【京都】豊国神社の見どころとは?|お守りやアクセス方法をご紹介

【京都】豊国神社の見どころとは?|お守りやアクセス方法をご紹介

京都の神社「豊国神社」の見どころほか、お守りや御朱印の情報とアクセス方法をご紹介します。

豊国神社とは戦国時代の覇者である「豊臣秀吉」を祀る神社です。秀吉が晩年の本拠とした大阪城内にも同様に「大阪豊国神社」があります。豊臣秀吉といえば一介の民衆から実力だけで這い上がり、武士になったどころか天下まで統一してしまった偉人中の偉人で、日本史上でも特に出世に成功した人物として知られていますね。

豊国神社もまた、豊臣秀吉の加護から出世の祈願や金運アップするパワースポットとして人気です。他にはどんな見どころがあるのでしょうか?

目次

【京都】豊国神社の見どころとは?|お守りやアクセス方法をご紹介

豊国神社(京都)の見どころとは?

京都 豊国神社

豊国神社は、冒頭にもあった通り天下人であった豊臣秀吉が祀られている神社です。

豊臣秀吉は元々百姓の生まれで、身分差の激しい時代でありながら出世を重ね、天下統一を果たして戦乱の世を一度終わらせました。これは日本史で見てもナンバーワンと言える快挙で「歴代日本人で最も出世した人」とも言えます。今日ではそんな豊臣秀吉にあやかり、「出世開運のパワースポット」として信仰を集めています。

またパワースポットとしての一面だけでなく、重要文化財である「豊国祭礼図屏風」や「骨喰藤四郎(刀剣)」を所蔵。有料ですが、これらの文化財は「豊国神社宝物館」で鑑賞可能(入館料300円~100円)です。飛地境内である阿弥陀ヶ峯には、豊臣秀吉公の墓所である「豊国廟」もあり。境内にいるだけで力が貰えそうな神社ですが、その他の見どころも満載です!

国宝・唐門の中には入れる?

京都 豊国神社

神社正面には国宝の「唐門」が立派に聳えていますが、通常時この唐門の中へと入ることはできず、行き止まりとなっています。

ただし三が日に限り、この門を通って奥に進み、本殿への参拝が可能です。お正月……しかも三が日という期間限定ですが、希少な空間であることは間違いありません。三が日を狙って訪れてみましょう!

秀吉の正室・北政所を祀る神社も

唐門の中を通った本殿のすぐ隣には、豊臣秀吉の正室であった「北政所(別名:おね・ねね)」を祀る神社「貞照神社」もあります。苦難の連続ではありましたが、内助の功で秀吉を支え続けた正妻の北政所。その神社もまた、秀吉に寄り添うように隣り合わせです。こうした主祭神夫婦のエピソードから、「良縁」のご利益があるスポットとして人気があります。

貞照神社は神社の境内、唐門の内側にあることから、本殿と同じく三が日以外は参拝することができません。希少な神社であり、希少なパワースポット。三が日に訪れた際は必ず一緒に参拝したいところですね。

豊国神社(京都)のお守り・御朱印

豊国神社のお守りとして、「太閤出世ぞうり(1,000円)」や「開運千成瓢箪(1,000円)」、千成瓢箪(せんなりびょうたん)の描かれた「仕事絵馬(500円)」などを社務所で授与しています。

「出世ぞうり」と言えば、豊臣秀吉が織田信長の下働きだった時代、冷えたぞうりを懐で温めていて、信長に喜ばれたというエピソードがあります。こうした機転が後の大出世に繋がりました。そのエピソードになぞらえた縁起物です。

「開運千成瓢箪」や「仕事絵馬」は、豊臣秀吉の馬印だった「千成瓢箪」にちなんだ縁起物です。信長に一介の侍と認められてから、戦で勝鬨をあげる度にこの千成瓢箪が掲げられたとのこと。
ぞうりに瓢箪(ひょうたん)に、いずれも秀吉の出世に携わってきました。秀吉がそうだったように、出世の力になってくれるかもしれません。

また豊国神社の御朱印は、上部に豊臣家の家紋、中心に豊国神社の印、そして下部には千成瓢箪が描かれています。神社名も力強く書かれており、どことなくパワーを感じる御朱印です!
この他には、書置きで京都刀剣御朱印めぐり「骨喰藤四郎」の御朱印もあるようです。「刀剣男子」のファンは聖地巡礼にもなりますね。

豊国神社(京都)へのアクセス方法

京都 豊国神社

以下では、京都豊国神社へのアクセス情報をご紹介します。

電車で訪れる場合、最寄り駅は京阪電車の「七条駅」です。駅からは徒歩10分の距離となっています。

京都駅からバスで訪れる場合、市バス206番(清水寺・祇園・北大路バスターミナル行き)に乗って「博物館三十三間堂前」バス停で下車。そこから徒歩約5分で到着します。

なお車で訪れる場合、駐車場はありますが停車可能台数は30台。ただし必ず空いているとは限らないので、駅から行く場合は電車かバスでのアクセスがおすすめです。

豊国神社の周りも見どころ沢山

京都 豊国神社

豊国神社の周り(七条エリア)は、豊国神社以外にも見どころのある寺社が複数あります。

豊国神社のすぐ隣には「方広寺」があり、かつて「京都の大仏」があった場所です(現在は焼失)。方広寺に鐘を納めた際、鐘の銘文に「国家安康」「君臣豊楽」が刻まれ、豊臣が徳川家康を呪ったとして両者の関係が悪化。豊臣家が滅亡する「大阪の陣」の原因ともなった、「方広寺鐘銘事件」はこの方広寺での出来事です。豊臣崩壊の物語がこの寺で始まり、現在は豊国神社が並びます。図らずも豊臣家や秀吉との関係性が強いお寺と言えますね。

神社から東側には、秀吉の廟所である「豊国廟」があります。ここには秀吉が埋葬されています。阿弥陀ヶ峰の山頂にあり、石段の数は麓から563段。登り切るにはなかなか体力が必要そうです。急ぎすぎずゆっくり登っていくのがおすすめです。登り切った先にはお墓である大きな五輪塔と、眺望を楽しめるスポットが待っています。

豊国神社から南にいくと、「三十三間堂」があります。こちらは平安時代末期、後白河上皇が自身の離宮内に作った仏堂になります。こちらの仏堂、頭痛に悩む上皇が因幡堂で祈願したところ、「自身の前世の骸骨が風に当たっているから頭痛がする」というお告げを聞きました。この骸骨を千手観音に納めて以降頭痛がなくなり、「頭痛封じの寺」として尊敬を集めるようになったとか。なかなか古代日本らしいエピソードがあります。

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