たぬきの町で五感満足!信楽で「見る・遊ぶ・食べる」欲張り観光情報6選

たぬきの町で五感満足!信楽で「見る・遊ぶ・食べる」欲張り観光情報6選

滋賀県甲賀市の信楽町といえば、たぬきの「信楽焼」が思い浮かびます。しかし信楽は、行く前と行った後で全く印象の変わる町。散策すると、おしゃれなカフェや趣向を凝らした公園があったり、山の中には桃源郷をイメージさせるミシュラン3つ星の異次元的なミュージアムが出現!

幻の都「紫香楽宮」があったという伝説や遺跡もあり、掘れば掘るほど見どころが発見できる「観光の宝」が散りばめられた観光地。周囲を山に囲まれているので、町を歩くだけでも自然とアートが融合する空間で極上の旅時間を過ごせそうです。

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たぬきの町で五感満足!信楽で「見る・遊ぶ・食べる」欲張り観光情報6選

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1.信楽といえば、信楽焼!縁起物の「たぬき」の焼き物を生んだ「狸庵」

滋賀県甲賀市信楽町。信楽焼で有名なこの町を歩くと、必ず出会うのが「たぬき」の焼き物ですね。実は、あのお決まりのポーズと愛らしい表情のたぬきは「八相縁起」と呼ばれるとってもありがたいものの象徴。誕生したのは、1935年。陶芸家の藤原鐵造氏が不思議な光景を見たことが発端とされています。

月灯りの夜にたぬきがポンポコポンポンと腹鼓を打っていたのを見たのをきっかけに、たぬきを飼って観察。たぬきの焼き物を創作しました。そして運命の1951年!!昭和天皇の信楽巡幸時、たくさんの信楽焼たぬきに日の丸の小旗を持たせて沿道に並べました。たぬきたちが歓迎している様子を見て『をさなどき あつめしからになつかしも 信楽の狸をみれば』と詠まれたことから、日本にたぬきブームが到来。この出来事以降、信楽はたぬきの町になりました。

初代から現在の三代目藤原一暁氏に継承される、たぬきの焼き物作り。工房では元祖「狸庵(りあん)」のたぬきから三代目までの貴重な作品が展示され、信楽たぬきのルーツを見ることができます。

2.ろくろ体験で「マイ信楽焼き」を作ろう!レッツ、陶芸道場!

せっかく信楽の産地、窯元の町に来たのなら、マイ信楽焼きを作ってみたくなりますよね!そこでおすすめなのが、予約なしの飛び込みで利用できる陶芸教室です。その名は、陶芸道場!当日の突然参加がOKなだけでなく、子ども連れも大歓迎なのがうれしいですね。

陶芸道場はリピーターが多い、人気の体験スペース。週末や祝日は混んでいることが多いので、平日が狙い目。ろくろや手びねりで、オリジナルの信楽焼き作りにチャレンジするのも観光の醍醐味ではないでしょうか。

3.体感型!総合アートスペース信楽「陶芸の森」

陶芸の森

出典: 663highland (CC BY 2.5)

「陶芸の森」は、自然の地形と周辺の森林を生かした、40万平方メートルもの悠大な敷地の公園。信楽の市街地を見渡せる丘にあり、幅広い年代の人たちが楽しめる憩いの場になっています。陶芸専門の美術館、展示館、研修館など見どころが充実。野外展示場「星の広場」からの信楽町の眺望は素晴らしく、迫力満点の巨大な屋外展示作品群も圧巻です。

緑あふれる「太陽の広場」では、毎年数万人の盛り上がりをみせるイベントやセラミックアートマーケットを開催。信楽陶芸の森にあるミュージアムショップ「6sense」には、陶器製のガチャガチャがあるんですよ。

休憩には「UP Cafe」でお茶しながらアートを感じるカフェタイムを。陶器にあまり興味のない人でも、ナチュラルに作品と触れ合えるのが陶芸の森の良さかもしれません。

4.ここは桃源郷!?ミシュラン三ツ星の世界に誇る「MIHO MUSEUM」

MIHO MUSEUM

桃源郷をイメージし、世界的な建築家I.M.ペイ氏の設計によりオープンした私立美術館。それが、信楽の山中にそびえ建つ、ミホミュージアムです。別名、山の美術館とも呼ばれ、自然との美しい調和がとれていると評判。自然環境や景観に配慮し、建築容積の80%以上が地中に埋まっているという驚愕の設計です。

MIHO MUSEUM

エントランスから美術館までのアプローチはなんとも幻想的。トンネルを抜けると、現実から異世界へワープしたような感覚になりそうです。そして建物だけでなく、展示物も圧巻。コレクションはギリシャ、ローマ、エジプト、中近東、中国、日本国内のものなど約2000点を所蔵。常時500点ほどが展示されています。また、年に数回、特別展も開催しています。

5.期間限定!超レアな信楽高原鐵道「たぬき列車」に乗ろう

信楽高原鐵道 たぬき列車

信楽高原鐵道では、「11月8日たぬきの日」前後の期間限定で1日数便、信楽ならではの「たぬき列車」を走らせています。とってもレアな特別列車ですが、どんな列車になっているのかは乗ってみないとわかりません!信楽のたぬき達が乗車しているという噂も!?たぬきと一緒に信楽の鉄道旅ができるなんて、きっと貴重な旅の思い出になりますよ。

また、信楽高原鐵道沿線の牛飼区では、信楽高原鐵道の列車から見ることのできる田んぼアートを実施しています。信楽高原鐵道の貴生川駅~紫香楽宮跡駅間で車窓から楽しめる「田んぼアート」。毎年、甲賀にちなんだ忍者や様々なキャラクターなどがデザインされています。信楽に期間限定で現れるレア観光スポット、たぬき列車と田んぼアート。遭遇できたらラッキーですね!

6.日本最古・最高峰のお茶「朝宮茶」

朝宮茶

日本最古のお茶といわれる「朝宮茶」は、およそ1200年前、近江の国「紫香楽(しがらき)」朝宮の地に茶の実が植えられたという伝説の茶葉。朝宮茶は上品な芳香と、まろやかな味が高く評価されている日本五大銘茶の1つ。その独特のかぐわしい味と香りは、歴代の天皇に献上されてきました。

明治3年創業の老舗「山本園」は、通商産業大臣賞も受賞しているお茶の銘店。信楽に行くなら、山本園が運営する「WITH TEA」で、朝宮茶と朝宮茶を使用したスイーツを食べてみませんか。抹茶葛餅やあさみや小石など、茶スイーツや茶葉も購入できます。信楽観光の休憩処として立ち寄ってみてはいかがでしょう。

◎信楽で「見る・遊ぶ・食べる」欲張り観光情報まとめ

滋賀県信楽町のおすすめ観光情報をご紹介しました。たぬきや焼き物のイメージだけじゃなく、歴史ある信楽の魅力、文化と自然の融合した独特な雰囲気をお伝えできたでしょうか。古い窯元の町、幻の都伝説のある「信楽」だからこそ漂う雅な空気感がこの土地の最大の魅力なのかもしれません。

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