名称:競秀峰
住所:大分県中津市本耶馬渓町曽木
公式・関連サイトURL:http://www.nakatsuyaba.com/docs/2014020700120/
大分県中津を中心に、玖珠市や宇佐市など一帯に広がる耶馬溪(やばけい)という景勝地。山国川が削りだした溶岩台地には奇岩が連なり、美しい景色が広がります。その美しさは日本三大奇勝や日本新三景に数えられるほど。特に紅葉の季節には多くの観光客が訪れます。今回はその耶馬溪を「本耶馬溪」、「深耶馬溪」、「奥耶馬溪」、「裏耶馬溪」、「椎屋耶馬溪」の5つに分けて、それぞれ観光スポットを紹介します!
1.本耶馬溪
本耶馬溪は広い耶馬溪の中でも、中津市中心部から入る際の入り口になります。本耶馬溪には耶馬溪を語るには欠かせない、競秀峰や青の洞門などの観光スポットが点在。中津市中心部から車で20分程度なので、手軽に観光できるのも本耶馬溪の魅力です。耶馬溪の観光するなら、ぜひ押さえておきましょう。
競秀峰
競秀峰は本耶馬溪を象徴する観光スポット。乱立する巨岩には、大黒岩や妙見岩など名前がついています。競秀峰は江戸時代に頼山陽によって紹介され、全国的に有名な観光スポットに。明治時代には土地が売却され、開発の危機に晒されました。
しかし中津が生んだ有名人、福沢諭吉によってこの名勝は守られたのです。横には山国川が流れているので、美しい水とのコラボレーションを楽しめます。耶馬溪を訪れた観光客を大迫力で迎えてくれます!
競秀峰は登ることができます。登山道の始めは一般的な山と変わらないですが、次第に崖の下などを歩くようになりますよ。さらに進むと岩窟に小さなお堂などがあります。オススメは恵比寿岩からの眺め。眼下には山国川が流れ、先ほどまでいた場所を確認できます。他にも鬼面岩など登らないと見ることのできない見どころがいっぱい。岩と岩の隙間から小さく咲く花を愛でるのも、耶馬溪ならではの山登りの魅力です。
青の洞門
青の洞門は本耶馬溪の競秀峰の裾野にあるトンネルです。入り口にある大きなイチョウの木が秋には黄金色に色づきます。このトンネルには努力と苦労の物語があります。江戸時代に禅海という僧がいました。彼は人々が岩壁を鎖を頼りに歩くのを見て、彼は命を落とすこともある危険な道に代わるトンネルを掘ることを決意。ノミと槌だけで30年間にわたって掘り進めました。
こうして青の洞門は開通し、人々は安全に競秀峰を通行できるようになったのです。この青の洞門は通行するのに料金を徴収したため、日本初の有料道路とも言われています。トンネル内は改修により大きく変わりましたが、今でも手掘りの部分が残っています。
ちなみにこの心が動かされる逸話は、菊池寛の小説『恩讐の彼方に』のモデルにもなっています。本耶馬溪を代表する観光スポットとして、青の洞門は有名になりました。また、青の洞門は江戸時代に歌川広重が浮世絵で紹介した観光スポットでもあります。そのため、古くからたくさんの人が訪れていた耶馬溪の人気観光名所なんですよ。
名称:青の洞門
住所:大分県中津市本耶馬渓町曽木
公式・関連サイトURL:http://www.nakatsuyaba.com/docs/2014020700003/
耶馬溪橋(オランダ橋)
青の洞門から山国川を500mほど下ると大きな石橋があります。これは日本百名橋にも数えれる耶馬溪橋。オランダ橋と呼ばれるのは、長崎県の石橋と同じ石積みの工法で造られたからです。
116mという長さは石橋としては日本最長。八連のアーチは日本最多を誇ります。また、橋のたもとには可愛いカエルの像が。碑には「むかえる さかえる ぶじかえる」とあり、橋を使う人の安全を祈っています。風光明媚な耶馬溪に架かる洋風な耶馬溪橋。耶馬溪を観光するなら、ぜひ足を運んで欲しい観光スポットです。
名称:耶馬溪橋
住所:大分県中津市本耶馬渓町曽木・樋田
公式・関連サイトURL:http://www.nakatsuyaba.com/docs/2014020700121/
