バリ島のお祭り・イベントを解説♪エキゾチックなものばかり!!

バリ島のお祭り・イベントを解説♪エキゾチックなものばかり!!

インドネシアのバリ島のお祭り・イベントについて解説いたします!バリ島といえば、ヒンドゥー教の寺院や美しい大自然が息を呑む絶景を織りなしている日本人観光客にも人気の観光デスティネーションの1つです。

そんなバリ島ですが、気になるお祭りやイベントもたくさんあります!「ガルンガン」&「クニンガン」、「オダラン」、「バリ・アートフェスティバル」はバリ島の伝統文化を感じられるのでおすすめです。

一方で悪霊がバリ島にやってくるとされる「ニュピ」という観光客には要注意のお祭りもあるので、この記事で後ほど述べます。

イスラム教徒が多数派のインドネシアにおいて独自のヒンドゥー文化を守り続けるバリ島のお祭りを見ていきましょう。

目次

バリ島のお祭り・イベントを解説♪エキゾチックなものばかり!!

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バリ島で開催されるお祭りとは?

ガルンガンの日の女性

バリ島にはヒンドゥー伝統のバリ版お盆ともいえる「ガルンガン」&「クニンガン」が210日おきに行われます。またバリ島各地におのおのの寺院創建を祝うお祭り「オダラン」があります。

一方で一日中家に閉じこもり、外出も許されない「ニュピ」のような厳かな儀式も存在し、西洋文化に寛容なバリ島の人々もヒンドゥー教の信仰を頑なに守っていることがうかがえます。

また、6~7月には芸術祭「バリ・アートフェスティバル」も開催されます。バリ島独特のアートの展示のほかにバリ島全土のトーナメントを勝ち進んできたチームによる伝統楽器「ガムラン」の演奏も魅力的です。

それぞれのお祭り特徴を見ていきましょう。

バリのお盆ともいえるお祭り「ガルンガン&クニンガン」

クニンガン

「ガルンガン」&「クニンガン」はウク暦に基づいて210日ごとに1回、セットで行われるお祭りです。2024年は2月28日と9月25日に「ガルンガン」、翌日に「マニス・ガルンガン」、その9日後に「クニンガン」が行われます。「ガルンガン」は日本でいうお盆のようなもので、ご先祖様たちの霊がこの世に戻ってくる日だとされています。

ガルンガンの日には現地の方は皆、とっておきの衣装を着て寺院へお参りに行くので、華やかな光景を見ることができるでしょう。

そして、翌日の「マニス・ガルンガン」の日には親戚・知人・友人たちの家を訪問してワイワイとお話するのです。

「ガルンガン」当日は屋台が出るかと思いきや、実は逆。お店の人も「ガルンガン」に参加するため閉店する店が多数存在!そのため食糧確保には気を付けてください。

◆故人が天に帰っていく「クニンガン」

ナシクニン

そして、ガルンガンの10日後の「クニンガン」にご先祖様はあの世に帰っていきます。この日は、黄色いご飯「ナシクニン」を食べるのが習わしです。

この日はバリ島のヒンドゥー教徒にとっても重要な日で、自身の信仰を改めて確認する日でもあります。

ヒンドゥー教の寺院創建を祝うお祭り「オダラン」

オダラン

バリ島の至る所に寺院がありますが、そこで行われているイベントが「オダラン」です。「オダラン」とは平たくいえば「寺院創立記念日」のこと。そのため、オダランの日も寺院ごとに異なります。

有名な寺院以外は、地域の掲示板に張り紙がされる程度で、地元の人以外日程を知らないことも多数あります。したがって、偶然遭遇したらラッキーといえるでしょう。あるいは、前もって現地ツアーに参加するのもOK。このイベントは普段は1~2日程度で終わりますが、節目の年といった場合は特別に10日以上行うこともあります。

オダランの供物

美しい飾りつけをした寺院やガムランの演奏などの音楽を奉納する人々、屋台に闘鶏(たまに賭け事をしている人がいますが、本来は法律違反)と大賑わい!日本で言えば神社仏閣のお祭りさながらです。

バリには1万近くの寺院があるので、どこかしらの寺院で毎日オダランが開催されている計算になりますが、特に多いのが上述のクニンガンの後で、多くの寺院のオダランが集中します。オダランは吉日を選ぶので、隣近所で別々の寺院が同時にオダランをしていることも日常茶飯事です。

ちなみに日本人を含むヒンドゥー教徒以外も参加OKですが、バリの正装で参加する必要があるので、ご注意ください。

要注意!24時間外出はご法度のお祭り「ニュピ」とは?

ニュピ前日の山車

ヒンドゥー教のニュピというお祭りの当日(2024年は3月11日6:00~翌12日午前6:00まで。年によって異なります。)は病人などの緊急の場合を除いて全ての人が家からの外出禁止。

ニュピの日はバリ島に悪霊がやってくる日だと信じられているので、島の人々は前々日から入念な準備をします。前日はオゴホゴという山車が松明を掲げながら町を練り歩き、悪霊への供物を捧げて悪霊退散を祈願。ニュピ当日に備えます。この荘厳な山車を目当てに、あえてこの時期に来る方も上級者にはいらっしゃるとのこと。

ニュピ当日、観光客もホテル屋内から出ることはおろか、屋内でも電気や火の使用が禁じられています。ホテル内で早朝に営業するレストランはありますが、基本的に夜は真っ暗闇の中で過ごさなければなりません。

ちなみに不必要な外出をする等の掟を破ると、異教徒の観光客であっても容赦なく警察に逮捕されるのでご注意ください。

バリ・アートフェスティバル

「ニュピ」が少し恐ろしく感じた方もいらっしゃると思うので、最後に楽しいお祭りをご紹介しましょう!
毎年6月から7月にかけてデンパサール市内のアートセンターで行われる「バリ・アートフェスティバル」(略称:PKB)では、民族舞踊や伝統楽器「ガムラン」のコンテストが披露されます。

舞台ではインドネシア全土から集まったパフォーマーによる息を呑む演技に加えて、絵画や伝統工芸品の展示も見逃せません。

バリの文化を思い切り楽しみたい方にとっては、バリ・アート・フェスティバルが開催される1か月間は激アツです。

◎ヒンドゥー教の信仰と密接に結びついたお祭りを見学しよう

バリ島のお祭りの供え物

楽しいお祭りもあれば、厳かなお祭りもあるインドネシアのバリ島。西洋文明を受容しつつもヒンドゥー教の本家であるインドとはまた違ったエキゾチックさを味わうことができます。

「バリ・アートフェスティバル」が行われる6月は乾季なので、海の景色を味わうのにも最適です。成田空港から直行便で約7時間半のバリ島の世界は奥が深く、リピーターも多数!せっかくならば、ぜひバリ島のお祭りの時期にお越しください。

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