どこでも富士山を感じる町・静岡県富士市の人気観光スポット16選

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どこでも富士山を感じる町・静岡県富士市の人気観光スポット16選

東京から富士市周辺に向かう場合、首都都心環状線、東名高速道路などを通って「富士IC」で降ります。
所要時間は2時間弱なので、車の運転には最適。電車でも交通費はほとんど変わらず、90分で到着することができます。現地でレンタカーを借りて、市内を巡るのもありですね。

富士市は富士山の南にあるため、岳南地域と呼ばれ、豊かな水に恵まれた製紙の街としても有名。季節感溢れる自然に囲まれながら、レアな体験をすることができる施設で遊ぶも良し、四季折々の植物に触れながら時間を忘れて楽しむも良し。温暖な気候のもと、新しい発見をお楽しみください!
それでは、富士市の可能スポット16選を見てみましょう。

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どこでも富士山を感じる町・静岡県富士市の人気観光スポット16選

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1.岩本山公園

岩本山公園は、富士市の南西部に位置する、標高193mの丘陵地を利用して作った自然公園です。園内には芝生広場、梅園、野生ツツジの森、シャクナゲの山、自然観察ゾーン、ハイキングコースが完備。パノラマ展望台からは西に富士川、南に洋々たる駿河湾から伊豆半島、北に富士山が聳えたち、東海随一の眺望を望むことができます。

早春には約400本もの梅が咲き、「富士山と梅」の絶好の撮影ポイントに。桜やアジサイの時期にもにぎわいますが、駐車場が少ないため混雑には注意しましょう。土日にはフリーマーケットが開催されることもあるのだとか。夜景スポットとしても評価が高く、富士市街から清水港まで美しいイルミネーションのような夜景を目にすることができますよ。

2.田子の浦港

富士山と駿河湾のツーショットは、古来から絵になるものだったことは周知の事実。田子の浦港は新富士駅の東側にあり、重要港湾および特定港に指定されている県下有数の国際貿易港です。穏やかな海と行き交う船舶、その背景には富士山と、まさに日本情緒を感じさせる景色が待っています。

シラス漁でも有名な田子の浦港には、「シラス街道」と呼ばれる場所があり、田子の浦漁業協同組合では4〜10月に潮風を浴びながら、生シラスを食べられる漁協食堂があります。もちろん購入も可能。網を一艘の船で曵き、漁を短時間で行うことで瞬時に大量の氷でしめ、すぐに港にもどることができるので抜群の鮮度が保たれています。

3.開運毘沙門天妙法寺・だるま市

今を去ること千年余り、山伏たちが海抜0メートルから富士山に登った禊ぎの道場が起こりです。38000坪の寺領は武田氏の東海道進出の砦となり、徳川頼宣公が長く駐留したこともあって「出世本懐の地」と呼ばれています。

主神・毘沙門天像(インド生まれの武運の神様)は聖徳太子の御親作と云われ、実に珍しい聖徳太子の肩の上に立たれた像。普通は悪鬼を踏んまえているのですが、この像は、我々人間の上に毘沙門天王が立って、常に護って下さるという開運の守護神像です。

2月に行われる大祭は「日本3大だるま市」として知られ、敷地内にインド窟院に習って建てられた洞窟七福神堂や中国様式の龍神香炉堂があるので、オリエンタルな雰囲気を味わえます。富士市はだるまの産地として有名ですが、けして怒った顔ではなくこの愛嬌ある顔が特徴。古いだるまを持ち込めば、お札と一緒にお炊き上げしてもらえます。

4.須津川渓谷

須津川の中上流にひらける、愛鷹山系随一の美しさを誇る渓谷。特に落差21mの「大棚の滝」や川の上空を横切って絶景を見渡せる「須津渓谷橋」、小さなテントサイト5カ所に整備された「須津山休養林キャンプ場」があるエリアは一番人気です。

夏になるとバーベキューや水遊び、ハイキングを楽しむこともできますよ。また、11月下旬からは本格的な紅葉シーズンが到来。この時期の渓谷の美しさは天下一品で、穴場スポットから県内有数の紅葉の名所になりつつあります。橋の脇に兎や猿の可愛い彫刻のある須津渓谷橋からは、地上54mのバンジージャンプも楽しめるようになっています。

5.広見公園

富士市立博物館の屋外展示が園内にある総合公園。市内にあった古建築物や遺跡が集められた「ふるさと村」があり、寺子屋だった原泉舎、江戸末期の桶代官長屋門、明治の木造洋館眺峰館、江戸時代の武家屋敷旧松永邸、横沢古墳や竪穴式住居など、貴重な遺産が一堂に会しています。

園内は西富士道路を挟んで東西に分かれており、それぞれ幼児の遊べる東西の公園は地下道で結ばれています。富士市の花である「バラ」が、入口広場やモニュメント広場など園路のいろんな場所に植栽され、四季を通じてその美しさを楽しめるようになっていて、のんびり歩きが楽しい公園。