羅漢寺
羅漢寺は500体以上もの羅漢の石仏がある珍しい寺院。羅漢寺の総本山としても有名です。どれも違った表情をしている石仏の中には、家族や親戚に似ているものもあるんだとか。羅漢とは釈迦のお弟子さんで尊敬されるべき人のこと。五百羅漢が並ぶ前にはたくさんのしゃもじが打ち付けられています。しゃもじには「願いを救う」という意味があるんですよ。そのため、一つ一つのしゃもじには願い事が書かれています。
実はこの羅漢寺、たくさんの羅漢の石仏があるだけではありません!境内の入り口には千体地蔵という堂もあるのです。中を覗くと無数の石仏が所狭しと並んでいます。その数1,100体以上。他にも羅漢寺境内にある禅海堂も見どころです。「青の洞門」を掘った禅海という僧が、実際に使ったノミを展示しています。
また、羅漢寺は山の中腹にあります。参道自体はとても長くて登るのにもひと苦労。しかし、羅漢寺のある山にはリフトがあります。参道の入り口にあるリフトを使って、効率よく観光できますよ。耶馬溪の寺院として羅漢寺は人気の観光名所です。
名称:羅漢寺
住所:大分県中津市本耶馬渓町跡田1501
公式・関連サイトURL:http://www.rakanji.com/index.html
バルンバルンの森
豊かな自然が広がる耶馬溪には、家族や友人と楽しめるキャンプ場があります。それがバルンバルンの森。バンガローと呼ばれる小さな家がとっても可愛いです。ツリーハウスで過ごす楽しい時間には、小さなお子さんも大喜びのはず!
ハンモックも非日常を味わうのにピッタリのアイテム。森の澄んだ空気に包まれて、ひと眠りというのもいいですね。キャンプ場にはオシャレなレストランや雑貨屋も。木の温もりを感じる素敵な空間を楽しめます。バルンバルンの森でステキな耶馬溪観光の思い出をつくりませんか?
名称:バルンバルンの森
住所:大分県中津市本耶馬渓町曽木459-9
公式・関連サイトURL:http://barunbarun.com/?page_id=1258
耶馬溪アクアパーク
耶馬溪アクアパークは耶馬溪ダムを利用したレジャー観光スポットです。平成6年、日本で初めて公営の水上スキーができる施設として営業を開始しました。現在では水上スキー以外にも、ウェイクボードやバナナボートなど、さまざまな水上スポーツをエンジョイできます。
水上スポーツ初心者でもインストラクターの方が、丁寧に教えてくれるので小さなお子さんでも楽しめますよ。有名な景勝地の耶馬溪で水上スポーツを満喫してみましょう!
名称:耶馬溪アクアパーク
住所:大分県中津市耶馬溪町大字山移2704
公式・関連サイトURL:http://www.nakatsuyaba.com/docs/2014020700028/
長岩城址
競秀峰から西へ車で20分ほどのところにある長岩城址。標高530mの扇山に築かれた山城です。この城が築かれたのは、鎌倉時代初期の1198年。その後、幾度となく増改築され堅固な要塞となりました。城主はこの地域の豪族の野中氏。長きにわたってこの城を居城。しかし戦国時代の1588年に、黒田長政の侵攻によって落城し廃城となりました。
長岩城の特徴は中世の地方豪族には類を見ない規模の大きさと、石積みの遺構が多く残っていることです。平たい石を積み重ねて造られた石塁や石垣は、ポピュラーな城では感じられない中世の雰囲気に触れることができます。砲座などの構造も珍しく貴重な史跡です。自然豊かな耶馬溪で、歴史にも触れたい方にオススメの観光スポットですよ。
名称:長岩城址
住所:大分県中津市耶馬溪町大字川原口
公式・関連サイトURL:http://www.city-nakatsu.jp/kankodocs/2013100900079/
2.深耶馬溪
深耶馬溪は山国川の支流の山移川によってできた渓谷。耶馬溪の顔ともいえる一目八景などの絶景のビューポイントがあり、秋にはカメラを持った観光客で賑わいます。耶馬溪に足を踏み入れたら、深耶馬溪に行かないわけにはいきませんよ!
