クルーズから地ビールまで!小樽運河沿いの観光名所とお店10選

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クルーズから地ビールまで!小樽運河沿いの観光名所とお店10選

運河の街・小樽。函館と並んで、どこか異国情緒漂う街並みが人気の小樽ですが、その街のシンボルともいうべき場所が「小樽運河」です。小樽運河は大正12年から続く歴史があります。小樽運河を散策すると、きっとその華やかな運河の景色に小樽の歴史と営みを感じることでしょう。今回は小樽運河周辺にある、小樽の歴史を感じられる観光スポットやお菓子の名店などをご紹介します。小樽運河をとことん満喫しちゃいましょう!

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クルーズから地ビールまで!小樽運河沿いの観光名所とお店10選

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1. 小樽運河クルーズ

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まずは小樽運河の魅力を存分に堪能できる、「小樽運河クルーズ」からご紹介します。

クルージングを楽しむなら、時間帯選びがとても大切です。昼間と夜とでは、運河は全く異なる顔を見せてくれますよ。港の様子や周辺の歴史的建造物、倉庫街などをたっぷり見たいなら、日没前のデイクルーズがおすすめ、運河の幅はそこまで広くないので、じっくりと全体が観察できますよ。

夜景を見るなら、ナイトクルーズに乗りましょう。ガス灯や周辺ホテルの明かりが運河の水面に映って緩やかな湾曲を描く様子は、まるで映画のワンシーンのよう!地上と水面、2つのライトの間をボートが進み、小樽運河で星空を航行しているようなロマンティックな時間を過ごせますよ。花火やライトアップなど季節のイベントを楽しむなら、断然、ナイトクルーズがおすすめです。

どちらのクルーズも、運河の中央、観光の起点に便利な中央橋からスタートします。南端の浅草橋から小樽港~北運河まで約40分のゆったりとしたクルージングです。観光名所が集まる南運河は、雑誌やテレビで見たことのあるビューポイントの連続ですよ。

小樽運河から見上げる倉庫群は圧巻!シャッターチャンスがいっぱいあります。カメラをお忘れずに持参しましょう。そんな倉庫群を抜けて港へ出た時の開放感は、とても贅沢な気持ちになります。第一管区海上保安本部が置かれているので、青いラインの巡視船や警察の船、そして今ではなかなか見られない艀(はしけ)など、珍しい船をたくさん見ることができますよ。

再び運河へ戻ると、今度は本来の幅をとどめる北運河へ。今でも多くの船が係留され、往時の小樽運河の姿を彷彿とさせます。運河沿いに並ぶ歴史的建造物は、TVの某戦隊ヒーローで悪役のアジトとして使われていたことも。詳しくはぜひ、陽気な船頭さんに聞いてみましょう!

ちなみに屋根付きのボートもあるので多少の雨や雪なら乗船できますよ。降雪のなか運河を渡るのも風情があってステキですね。

2. 小樽GOLD STONE

中央橋から北運河側へ歩いて10分ほど。歌手の藤井フミヤさんがこけら落としライブを行ったことで有名なライブハウス「小樽GOLD STONE」があります。

石造りが重厚的なこの建物は、1895年建築の旧澁澤倉庫を再利用したもので、三つの屋根が組み合わさった珍しい形をしています。

運河側の入口から中へ入ると、赤と黒が印象的な内装が目に飛び込んできます。一流の音響・照明機材が取り揃えらたライブホールの他に、メニュー豊富なレストランも併設されているのでお食事も楽しむことができます。

料理のメニューはタジン鍋で作るアツアツの「魚介のパエリア」や「海鮮あんかけ焼きそば」など、北海道産の食材をふんだんに使用した本格的なメニュー。夜はバータイムとなり、サッポロ黒ラベルや小樽ビールをはじめ、北海道ワインや小樽の地酒などお酒の銘柄も豊富に揃っているのでお酒好きにはたまりません。

こんなに料理とドリンクの充実したライブハウスは珍しいですよね!この重厚な雰囲気を活かして披露宴や二次会などブライダルプランも用意されているんです。北海道産の食材を使った本格メニューが、お得に食べることができますよ。

素敵な音楽と美味しい料理にアルコール。ノスタルジーな空間で、ちょっぴり大人の至福のひと時を小樽運河近くのこの店で楽しんでみてはいかかでしょうか?

