玖珠町のおすすめ観光スポット12選！自然豊かな童話の里を満喫！

童話の里としても知られている自然豊かな玖珠町（くすまち）。大分県の西部に位置し、山々に囲まれた玖珠町の大部分は、邪馬日田英彦山国定公園に指定されています。

「日本のアンデルセン」と称され、『夕やけ小やけ』の作詞家でもある童話家の久留島武彦は玖珠町の出身。明治から昭和にわたり、日本全国をまわって子どもたちに童話を読み聞かせました。久留島武彦の志を引き継いでいる玖珠町では、毎年童話祭が催され、子どもたちが楽しめるイベントを開催。現在でも童話を広める町として活動しています。自然に溢れ、子どもから大人まで楽しめる観光スポットが満載の玖珠町をご紹介します！

1.慈恩の滝

迫力のある二段式の滝としても知られている慈恩の滝。大分県の玖珠町と天瀬町の境にあり、筑後川水系の山浦川から流れています。上段は約20m、下段は約10m、合わせて30mほどの水流の落下は迫力満点。豊富な水量があるので、水しぶきが細かく緑の中に美しく映えます。

滝の周りには遊歩道が整備されており、裏側に入ることもできるので違った表情が楽しめますよ。また、夜はグリーンにライトアップされるのでロマンチックな雰囲気。新緑や紅葉のシーズンには、さらに絵になるので、ぜひ玖珠町の観光で行ってみてくださいね。

2.カウベルランドくす

大分県の名産品豊後牛(ぶんごぎゅう)が食べられる「カウベルランドくす」。施設内には、キャンプ場や宿泊施設、ゴーカート場もあり、一日中遊べる玖珠町の観光スポットです。

一番の目玉は、豊後牛が味わえるレストラン。人気の豊後牛ステーキは、とろけるような舌触りで甘みのある肉質と旨味が味わえます。他にも焼肉やハンバーグもあるので、美味しいお肉を食べたい方におすすめ。全国的にもトップレベルの黒毛和牛でもある豊後牛は、玖珠町の観光には外せません。また園内にあるキャンプ場では、バーベキューも楽しめ、玖珠町の自然の中で味わう食事は絶品。友人やご家族でのレジャーに最適ですよ。

3.野田温泉

風情のある完全個室の家族風呂が人気な「野田温泉」。貸切の内風呂が7ヶ所と貸切の露天風呂が5ヶ所あり、プライベートな玖珠町観光にぴったりの温泉です。時間制限はありますが、完全貸切の家族風呂はそれぞれ違った雰囲気で素敵な空間。大理石の湯やひのき湯、きり石の湯など入浴したいお風呂を選べます。お湯は、毎回入れ替えているので、とても清潔。ご家族でも安心して入れますよ。

泉質は、アルカリ生単純温泉で源泉温度は55度。冷え性や筋肉痛、疲労がたまっている方にはおすすめ。自然豊かな温泉で玖珠町観光の疲れをゆっくりとってくださいね。

4.豊後森機関庫

1934年に、旧国鉄久大線を走行していた蒸気機関車の点検場や格納庫として建設された豊後森機関庫。鉄筋コンクリートでできた施設には、多い時で蒸気機関車21台を保管しており、当時の最高の技術が使われました。2015年からは、大正時代に造られた国鉄9600形の蒸気機関車を展示していて、クラシカルで漆黒の美しい車体は圧巻。また同年11月には、敷地内に豊後森機関庫ミュージアムがオープンし、玖珠町の人々や観光客に親しまれています。

また、鉄道の歴史がわかる展示や工業デザイナーの水戸岡鋭治氏の作品などもあり、ご家族で楽しめますよ。毎年鉄道の日を記念して行われる機関庫まつりでは、ミニSLの運行や軌道自転車の試乗、玖珠町の駅弁大会などイベントが盛りだくさん！さらに夜はライトアップされて、ノスタルジックな雰囲気になりますよ。

5.三日月の滝

ナイアガラのような独特な形をした玖珠町の「三日月の滝」。その名の通り三日月のような滝壁で、高さは約10m、幅は約100mもあります。幅が広いので水量が多く迫力満点。玖珠町の自然が織りなす不思議な造形美に心が癒やされます。

また周辺には、三日月の滝公園があり、オートキャンプやカヌーが体験できるレジャースポット。キャンプ場には様々なサイズの区画があり、ご家族でテントをはって玖珠町の大自然を満喫できます。さらに温泉や宿泊施設もあり、ロッジや一戸建ての宿泊棟があるので手ぶらで行っても楽しめますよ。

6.道の駅　童話の里くす

大分インターチェンジ入り口の近くにある「道の駅童話の里くす」。玖珠町の観光の拠点として2009年にオープンしました。施設には、レストランや特産品の販売、テイクアウトコーナーもあり、玖珠町の人々や観光客で賑わっています。

