けて走る帆引き船を、随伴船から写真撮影ができます。撮影観光にはぴったりですね。霞ヶ浦の沿岸3市が観光船を操業していますが、それぞれ操業期間が異なるので、事前にチェックをしておきましょう。

帆引き船の美しさは、2001年に「訪ねてみたい-二十一世紀に残す日本の風景100選-」にも選ばれたほど。霞ヶ浦帆引き船・帆引き網漁法保存会が「霞ヶ浦引き船フォトコンテスト」も開催していますので、素晴らしい霞ヶ浦という被写体で、自身の写真の腕前を試してみましょう。

2. 歩崎公園

歩崎公園

出典: KMS-design / PIXTA(ピクスタ)

歩崎公園は茨城の自然100選にも選ばれている景勝地。歩崎公園は霞ヶ浦を一望できる最高の観光スポット。園内には、かすみがうら市水族館や、かすみがうら市郷土資料館など様々な霞ヶ浦の観光施設があります。歩崎公園の高台には歩崎森林公園があります。

森に囲まれた広い園内には、7種類のアスレチック施設があります。自然の起伏を活かして造られたせせらぎ、池、散策道をめぐる観光も魅力に溢れていますね。

また、数奇屋造りが美しいあゆみ庵には茶室が備え付けられています。静かな空気のなかで抹茶をいただくことができますよ。和服の着付けも手伝ってくれますので、本格的な茶会を開いてみるのも良いでしょう。

3. 歩崎展望台

歩崎展望台

出典: HeNe / PIXTA(ピクスタ)

歩崎展望台は霞ヶ浦の断崖の上、歩崎観音の境内にあります。歩崎からの眺望は霞ヶ浦随一。その美しさは県の無形文化財にも指定されています。

その美しさを見に多くの観光客が訪れています。展望台からは左手に天王崎、正面に三又沖、右手に浮島・大山を眺められます。特に西方の土浦入りと北方の高浜入りとが一緒になる三叉沖の眺めは絶景で、茨城百景や茨城の自然100選の一つに数えられています。

霞ヶ浦の水辺と歩崎観音の緑が調和した眺めはまるで絵画のよう。東屋が設けられているので観光の途中に一息つくのにもぴったりです。

4. 雪入ふれあいの里公園

雪入ふれあいの里公園

雪入山の地形を利用してつくられた自然とのふれあいを楽しめる観光公園です。4つの池と散策路、ネイチャーセンターなどの施設を利用でき、鳥や小動物をはじめ爬虫類や魚類などさまざまな生き物を観察することができます。

また公園を起点としてハイキングコースも整備されています。ハイキングコースは最長で10km、最短で片道600mまでさまざまなコースが用意されており、森林浴から体力づくりまでその都度の目的にあわせて利用できます。

ネイチャーセンターにはジオラマ展示室があり、特殊映像機器や剥製などで雪入山の自然を学ぶこともできます。標本や写真、図書なども豊富です。200インチスクリーン・ハイビジョンシアターでは雪入山の様子だけでなく、市内の歴史を知ることも可能です。また昆虫ウォッチングや苔玉作りなど、観察や工作が楽しめる観光イベントも開かれています。ぜひ親子で参加したいですね。

5. 霞ヶ浦ふれあいランド

霞ヶ浦ふれあいランド

「水」をテーマにした体験型観光スポットです。
虹の塔は霞ヶ浦ふれあいランドのシンボルであり、高さは60メートルで自慢は霞ヶ浦や筑波山を見渡せる360度のパノラマ。晴れた日には富士山を見ることもできます。虹の塔の2階には“玉のミュージアム”があります。

水の基本の形は「玉」。「玉」の不思議をモニターや模型などで学習することができます。

水の科学館では水について詳しく解説してくれます。地球上の生き物と水の関係から霞ヶ浦の水の歴史、エネルギーとしての水までと視点はさまざま。科学館の中でもたんけん潜水艇KASUMI号は子どもたちに人気です。霞ヶ浦の水の中をじっくりと観察することができます。親水公園の「ざぶざぶけいりゅう」では夏に水遊びができます。「ゆうゆうひろっぱ」はお弁当を広げるのに十分なスペースがありますので、親子で観光するのにぴったりですね。

6. かすみがうら市水族館

かすみがうら市水族館

出典: Strangesnow (CC BY-SA 4.0)

かすみがうら市水族館はトンガリ屋根がかわいらしい小さな水族館です。霞ヶ浦に生息する魚をはじめ、世界の淡水魚を含む両生・爬虫類から昆虫まで約110種類1500匹もの生き物が見られます。

