沖縄本島をレンタカーなしで観光♪路線バス・ゆいレール・船・タクシーでもOK

沖縄本島をレンタカーなしで観光♪路線バス・ゆいレール・船・タクシーでもOK

沖縄本島は車なしで観光できる!?おすすめのバス路線や、公共交通機関の情報をご紹介します。

日本有数の観光地である沖縄本島。南北に距離が長く、隅々まで観光したい場合はレンタカー利用が必須です。しかし、車以外で観光する方法はあるのでしょうか?

車なしでの沖縄本島観光。移動手段となるのは、那覇市内を通る県内唯一の鉄道「ゆいレール」、路線バスやタクシーなどになります。しかし路線バスは路線網がわかりづらいという声もあり、現地で迷ってしわないか不安になりますね。本記事では主な観光地へのバスなどでの行き方や、お得な情報を徹底解説。車がいらない、沖縄本島での観光をお楽しみください。

※運賃・時刻・系統番号等は2023年5月時点での情報です。サービスなどは予告なく変更される場合がありますので、ご注意ください。

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沖縄本島をレンタカーなしで観光♪路線バス・ゆいレール・船・タクシーでもOK

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車なしでも観光OK?沖縄本島の公共交通機関事情

ゆいレール

沖縄県にはモノレール「ゆいレール」を除き、鉄道がありません。従って沖縄本島の公共交通機関利用での移動は路線バスが主となります。ただ、どうしても急ぎの場合や、3~4人での利用、観光地周遊にはタクシーの利用も検討できるでしょう。

また、那覇から名護漁港・本部(渡久地港)へは高速船「ジンベエ・マリン」や、時間はかかりますが那覇~本部にはマルエーフェリーもあります。船の場合は海の上を行くので渋滞知らずです。

「1日・3日周遊パス」がおすすめ!

沖縄本島を路線バスでめぐるのならば、1日・3日周遊パスがおすすめです。料金は1日2,500円(小児1,250円)、3日5,000円(小児2,500円)で、500円(小児250円)プラスすればゆいレールも乗り放題です。

これを使えば、北は国頭村、67系統の辺士名(へんとな)バスターミナルから南は糸満市の107・108系統の喜屋武(きゃん)まで乗り放題なので、沖縄本島を余すことなく堪能できます。

◆バス利用で車なし観光は可能?

琉球バスの車両

沖縄の路線バスは主に4つの会社が運行しています。那覇バス・琉球バス・沖縄バス・東陽バスの4社ですが、共通の系統番号を使用しているため、系統番号さえ覚えておけばOKです。このほかのバス会社も少数ありますが、沖縄本島の路線バスは基本的にこの4社のどれかが運行しています。

◆バス運賃はいつ払う?

沖縄の路線バスの運賃支払いのタイミングは2種類。那覇市内でほぼ完結する路線(15番以外の1~19番のバス)の場合は「前払い」なので、乗車時に運賃を支払います。それ以外の場合は基本的に前扉から乗車し、整理券を取って降りるときに運賃を支払います。乗降はごく一部を除き基本的に前扉で行います。

沖縄のバスのICカードは「OKICA」なので、ゆいレールとは違ってSuicaやPASMO等は使えません。

【沖縄車なし観光①】ゆいレール(沖縄都市モノレール)とは?

ゆいレールの画像

ゆいレールは2004年より開通した沖縄県で唯一の鉄道です。このゆいレールを利用することで、Tギャラリア沖縄や国際通り、首里城など那覇市内の主要観光地をくまなく廻れます。那覇市内は渋滞が激しいので、ゆいレールと徒歩のみの方が効率が良いでしょう。

QRコード式のきっぷや1日乗車券のほか、Suica・PASMO等の全国の交通系ICカードでも乗車できます。※小児・障がい者(精神障がい者含む)半額。

また、レンタカーを借りる際も那覇空港の営業所よりTギャラリア沖縄の営業所の方が比較的スムーズに借りられます。
詳細は以下の記事をご覧ください。

【沖縄車なし観光②】バスを利用して名所巡り!覚えておきたい系統とは?

