歴史と文化が薫る鹿児島県「いちき串木野市」の観光スポット6選!

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歴史と文化が薫る鹿児島県「いちき串木野市」の観光スポット6選!

日本で長い市の名前として知られる、「いちき串木野市(いちきくしきのし)」。鹿児島県の西部に位置し、東シナ海の玄関口として、さまざまな伝説や歴史を持ち合わせている都市です。かつて秦の国からやってきたという徐福の伝説は、今もこの地に根付いていますし、後に日本の近代化を支えることになった五代友厚らは、ここ、いちき串木野から命がけで旅立ちました。

また日本を代表する大砂丘など、自然と歴史が造りあげたスポットも多いうえ、ご当地グルメのまぐろラーメンや、極上の温泉など観光資源が満載ないちき串木野。そんないちき串木野市を満喫するための観光スポット!えりすぐりの7選をご紹介します。

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歴史と文化が薫る鹿児島県「いちき串木野市」の観光スポット6選!

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1.薩摩金山蔵

出典: ja.wikipedia.org

薩摩金山とはその名の通り、かつて薩摩藩が金を採掘していた「串木野金山」のこと。ここから掘り出された金銀が、薩摩藩の栄華を支えていたことは言うまでもありません。その金山を焼酎づくりの蔵として活用しているのが、「 薩摩金山蔵(さつまきんざんぐら)」です。金山として350年にもわたり活躍した坑道の中は、年間を通して19度程度の気温と、高い湿度がキープされていて、焼酎造りに最適とのこと!太陽光線も届かない坑内で熟成された薩摩焼酎は絶品なのです。

大自然の中に現れる焼酎蔵、その地下には異空間が広がっています。気分を盛り上げるレトロなトロッコに乗って見学に出れば、気分はもう探検隊!お子様も大喜びですね。試飲もたくさんさせてもらえるので、親子で串木野観光を満喫できること間違いありません!鹿児島で唯一、清酒を作っているのもここなんですよ。串木野観光の思い出に焼酎とあわせておみやげにいかがでしょうか?

2.薩摩藩英国留学生記念館

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朝のドラマでお茶の間の人気を博した「五代様」とたいへん縁の深い「薩摩藩英国留学生記念館」。五代友厚ファンのお母さまだけでなく、日本の歴史を知ってほしい子どもたちに訪れてもらいたい!串木野を代表する歴史観光スポット「薩摩藩英国留学生記念館」です。薩英戦争でイギリス軍の捕虜となったことで、トーマス・グラバーと懇意になった五代友厚。グラバーとの交流で、日本がいかに世界から遅れているかを知り、海外留学の重要性を必死に訴えます。これをきっかけに、薩摩藩は15人の学生をイギリスに留学させることになりましたが、鎖国中の日本においてこれは命がけの密航。

いかに彼らが苦悩していたかは、館内に展示されている和歌からも読み取ることができるでしょう。しかし、この若き薩摩志士たちが帰国後、日本の近代化に大いに貢献したことは言うまでもありません。その密航に出発した地、串木野のここ羽島は「聡明の地」として現代に語り継がれており、その偉業や資料を展示する記念館が建てられました。赤れんが造りの洋館と羽島の景観がみごとにマッチして、当時の留学生たちの想いを見るようですよ。串木野観光に外せないスポットです。

3.冠岳温泉

冠嶽(かんむりだけ)のふもとに湧き出る冠岳温泉。美肌、冷え症、疲労回復に効能があるだけでなく、なんと!ご利益が多いにあるとされるお湯なんです。その理由は、冠嶽にまつわる数々の伝説にあるのです。大自然の下、はるか遠い昔のいちき串木野市に思いをはせながら、極上のお湯に癒やされに行きましょう。