3. 小樽倉庫No.1

出典: Ryuichi IKEDA

本場のドイツビアパブの雰囲気を楽しめる「小樽倉庫No.1」。1995年に小樽運河沿いの倉庫に誕生したこのお店では、小樽ビールとドイツ料理を堪能できます。北海道でビールというと、一番に思いつくのはやっぱり「サッポロ」ですよね。でも、小樽に来たら小樽ビールをぜひ飲んでみてください!本当に美味しいんです。小樽ビールの特徴は、「無添加オーガニック」と「ビール純粋令を遵守した製法」にあることをご存じでしょうか。

「ビール純粋令」とは、16世紀のバイエルン公国にてヴィルヘルム4世が制定したビールの原料に関する法律のこと。これは、ビールの原料を麦芽、水、ホップ、酵母のみに限定したもので、ドイツ国内では今でもこの純粋令を守り続けています。これらの原料でつくられるビールは無添加で栄養価が高く、安全で健康的なビールになるといわれています。二日酔いにもなりにくいです。

ドイツ製法を受け継いだ小樽ビールは、これまた生きた酵母が味わい深いマイルドな飲み口のビール。小樽ビールの定番は3種類です。簡単に3種類の小樽ビールについて紹介します。

◆ピルスナー

主に北ドイツで飲まれているビールです。独特のなめらかなのどごしと軽やかな飲み心地で、好き嫌いがなく乾杯におすすめの一杯です。

◆ドンケル

バイエルン地方でポピュラーなブラウン色のビールです。ドイツの伝統的な醸造方法「ダブルデコクション」で作られ、クリーミーな泡立ちとカラメルフレーバーが特徴です。ビール好きにはたまらない味わいです。

◆ヴァイス

バナナ風味とコクのあるモルトの味わいが特徴がある夏ビールで、独特のフルーティな香りがあります。別名「バナナビール」というほどフルーティな飲み心地なので、ビールの刺激が苦手という人にもおすすめです。

「小樽倉庫No.1」で、ぜひ小樽ビールの味比べをしてみてくださいね。さらにおすすめしたい観光が醸造所見学です。「小樽倉庫No.1」の店内中央に、存在感たっぷりの現役の仕込釜があります。まずはビール醸造に使用される本物の麦芽の試食をしてから、仕込釜の中を確認します。そしてラガールームへ進み、発酵タンクの中を確認します。最後に発酵する前の麦汁を試飲すれば、小樽ビールの美味しさの秘密が分かりますよ。20分くらいの行程なので、お時間のある方はぜひ見学してみてください。間近にビール釜を覗くことはとても貴重な体験ですよ。

小樽運河まで来たらぜひとも立ち寄ってほしい、そして飲み干してほしい!とオススメできる名店です。

4. 田中酒造株式会社 本店

出典: Ryuichi IKEDA

お酒が好きな方に、もうひとつ小樽運河近くにあるお酒スポットのご紹介です。

港町・小樽といえば新鮮な海鮮ですよね!お寿司やお刺身なんかには、ビールもいいけどやっぱり地酒がほしい!そんな日本酒党の皆さんにおすすめなのが、ここ「田中酒造」です。

昭和2年に建てられたレトロな趣の建屋は今でも現役!なんと小樽市の「歴史的建造物」に指定されているんですよ。店内には古い看板や帳簿などが展示されていて、昔ながらの造り酒屋の雰囲気を楽しむことができます。

また常時10種類~15種類のもの地酒の試飲が可能。日本酒はあんまり詳しくなくて…という方も安心してください!利き酒師や酒造技能士といった専門知識の豊富なスタッフさんが、丁寧に説明してくれます。

小樽運河観光のお土産にぜひいかがでしょうか?どれも美味しくて選べないいという方は、小樽市内で手に入らない地酒である本店限定酒、蔵直出しのしぼりたて生原酒をぜひ選んでみてはいかかでしょうか。女性には梅酒や紫蘇のリキュールも人気です。

5. 鱗友朝市

小樽の朝市を楽しみたいなら、小樽運河近くにある「鱗友朝市」に行きましょう!朝4時から営業開始の小樽一早起きな市場です。目の前に広がる港の景色がワクワク感を高めてくれます。

蟹、鮭、ウニなど新鮮な海鮮はもちろん、地元の野菜や果物なども並びます。滞在のタイミングが合えば、果物なら名産のさくらんぼがおすすめ!ウイスキーで有名な「余市」など、小樽近郊はさくらんぼの名産地としても有名です。

観光客よりも地元の人たちが集う市場なので、「普段着の小樽」の雰囲気を味わうことができる観光スポットでもあります。

併設の食堂も早くからオープン。食堂のおすすメはやっぱり海鮮丼です。具のダイナミックさに感動すること間違いなし!ここで朝食を済ませれば、市内観光に一足早く出かけられますよ。小樽運河に近いので、朝の運河を眺めてみたらいかがでしょうか。

6. 北一ヴェネツィア美術館

北一ヴェネツィア美術館

出典: Richard, enjoy my life!