一目八景
深耶馬溪の中心地にある一目八景(ひとめはっけい)。新緑のから紅葉、雪化粧まで四季折々の違った景色を見せてくれます。一目八景というのは奇岩でできた山が8つあり、それを一望できるのが由来です。そそり立つ山々の光景はまるで山水画のよう。圧倒的な迫力で多くの観光客を魅了しています。
この一目八景の展望台の近くには、耶馬溪名物の蕎麦や温泉も。絶景を眺めながら、食事や入浴もリッチな観光ができますよ。また、展望台の他にも遊歩道を歩いて景色を楽しみましょう。体を動かしながら、絶景を満喫するのも爽快ですよ。耶馬溪を訪れるなら、一目八景は必見の観光スポットです。
名称:一目八景
住所:大分県中津市耶馬溪町大字深耶馬3152
公式・関連サイトURL:http://www.nakatsuyaba.com/docs/2014020700034/
ひさしもみじ
深耶馬溪を走る県道28号の途中にある紅葉のトンネル。ひさしのように植えられた木々が、秋になると真っ赤になります。夜にはライトアップされ、幻想的な風景が広がります。新緑の景色も美しいので、春や夏に訪れるのもいいでしょう。深耶馬溪をドライブするなら、ひさしもみじは忘れてはならない観光スポットです。もし渋滞になってしまっても、景色を眺めれば退屈しませんよ。
名称:ひさしもみじ
住所:大分県中津市耶馬溪町大字深耶馬 県道28号線沿い
公式・関連サイトURL:http://www.city-nakatsu.jp/kankodocs/2013101700029/
大谷渓谷
大谷渓谷は10kmにわたる大きな一枚岩にできた渓谷。豊かな自然に囲まれていて、夏でも涼しいのが魅力です。奈女川のせせらぎで遊べば、夏休みの思い出になること間違いなし!周辺には錦谷温泉とキャンプ場が一緒になった「せせらぎの郷華じ花」があります。魚釣りや昆虫採集に興じた後は、上質の湯で疲れを癒やしましょう。
名称:大谷渓谷
住所:大分県中津市耶馬溪町大字深耶馬
公式・関連サイトURL:http://www.nakatsuyaba.com/docs/2014020700143/
麗谷
麗谷(うつくしだに)は一目八景の展望台から、歩いて2分ほどにあります。日中でも少し薄暗く感じるほど、木々が生い茂っています。麗谷の一番の観光の魅力が静寂に包まれた空間です。
賑わいを見せるほどの人気がある一目八景に比べ、麗谷は穴場なので、人も少なく静かな時間を過ごすことができます。ゆっくり森林浴をしたい方や写真に人を映したくない方にはオススメの観光スポットです。ハイキングにもピッタリですよ。渓谷の奥は鎖を伝って階段を登る道があるので、動きやすい靴を履いておくといいでしょう。
名称:麗谷
住所:大分県中津市耶馬溪町大字深耶馬
公式・関連サイトURL:http://www.city-nakatsu.jp/kankodocs/2013101500032/
溪石園
溪石園は耶馬溪ダムがの完成の記念に造られた庭園。ダムから流れる水と、100種類31,000本もの木々がマッチします。耶馬溪らしい石の多い庭園には6mを超える大きな石があります。これは「幸田の巨石」といって、溪石園の見どころ。耶馬溪をそのまま収めたような庭園はずっといても飽きません。
観光におすすめの季節は春!園内の桜が咲くと、緑が豊かな庭園がほんのりと華やかになります。庭園の食事処「さくら茶屋」では、中津名物のから揚げを堪能できます。もちろん耶馬溪ダムも十分観光できますよ。季節によって周囲の山々の色合いが変わると、ダムの景色も変化。スイスのレマン湖に例えられるほどの美しさを誇る耶馬溪ダム。その壮観を求めて、訪れてみてはいかがですか?
名称:溪石園
住所:大分県中津市耶馬溪町大字大島2286-1
公式・関連サイトURL:http://www.nakatsuyaba.com/docs/2014020700031/
高山オリ子美術館
廃校となった深耶馬溪中学校は、2004年に「NPO法人・高山オリ子美術館」としてリニューアルしました。高山オリ子さんは1987年に事故に遭い、生死をさまよった経験から頭の中には様々な色や形、そして題名までが浮かぶようになったのです。その後創作活動を開始し、フランス芸術展入選、イタリア美術大賞入選など国内外を問わず華々しい活躍をしています。
彼女の作品の特徴は豊かで鮮やかな色調。そして動物を描いたものから、抽象画で幅広い作風を持ち合わせています。そんな彼女の芸術作品を学校の中で見ることができます。かつては教室や廊下だった空間に、彼女の作品が展示されています。喫茶室もあるのでゆっくり休憩するのにもぴったり。懐かしい雰囲気のする学校でアートに触れてみませんか?