おすすめは何といっても道の駅直営のレストラン。玖珠町の食材をたっぷり使い、豊後牛を使ったメニューも豊富です。木を使った高い天井と、明るい日差しが差し込む大きな窓は開放的な空間。玖珠町でのドライブの疲れも癒せます。また農産物直売所では、玖珠町で栽培された新鮮な野菜やお米を毎日入荷。玖珠町ならではの美味しい食材を味わえます。

7.立羽田の景

玖珠町の紅葉の名所としても知られている立羽田（たちはた）の景。約1kmにわたってオブジェのような流線形の奇岩が並びます。紅葉の見頃をむかえる10月下旬から11月中旬頃には、玖珠町の人々や観光客で賑やかです。お昼時にはお弁当を広げる人もいて、ピクニックのような雰囲気。紅葉を眺めながらのランチは最高ですよ。

また観光シーズンには売店がオープンし、玖珠町の農産物を販売しています。トイレや駐車場もあるので、お子様連れでも安心。ゆっくりと玖珠町の観光を楽しんでくださいね。

8.わらべの館

1984年に次世代を担う子どもたちの健やかな成長を願って建てられた「わらべの館」。館内には、図書室や大座敷、工作室などがあり、子どもたちが楽しめる玖珠町の観光スポットです。玖珠町で生まれ育った久留島武彦が、生涯をかけて日本中でおとぎ話を語り続けてきました。日本のアンデルセンと言われた久留島武彦の50年の歩みを記念して、1950年に世界一の童話碑を建設。

毎年5月5日の子どもの日には、日本童話祭りが行われています。仮装パレード大会や魚のつかみとり、手作りおもちゃの教室など様々イベントが行われるので、ぜひ参加してみてくださいね。

9.旧久留島氏庭園

山々に囲まれ美しいグリーンの庭園が広がる「旧久留島氏庭園」。江戸時代に造られた庭園で、巨大な石をたくさん使った築山池泉庭園、自然の景色が写る池がある清水御門の庭、枯山水の栖鳳楼(せいほうろう)の庭園の3つがあります。

庭園は、玖珠町の山の地形や眺望を活かした造りになっているので雰囲気抜群。緑の木々と巨大な岩のバランスは芸術的です。また秋には真っ赤に染まった紅葉を楽しめるので、変化に富んだ景観が楽しめる玖珠町の観光スポットです。

10.観光農園トマトファーム

玖珠町ならではの、こだわった栽培方法で安心、安全なトマトを味わえる「観光農園トマトファーム」。毎年1月から5月中旬頃まで営業しており、トマト狩りが楽しめます。平日のトマト狩りは予約が必要ですが、土日、祝日は予約なしでOK。時間制限はないので、ゆっくりと選べます。自分で獲ったトマトは、その場で1個まで試食ができるので、新鮮なトマトを堪能。糖度が高い玖珠町のフルーツトマトは絶品ですよ。

また園内の売店では、新鮮な玖珠町のトマトを使ったトマトジュースやトマトドレッシング、フルーツトマトジャムなど観光農園ならではのラインナップ。玖珠町の観光のお土産にどうぞ。

11.森町の城下町

古い家屋が建ち並ぶ懐かしい雰囲気の「森町の城下町」。豊後の中でも小さな藩の森藩の城下町として栄えました。石畳の通りには、白壁の二階建て家屋が並び、まるでタイムスリップしたかのよう。静かな玖珠町の観光を楽しみたい方におすすめです。歩いているとあちらこちらに昔話でお馴染みの金太郎や桃太郎、一寸法師などの像を発見。穏やかな表情をしたものもあれば勝ち気な表情をした像もあって、見て周ると面白いですよ。

また近くにある「わらべの館」の図書室では、城下町の歴史について学べます。玖珠町観光を楽しみながら、歴史や文化にも触れ合ってみてはいかがでしょうか。

12.万年山

邪馬日田英彦山国定公園の中にあることで知られている万年山(はねやま)。標高は約1100mで、九州百名山の一つです。山の形状が独特で、上下2段になっている二重の卓状台地。山頂は東西に約3km、南北に約500mの緩やかな起伏の草原が広がります。登山口から頂上までは徒歩でおよそ1時間。気軽に登れる山として玖珠町の人々や観光客に人気です。

5月から6月にかけては、ツツジの一種でもあるミヤマキリシマが満開になり絶景の玖珠町観光スポット。桃色や薄紅色、紫色の美しいミヤマキリシマは見応えがありますよ。山頂付近は、高低差が少ないので、ゆっくり玖珠町観光を楽しめます。

◎まとめ

自然に溢れた童話の里「玖珠町」はいかがだったでしょうか。子どもから大人まで楽しめる観光スポットがまだまだあります。自然の恵みを受けた玖珠町ならでの美味しい食べ物を味わいながら、のんびりと温泉に行ったりして玖珠町の観光を楽しんでくださいね。

玖珠町のおすすめ観光スポット12選！自然豊かな童話の里を満喫！