芝生公園や彫刻の森、300本以上の桜、「富士にかかるバラの虹」をモチーフにしたバラ園もあります。富士市で作られた品種「かぐや富士」をはじめ、イングリッシュローズの「ライラックローズ」、大輪系の「ホワイトクリスマス」など、国内外41品種、2000株のバラが植栽されています。

6.吉原祇園祭

富士4大祭りの中でも、最も華やかな吉原祇園祭。21台の壮麗な山車やけんか神輿が街中を練り歩く迫力あるお祭りです。吉原本町通りを中心に約1km、200軒以上の露店が軒を連ね、20万人の人がこの2日間に集中します。神輿には、姿が埋もれてしまうほど山の様に笹を取り付けるのが習わし。

この笹を抜き取って輪にし、家の軒先に飾ると厄払いになるという言い伝えがあります。また、神輿を「かつぐ」というより「揺する」という言い方をするのは、辻や街境の境界線は災厄をもたらす神や病魔の出入りする空間であるため、そこで激しく神輿を揺すり、文字通り災厄を防ぎ祓う意味があるのです。

お祭りのキーワード「おてんのさん」は、インドの牛頭天王(ごずてんのう)という神様を表し、京都の八坂神社の祇園祭の流れを組む由緒正しいもの。特に暗闇のなかでの山車と屋台の光の競演は一番のクライマックスです。

7.富士ミルクランド

入園料は無料、宿泊施設もあり、富士の自然と大地の恵みをたっぷりと享受できる、ドッグランも可能な嬉しいレジャー施設です。「富士ミルクランド」のミルクを使用した濃厚「高級ソフトクリーム」や自慢のソフトクリームをカップに詰め込んだ「ソフトカップ各種」には様々なトッピングができます。

他にもバター作り、くるくるバウムクーヘン作り、牛舎のお手伝い、乳搾り、フェルト体験、カブトムシ採り、洞窟探検、マス釣り、乗馬など体験イベントが充実!宿泊施設を利用して長期滞在し、農業体験に夢中になる人も多いそうですよ。

8.竹採公園

竹採公園は、竹取物語由来のかぐや姫伝説が残る歴史公園です。公園周辺には物語に因んだ地名が今も残り、『富士郡比奈村皇国地誌編集』や『無量寿禅寺草創期』にその記述が残っています。園内にある「竹採姫」と刻まれた塚には、かつて竹採りの翁夫婦とかぐや姫が暮らしていたと伝えられますが、実際に竹林を眺めていると、かぐや姫が今にも現れてきそうな不思議な気分になってきます。

公園そのものの広さはさほど大きくないので、小さなお子様連れでも簡単に公園全体を回ることができますよ。公園全体が竹に覆われている特殊な環境なので、光の届き方の美しさ、少し薄暗い感じなどが、侘び寂びの思想や古来の物語性を想い起こさせ、大人にこそ訪れてほしい穴場スポットとなっています。また、湧き水が豊富な地域に位置しているので、周辺で至る所から綺麗な水が湧き出ている施設を探せます。

9.杉山フルーツ店

遠方から続々とお客様が押しかけてくるという杉山フルーツ店。その秘密は、特別なフルーツコーディネーターが作るフレッシュ・フルーツゼリーにあります。上質な生フルーツを惜しげもなく使用した生ゼリーは、杉山フルーツの現オーナーにして、フルーツコーディネーターの資格を有する杉山清氏が、「もっとたくさんの人にフルーツを楽しんでほしい」との想いから考案したもの。

県内のみならず全国にその名を轟かせはじめました。杉山氏は「生ゼリーにきょうも行列ができる理由」という著書も出版し、本業の傍ら、大学やカルチャースクールの講師としても活動しています。保存料は一切使用せず、全工程手作りで、富士の水と最高級のフルーツを使用。富士山の世界遺産登録を記念した伏流水ゼリーもあります。通信販売はしていないので、ぜひお店に足を運んでみたいものです。

10.田貫湖

富士山の西麓、朝霧高原の一角に位置する田貫湖。元々は「狸沼」と呼ばれていた小さな沼地でしたが、関東大震災の影響で周辺の水の供給を賄っていた芝川の水量が減ってしまったため、農業用水を確保する目的で人工的に拡張されることとなったのです。結果、東西1km、南北0.5kmの大きさになり、貯水量は1,200,000㎥にまで増えました。

周辺は整備され、自転車で湖を30分程度で一周できる道路やキャンプ場、レストハウス、ボート乗り場があり、長者ヶ岳への登山道もあります。入場無料のテーマパーク「田貫湖ふれあい自然塾」は、雨でも遊べる広い2階建ての自然体験ハウス。自然エネルギーに対する理解を深めたり、ユニバーサルデザインについて学んだり、大人から子供まで楽しめる施設です。天気のよい早朝にはダイヤモンド富士を見ることができるので、湖面に映る逆さ富士とともに、多くのカメラマンを引き寄せています。

11.富士山本宮浅間大社

富士山本宮浅間大社は、全国に約1,300社ある浅間神社の総本社です。「富士山−信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の1か所として世界文化遺産に認定しております。主祭神は木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)。木花は『古事記』では美しい女性の象徴とされており、富士山にはその美しい山容から「女神」と見る信仰が古くからあります。