館内には生き物の様子とその生態をありのままに展示する工夫がたっぷりあります。円柱水槽では生物を360度ぐるりと観察できますし、大型魚展示水槽にはアマゾンの巨大魚がゆうゆうと泳いでいます。フナ・コイ・タナゴなどの生き物を直接触ることができるタッチ水槽もあります。

そして、さすがは歩崎公園の中核施設、霞ヶ浦の生態系をじっくり学び観察することができますよ。またビワコオオナマズやアカメ、オオサンショウウオなどの日本国内の有名な淡水生物からニホンザリガニまでと展示の幅が広いのも特徴です。水槽と子どもの目線が合うように踏み台が設けられているのもうれしいポイントです。親子で身近な水の生き物を観察するのにもってこいの観光施設です。

7. 歩崎観音(宝性院歩崎山長禅寺)

歩崎観音(宝性院歩崎山長禅寺)

深い木立の中、ひっそりと朱塗りの仁王門に囲まれる「歩崎観音」。正式には宝性院歩崎山長禅寺という名前です。本尊の十一面観音は安産と水上安全の守り神として信仰されてきました。歩崎観音の創建は天平年間(729年から749年)のこと。訪れ行基が彫ったと伝わる十一面観音菩薩を、旅の僧が祀ったのが始まりと伝えられています。

安産と水上安全にご利益があるといわれるのは二つの言い伝えに由来します。まずお産に苦しんだ竜女が安産を祈願したところ無事赤ん坊が生まれたというもの。彼女はのちに金の機織機を奉納し感謝の意を示しました。ふたつめは難破しそうになった船を観音様が助けてくれたとのいうもの。船頭が「南無観世音菩薩」と唱えると、菩薩さまが山から歩いてこられて船を山裾までひいてくださったのです。「歩崎」という地名もここからきているそうです。歩崎の由来であるお寺、一見の観光する価値はありそうですね。

8. かすみがうら市歴史博物館

かすみがうら市歴史博物館

歴史博物館の外観は、日本のお城をイメージしていてとてもユニーク。三重櫓の展示館では、かすみがうらの地元の舟大工製作の帆引舟や漁具、郷土の歴史資料等を展示しています。かすみがうらの文化財展示の大きなポイントは「生きた文化財」の魅力を観光できるというところ。これは文化財の展示場所に、それぞれかすみがうら市市民学芸員や学生ボランティアが待機し、文化財の意義や素晴らしさを説明してくれるからなのです。

4階の展望台からは霞ヶ浦や筑波山、牛久の大仏など四方を見渡せ、空気の澄んだ日には富士山まで眺めることができます。年明けにはライトアップを行っており、富士山と夕日が重なる姿も見ることができ観光客にも人気。

資料館では考古学や歴史、民俗学などに関する資料を収集、調査なども行っています。その研究成果をもとに企画展や出張授業なども行われていますので、観光の際にはこまめにチェックしたいですね。

9. かすみがうら市千代田地区観光果樹園

ぶどう

出典: sasaki106 / PIXTA(ピクスタ)

かすみがうら市では様々な果物が栽培されており、果物狩り観光を楽しむことができます。多く作られているのは梨や柿、栗、ブドウ、ブルーベリー、いちごなど。季節によって異なる味わいが観光客を待っています。

かすみがうら市千代田区では数十件もの観光果樹園が軒を連ねています。果樹園によって栽培している果物はさまざまです。千代田果樹観光協会では地区内の果樹園の情報を発信していますよ。お好みの果物や季節に合わせて果樹園をチョイスして果物狩り観光を楽しんでみてください。梨などはかすみがうら市で百年以上前から栽培されており、県内でも有数の名産地です。みずみずしく甘いと評判なのでぜひ実際に味わってみたいですね。

10. 霞ヶ浦大橋

霞ヶ浦大橋

出典: K@zuTa / PIXTA(ピクスタ)

霞ヶ浦大橋は霞ヶ浦にかかる唯一の橋です。全長はなんと1015メートル!天気の良い日には筑波山を眺めることができますし、帆引き船を見ることもできます。ウォーキングにも程よい長さですし、カメラを持って歩けばシャッターチャンスに恵まれる観光スポットです。ウォーキングだけでなく、霞ヶ浦大橋付近はバス釣りのスポットが集中していることでも有名です。

行方市側の橋のすぐたもとには道の駅たまつくりもあります。霞ヶ浦のアメリカナマズを使ったご当地バーガー「なめパックン」を味わえるほか、霞ヶ浦名産の佃煮も手に入れることができます。観光やウォーキング、釣りなどで体を動かした後は道の駅でゆっくり霞ヶ浦グルメを堪能するのも良いですね。

