宮古島のおすすめダイビングポイント7選|ダイナミックな海中地形を満喫!

画像出典:Jukkis/Shutterstock

宮古島のおすすめダイビングポイント7選|ダイナミックな海中地形を満喫!

珊瑚礁でできた宮古島と離島周辺の海の中は、ダイナミックな地形やまるでアートのように複雑で魅力的なダイビングスポットがたくさんあります。国の天然記念物に指定された日本最大級のサンゴ礁群、アーチ、チャネル、ケーブetc.。ホールに太陽の光が差し込んだり、光のカーテンがきらめくポイントはとても幻想的ですよ。宮古島の海中はダイバーの楽園。ここでは、数多い宮古島のダイビングポイントから、特に人気がある6スポットをご紹介します。

目次

宮古島のおすすめダイビングポイント7選|ダイナミックな海中地形を満喫!

目次を閉じる

1.エアードームの青の洞窟「スネークホール」

伊良部島の北側にある「スネークホール」は、白鳥岬のきり立った崖の下がポイント地点です。水深10mほどにあるポッカリ開いた横穴がスネークホール。ここから、珍しいエアードームの空間へ行くことができます。

エアードームというのは、水中の洞窟やトンネルなどにある空気のたまった場所。水面があるのに天井が閉鎖されている異次元空間です。海中の出入口からのみ光が入り、美しく幻想的な光景が見られます。エアードームは入口が海中にあるため、ボートやシュノーケリングでは行くことができません。スネークホールのエアードームはダイバーだけが体験できる、とびっきりステキな「青の洞窟」なんですよ!

水中ライトは必要ですが、あまり深くないのでダイビング初級者でもチャレンジできます。隣にある「ハナダイの根」というスポットでは、キンギョハナダイやアカネハナゴイなどが群れていてとても華やかです。

2.一度は潜ってみたい海中の宮殿ポイント「魔王の宮殿」

海中の洞窟を潜るケープダイビングは、マリンスポーツの醍醐味。下地島の西には、奥行きのあるケープダイビングを楽しめるダイビングスポット「魔王の宮殿」があります。

水深約15mあたりの横穴が宮殿への入り口で、長い暗闇を抜けると「玉座の間」、その先の「魔王の寝室」へと進んでいくので、最低でも中級程度のスキルは必要。周辺にはハタンポが群れを作り円を描くように泳いでいます。魚たちが光に照らされていて、幻想的なその光景はまさに感動もの。

宮古島 ダイビング「魔王の宮殿」

出典: divedog / PIXTA(ピクスタ)

天井から射し込む太陽の光は、青い海に光の帯を作ってまるでスポットライトのよう。太陽がケープの真上に上る時間を見計らって潜るのがおすすめです。

3.ハート形のアーチが人気の初級レベルスポット「Wアーチ」

伊良部島の北にある「Wアーチ」は、リーフエッジに2つのアーチがあるポイントです。ハート型に見えるブルーのアーチがとてもステキ!

横穴にライトを照らせば、オトヒメエビやシマイセエビなどの暗闇に生息する甲殻類や海洋生物を観察できます。水面を見上げれば海の色鮮やかなブルー、アーチの岩影の美しいコントラストを楽しめますよ。アーチ外側の根の周辺にはヤッコ類やハナダイが群れていて、大物のロウニンアジが姿を見せることもあります。

Wアーチは水深が浅いポイントで、流れが穏やか。ライセンスを取得して間がない初級者でも、宮古島のダイナミックな地形とブルーの世界を楽しめる人気スポットです。

4.サンゴの畑と回遊魚が美しい「八重千瀬プロビデンス」

池間島より北へ約5~16kmほどのところに、「八重千瀬(やびじ)」という日本最大のサンゴ礁群があります。南北約10km、東西約6.5kmのエリアに大小100以上のサンゴ礁が点在しており、日本のグレートバリアリーフとも呼ばれる天然記念物の貴重な場所です。

