名古屋から30分で行ける観光都市桑名市！おすすめの観光地10選

三重県北部にある「桑名市」。木曽川を隔てた先は愛知県という立地から、名古屋からの玄関口というイメージがありますが、伊勢神宮への参拝の為に通り過ぎてしまっていた、という方も少なくないのでは？

ですが実は、歴史的な観光スポットや多彩なレジャー施設、ご当地グルメなどなど、実は三重県を代表する観光都市なんです！かつては東海道有数の宿場町として栄えていましたが、いまや名古屋のベッドタウンとして開発が進んでおり、年間を通して多くの観光客が訪れています。

今回はこの秋の観光にもぴったりの「桑名市」の魅力をご紹介！今まで名古屋や伊勢志摩方面へ通り過ぎてしまっていた方も、まだ三重県に訪れたことがない方も、ぜひ、今度のお休みは「桑名」を目指してみませんか？

1.伊勢神宮と併せて行きたい「多度大社」

「お伊勢さん」という愛称で親しまれている、全国でも有名な伊勢神宮。その伊勢神宮の御祭神である天照大神（アマテラスオオミカミ）の第3子が祭られている神社が、ここ桑名市にあります。

それが別名「北伊勢大社」とも呼ばれる「多度大社」。「お伊勢参らばお多度もかけよ。お多度かけねば片参り」とうたわれているほど古くから大切にされており、伊勢神宮だけでなく、多度大社も併せて参拝するのがツウなんです！豊かな自然の中に囲まれた境内。その厳かな雰囲気は、訪れた参拝者を優しく静かに包み込んでくれます。

参拝目的だけでなく、癒しスポットとしてもぜひオススメしたい場所。秋には毎年流鏑馬祭が行われ、地元の人々をはじめとした多くの参拝者で賑わいます。近くの多度山には山上公園があり、伊勢湾を一望できる絶景スポット！公園までは約3.5㎞のハイキングコースで、参拝の際に一緒に訪れる人も多いとか。

2.日本最大級の観光スポット「ナガシマリゾート」

長島温泉に広がる「ナガシマリゾート」には、日本屈指のレジャー施設が大集合！ギネス認定されたアトラクションをはじめ、夏には巨大プールまでオープンする、日本最大の遊園地「ナガシマスパーランド」。

広大な庭園で四季折々の自然を楽しめる「なばなの里」では、世界最高峰のイルミネーションを目当てに日本全国から観光客が訪れます。他にも、日本最大級のアウトレット「ジャズドリーム長島」や、お子様に大人気の「名古屋アンパンマンミュージアム＆パーク」などなど・・・一日では遊びつくせないほど盛りだくさんです！

そしてなんといっても、おすすめはやはり温泉！リゾート内にある「湯あみの島」は、スケールの大きさも日本最大級！宿泊も日帰りの利用も可能で、サービスも充実しています。大人からお子様まで楽しめる「ナガシマリゾート」は、グルメや宿泊施設も充実していて、名古屋からの直行バスなどもとっても便利！一年を通して様々なイベントが行われている為、リピーターも飽きさせません。

3.「七里の渡跡」はお伊勢参りの玄関口

名古屋市の熱田・宮の渡しから舟で桑名の渡しに着くまで、七里の距離だったことから「七里の渡」と呼ばれるようになりました。東海道の42番目の宿場町として栄え、東から伊勢国へ向かう際の大事な玄関口として「伊勢国一の鳥居」が設置されています。

ちなみに近年テレビなどでも話題になった、伊勢神宮の式年遷宮(20年に一度の建て替え）、覚えてる方も多いのでは？実は、伊勢神宮内部だけでなく、こちらの鳥居もその際に建て替えられています。お伊勢参りの重要な一部だということですね！周辺にある常夜灯や時の鐘、松並木や古民家が当時の面影を今に伝えてくれています。木曽川の穏やかな流れと心地よい風を感じながら、川沿いを散策するのもオススメ！

4.雨でも大丈夫！「多度グリーンファーム」でいちご狩り

意外と知られていない穴場スポット「多度グリーンファーム」は、季節ごとのフルーツや野菜の収穫体験が可能。おすすめはいちご狩り！(完全予約制でシーズンオフもあるので注意）ビニールハウスなので、天候に左右されずに楽しめます。

ファーム内にある屋根付きバーベキュー場は、子供達も安心して走り回れる芝生の多目的スペースを完備。食材準備から火おこしまでしてくれる「おまかせ手ぶらコース」や「女子会コース」もあり、気軽に利用できると大好評！カフェや直売所も併設され、旅の途中のちょっとした寄り道でも楽しめます。「多度グリーンファーム」で採れた苺を使った、大人気のお土産「いちごロール」は要チェックです。

5.国の重要文化財「六華苑」で歴史を感じよう！

イギリス人建築家、ジョサイア・コンドル（鹿鳴館を設計した人）によって建てられ、今では国の重要文化財にも指定されています。大正2年の完成以来、創建時の姿をほぼそのままに留めており、当時の時代を代表する貴重な建物です。なにより驚かされるのは、洋館・和館、蔵や庭園など和洋があわさったそのつくり。映画にでも出てきそうな見事な佇まいは、当時の日本人の心をどれだけ動かした事でしょう。