名称:高山オリ子美術館
住所:大分県中津市耶馬溪町大字深耶馬1525
公式・関連サイトURL:http://www.nakatsuyaba.com/docs/2014020700173/
3.裏耶馬渓
裏耶馬溪は深耶馬溪と奥耶馬溪の間に位置し、玖珠市に接している地域。秘境や温泉があり、コアな耶馬溪ファンから人気を集めています。浸食を受けてできた岩壁の造形美は一見の価値がありますよ!
伊福の景
金吉川のが流れる伊福盆地から見える伊福の景。遠くから見ると、どことなくオーストラリアのエアーズロックにも見えます。岩の表面が滑らかなのでカヅラなどか群生していません。そのため、岩肌の質感を見て取れるのが特徴です。
周囲には民家が建っているので、絶景と調和する生活には感動します。盆地の様々なところから、素晴らしい景色を眺めることができるのも観光の魅力です。さらに、伊福盆地には裏耶馬溪温泉郷と呼ばれる温泉地帯も。温泉を利用して養殖したスッポン料理は裏耶馬溪名物ですよ。
名称:伊福の景
住所:大分県中津市耶馬溪町大字金吉
公式・関連サイトURL:http://www.city-nakatsu.jp/kankodocs/2013101700012/
立羽田の景
立羽田(たちはた)の景は、裏耶馬溪を代表する景色。県道43号沿いに現れる巨大な岩壁に、緑が覆いつくせない峻険な奇岩が印象的です。ここも紅葉の季節には、赤や黄色の木々が里山に秋の訪れを告げます。
また、他の耶馬溪の景色と違って、のどかな田園風景が広がっています。ノスタルジックな気分になる観光スポットとして、人気を誇ります。県道43号をそのまま進めば、すぐに玖珠へアクセス可能。耶馬溪から玖珠方面への移動途中に立ち寄るのもオススメです。
名称:立羽田の景
住所:大分県玖珠郡玖珠町古後
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/gUsoJo
鶴ヶ原の景
立羽田の景から県道43号線を玖珠方面へ進み、細い道の先に鶴ヶ原の景が広がります。鶴ヶ原の景の特徴は何といっても池のある景色!耶馬溪の多くは大きな奇岩が主役になりますが、鶴ヶ原の景は池に主役級の存在感があります。
池の周囲には風化した凝灰岩がズラリと構えています。さらにアカマツやクヌギの木々が池畔に彩りを添え美しいです。そして、最大の見どころが池に投影された景色。澄み切った水が、裏耶馬溪の景色を逆さにします。訪れた観光客はこの景色に魅了されますよ。
名称:鶴ヶ原の景
住所:大分県玖珠郡 玖珠町山下2670
公式・関連サイトURL:http://www.kusu-shokokai.jp/yabakei.html
旧豊後森機関庫
旧豊後森機関庫は久大線に使われた蒸気機関車の整備などに使われた施設。1971年にディーゼル機関車の転換に伴い使われなくなりました。2010年に国の登録有形文化財に登録され、扇型の機関庫はほぼ完璧な状態で残っています。太平洋戦争でのアメリカ軍による機銃掃射の弾痕などもあって見ごたえありますよ。
そして、もう一つの有名な見どころが転車台です。前後が決まっている蒸気機関車の方向を変えるために使われていました。赤く錆びついたようすが廃墟好きを唸らせます。JR豊後森駅に隣接しているので、アクセスも簡単。裏耶馬溪で歴史観光をするなら、旧豊後森機関庫はイチオシの観光スポットですよ。
名称:旧豊後森機関庫
住所:大分県玖珠郡玖珠町帆足242-7
公式・関連サイトURL:http://kusumachi.jp/pg559.html
4.奥耶馬溪
奥耶馬溪は山国川の上流にあります。耶馬溪の他の景色とは異なり、渓谷を流れる清流が奥耶馬溪の一番の魅力!猿飛千壺峡など耶馬溪観光には欠かせない観光スポットがあります。それでは、奥耶馬溪の観光スポットを紹介します。
猿飛千壺峡
奥耶馬溪を代表する観光名所が、猿飛の景とも呼ばれる猿飛千壺峡(さるとびせんつぼきょう)!この猿飛千壺峡には甌穴(おうけつ)という河川の浸食によってできた円形の穴があります。猿飛千壺峡は独特の地形から「耶馬溪猿飛の甌穴群」として国の天然記念物にも登録されました。