「八重千瀬プロビデンス」は、八重千瀬の北に位置するダイビングスポット。水深は約6~30mで流れが早くダイビング上級者向けですが、枝のように水面へ伸びるエダサンゴやテーブルサンゴの畑が広がり、多くのダイバーから人気を得ています。

水深6~8mあたりの中層では、アカネハナゴイやキンギョハナダイの大群、イソマグロなどの大型の回遊魚に出会えるチャンスもありますよ。稀にマンタやカジキなども目撃できるという、注目のダイビングスポットなのです。

5.入り組んだアーチが神秘的な「アントニオ・ガウディ」

宮古島 ダイビング「アントニオ・ガウディ」

出典: divedog / PIXTA(ピクスタ)

「アントニオ・ガウディ」は、スペインの世界的建築家アントニオ・ガウディを彷彿とさせる、無数に入り組んだアーチが複雑な宮古島を代表するダイビングスポットのひとつ。人気スポットが多数ある下地島の西にあります。

まるでガウディの建築物のような中へゆっくり入り、複雑に入り組んだアーチにふれないよう、中性浮力を保ちながら少しずつ潜降していきます。神秘的な海の中の絶景に夢中になること間違いなしの壮大なスポットですが、最大水深は約36m!複雑な地形にも対応できるホバーリングのスキルが必須です。宮古島へダイビング目的で行く中上級者のダイバーなら、一度はトライしてみてくださいね。

6.ハナダイがアーチを描く「ハナダイアーチ」

「ハナダイアーチ」はその名の通り、ハナダイがアーチを描くように回遊していることから名づけられたダイビングスポットです。リーフエッジに小さなクレバスとアーチがあるのがスポットの特徴。森をイメージするサンゴ棚では、ナンヨウハギやクマノミが泳ぎ回っています。

サンゴと共生する生物がたくさん生息しており、四季を通じて海の生態系についても学べる人気スポット。早朝はアオウミガメとの遭遇率が高く、運が良ければイソマグロなどの大型回遊魚を見られることも。前述の八重千瀬プロビデンスの少し南側にあるポイントで、水深は6~30mほど。流れが強い時もあるので、中級者から上級者向けといえるでしょう。

7.カラフルな枝サンゴの森!癒しの空間「キジャカ」

八重干瀬の南東にある「ギジャカ」は、水面直下まで伸びるエダサンゴの光景が素晴らしいダイビングスポット。池間島から最も近い八重干瀬のダイビングポイントです。水深約3~18mで流れがほとんどないので、初心者から中級者まで安心してダイビングを楽しむことができますよ。

たくさんのサンゴ礁で埋め尽くされていて、八重干瀬エリアの中でも美しいサンゴ礁が見られると名高いキジャカ。ピンクにブルー、イエローやグリーンとカラフルな枝サンゴが広がっていて、夏には様々な種類の幼魚でにぎわっている癒しの空間です。

美しい宮古ブルーとじっくりフィッシュウォッチングを楽しみたい方は、キジャカを訪れてみましょう。サンゴ礁の保全が叫ばれているエリアでもあるので、ダイビングの際はサンゴ礁を傷つけないように気をつけながら楽しんでくださいね。

◎まとめ

宮古島 ダイビング

出典: divedog / PIXTA(ピクスタ)

宮古島でのダイビングは、宮古ブルーと呼ばれる美しい海、サンゴ礁、そして自然がつくり出した神秘的な造形美が魅力です。

ご紹介したダイビングスポットのほかにも「七又アーチ」や「アントニオ・ガウディ」など、アートのようなポイントがいっぱい!「中の島チャネル」や「白鳥ホール」など光のカーテンが美しく、思わず水中写真を撮りたくなるような光景も多く見ることができますよ。天然記念物の「通り池」は、水の色の変化を楽しめる珍しいスポット。初級者から、中級、上級者にも大満足のダイビングポイントがそろっているので、何度もファンダイビングに訪れるリピーターが多いのも特徴です。

今までダイビングをしたことがない方なら体験ダイビングのツアーに参加して、ぜひ宮古島のアクティブな思い出をつくってみましょう。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

宮古島でおすすめの記事

宮古島のアクセスランキング