【愛知県】萬松寺(万松寺)の観光情報|尾張に残る織田家の聖地とは?

【愛知県】萬松寺(万松寺)の観光情報|尾張に残る織田家の聖地とは?

萬松寺の観光情報、行事や祈祷・お祓いといったお寺の基本情報や境内の見どころをご紹介します。

萬松寺は愛知県名古屋市内に位置するお寺です。室町時代から続く600年近い歴史があり、敷地の移転や戦時下の焼失などさまざまな時代の影響を受けながら、現在も時計の針を刻んでいます。織田信長が父の葬儀で抹香をぶつけたのもこの萬松寺です。

以下で萬松寺についてチェックしてみましょう。

目次

【愛知県】萬松寺(万松寺)の観光情報|尾張に残る織田家の聖地とは?

萬松寺とは?

亀嶽林萬松寺

萬松寺は名古屋市の中心地、名古屋城から見てちょうど南側に位置しています。このお寺が開基されたのは1540年のこと。名古屋周辺の支配者である、「織田備後守信秀公」によって織田家の菩提寺として開基されました。正しい寺号を「亀嶽林萬松寺」といいます。当初は中区錦・丸の内二丁目あたりにありましたが、江戸時代初期の名古屋城築城の際に現在の地に移転しました。

本堂には「十一面観世音菩薩」が祀られています。空調も効く快適な本堂内、豪壮な内観は力強いエネルギーを感じられます。名古屋のお寺でも有数のパワースポットと言えるでしょう。

織田家との関係

戦国時代最初の覇者、織田信長公で知られる織田家の菩提寺である萬松寺。開基したのは前述にもある通り、信長公の父である織田信秀公の代です。この信秀公の葬儀の際、信長が葬儀に合わない装いと態度で現れ抹香を投げつけて去ったという逸話が残ります。

境内不動堂には石像の「不動明王像」が祀られていますが、信長公が狙撃手に襲われた際に運よく弾が干し柿に当たって致命傷を避けたという事件がありました。この干し柿は万松寺の和尚から貰ったもので、「不動明王に命を助けられた」と感謝したという逸話が残っています。

信長公の影響もあって目立ちませんが、父の信秀公も商業発展、合戦・外交で活躍し領土拡大と織田家を強力な勢力に育てた猛将です。信長公が覇者になれたのも、この時の基盤作りが影響しています。境内には信秀公の碑が設置されており、今もなお多くの歴史ファンが訪れています。

ニーズに対応した納骨堂

観光目的とは異なる情報ですが、さまざまな納骨堂があることで知られるお寺です。

地下1階、3階から5階に位置する納骨堂はそれぞれフロアごとにテーマや内観がことなります。水晶の世界に入り込んだような幻想世界である「水晶殿」、厳かな空間である「氣昇閣」、「瑞雲閣」。天の世界をイメージするような「天聚閣」など、多様なお墓のニーズに対応しているのが特徴です。

万松寺の御供養・御祈祷とは?

亀嶽林萬松寺

万松寺では祈祷の一般申し込みが可能です。お祀りしている神様に願いを聞いてもらい、加護を受けて運気を良い方向へと導きます。

御祈祷のタイミングは魔が入りやすいとされる、日常の節目が推奨されています。正月、節分、春、秋など季節的なものや、引っ越し、結婚、旅行の前日などさまざま。受験前や勝負ごとの前に御祈祷を受けるのも良いでしょう。

ただしお寺の行事と重なる場合や予約が詰まっている場合は当日の祈祷ができない場合があるので、事前予約をしておくのがおすすめです。

なお、祈祷受処は2種類。前述した信長公の身代わりになってくれた「身代不動明王」や、商売繫盛の「白雪稲荷」があります。

万松寺のアクセス情報

亀嶽林萬松寺

万松寺は名古屋市内の中心地から、それほど離れていないところに位置しています。市バスの乗り場「上前津停」からも徒歩数分と、それほど距離はありません。

最寄りである地下鉄の「上前津駅」からも徒歩3分ほどの距離です。地下鉄では金山・熱田神宮や名古屋城方面からもアクセス可能となっています。

万松寺の前には有料駐車場もあるので、車でのアクセスも可能。旅行日程に合わせ各移動手段でアクセスができるでしょう。愛知の観光地を巡る場合は、レンタカーを利用してみるのも良いでしょう。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

名古屋でおすすめの記事

名古屋のアクセスランキング