また、猿飛千壺峡には吊り橋が架かっています。橋の上から渓流と甌穴が魅せる造形美を堪能しましょう。やはり観光するのにオススメの季節は秋。紅葉が渓流に乗って流れるものもあれば、甌穴に浮かぶものもあって風流ですよ。軟らかく侵食されやすい岩の地形が広がる耶馬溪。猿飛千壺峡の風景もその独特の地形の賜物です。
名称:猿飛千壺峡
住所:大分県中津市山国町草本
公式・関連サイトURL:http://www.nakatsuyaba.com/docs/2014020700151/
魔林峡
猿飛千壺峡から1.5kmほど下流に現れる魔林峡(まばやしきょう)。耶馬溪に暮らす人々からは「まべし谷」と呼ばれています。もともとは、川底にいくつもの甌穴がありましたが、長い年月の侵食によって深い峡谷となりました。
この峡谷の景色は「山国の高千穂峡」と宮崎県の高千穂峡にも例えられます。秘境ならではの趣を満喫できる観光スポットです。普段の魔林峡の水は穏やかで清澄!ただ、大雨の後は濁流になり水かさが増します。その時の恐ろしい峡谷の姿がまさに「魔林」です。
名称:魔林峡
住所:大分県中津市山国町草本
公式・関連サイトURL:http://www.nakatsuyaba.com/docs/2014020700170/
メイプル耶馬サイクリングロード
1913年に開通した耶馬溪鉄道。観光鉄道として人気を集めていましたが、マイカーの普及によって1975年に廃線となりました。その廃線跡を利用した道路がメイプル耶馬サイクリングロード。奥耶馬溪から本耶馬溪を結んでいて、青の洞門や競秀峰なども観光できます。かつては線路だったので、勾配が少なく走りやすいのもこのサイクリングロードの魅力です。
道の途中には、鉄道時代に造られた橋梁やトンネルなどの産業遺産が点在。耶馬溪が歴史ある名勝だと実感しますよ。耶馬溪でレンタサイクルをするなら、競秀峰などがある本耶馬溪からは「耶馬溪サイクリングターミナル」が近いです。奥耶馬溪からは「コアやまくに」がオススメですよ。楽しくサイクリングしながら、数々の絶景を観光しましょう。
名称:メイプル耶馬サイクリングロード
住所:大分県中津市三光臼木~同市山国町守実
公式・関連サイトURL:http://www.city-nakatsu.jp/kankodocs/2014060400012/
念仏橋
深い峡谷の美しい景色で知られる魔林峡。念仏橋はその魔林峡に架かる石橋です。近くにある草本教順寺の住職の上原宣正が、私財を投げ打って橋を架けました。しかしその時は木橋で、天候によっては流されることもしばしば。そのため1928年(昭和3年)に石橋に替わりました。
苔むした石橋を眺め、魔林峡の渓流の音に耳を澄ませてみましょう。奥耶馬溪の豊かな自然に心身ともにリフレッシュしますよ!魔林峡に訪れた時はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
名称:念仏橋
住所:大分県中津市山国町草本
公式・関連サイトURL:http://www.nakatsuyaba.com/docs/2014020700157/
神尾家住宅
中津から日田に向かうバスの乗り継ぎで一時間待った山峡の守実という集落で偶然見つけた重要文化財。「神尾家住宅」。 pic.twitter.com/2ffVewXuH2
— 下畑隆司 (@tshimohata) November 25, 2015
神尾家住宅は江戸時代の1771年に建てられた住宅。神尾家は組頭を務め、村の有力者でした。築造の年代が明確な民家の中では九州で最古の住宅。同じ建物を組み合わせたような構造が印象的です。これは曲がり寄棟造りという構造。とても貴重なものなので、国指定の重要文化財に指定されています。
住宅の中を見学する際は、隣接している所有者の宅で許可をとる必要があります。江戸時代の耶馬溪の雰囲気を味わいに訪れてみませんか?
