大阪の万博記念公園に行くなら見逃せない観光スポット14選

大阪の万博記念公園に行くなら見逃せない観光スポット14選

1970年に大阪府吹田市で開かれた万国博覧会の会場は、閉幕2年後に「万博記念公園」として開園し、現在も多くの人に親しまれています。「太陽の塔」や日本庭園など見どころが多く、イベント盛りだくさんの万博記念公園。大人から子供まで楽しめて人気が高く、多くの観光客が訪れます。

そんな魅力あふれる万博記念公園の観光スポットやイベントの中から、14選で魅力をご紹介します。

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大阪の万博記念公園に行くなら見逃せない観光スポット14選

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1. 太陽の塔

太陽の塔

出典: 663highland (CC BY-SA 3.0)

万博と言えば「太陽の塔」と言ってもいいくらい有名なこのモニュメントは、岡本太郎氏の代表作。万博記念公園の入口から入るとすぐ正面に見えます。高さ約70mもあるこの塔は、大きな像と言った方がいいかもしれません。中は空洞になっていて、万博開催当時は展示場として使われていました。

サイケ調のデザインが当時斬新的で大きな話題を呼びました。太陽の塔には、未来を象徴する「黄金の顔」、現在を表す「太陽の顔」、そして塔の裏側に描かれた、過去を示す「黒い太陽の顔」という3つの顔があり、それぞれの意味をたどっていくと「天照大神」につながっていくそうです。過去・現在・未来を貫いて生成する万物のエネルギーの象徴として、50年以上たってもその壮大さは失われていません。現在は修理と耐震化工事のため公開されていませんが、近々の公開に期待が高まりますね。

2. 日本庭園

万博記念公園 日本庭園

万博記念公園内にある日本庭園は会場の北側にあります。東西約1300m、南北約200mにおよぶ広大な庭園で、万博当時、日本の出展物のひとつとして建造されました。その頃はまだ、一般的な意味での日本庭園の良さは世界的に知られていませんでしたから、万博はその良さを知ってもらうための良い機会でした。庭園は、平安時代、江戸時代、明治以降と3つの時代の庭園様式に基づいて作られ、京都の庭園や岡山の後楽園など、日本の有名な庭園で使われている様式をすべて見ることができる貴重な場所です。この日本庭園には茶室やレストランなどがあり、休憩しながら散策ができます。四季折々の植物を楽しみたいなら、この日本庭園は見逃せません。

3. 自然文化園

万博記念公園 自然文化園

万博で使われたパビリオンは万博閉会後に撤廃されましたが、その跡地の人工地盤の上に樹木や草花を植え再生した森が「自然文化園」です。「太陽の塔」西側の森からだんだん里へ向かってなだらかに傾斜していくようなデザイン。塔の東側には芝生を敷き詰めて平原の雰囲気が作り出されています。園内には「森の舞台」「春の泉」などのユニークなエリアがあります。

森の舞台エリアは直径約42mの円形の芝生でできていて、その上に12支の動物を表す石が12個並べられています。木の高さと同じくらいに建てられた「ソラード」という展望台にも登ってみましょう。万博記念公園の敷地のほとんどは日本庭園と自然文化園で占められており、この2つの園は散策を楽しむのにぴったりです。散策用のマップを見ながら自分に合ったコースを楽しんでくださいね。

4. 現代美術の森

自然文化園内にある「現代美術の森」には、しっとりと静かな森と調和するように飾られた14のアウトドアモニュメントが展示されています。「日だまりの池」のエリアにあるのが最も多く、「阿」「暗い雲」「悲嘆する花」などの作品が展示されています。また「大地の池北側」エリアでは「空虚な筒」「我々は歩き続ける」などの作品が鑑賞できます。

5. 万博おもしろ自転車広場

自然文化園の中にある「万博おもしろ自転車広場」には、バナナの形をした自転車やウサギの形をした自転車、横に二人で乗れる自転車などユニークでおもしろい自転車が勢ぞろい。約40種類、全部で100台ほどの自転車が用意されているので、子供も大人も十分楽しめます。この広場は「幼児用の広場」、周回コース、2輪コースというように分かれているので、小さい子どもでも安心。

万博おもしろ自転車広場は自然文化園内にあるため、自然文化園の入場料が必要です。これは万博入口で払う入場料のことで、自然文化園・日本庭園共通で大人260円、小中学生80円と良心的。
「万博おもしろ自転車広場」を利用する場合は、別途30分500円(3歳以上)が必要です。

※2024年2月現在の情報です。

6. ソラード

ソラード(万博記念公園 )

万博記念公園は建設から40年以上経っているため、建設当時に植えられた植物は大きく成長し、森を形成しています。その森を地上からだけでなく、木の上の目線を体験できるのがソラード。森の大きさや状態を立体的に観察することができます。「ソラード」には高さ約19mの展望タワーや空中観察路などがあり、その名前は「空」と道路の「ロード」を合わせてつけられました。

一方通行のため、木登りタワーから入場。ソラードでは、特に展望タワーからは360度のパノラマが楽しめます。また、高みから見える秋の紅葉は格別ですよ。

7. やったねの木

やったねの木(万博記念公園)