冠嶽の名前の由来には諸説ありますが、もっとも知られているのは徐福にまつわるもの。秦の始皇帝に仕えた方士「徐福」が、不老不死の薬を求めてここいちき串木野市に上陸した際、自ら自分の冠をとりここに留めた、というものです。徐福伝説は日本各地にありますが、この近くの冠岳展望公園で、徐福の像が霊山・冠嶽を仰ぎ見る姿は、ここは確かに・・・と思わせてくれるでしょう。温泉にはスーパーイオン陶板浴や、大自然と一体化したような露天風呂が待っています。これだけの素敵な温泉がこんな低価格?!と驚く観光客も多数!食事処の国産小麦100パーセントの自家製うどんも人気です。ぜひいちき串木野観光の思い出にぜひご賞味を。

4.中国風庭園 冠嶽園

緑ゆたかに、そしてのどかにそびえる冠嶽のふもとに中国風な建物が静かにたたずんでいます。中に入り、その先に進んでいくと時が止まったかのような中国風庭園が広がっています。八角堂の建物や深い緑色をした池、異空間な庭園で癒されるのも、いちき串木野市観光の醍醐味です。「冠嶽園」(かんがくえん)はいちき串木野市と中国の交流を深めるために造られたもので、創設はなんと明治2年。長年にわたり日中友好を見守ってきてくれた庭園です。

また、いちき串木野市に伝わる徐福伝説を具体化した施設でもあるのです。

庭園のお隣には冠嶽神社、その参道の横には冠嶽山鎮護寺山頂院を目指せる道が続きます。
とてもとても静かな庭園ですから、気持ちが落ち着きますよ。ぜひ訪ねてみてくださいね。

5.冠岳展望公園

いちき串木野市や、東海冠嶽を一望する緑豊かな公園ですが、何といっても目を引くのが巨大で真っ白な「徐福」の石像です。徐福伝説は日本各地にありますが、石像の大きさは、ここいちき串木野市の冠岳展望公園 のものが最大!静かに冠嶽を仰ぎ見る姿を見ていると、ここに上陸したこともまことしやかに感じてきます。

また稲作や五穀を伝えてくれた徐福への恩はいまだに忘れられることがなく、毎年4月には「徐福花冠祭」(じょふくかかんさい)が開かれます。「徐福さん」を乗せた地車が冠嶽のふもとをねり歩き、感謝の気持ちをこめた花冠がこの冠岳公園の「徐福さん」に捧げられます。いちき串木野市に来たら、徐福伝説にどっぷりとつかりましょう。これがいちき串木野観光をさらに深いものにさせますよ!

6.吹上浜(照島海岸)

出典: kmas / PIXTA(ピクスタ)

延々47キロメートルにも渡り続く砂浜「吹上浜」は、日本で最も長い砂浜であり、いちき串木野が誇る最高の観光スポット。鳥取砂丘、南遠砂丘(静岡県)とともに日本三大砂丘と呼ばれています。砂浜の幅も2~5キロメートルにもおよび、日置市、南さつま市、そしていちき串木野市をまたぐ大砂丘なんです。砂丘を見慣れない日本人にとって、迫力ある景色に旅気分も盛り上がるでしょう!

吹上浜海岸砂丘の特徴は、広さだけではありません!「日本の渚100選」に選ばれる美しさも持ち合わせていて、特に見てもらいたいのは夕ぐれ時の美しさ。白い砂浜の向こうに広がる東シナ海、その水平線に黄金の太陽が沈みゆく姿は必見ですよ!いちき串木野に来たら見ておきたい絶景です。6月から8月にかけてはウミガメが産卵にやって来るんです!この時期にいちき串木野へ観光へ来たら、吹上浜をそ~っと覗いてみましょうね。それから毎年ゴールデンウィークの時期に開催される「吹上浜砂の祭典」がまたすごい!会場内に作られた高さ8メートルにもなる巨大な砂の像をはじめ、大小様々な像が100基ほど並ぶ姿は圧巻です。夜にはライトアップされ、花火や音楽でさらなる盛り上がりをみせます。

◎まとめ

歴史や文化、温泉などがそろった穏やかな街、いちき串木野市。数々の伝説や歴史を遡る旅もよし、グルメ、温泉を堪能するも良し。観光の楽しみ方はひとそれぞれ、深みのあるいちき串木野市です。温暖な気候に誘われるがまま、いちき串木野市観光を楽しみましょう。

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