【水曜どうでしょう】夏野菜スペシャルの聖地はどこ?|名場面の現在とは

【水曜どうでしょう】夏野菜スペシャルの聖地はどこ?|名場面の現在とは

北海道ローカル番組である『水曜どうでしょう』。同番組の人気企画の一つ、シェフ大泉の夏野菜スペシャルの聖地をご紹介します。

名言・名シーンが数多く残り、同番組の企画の中でもトップレベルに人気のある「夏野菜スペシャル」ですが、聖地として特別ピックアップされていないスポットが多めです。

では聖地としてどんなスポットあるのか、現在はどうなっているのか?以下でチェックしてみてください。

目次

【水曜どうでしょう】夏野菜スペシャルの聖地はどこ?|名場面の現在とは

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水曜どうでしょうとは?

『水曜どうでしょう』とは、1996年から2002年まで放送されていた北海道ローカルのテレビ番組です。出演者である大泉洋さんの出世作として知られています。

基本的な番組内容としてはタレント2名(大泉洋さん・鈴井貴之さん)とディレクター2名が毎週さまざまな企画に挑戦していくというもので、時には国内外で過酷なロケが行われていました。

国内外問わず旅にはよく出るものの、移動中のトークや車窓の風景ばかりでまともに観光地を巡る、というのは大変稀。枠にはまらないスタイルから人気を博し、度々再放送もされて全国的に人気な番組となっています。

シェフ大泉 夏野菜スペシャルとは?

「シェフ大泉 夏野菜スペシャル」とは、1999年に全4回に渡って放送された企画です。

海外ロケなどで料理担当を任されていた大泉さんですが、自らをシェフ大泉と名乗ったことで番組公式化。表向きは「夏野菜を使った料理を作ってもらう」という企画でした。

しかしその実態は別物。「できるだけ新鮮な夏野菜が良い」とディレクターが言いだし、まさかの畑を開墾して野菜を育てるところからスタート。1日かけて畑を耕し、野菜が育った数ヵ月後に改めてロケが行われる「世界一長い料理番組」が真の企画でした。

余談ですが開墾から収穫までの間に、「原付東日本」というこれまた名場面を残した企画も実行されています。

ゲストに安田顕さんが登場

本企画のゲスト要員(兼畑耕し要員)として、HTB(北海道テレビ)のマスコットである「onちゃん」に扮した「安田顕さん」が登場。安田顕さんは大泉洋さんと同じ演劇ユニット「TEAM NACS」に所属する俳優です。

が、同番組では専らマスコットのアクターとして活躍。時には(onちゃんの着ぐるみの上から)レギュラータレント二人に暴行を受けることもありました。あくまで「onちゃんとして」で本人はなかなか活躍させてもらえませんが、番組の名物ゲストとなっています。

なおonちゃんは1年限定マスコットでしたが、安田顕さん演じるonちゃんがあまりに人気になったことであっさり限定は解除。当時から2024年現在まで絶えずグッズが売れ続け、ローカル局のマスコットながら全国へと進出。HTBの象徴キャラクターとなりました。

開墾だけでは終わらなかった

1回目のロケではタレント+ゲストの3人がかりで畑を開墾し、野菜を植え、2回目のロケではいよいよ収穫して料理開始かと思われました。

しかし、いざ畑を訪れてみると「お皿がない」と言いだし、2度目も料理をせず今度はオリジナルの備前焼を作りに行くとして、再び大泉さんは騙されていたことが発覚します。開墾して野菜を育てても、料理はまだ作られません。

実際に焼成したお皿を使って、3回目のロケでようやく料理が作られます。

夏野菜スペシャルの聖地はどこ?

以下では、シェフ大泉 夏野菜スペシャルで放送された名場面・名シーンの場所についてご紹介します。ただし放送からは25年以上が経過しており、名場面でありながら正確な位置が公開されていないこともあって、殆どの場所が当時から大きく姿を変えています。

詳しい場所が不明な地点もあるものの、名シーンの聖地が現在どうなっているのかついても一緒に解説します。ぜひチェックしてみてください。

夏野菜スペシャルの聖地①どうでしょう農園

夏野菜スペシャルの聖地として、「どうでしょう農園」は欠かせません。

どうでしょう農園とは、本当に採れたての夏野菜を手に入れるために開墾作業から開始した畑です。こちらの農地は同番組の土井プロデューサーのお父さんが提供しています。当初は「荒れ放題」な畑でしたか、どうでしょう班の懸命な作業で立派な畑になりました。

