【インド】ホーリー祭とは?|注意点やおすすめの街をご紹介

【インド】ホーリー祭とは?|注意点やおすすめの街をご紹介

インドのお祭り「ホーリー祭」について、いつ開催されるのか、お祭りの内容や歴史、近年話題になっている危険なポイントについてご紹介します。

ホーリー祭とは、インド・ネパールで行われるヒンドゥー教の春祭りのことです。季節の区切りという意味も込められ、インド・ネパールではこのイベントが終わるとともに春を迎えることになります。

果たしてどんなお祭りなのでしょうか?危険という噂は本当なのでしょうか。ぜひ覗いてみてください。


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好きな料理はもつ鍋。生まれも育ちも九州ではなく、加藤清正と熊本城を愛し、ホークスの試合を楽しみに日々生きてるライターです。


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ホーリー祭りとは|開催日はいつ?

ホーリー祭 インド 危険

ホーリー祭とは、インドやネパールで開催される春祭りのことで、国内のあちこちで春の訪れを祝います。開催日は「インド暦第11月の満月の日」と決められていますが、次回の開催は2025年の3月14日~3月15日となります。

ホーリー祭では、町中で色粉や色水の入った水鉄砲をぶつけ、町ゆくすべての人をカラフルにしていきます。カーストや男女貴賤の区別は一切なく、誰彼構わず無礼講で色粉・色水が飛んでくるのが最大の特徴です。色を塗り合ったあと、「ハッピーホーリー!」と言ってお祝いします。もし白いシャツを着ていようものなら、あっという間に七色のシャツへと変わってしまいますね!

ヒンドゥー教の宗教行事ではあるものの、決まった祭礼などはありません。街の人が集まって、自然と始まるお祭りです。1日目の日没にお祭りが始まり、色の塗り合いは翌日からスタート。ただし必ず2日目からという決まりではなく、初日から色を塗り合いが始まった、という例もあるそうです。

ホーリー祭へ参加する場合の注意事項

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派手なお祝いが印象的なホーリー祭ですが、必ずしも良いことばかりではありません。嫌と言っても色水が飛んでくるので、街中で水を被りたくない方にはとてもおすすめできないイベントとなっています。

ホーリー祭に参加する、またはお祭り当日にインドの主要都市へと訪れる場合は、ホーリー祭が開催されていることを想定した準備が必要です。

まず服装について、参加する場合は汚れても良い服装にしましょう。ホーリー中の街中に居て服や体が汚れないことはまずありません。ついた色は落ちず、お気に入りの服を着ていくと台無しになってしまうので、そうした事故は未然に避けたいところですね。顔に色水が飛んでくることもあるので、サングラスやゴーグルなど目を守る装備も必須です。

また街中の治安体制は日本のそれと比べて悪く、加えてお祭りのどさくさに紛れてスリや窃盗が行われている場合があります。貴重品などは持ち歩かないようにしてください。

1人でホーリー祭参加は危険?

近年では女性の体を触るハラスメント行為などが頻繁に発生し、その危険性についてSNSで拡散され話題になりました。女性一人、または女性のみで参加するのはかなりリスクがあります。パートナーと同席したり、男性と一緒に参加するなどトラブルの予防が必須です。

ホーリーは国中で行われていますが、田舎になると街中のように無差別な塗り合いはしていない傾向にあります。家族や知人同士の規模でお祝いしているようです。ホーリーを避ける場合、都市から離れることがリスクの回避に繋がります。

電車の中でもホーリー

電車内であってもホーリーは関係ありません。車内で色水が飛び交うこともあれば、外から投げ入れられることもあります。インドの電車は窓が閉まっていないので、簡単に投げ入れることができるからです。電車移動だからと言って油断しないようにしましょう。

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ホーリー祭の歴史

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ホーリー祭の起源は諸説ありますが、元々は豊作祈願の祭りだったようです。ヒンドゥー教の神様、「クリシュナ」の伝説が混ざり現在の形になったとされています。

他にも、起源の一つにこういうものがあります。クリシュナはヒンドゥー教で最も人気のある神様ですが、肌が青いことにコンプレックスを持っていました。恋人の肌は白かったので羨ましく思っていると、母から「恋人の肌に好きな色を塗ってみたら?」とアドバイスされます。このエピソードから、親しい人の肌に色を付けるお祭りになったのだとか。

なおホーリー祭で色を掛け合う習慣は、悪い鬼である「ビシャーシャ」を追い払うために泥を投げつけた「悪魔祓い」が元。内容はまったく異なりますが、日本でいう節分に近い意味があるようです。

ホーリー祭が行われる都市はどこ?

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以下では、ホーリー祭が特に盛り上がりそうな都市や、独特なホーリー祭が行われている街をご紹介します。

日本からインド各都市へ行くには、成田空港などから「デリー」または「ムンバイ」行きの直行便に乗りましょう。インドは広く移動には時間がかかるので、目的地とする都市に近い都市を経由するのがおすすめです。なお、インド渡航はビザが必要となります。インドへの航空券予約や、インドのビザ取得方法については下記のリンクをご覧ください。

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①ナンドガオンとバルサナ

ナンドガオンはインドの中西部に位置する都市で、バルサナはその隣村となります。この都市はヒンズー教の神である2柱「クリシュナ」と「ラーダ」の故郷とされており、ヒンドゥー教の伝説をモチーフとした独特なお祭りが行われています。

ヒンドゥー教の伝説として、ナンドガオンを出たクリシュナがバルサナにやってきて、恋人のラーダをからかったとのこと。するとラーダの仲間がやってきて、仕返しにクリシュナを棒で叩いて追い払ったという話があります。このことからナンドガオンの男性がバルサナを訪れて女性をからかい、女性は男性を棒で叩き、盾で身を守るという儀式です。

悪魔払いの伝説があったクリシュナ。しかしこの町では最愛の人をからかった結果追い払われてしまうという、おちゃめなエピソードが祭事化しています。

②バラナシ(ワーラーナシー)

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バラナシはヒンドゥー教や仏教の一大聖地で、インドの中央からやや北側に位置する都市です。街の東側にはガンジス川が流れます。ヒンドゥー寺院は1,500、モスクは270を数え、参拝者だけで年間100万人が訪れるという、旅行者にとっては憧れの地とされています。ある意味、首都のデリーよりも知名度が高い都市です。

そもそもヒンドゥー教の聖地であるバラナシ、ヒンドゥー教のお祭りであるホーリーが盛り上がらないはずもありません。このバラナシでは、全インド中で最も過激なホーリーが行われます。本場のホーリーを体感したい場合は、このバラナシがおすすめです。

ただしかなり激しいお祭りであること、また女性を狙った悪質な行為が開催中は当たり前のように行われています。なおそのイベントの激しさから、一部ゲストハウスでは外出禁止となることもあるようです。現地ガイドの案内付や、男女ともに単独での参加しないことなど、安全への配慮は怠らないようにしましょう。

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