旅を愉快にする岐阜県安八町の愛される観光スポット7選

岐阜県安八郡安八町には、由緒ある寺や恋を成就させる縁結びの神社、町民に愛される温泉など旅を愉快に心地よくさせてくれるスポットがたくさんあります。ひっそりと佇んでいる隠れスポットにこそ、旅の醍醐味はあるもの。そんな安八町でゆったりと寛いでみませんか？ここでは、安八町を代表する観光スポットを厳選して7ヶ所ご紹介いたします。

1.梅が1200本以上咲き誇る「安八百梅園」

平成8年に開園した「安八百梅園」には、百種を超える梅の木が植えられています。敷地の広さは全国第二位、梅の品種の多さはなんと日本一を誇るのだとか。毎年2月下旬から3月中旬にかけては梅祭りが行われ、全国からお花見に訪れる観光客で賑わいます。

この安八百梅園の名は、「安八町で百の梅と香り、美しさを味わえる園」という意味。安八百町でも屈指の人気観光スポットであり、町民の憩いの場でもあります。駐車場は無料で利用できますが、梅のシーズンでは込み合うのでご注意くださいね。

2.高倉天皇により創設された縁結びの神社、結神社

江戸の昔には「結大明神」と呼ばれていましたが、明治時代に「結神社」と改名されました。御祭神は高御産霊尊（たかみむすびのみこと）、天御中主尊（あめのみなかぬしのみこと）、神御産霊尊（かみむすびのみこと）で、縁結びの神として知られています。

他にも生産者としての守り神ともされており、鎌倉時代に京都との縁を結んだという歴史もあるのだとか。この史跡のある公園として町屋観音堂、鎌倉街道の一帯に位置しています。古くは十六夜日記などで和歌から結びの神として言い伝えられています。

3.「安八町森郡」と戦国の大名、前田利家の出世の地

有名な戦国の大名、前田利家が織田信長と合戦し、勝利をおさめた森部の合戦地となった出世地です。前田利家は名将を倒し一躍、大手柄をたて、それを称えて「城ひとつ滅ぼしたに匹敵する」といわれました。後に前田利家は加賀百万石といわれる大名となるにふさわしい戦功でした。

安八町にはあり、戦国名将のゆかり地を訪ねたい方にはぜひおすすめです。利家の出世の門出となる地薬師堂もあり、石碑の文字なども置かれています。

NHKテレビドラマ「利家とまつ」の記念ともなって縁起をかつぐ意味で植え樹もされました。前田利家の勇敢ぶりは戦国の世でも今の世でも有名な話です。この強運にあやかるように隠れた名所を訪れるのも戦国を偲ぶ意味で、楽しい旅になるかもしれません。

4.旅先で温まってくつろぐ「安八温泉」

旅の疲れを癒すには温泉がベスト！安八温泉は地下1500m湧き出るナトリウム塩化温泉で、地域の人々に長きにわたって親しまれています。温泉内には売店も設置され、名物のうどんやあはちま漬けなど珍しい品物が販売されています。2012年にリニューアルされたばかりなので、清潔感たっぷりですよ！

5.あじさいの寺「三光寺」は味わい深い

その昔、1657年に仏様が埋もれていたのを村人が助け祀ったという伝説のある三光寺。本山は高野山で、札所に美濃西国三十三観音霊場や、美濃新四国八十八ヶ所霊場などがあげられます。梅雨の時期にはあじさいが咲き揃い、見事な観景を見せてくれますよ。

祈祷所では鬼子母神が祀られ、子宝と厄除けを祈願できるようになっています。弘法堂には空海を祀ってあり、永代・水子供養に用いられ、気兼ねなしに参拝も可能。お参りがてら、旅の無事と家内の安心を三光寺で祈ってみてはいかがでしょうか？

6.安八町の小さなスポット「しあわせの泉」

ハリヨという魚が生息する「しあわせの泉」。ハリヨは汚れた水では生きることができない些少価値のある魚であり、岐阜県指定希少野生生物にもなっています。西美濃である八安町にを入れた、8箇所にしか生息していないそうですよ。

「しあわせの泉」とされる理由は、肌や血液をきれいにし健康にするほか、体の疲労や疲れを直すといわれていること。清水を好むハヨリが棲んでいることこそが、その証でもありますよね。小さな幸せを感じられる観光スポットです。

7.旅のついでに少し調べ物を「ハートピア安八図書館]

誰でも気楽に立ち寄れる安八町の図書館は、史跡を訪ねたり観光スポットについて学びたい時にきっと役立つでしょう。土曜日には子供向けの読み聞かせの会があり、落ち着いた佇まいの図書館で静かにのんびりと過ごせます。遊戯室やテラスなどでゆっくりと読書を楽しむのも良いですね。

◎まとめ

安八町は有名な観光名所はありませんが、名所ばかり訪ねるのが旅ではないですよね。たまにはちょっと方向を変えて、変化のある趣向を楽しんでみてはいかがでしょうか？安八町には、きっとあなたを魅了する要素がたくさん散りばめられていますよ！

旅を愉快にする岐阜県安八町の愛される観光スポット7選