2,000年以上前から存在する歴史あるこの神社は、日本一の「陽のパワースポット」として親しまれています。肝心のご利益は、人を陽気にしたり、対人関係の豊かさをもたらしたり、愛情運をアップさせるなど、人としてあったかいパワーをもらうことができます。女性にとって望ましい変化、美や優しみをあたえてくれる女神とも言われ、多くの女性客が訪れています。

12.富士山こどもの国

子供たちのために作られた遊びの観光スポット富士山こどもの国。レストランやロッジが集まる「街」、カヌーや水遊びができる「水の国」、広々した草地で遊びまわったり、蜘蛛の巣ネットや迷宮、溶岩谷、牧場、乗馬、わんぱくの森があり、冬は雪遊びができる「草原の国」と、3つに分かれたエリアに1日ではまわりきれないほど多くのアトラクションがひしめいています。

エリア同士の移動には、こどもの国列車があるのでらくらく便利。自然の中で遠慮することなく思いっきり遊べるので、家族旅行におすすめです。アスレチックや動物とのふれいあいなど、季節に関係なく楽しめるのも魅力。土日祝日にはゲームイベントが開催されることもあるそうですよ。リピーター続出の遊びの国を、ぜひ一度体験してみませんか?

13.経王山本妙寺

龍泉山東光寺の山門から北西へ斜めにのびる路地へ入ると、大人の背丈ほどの白壁が見えてきます。.経王山本妙寺は、江戸時代初期に開創し、隣接する東光寺の末寺で日蓮宗に属す寺院です。さほど広くはない境内は綺麗に整備されて清々しく、左手に瓦葺きの鬼子母神堂、右手には樹齢80年のひときわ大きな枝垂れ桜があります。

しなる枝を大地まで精一杯に伸ばした優美な姿は、本妙寺のシンボル。春の夜はライトアップされてその美しさを引き立てています。単なるお花見というにはあまりに見事な枝垂れ桜と、ロマンティックに変貌する夜桜の姿に心ゆくまで酔いしれて下さい。

14.NATURAL ACTION outdoor tours

ナチュラルアクションは、日本3大急流の一つ・富士川ラフティングのパイオニアとして、1998年からアウトドアツアーの企画・運営をしています。ラフティングツアーを始めマウンテンバイクやSUP、スノーボード、スノーシューなど、富士山麓の大自然を、大切な人たちと満喫したいお客様の希望に応えます。

「地元の自然に馴染み、愛してやまないガイドさん達、プロスノーボーダーや漁師さん達、それぞれのフィールドで活動するスタッフが、ツアーを通して自然と人の平和的な繋がりを創造し、より多くの幸せに貢献したい」というコンセプトを胸に、スタッフは今日も自然の中に身を置き、遊び、感じ、楽しむことでそのダイナミックな素晴らしさを共に分かち合っています。

15.朝霧パラグライダー・カヌースクール

パラグライダーで着陸した瞬間を想像できるでしょうか。全身で受ける心地よい風、揺れる木々の緑、目の前には富士山が静かにそびえています。「本当に空を飛んでいるみたい」そんな気持ちを味わえるのは、パラグライダーならでは。ベテランインストラクターと二人乗りのフライトなので、初心者も安心して参加できます。

カヌーはシンプルな構造で使いやすく、簡単にコントロールできる自然の遊びです。愛犬と一緒にフィッシングを楽しむこともでき、家族でわいわい水上ピクニックも。安定性を重視したカヤック艇を使用し、パドルを手に漕ぎ出せば、きっと日常にない発見をすることができることでしょう。

16.田子の月

1952年に創業して以来、地元で愛され続ける田子の月。2013年にリニューアルした店内には、無料休憩スペースがありお茶やコーヒーを頂くこともできます。一番人気は、柔らかなカステラ生地の中にカスタードクリームが入った「富士山頂」。今や富士市の定番土産の地位を獲得しています。他にも、生地に餅粉が入ってあっさり味のおまんじゅう「富士山のように」や、白餡の入った懐かしい素朴な味「ふじのくに」など、富士山にちなんだ可愛らしいお菓子に出会えますよ。

◎まとめ

富士市は県内第3位の人口都市であり、街のどこからも富士山を一望できるという、日本の中でもまたとない人気の観光地です。「富士山」と聞いただけで日本人の誰もが知っていると言いますが、果たして本当にそうでしょうか?

古くから豊かで清らかな水を活かした製紙業で栄え、彩り豊かなフルーツに溢れた富士市。多くの人が集まり、街を発展させながらも、常に大自然を意識し寄り添い、隣人のように接してきた歴史の積み重ねがごく当たり前に感じられる希有な都市です。

富士山から今も発せられる見えざるパワーに畏敬の念を抱き、朝夕に愛でて惜しみない尊敬と親しみの情を注ぎ続ける街。その大きな存在に静かに包まれ、見守られながら、富士市の魅力を体感する旅に出てみませんか?

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