名称:奥入瀬渓流
住所:青森県十和田市奥瀬
奥入瀬渓流 散策マップURL:https://towadako.or.jp/sansaku-map/oirase-nenokuchi/
十和田湖から流れ出る奥入瀬渓流は、四季折々の変化を楽しむことができる全国的に有名な青森県の人気観光スポット。木漏れ日が降り注ぐ渓流沿いの游歩道を、せせらぎを聴きながら歩いてみませんか?森林浴とマイナスイオンあふれる癒しを求めて大勢の観光客が訪れる奥入瀬渓流。散策観光しながら、新緑や紅葉など季節ごとの美しい景色を楽しめますよ。さっそくオススメの回り方、観光スポット、寄りたい施設やアクセスなどを紹介していきます。
目次
青森県「奥入瀬渓流」のおすすめ観光スポットを散策|見どころ・アクセス
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奥入瀬渓流とは
どう読んでよいのかわからない人が多い「奥入瀬」の読み方は、「おいらせ」。十和田湖から流れ出る川は、唯一、十和田湖の東側に位置するこの奥入瀬川だけです。
下流から、三乱の流れ、石ヶ戸の瀬、屏風岩、阿修羅の流れ、九十九島、雲井の滝、姉妹の滝、銚子大滝など人気観光スポットが目白押し。十和田湖東海岸の「子ノ口(ねのくち)」が奥入瀬渓流のゴールです。十和田八幡平国立公園に含まれ、国指定の特別名勝及び天然記念物に選ばれた「奥入瀬渓流」は、十和田湖とあわせて観光する青森定番の観光コースになっています。
散策するなら、下流から十和田湖を目指すルートがおすすめ。奥入瀬渓流をさかのぼりながら歩くと、写真で見るような美しい流れを満喫できますよ!
1.三乱(さみだれ)の流れ
3つの川の流れが1つになる様から「三乱の流れ」と呼ばれるようになりました。川の間にある石によって流れが左右に流れ動き、川の中央には苔むした岩が多数点在するという、まさに神秘的な光景が広がっています。
周辺はムラサキヤシオツツジの名所としても知られており、春から初夏にかけて赤紫色の花が彩を添える観光スポットとして人気があります。
2. 石ヶ戸休憩所
「石ヶ戸休憩所」は、奥入瀬渓流観光のオアシス的な施設。ラーメンやうどんといった麺類やおにぎりなどの軽食、水出しコーヒーなどを販売しています。石ヶ戸休憩所から先に食事できる店はないので、ここで飲食&休憩しておきましょう。
石ヶ戸休憩所の近くに、大木に倒れ掛かった大きな一枚岩があります。「石ヶ戸」という地名の由来となったこの一枚岩はどこから来たのか?なぜこのような状態になったのか?など想像してみると楽しいですね。
名称:石ヶ戸休憩所
住所:青森県十和田市奥瀬惣辺山1
公式・関連サイトURL:http://www.oirase.or.jp/ishigedo/ishigedo.htm
3.屏風岩
石ヶ戸休憩所から1kmほど行くと、それまで急だった流れが穏やかになってきます。渓流の向こう岸にゴツゴツとした岩肌が見えてくれば、これが「屏風岩」と呼ばれる観光スポットです。
名前のとおり、岩の形状はまるで屏風。夏になると生い茂る木々に隠れてしまうので、秋から春までの間が見ごろ。紅葉の時期に屏風岩を見に行くのが特におすすめですよ。
4.阿修羅の流れ
「阿修羅の流れ」は、奥入瀬渓流を代表する観光名所の1つ。屏風岩から約1kmほどさかのぼると高低差のある急峻な地形になり、水の流れが一段と強くなってきます。複雑な川の形状によって、まるで生き物のように躍動感のある水の流れが見られます。道のりはやや大変ですが、ぜひ歩いて観光してみてください。
阿修羅の流れの近くには数台の停車スペースがあるほか、ベンチも設置されています。記念写真を撮る観光客や写生をする人の姿が多くみられる人気スポットを、自分の目でじっくり眺めて心にも焼き付けて帰りましょう。
5.九十九島
阿修羅の流れよりさらに上流にあるのが「九十九島」。川の流れの中にある苔むした無数の岩々が、まるで海の中に浮かぶ島のように見えることから名付けられました。
岩の絶妙な配置はまさに自然が作り上げた造形美。自然の日本庭園とでも言うべき美しい九十九島も、奥入瀬渓流の散策で見ていただきたい絶景のひとつです。
6.雲井の滝
奥入瀬渓流に流入する数ある滝の中でも、ひときわ存在感を示すのが「雲井の滝」です。断崖の上から、三段になって渓流に落下する水の流れは豪快そのもの。水量が豊富で、こちらまで水しぶきが飛んできそうな勢いです。三段の地形は、水に浸食と地層の硬軟によって段差が生まれたと考えられています。