那覇バスターミナルのバス

沖縄本島のバス路線図を見てもわかる通り、沖縄本島のバス路線は複雑でわかりにくいですよね。でも、最低限頭に入れておきたいバス路線の系統番号を以下に示します。

◆111系統・117系統

沖縄美ら海水族館

111系統は、沖縄自動車道経由で那覇空港と名護バスターミナルを結ぶ高速バスです。一方の117系統は同じく沖縄自動車道と名護バスターミナルに行きますが、このバスは名護バスターミナルより先の記念公園前(沖縄美ら海水族館最寄りバス停)を経由してオリオンモトブリゾートまで行きます。
なお、沖縄自動車道経由の111・117系統に関しては、例外として先述の1日・3日周遊パスが使えないので、那覇⇔名護の場合、高速道路を経由しない20・120系統または77系統で移動するか、別料金を支払う必要があります。

◆やんばる急行バス

やんばる急行バス

やんばる急行バスは、那覇空港から定番観光スポットである「沖縄美ら海水族館」や今帰仁村へダイレクトアクセスできる高速バスです。予約不要ですが、途中で高速道路を通るので、満員の場合は乗れませんのでご注意ください。なお、運賃の支払いには現金のほか、クレジットカードやPayPayも使えます。
やんばる急行バス公式サイト
※1日・3日周遊パス使用不可

◆空港リムジンバス

沖縄バスが8種類の路線を運行している「空港リムジンバス」は、北谷・読谷・名護エリアの主要ホテルへダイレクトアクセスできる高速バスです。こちらのバスに関してはスカイチケットでご予約いただけるので、確実に座れるのが嬉しいですね。ヒルトン沖縄北谷リゾートやホテル日航アリビラ、ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート、ホテルオリオンモトブリゾート&スパなどの高級ホテルへのアクセスへぜひご利用ください。
※1日・3日周遊パス使用不可

◆20系統・120系統

沖縄本島を南北に移動するうえで、20系統と120系統の存在は無視できません。沖縄バスと琉球バスが共同で運行する120系統は、那覇空港(20系統は那覇バスターミナル)から嘉手納経由で名護バスターミナルまでを結ぶ路線です。那覇から名護まで所要時間は2時間45分程度ですが、渋滞時はもっとかかる場合があります。長時間停車するバス停もないので、あらかじめトイレ等はすましておくのが無難といえるでしょう。

上述の1日・3日フリー乗車券で那覇と名護を移動する方は、この路線を利用されるのがベターです。本数も大体30分間隔で確保されているので、途中のバス停で降りて観光するのもおすすめといえます。

アメリカンビレッジへは「美浜アメリカンビレッジ入口」下車、琉球村へは「琉球村」下車、万座毛へは「恩納村役場前」下車が便利なので、沖縄の観光名所めぐりにも有効活用できそうです。

◆77系統

名護十字路付近を走る77系統

77系統は、20系統と同じく那覇バスターミナルと名護バスターミナルを結ぶ路線ですが、先ほどの20・120系統とは伊佐バス停で分岐して、こちらのバスは沖縄本島の東海岸を金武・辺野古を経由していきます。そして名護市の世冨慶(よふけ)バス停で再び20/120系統と合流して、名護バスターミナルへ至ります。こちらは20・120系統より時間がかかる上に本数も少なめとなっていますが、のんびりと旅をしたい方におすすめの路線です。

◆65・66系統/70系統

美ら海水族館のジンベエザメ

名護バスターミナルから沖縄美ら海水族館へのアクセスは66系統が便利です。沖縄美ら海水族館の最寄りバス停は「記念公園前」となっています。65・66系統はセットの循環路線になっていますが、65系統は反対周りなので、帰りは65系統に乗るのが便利でしょう。

また、本数は少ないですが、70系統で行くこともできます。こちらもやはり循環路線で備瀬先回りと謝花先回りがありますが、どちらに乗っても沖縄美ら海水族館までへの所要時間的にはほとんど大差ありません。

