東伊豆町・稲取温泉周辺を遊びつくすオススメ観光スポット5選

静岡県東伊豆町にある稲取温泉は、東京から特急「踊り子号」で約2時間18分、伊豆半島の東海岸側に位置。昭和31年に源泉が湧き出した、比較的新しい温泉街です。この辺りは稲取温泉の他にも熱川温泉、大川温泉などの温泉街があり、温泉観光エリアとして人気があります。稲取温泉では岬の先にある稲取港を取り囲むように宿泊施設が建っています。目の前に広がる海を眺めながら温泉に浸かれ、海の幸も存分に味わえると評判です。そんな稲取温泉の絶景＆癒やしの観光スポットを紹介します。

1.癒やし民芸スポット「文化公園雛の館むかい庵」

稲取温泉は、雛のつるし飾り発祥の地。このつるし雛は、江戸時代の頃から稲取で暮らす母親やおばあちゃんが孫や娘の健やかな成長を祈って飾られるようになりました。

当時高級品だった雛人形は買えないけれど、せめて飾りだけでも作って初節句を祝いたい。そんな優しい親心からつるし飾りが誕生しました。雛飾りには1つ1つに意味があり、見ているだけで温かな愛情が感じられそう。

大きなものには6000個以上の飾りが付いていて、見た目の華やかさは雛段にも決して負けません。つるし雛が見られる時期は1月中旬～3月末までなので、訪れるタイミングには注意しましょう。

2.いろいろな動物と会える「アニマル・キングダム」

「伊豆アニマルキングダム」ではホワイトタイガーをはじめ、ライオンやチーターなどの肉食動物、キリンやサイなどの大型草食動物を間近で見ることができます。また小動物のタッチコーナーではウサギやモルモット、カピパラ、アルマジロなどに触れることが可能。動物コーナー以外ではスポーツ施設や梅園などがあり、一日中遊んで過ごすことができますよ。

3.稲取温泉周辺で南国体験「熱川バナナワニ園」

稲取温泉から電車や車で北へ約20分のところにある熱川温泉。その熱川温泉近くにある「熱川バナナワニ園」です。ダイレクトなネーミングのとおり、南国感あふれる人気のレジャースポットなんですよ。

施設内にあるのは本園である「植物園」「ワニ園」と分園の「果樹園」の3エリア。植物園にはバナナ以外にも、熱帯性スイレンやハイビスカス、変わり種では食虫植物など、全部で約9000種もの植物が展示されています。

目玉は日本にはここにしかいないアマゾンマナティー。レタスをモリモリかじる姿は見ていて飽きません。ワニ園には15種類の大小の様々なワニがいて、折り重なるように昼寝する姿が可愛いですよ。そのほか分園のニシレッサーパンダも日本でここでしか見ることができない貴重な動物ですよ。バナナとワニだけにとどまらない、充実度の高い観光地スポットです。

4.森林浴が楽しめる「ふれあいの森」

稲取温泉ふれあいの森は、3万1000平方メートルにも及ぶ広大な敷地を持つ森です。3月下旬～4月上旬には「お花見の森」で約50本のソメイヨシノが満開になり、お花見観光スポットとしても賑わいます。

アスレチック施設も併設していて、全長50mにも及ぶ長い滑り台が有名です。遊歩道や展望台などもあり、展望台からは稲取半島と伊豆の海が綺麗に見渡せますよ。そのほか地元出身のツリーハウスクリエーターがプロデュースした、素敵なツリーハウスも要チェックです。

5.幻想的なススキの原「稲取細野高原」

稲取温泉の観光地「稲取細野高原」。ここの「ススキの原」が美しいと近年話題になっているんです。駐車場から無料の大型タクシーが出ているので、それで山の中腹まで移動し、そこから歩いて10分ほどで山頂に到着です。

一面のススキの原はまさに圧巻。素晴らしい風景なので写真撮影にもオススメですよ。ススキの原の写真は、頂上でなくとも撮ることができます。黄金色に輝くススキの原の写真が撮れる夕方が特におすすめです。

ススキ以外にも、ここから眺める伊豆の海は最高です。伊豆大島はじめ、伊豆七島も全て見ることができます。さらにススキの季節になると（10～11月）、スタンプラリーなどのイベントや青空市などが開催されますよ。

◎まとめ

稲取温泉周辺のオススメ観光スポットをご紹介しました。伝統の民芸品を鑑賞したり、さまざまな動物や植物と触れあったり、幻想的な高原の景色を眺めたりと温泉を楽しむ以外にもさまざまな観光ができる場所なんですよ。稲取の気候は冬でも比較的温暖ですが、高地にある稲取細野高原は風が強く気温も低めです。ススキの原を観光で訪れるときは、防寒対策を忘れずにして行ってくださいね。

東伊豆町・稲取温泉周辺を遊びつくすオススメ観光スポット5選