7.姉妹の滝
2筋の水の流れが寄り添うように流れ落ちている滝があります。その滝の名前は「姉妹の滝」。2つの流れのうち、水量が多く落差約10m、まるで大人の女性を思わせるような流れの滝が姉。落差6mほどで細々とした流れがしとやかな女性を思わせるような流れが妹の滝をイメージしています。
8.銚子大滝
「銚子大滝」は奥入瀬川の本流にある随一の滝。十和田湖への手前にあるダイナミックな観光スポットです。幅約20mの大きな滝で、高さは約7m。下流から遡上してきた魚がこれ以上進むことができないことから、別名「魚止めの滝」といわれています。
銚子大滝を観光するオススメの時間帯は早朝。気候条件によりますが、運がよければ渓流から立ち上る霧が日光に当たり、光が幾筋もの光となって渓流に降り注ぐ神秘的な光景が見られるかもしれません。朝は清々しくて気持ちが良いので、ぜひ早起きしてチャレンジしてみてください。
9. 奥入瀬湧水館・奥入瀬渓流館
奥入瀬渓流のスタート地点周辺にある観光施設もご紹介しましょう。隣接する2つの建物は「奥入瀬湧水館」と「奥入瀬渓流館」です。奥入瀬湧水館の1階は、奥入瀬渓流から採取した清冽な水を飲料水として販売するためのボトリング工場。2階には、地元出身のアーティストの作品が展示されています。
奥入瀬渓流館は、ブナ林や自然を学べるコーナーや奥入瀬渓流のジオラマがあり、渓流に関する理解を深めることができる施設。さらに、お土産品などを販売する売店、喫茶・軽食エリアもあるほか、レンタサイクルも扱っています。レンタル料金は、シティサイクル4時間1000円。電動アシスト自転車は4時間1500円。手ごろな料金で、奥入瀬渓流を快適に自転車で観光できます。
名称:奥入瀬湧水館
住所:青森県十和田市奥瀬字栃久保182
公式・関連サイトURL:http://www.oirase.or.jp/yusui/yusui.html
名称:奥入瀬渓流館
住所:青森県十和田市奥瀬字栃久保183
公式・関連サイトURL:https://oirase-towada.jp/
10. 渓流の駅 おいらせ
「渓流の駅おいらせ」は、奥入瀬渓流の観光客なら必ず訪れていただきたい観光スポットです。地元産の旬の食材や果物、野菜など四季折々の食材や、「奥入瀬ビール」などのご当地ドリンク、お土産などを販売しています。
レストラン「奥入瀬ガーデン」で奥入瀬渓流の散策前にランチはいかが?十和田湖で獲れたひめますを使った料理や「八戸せんべい汁」「十和田バラ焼き」といった奥入瀬のご当地グルメを楽しめます。
「渓流の駅おいらせ」は、奥入瀬渓流観光の休憩として立ち寄るのがオススメ。大きい駐車場があるため、奥入瀬渓流観光や散策の準備をする場所として、必要なものを揃えられます。なにか忘れ物があっても安心ですね。
奥入瀬の散策のベース基地のような位置づけとして、最適な観光スポットです。
名称:渓流の駅 おいらせ
住所:青森県十和田市奥瀬栃久保11-12
公式・関連サイトURL:https://oirase-stream-store.business.site/
11.アクセス、レンタサイクル情報
奥入瀬渓流の近くに駅はないため基本は車でアクセスすることになりますが、JRの八戸(はちのへ)駅や七戸十和田(しちのへとわだ)駅からバスが出ています。
「渓流足ストサイクル・楽チャリ」というレンタル電動自転車を利用して観光することもできますよ。
名称:渓流足ストサイクル・楽チャリ
公式・関連サイトURL:http://www.oirase.or.jp/rakuchari/rakuchari.html
◎まとめ
奥入瀬渓流にあるたくさんの観光スポットのうち、下流から上流にかけて代表的な観光スポットを中心に紹介いたしました。
一般的な渓流散策は、渓流よりも高い位置に散策路がつくられていることが多く、上から見下ろしながら進むのに対して、奥入瀬渓流沿いに作られた散策路と道路は、いずれも渓流とほぼ同じ高さに作られているため、より間近に渓流を眺められます。
奥入瀬渓流は国内でも人気が高い観光スポット。休日や紅葉の美しい秋には多くの観光客でにぎわうので、じっくりと眺めるには、平日に散策するのが良いです。ぜひ一度、奥入瀬渓流の素敵な観光スポットに行ってみましょう。
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