さらに先述の117系統および、やんばる急行バスの記念公園前(沖縄美ら海水族館)⇔名護の区間利用も可能なので、こちらも検討してみてください。

◆82系統・107系統/108系統

ひめゆりの塔

戦争の惨禍を今に伝える史跡が多い沖縄南部エリアへは、糸満バスターミナルを起点にして行動したほうが良いでしょう。
糸満バスターミナルへは空港から189番、那覇バスターミナルからは89番のバスで行けます。

糸満バスターミナルからひめゆりの塔まで行くバスは3つ。玉泉洞行きの82番、南部循環107番/108番のバスです。なお、107と108はペアで、108が時計回り、107が反時計回りとなっています。
ひめゆりの塔までの所要時間は82番バスで約20分、107番/108番で約30~50分です。
82番は1時間に1本程度ですが、107/108番は本数が少なめなので注意が必要となります。

【沖縄車なし観光③】高速船で沖縄本島北部(名護・本部)へ!

タクマ3

那覇から名護漁港を経て本部(渡久地)まで運航する高速船が「ジンベエ・マリン」です。高速船「タクマ3」に乗れば那覇から本部(渡久地)まで約75分の快適クルージングを楽しむことができます。海の上を進むので、渋滞知らずなのもおすすめポイントと言えるでしょう。
那覇⇔本部の一般運賃は大人1,000円ですが、子ども・高齢者・障がい者手帳をお持ちの方・中高生・自動車運転免許返納者は500円で乗れます。条件に当てはまれば格安で沖縄本島北部へ行けますよ!

ジンベエ・マリンの詳細・時刻・ご予約はこちら(外部サイト)

【沖縄車なし観光④】タクシーで沖縄本島巡り!時間制運賃がお得♪

レンタカーが使えず、路線バスも不便な地域ではタクシーが便利です。車両も普通のセダンタイプから9~10人のワゴン・ジャンボタイプまで様々な車種がそろっています。
タクシーを呼び出すときにおすすめのアプリは「GO」と「DiDi」の2種類で、特に「DiDi」は宮古島・石垣島でも利用可能です。

◆時間制運賃を活用しよう

タクシーといえば、メーターで料金を算出するのが一般的な方法ですが、タクシーにはもう1つ運賃制度があって、それが「時間制運賃」というものです。距離よりも時間による拘束が大きいと判断された場合に適用可能で、主に観光名所を巡る周遊旅行に適しています。

【沖縄車なし観光⑤】1978年生まれの730(ナナサンマル)バスで沖縄観光♪

1978年7月30日といえば、沖縄県民には忘れられない日の1つといえます。1972年にアメリカから返還された沖縄ですが、この前日の1978年7月29日まで沖縄の車はすべてアメリカと同じ右側通行でした。しかし、ほかの日本本土と同じにするため、7月29日22時より、沖縄県全域で緊急自動車を除いて自動車の通行が禁止となり、7月30日の朝6時までに一斉に標識の変更が行われました。
この影響を最も受けたのが路線バスで、左ハンドルから改造された車を除いて全て右ハンドルの新車を導入しました。このときに導入されたバスが730車や730バスと呼ばれています。

◆今でも会える♪730バス

東陽バスの730バス

今ではほとんどいなくなってしまった730バスですが、今でも2台がまだ現役です。730バスに会えるのは毎週日曜日および一部の祝日とこのバスの誕生日である、毎年7月30日です。基本的に東陽バスが191番系統の一部の便、沖縄バスが39番と339番の一部の便で運転されています。特に7月30日の運転は事前に2社のホームページ等に載るので、どうしても乗りたい方はホームページをこまめにチェックしてみてください。

◎公共機関利用でのんびりした沖縄観光を!

沖縄のバス停留所

レンタカーがあれば、効率的に旅ができるのは事実ですが、沖縄らしく、のんびりと時間にとらわれない旅もまた一興です。そんな沖縄観光には路線バスをはじめとした公共交通機関での旅を敢えて選択してみるのも1つの手です。

いつもと違った南国時間が流れるバスは、普段の通勤電車とはまた違った景色を楽しめることでしょう。

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