ただロケ中は1時間ごとに休憩を挟みましたが、日差しが暑い中の肉体労働は少しずつタレントの精神を壊し、大泉さん曰く「とても使えない映像」を映すことになります。「人間がどうなっていくかを見る実験」とまで言われています。

なお、「今日料理が作れない」と訴える大泉さんでしたが、ディレクター陣は「頑張れば今日の夜にはトマトが」と返答。大泉さんは「成るわけねぇだろ!」と返していました。ごもっともです。

所在地は不明

この「どうでしょう農園」ですが、場所は公開されておらず「札幌某所」という情報のみ。位置関係と映像のヒントだけで見つけ出す必要があります。放送時と変わらず舗装されていない道なき道を進む必要があり、車で直接農園の前まで行くのはおすすめできません。

2005年の「どうでしょう祭り」の際は、ロケ終了後も土井プロデューサーのお父さんが畑を存続させ、収穫されていたとされています。2010年代も畑として残ってはいましたが、ロケ地当時の痕跡はなく現在は所有者も変わっているようです。

夏野菜スペシャルの聖地②おいパイ食わねぇかの場所

夏野菜スペシャルの名シーンである「おいパイ食わねぇか」のくだり。イタリアンのお店を営業している友人から料理用にパイ生地をもらった大泉さんでしたが、結局2回とも料理はせず騙され、パイ生地を2回連続で腐らせてしまったことに激昂。移動中の車内で藤村ディレクターを脅し「お前の一族全員にパイを食わせてやる」とおどろおどろしい口調で語りました。

『水曜どうでしょう』でも屈指の名シーンとなっている通称「パイ事件」ですが、これも確実な場所はわかっていません。編集の都合で映像と音声を別撮りにしていることもあり、国道231号線沿い、新港南周辺のどこかという説が有力です。

夏野菜スペシャルの聖地③パイをくれたお店

2度に渡ってパイをダメにされ、3度目ようやくパイ生地を使ってもらえたイタリアンレストランの店長。そのお店は放送当時「ディマーレ」というお店でしたが、その後店長は2020年まで「カフェ メゾン」のオーナーを務めていました。

店内には『水曜どうでしょう』関連のグッズはもちろん、水曜どうでしょうによって全国に羽ばたいていった「TEAM NACS」のサインなども飾られています。店長と大泉さんとは同じ大学の友人で、TEAM NACSとの交流が深かったことが伺えますね。

現在お店は跡形もなく、普通の住宅街となりました。聖地巡礼は可能ですが、跡地周辺には住民が住んでいるので、迷惑にならないよう写真撮影などは控えましょう。

ちなみに大泉さんが貰っていたのはパイ生地ではなく「ピザ生地」だったことが後に語られています。店長はその後、靴職人として活躍し個人のブランドを立ち上げました。

夏野菜スペシャルの聖地④ミヤビ工芸

野菜を収穫していよいよ料理かと思いきや、これから皿を作るという突拍子もないことを言われた大泉さん。どうでしょう班が皿を作ると言って向かったのは「ミヤビ工芸」です。こちらは陶芸のお店であり、大泉さん・鈴井さん(ミスター)・安田さんの3人で陶芸に挑戦します。

大泉さんは仮装して人間国宝「半角斎」を名乗り、陶芸自体は成功させています。後日他企画で手に入れた備前焼のお皿と比較されましたが、大泉さん作の「世紀末大革命恋愛大皿」の方が良いと好評でした。

このミヤビ工芸は現在も札幌にあります。このロケ中に指導者として登場し、ノリノリで大泉さんを「半角斎先生!」と呼んでいた「阿部さん」こと「心気く斎」は、2024年現在愛知県に拠点を移しているとのこと。

夏野菜スペシャルの聖地⑤光塩学園調理師専門学校

大泉シェフの夏野菜スペシャル、最後にご紹介する聖地は「光塩学園調理師専門学校(現・光塩学園調理製菓専門学校)」です。番組内ではこちらの専門学校でキッチンを借り、「大泉シェフ」がようやく料理に挑めます。本当に採れたてという新鮮な夏野菜も収穫し、意気揚々と料理に挑みました。

これまで幾度となく、即席の調理環境で満足な料理が作れなかった「シェフ大泉」でしたが、調理講師が1名つき万全の環境で料理ができるという念願が叶う結果に。とはいえ料理自体は長時間かかってしまったうえ、「調理していないものが一番美味しい」という、あんまりな言葉がでてしまう結果となりました。

光塩学園調理師専門学校は現在も札幌市内に校舎があります。ただし校舎であるため無断で内部に入ることはできません。

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