魅力的な場所！忍者のゆかりの地伊賀上野の観光スポット5選

三重県の観光名所である伊賀上野。三重県は名古屋と大阪の中間にあるとして観光で訪れる方も多いのではないでしょうか。お子様には体験することのできる場所が豊富にあり、ご高齢の方にはバリアフリー対応が充実した施設も多数あるため幅広い年齢層が楽しむことができます。伊賀上野の観光スポットを5か所厳選しました。

1.忍者体験ができる　伊賀流忍者博物館

伊賀といえば忍者という印象が日本人には強いかもしれませんね。こちらは言わずと知れた伊賀流忍者の博物館。伊賀上野に観光に来た人は大多数の方が訪れております。日本の代表的な武術の忍法を知り、体感することのできる場所なので外国の方にも人気の高い名スポットです。

博物館の中は大きく分けて「忍者屋敷」「忍術体験館」「忍者伝承館」「忍術ひろば」の4つの鑑賞、体験スポットがあります。江戸時代の忍者の住まいが再現されており、伊賀流隠者屋敷は敵方のスパイに火薬の製造法を盗まれないために、屋敷の中に罠やカラクリを仕掛けていました。

「どんでん返し」や「抜け道」、「隠し戸」など様々な仕掛けがつけられ廊下をくノ一（女忍者）が実演しながら案内してくれます。忍者体験館では、手裏剣などの江戸時代に使われていた武器400種類以上が展示してあり実際に体感することもでき、伊賀忍者が上の上に潜入する様子をシアタールームでご覧になることができます。

2.歴史を感じられる　伊賀上野城

天生13年（1585）に筒井定次が築いた伊賀上野城。当時は菊岡如幻によると城は高岡の頂上を本丸、東側に天守閣、北側に城下町を中心としています。また慶長13年（1608）藤堂高虎が家康の名により大阪方との決戦に向けて修築したとされて、大阪城を責攻めるための城とされております。

天守閣は3層ですが、当初高虎は5層6階のものを建てる予定だったものの、悪天候のために倒壊し、その後大阪夏の陣にて秀吉家が滅びたため、再建築はされなかったとのことです。そのため現在の天守閣は昭和に復興されているため、慶長期の天守閣と今現在の外観は異なっています。

3.パワースポット　赤目四十八滝

マイナスイオンをたくさん受けることができ、心身ともに癒してくれるパワースポットである赤目四十八滝。その独特の香りと、病原菌に効力がある森の精気を浴びることができ、健康を促す効果を持つとされています。

滝周辺を散策するのには約3時間ほどを要するとされております。赤目の名前の由来は役の小角が滝で修行をしていて、不動明王が赤い目の牛に乗ってきたとされており「赤目」と名付けられたそうです。四十八は数を表しております。

4.伊賀の里　モクモク手作りファーム

三重県の名スポット、農業、手作り体験が行える農園。食と農業のつながりを来場者や観光客に伝える取り組みをしている農園です。手作りでハムを作ったり、牧場にて乗馬や乳搾りが無料で体験できたり、天然温泉に入ることができるなど様々な楽しみを味合うことができます。広大な農園の中でものづくり、体験学習、癒し、お食事、お買い物の5つの場所に分けられております。

5.松尾芭蕉が生まれ育った地　芭蕉翁記念館

伊賀上野は誰もが知る俳人、松尾芭蕉が生まれ育った地でもあり、1959年に芭蕉翁記念館が上野公園内に建てられました。館内には芭蕉が書いた色紙や遺言状、連歌徘徊に関する資料が多く展示され、これまでの芭蕉の足跡をたどることのできる品があります。徘徊の仲間でもあった藤堂家の三男の良忠が芭蕉が23の時に亡くなり、江戸へ俳諧師になるために渡り始めたのです。

芭蕉翁記念館のみならず、芭蕉が幼少期から育ってきたとされている住居の「芭蕉翁生家」、また門弟の家を住居としていたこともあるため、それら5つの住居「芭蕉翁五庵」も近くにあります。年に4〜5回ほど企画展が開催され、その日にしか見られない貴重な資料も展示されます。

記念館敷地内にある前庭にあるカキツバタも有名で、「かきつばた　われに発句　思ひあり」という俳句も思いついたとのこと。また芭蕉祭というものもあり、式典をはじめとしたさまざまな行事が上野公園内で開催され、「文化薫る歴史のまち」という伊賀の秋の風物詩にもなっております。

◎まとめ

忍者や松尾芭蕉のゆかりの地として知れ渡っていますが、自然、歴史、アウトドア、農業体験、陶芸など、様々な楽しみ方があります。学習や職業体験ができるスポットが多いため、小さなお子様に向けて学びの場を提供しています。ご高齢の方にも懐かしい景色を見させることができます。家族で三重に来るのであればぜひ伊賀上野に行ってみてはいかがでしょうか。友人や恋人とも楽しいひと時を過ごしてみましょう。

魅力的な場所！忍者のゆかりの地伊賀上野の観光スポット5選