名称:神尾家住宅
住所:大分県中津市山国町守実120
公式・関連サイトURL:http://www.city-nakatsu.jp/kankodocs/2011080800051/
5.椎屋耶馬溪
椎屋(しいや)耶馬溪は、裏耶馬溪の西にあり宇佐市に隣接した地域です。駅館(やっかん)川の支流の温見川に沿って、渓谷がたくさんあることで有名。そして、迫力満点の滝をみることができるのが椎屋耶馬溪の魅力です。山が多いこの地域では、棚田など日本の里山の風景を楽しめます。また、大分の歴史ある観光スポットの多い宇佐市へのアクセスも簡単ですよ!
東椎屋の滝
東椎屋の滝は日本の滝百選に選ばれた名瀑。85mもの高さから一直線に落ちる様子から「九州華厳」とも呼ばれます。その迫力は本家、日光の華厳の滝にも負けていません!
東椎屋の滝は駐車場から300mほど清流を辿ると出会えます。豊後三賢の一人に数えられる帆足万里もこの滝を愛しました。現在でも詩碑が残り、夢でもみたという万里の心を今に伝えます。九州の滝の中でも、人気の高い東椎屋の滝。耶馬溪観光の際は少し足を伸ばしてみてはいかが?
名称:東椎屋の滝
住所:大分県宇佐市安心院町東椎屋
公式・関連サイトURL:http://www.usa-kanko.jp/spots/detail/45
西椎屋の滝
西椎屋の滝は東椎屋の滝と同じく日本の滝百選に選ばれた滝です。この滝の自慢は豊富な水量!轟々と落ちる水の迫力は観光客を魅了しています。実はこの西椎屋の滝、かつては鎮西第一と言われるの名瀑で、もっと水量が多かったとか。日出生(ひじゅう)ダムの建設によって、水量が減少してしまったそうです。残念に感じますが、昔の滝の様子を想像すると観光を楽しめますよ。
そして、西椎屋で忘れてはいけないのが「西椎屋の景」!兵庫県の竹田城と並び、「日本のマチュピチュ」として話題の観光スポットです。ビューポイントは国道387号から西椎屋地区が見える場所。奥に見える突き出た岩山と棚田がマチュピチュにています。「宇佐のマチュピチュ」として、注目度上昇中の「西椎屋の景」。椎屋耶馬溪を観光するなら、必見の光景ですよ。
名称:西椎屋の滝
住所:大分県宇佐市院内町西椎屋
公式・関連サイトURL:http://www.usa-kanko.jp/spots/detail/48
岳切渓谷
椎屋耶馬溪の渓谷で有名な岳切(たっきり)渓谷。キレイな水が耶馬溪の一枚岩の上を流れます。観光客が多く訪れるのは、夏から秋の季節です。夏は清流に入って歩くと、とっても爽快!水深も10cmくらいなので安心して歩くことができます。
さらに、夏はバンガローでのキャンプが可能。キッチンやシャワー、水洗トイレが付いているので手軽に宿泊できますよ。そして秋は紅葉を眺めながらハイキングがオススメです。自然とふれあい、四季の移ろいを楽しみましょう。岳切渓谷の管理棟では湧水が汲み放題。大分が誇る名水を飲んで、散策で渇いた喉を潤すといいですね。
名称:岳切渓谷
住所:大分県宇佐市院内町定別当
公式・関連サイトURL:http://www.city.usa.oita.jp/site/kanko-guide/132.html
◎まとめ
耶馬溪はいくつものエリアに分かれ、たくさんの観光スポットがあります。岩の形などに注目して景色を楽しむと、耶馬溪を存分に味わうことができますよ。
さらに耶馬溪は温泉があちこちにあることも観光の見どころです。大分の隠れた名湯に入ったあとは、耶馬溪の景色を見ながらビールで一杯!名勝にもお酒にも酔いしれましょう。もちろん、酒のお供は中津名物の唐揚げがイチオシ。中津の中心部だけではなく、耶馬溪にも唐揚げの名店があります。舌と胃袋でも耶馬溪を楽しんでこそ耶馬溪観光と言えるでしょう。
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