和と洋が肩を並べて建つ美しい光景からは、ジョサイア・コンドルの日本と母国・イギリスへの想いを感じ取ることができます。平成26年の夏に洋館の改修工事が終了し、さらに美しくなった「六華苑」。隣接するレストランでは、美しい六華苑を眺めながらのお食事も楽しめますよ！

6.地元の人に愛される「九華公園・鎮国守国神社」

約7.20ヘクタールもある「九華公園（きゅうかこうえん）」は桑名城の本丸跡と二の丸跡に造られました。「九華」は「くはな」とも読めるので、昔から桑名を示す言葉として使われてきたことがその名の由来です。

敷地の六割を占める堀をゆったりと舟で巡る「桑名水郷舟めぐり」は、毎年桜が咲き乱れる春に開催され大好評！4月には「さくらまつり」、5月には「つつじまつり」など季節毎に様々な催しが開かれていて市民の憩いの場でもあります。

7.「安藤食品サンプル製作所」で世界に一つのお土産を作ろう

外国人のみならず、日本人の私たちだって、最近の食品サンプルのクォリティーには驚かされますね。本物そっくりの食品サンプルの技術は日本ならでは。外国人観光客の間でも、お土産人気ナンバー1なんですよ！サンプルだと思って触ったら本物だった、という私の経験はさておき…桑名市の「安藤食品サンプル製作所」では、食品サンプル作りが体験できます。自分で作るというのはなかなかできない経験ですよね。

パフェやドーナツ、はたまた名古屋名物のトンテキなど、作ったら絶対SNSにアップしたくなるような美味しそうなサンプルを作っちゃいましょう。外国人のお友達やお子様を連れて行ったら、喜ぶ事まちがいなし。安藤食品サンプル製作所」のオフィシャルブログ「食べられません」には、イベント情報が随時UPされていますので、こちらも要チェック！

8.大自然に溶け込む天然プール「多度峡」

春は青々とした新緑、夏は天然のプールと、季節に応じて様々な美しさを見せてくれる「多度峡」。カルキや消毒液などは使わずとも、川の流れによって水も綺麗に保たれているので、夏場は地元の子供たちの絶好の遊び場！山から下りてくる冷たい川水での水遊びは、他のプールや海とは違う爽快感を感じることができます。

プールの開放期間中は、様々なイベントも開催。夏だけでなく、秋の紅葉や6月頃観られるホタルなども人気です。多度大社のみそぎの場となっている高さ25メートルのみそぎ滝は圧巻ですのでぜひ訪れてみてください。

9.「輪中の郷」は桑名を知る絶好の学びスポット！

木曽・長良・揖斐の三川に接した桑名は水災も多く、水を意識した生活の工夫が必要不可欠でした。「輪中」は桑名ならではの文化ですが、海に囲まれた日本に住む私たちとっても、お手本にしなければならない生活の知恵もあるのではないでしょうか。

ここ「輪中の郷」では、水災と隣り合わせの土地で街を守りながら、水と上手く付き合い暮らしてきた桑名の歴史や文化、産業が学べます。お子様も気軽に参加できる、農園での季節野菜収穫や木曽三川河口部で採れた海苔を使った「海苔すき体験イベント」なども開催。

また夏休みの自由研究にもおすすめです。珍しいのは、加工教室でできる「輪中みそ作り体験」！地元産の米と大豆で、一人一桶作れますよ。

10.「はまぐりプラザ」で桑名産の焼きたてプリプリはまぐりを堪能！

2010年にオープンした「はまぐりプラザ」は、揖斐・長良川河口を一望することができる展望デッキや、桑名の漁業をテーマにした展示室があり、桑名を知る事ができる観光スポット。公民館も兼ねており、地元の方々の憩いの場でもあります。

施設内にある食堂「はまかぜ」は、桑名の港で採れた新鮮で美味しい海の幸が食べられるので観光客にも人気。目の前で焼いて食べる桑名産はまぐりは、アツアツ・プリップリ！「焼きはまぐり定食」は大人気メニューの為、要予約です。

他にも、季節物の「しらうお丼」（早春限定）や蛤ののった特製伊勢うどんなど、贅沢なメニューがリーズナブルなお値段で楽しめます。

◎まとめ

いかがでしたか？伊勢神宮周辺が注目されがちな三重県ですが、実は「桑名」も魅力的な観光スポットがたくさんありますね。北伊勢を代表する「桑名市」は、自然にグルメに、アクティビティに歴史巡りにと、一日では遊びつくせないほど！

しかし、名古屋から電車で30分、車でも40分なので、意外と気軽に遊びに行けるかも！という方もいるのでは？大人から子供まで楽しめるスポットが多い「桑名」はこの秋のファミリーでの観光にもぴったりです。ぜひ一度「桑名」に訪れてみてはどうでしょう。

名古屋から30分で行ける観光都市桑名市！おすすめの観光地10選