「やったねの木」はすべり台の遊園エリア。2つの大型すべり台と、そのすぐそばには幼児・子供向けの遊具がたくさん置かれています。2つの大型滑り台は高さ約12m、全長約30mで、中央にある「どんぐりドーム」からタコの足のように婉曲状に伸びています。このどんぐりドームは、70年の万博の際に世界各地から寄贈されたどんぐりの種を象徴すると同時に、子供たちがこれから元気に成長することを願って作られました。

やったねの木は「世界の森」エリアにあり、万博記念公園の入口から近い所にあります。このエリアは無料で利用できるので、万博記念公園の入場料だけでOKです。

8. パークゴルフ万博公園

「パークゴルフ万博公園」は、万博記念公園内にあるパークゴルフ場。パークゴルフという言葉は聞きなれない人もいるかもしれませんが、これは、公園の中でするゴルフのことです。普通のゴルフと違って各ホールまでの距離が100m以下と短いので、誰でも簡単に楽しめます。

ルールは簡単で、所定の場所からボールを打ち目的のホールにボールを入れるまで何回ショットしたかでゲームを競います。コースとしては9ホールのハーフと18ホールのフルラウンドがあります。簡単ですが、各コースには、バンカーやアップダウンのような様々な「障害」がつくられているので、それをどう乗り越えていくかチャレンジの楽しみも味わえます。

9. 天然温泉「源気温泉 万博おゆば」

パークゴルフ万博公園に隣接する「源気温泉 万博おゆば」は、100%天然温泉の日帰り温泉施設。地下700mから汲み上げた源泉の泉質は、ナトリウム-塩化物温泉(中性-低張性-低温泉)。大露天風呂、変わり湯、サウナ、岩盤浴などの入浴施設に加え、レストランもあります。万博記念公園を観光、遊んだ後に、汗を流して寛げると口コミで人気の温泉です。

万博温泉の茶色いにごり湯を、いろんな深さの大露天風呂「大露天七変化の湯」、100%源泉の「大地の湯」でお楽しみください。エステ浴や座湯ジェット浴、高濃度炭酸泉、日替わり湯「祭の湯」、3種類のサウナも完備。館内のお食事処「鶴亀~TSURUKAME~」ではランチや夕食はじめ、カフェやバーとしても利用できます。

10. 万博テニスガーデン

「万博テニスガーデン」はミズノスポーツが運営するテニス施設。1年を通して50以上の大会やイベントを開催しています。施設としては屋外コートが32面、屋内コートが4面あります。屋外コート32面の内、10面は人工芝。これらのコートと屋内のコートには照明を完備しているので、夜間でもテニスを楽しむことができます。

スポーツハウスでは、シャワーやロッカーを利用可能。また、ハウス内にはレストランもありますので食事の心配もありません。車で行く場合は、万博記念公園の「西第1駐車場」に駐車し、そこから歩いて5分ほどです。

11. ノルディックウォーキングコース

ノルディックウォーキングとは、2本のポールを持って決められたコースを歩くフィンランドで生まれたスポーツ。2012年にアジア地域で初めて正式なノルディックウォーキングのコースとして認められたコースで、万博記念公園では貸し出し用のポールもあります。マップを見ながら、万博記念公園内の庭園や樹木など風景を鑑賞しながら好きな長さのコースをウォーキングしましょう。時期によっては混むこともありますから、歩道が狭い所は1列になって歩いたり、ポールを一時的に使わないなどの配慮をしながら楽しみましょう。

12. 万博記念公園紅葉まつり

万博記念公園の紅葉

紅葉の季節には、日本庭園の「汎庵・万里庵」で「万博記念公園紅葉まつり」が開催されます。一般公開していない「汎庵・万里庵」ですが、年に2回、紅葉まつりと梅が咲く季節だけ公開されるので、ぜひ足を運んでみてください。

庭には様々な木が植えられていますが、特にハクサンボクやカクレミノなど珍しい種類を見ることができます。水の音が琴の音のように聞こえる「水琴窟(すいきんくつ)」もありますよ。このような風情のある庭でいただくお茶やお菓子は格別です。

13. EXPOCITY

EXPOCITY

「EXPOCITY」は2015年11月に万博記念公園の南側、モノレールをはさんだ所に作られた大型複合施設です。もともとは「エキスポランド」と呼ばれるレジャー施設があった所で、それを撤去した後に三井不動産によって開発されました。その中心は「ららぽーとEXPOCITY」と呼ばれるショッピングセンターで、そこには300以上の店舗が店を構えています。

周辺には、水族館、ポケモンEXPOジム、シースルー型観覧車、移動遊園地など8つのエンターテインメント施設が備わっています。水が地面から噴き出す「ポップジェット」は子供に人気。暑い日はずぶぬれになりながら楽しめますよ。

14. 森の洋食 グリルみんぱく

「森の洋食 グリルみんぱく」は、国立民族学博物館内にあるカフェ&レストラン。ハンバーグにオムライスなどファミリーに人気のメニューが豊富で、キッズプレートもあります。自家製生パスタやスイーツもそろっているので、カップルにもおすすめ。

アクセスは大阪モノレール「公園東口駅」で下車し、歩いて15分ほど。もしくは「万博記念公園駅」で下車して徒歩約20分です。

◎万博記念公園内の観光スポットまとめ

半世紀近くの歳月を経ても、いまだにその輝きを失わない万博記念公園。大人から子供まで、あらゆる年代の人を魅了する施設やイベントに溢れています。万博記念公園周辺は、大阪旅行にぜひおすすめしたい観光エリアです。

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