11. あみプレミアムアウトレット

あみプレミアムアウトレット

出典: ジャバ / PIXTA(ピクスタ)

霞ヶ浦周辺でショッピング観光をするならあみプレミアムアウトレット。アメリカ西海岸をイメージしており、緑豊かでおしゃれなモールとなっています。ファッションブランドはもちろん、生活雑貨、グルメなど約150の店舗が並びます。授乳室やお子様向けの遊具がそろったプレイグラウンドもありますので、小さなお子様連れでも安心です。

また、有料でインストラクターがお子様を預かり、自然の遊びを体験する託児プログラムも実施しています。その間、保護者の方はショッピングを心ゆくまで楽しめますよ。カレンダーをチェックしてみると様々なイベントが用意されているようなのでぜひホームページをチェックしたいですね。

アメリカ西海岸をイメージした建物の遥かかなたには、巨大な牛久大仏も見えますよ。

12. 西蓮寺

西蓮寺

正しくは曼珠院西蓮寺といい,延暦元年に桓武天皇勅願により創建されたと伝えられています。明治時代に火災にあい仁王門と相輪塔(そうりんとう)を残して焼失しました。そのため仁王門、相輪塔は国指定の重要文化財となっています。

仁王門は当初、桜門と呼ばれていたそう。そのためか春には仁王門を桜の花が囲みます。西蓮寺の相輪塔は日本三相輪塔の一つ。相輪塔とは仏塔の一種で現在では歴史のあるものは少ないといわれています。西蓮寺のものがいかに貴重なものかが分かります。

境内の大イチョウは県の天然記念物にも指定されています。11月下旬頃には紅葉が見られ、境内の池に映り込む姿は実に壮観です。お寺へと通じる道路の入り口には「山百合の里」の案内板も。初夏、山百合の見ごろには山全体をまるで百合の香りを包み込んでいるかのよう。季節を通して自然の美を楽しめる観光スポットです。

13. 大杉神社

大杉神社

大杉神社の色彩豊かで豪奢な社殿群は、茨城の日光東照宮と言われています。「あんばさま」という名前でも親しまれており、関東や東北に分布する大杉神社の総本山。境内の杉の木をご神体としていることから「大杉神社」と呼ばれるといわれます。なんと関東に広まっている悪魔はらえ囃子「あんば囃子」はここが発祥なのだそうです。国の無形民族文化財になっています。

日本で唯一の「夢むすび大明神」であり、江戸時代初頭には雨をもたらす奇跡を与えたなどご利益が多くパワースポットとしても有名です。全国各地から観光客が訪れ、厄除け・八方除け・星除けを中心として、夢むすび、交通安全などの祈願を行います。

また中には境内社に勝馬神社があり「勝ち馬守り」という珍しい御守もあります。近隣の日本中央競馬会美浦トレーニングセンターの関係者も一年の祈願に訪れるそうです。宝くじが当たった人が寄付したと思われる御影石も見られます。ぜひともご利益にあずかりたいですね。

14. 長勝寺

長勝寺(茨城県潮来市)

長勝寺は日本でも数少ないかやぶき屋根のお寺です。鎌倉幕府が開かれる前、源頼朝が武運を祈願して創建したお寺で、国・県・市指定文化財を数多く所有しています。境内には松尾芭蕉が鹿島紀行での帰路に詠んだ句牌も見ることができます。霞ヶ浦周辺の史跡観光めぐりには欠かせない観光スポットです。

頼朝の菩提のために寄進したといわれる銅鐘も残されておれており、国の指定重要文化財にもなっています。山門、仏殿も県指定の文化財として珍重されているので歴史好きの方はぜひ観光してください。

◎まとめ

霞ヶ浦周辺には湖と山の地形を生かした観光施設がいっぱいありますね。霞ヶ浦の絶景を堪能できるレジャーはもちろん、自然の中で思い切り体を動したり学びを得たりと霞ヶ浦観光の楽しみ方はさまざま。霞ヶ浦の美しい景色に囲まれてウォーキングがてら霞ヶ浦の観光スポットをめぐってみるのも素敵ですね。

また歴史あるお寺もたくさんあり、四季によって様々なお寺と自然の美しい景色も見られます。霞ヶ浦特産のお料理や果物も美味しいので、霞ヶ浦観光は五感をフルに満足させることができるスポットです。ぜひ、霞ヶ浦に観光に訪れてみてください。

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