小樽運河から徒歩15分以内の場所に、ヴェネツィアのグラッシィ宮殿をモデルにした「北一ヴェネツィア美術館」があります。

まずシャンデリアが輝く吹き抜けのエントランスで出迎えてくれるのは、フロアに堂々と鎮座するベネチア名物である小舟のゴンドラ。このゴンドラ、なんとあのダイアナ妃もお乗りになったという国賓用の貴重なゴンドラです!

ヴェネツィアの文化的な成熟期である18世紀頃の宮殿の部屋を再現した展示室では、ヴェネツィア貴族の四季折々の暮らしが紹介されています。テーマに沿って配置された約3,000点ものヴェネツィアガラスや家具調度品に囲まれて、優雅な時間を過ごすことができますよ。

またイタリア製の本格的なドレスを着ての記念撮影できる、衣装文化体験コーナーもあるんです。本場イタリアの会社に特注したドレスを着る「イタリア製ドレス体験」と、洋服の上に簡単に羽織って変身できる「カーニバル体験」の2つがあります。ぜひ記念撮影してみましょう。素敵な思い出になりますよ!なお混みあう時間帯もありますので、事前の予約がおすすめです。

そして、この美術館でもうひとつおすすめなのがミュージアムカフェ。ここの「チョコラータ」は本当に美味しいんです。中世ヴェネツィア貴族の間で大流行したというチョコラータ。チョコレートを溶かして作る甘く濃厚でな味わいで、ビスコッティもついています。優雅な午後のひと時を楽しめますよ。気候の良い春から秋にかけては、開放感満点の海が一望できるテラス席もあります。

小樽運河観光の足を休めて、ちょっと休憩してみましょう。休憩ついでに一杯飲みたいという方には、イタリアンビールとイタリアンワインもあります。

7. 旧国鉄手宮線

旧国鉄手宮線

出典: Kuruman

運河と平行するように走るまっすぐな線路が、小樽運河近くにあります。

この線路は昭和60年に廃線となった「旧国鉄手宮線」で、明治13年に北海道で初めて開通した鉄道の一部です。幌内炭鉱(三笠市)で産出した石炭はこの鉄道で小樽の港まで運ばれ、全国に輸送されていたのです。南小樽駅から手宮の小樽市博物館あたりまでの約2.8キロメートルを結んだこの鉄道は、北海道開拓に重要な役割を担っていました。

時代が進み、室蘭と苫小牧の両港が発展したことなど様々な理由から輸送量が減り少しずつその役目を終えていった手宮線は、昭和60年、105年の歴史に幕を下ろしました。

現在、そのほとんどの区間のレールが残され、散策路として人々に親しまれています。

水路の運河とともに、陸路において重要な役割を担った鉄道の跡地。線路を歩けば、石炭を満タンに乗せて走り抜けた汽車の音が聞こえてくるような雰囲気があります。小樽運河への観光がてらに、小樽の歴史にそっと耳を傾けてみてください。

8. ルタオ ル ショコラ

小樽を代表するお菓子屋さんの1つに「ルタオ」があります。北海道産の生乳から作る特製生クリームと、チーズの濃厚な味わいが特徴の「ドゥーブルフロマージュ」は、すっかりギフトの定番になりました。

ルタオの本店は小樽にありますが、今回は「ルタオ ル ショコラ」をご紹介します。こちらはルタオのチョコレート専門店。チーズケーキのイメージが強いルタオですが、原点はチョコレート作りなんですよ。

ルタオのチョコレート専門店「Le chocolat」は、小樽運河から徒歩15分以内の場所にあります。店内に入ると、チョコレートの甘い香りに包まれます。お店では、常時50種類以上のチョコレートを買うことができ、そのうちの約20酒類以上が限定のチョコレートです!ここでしか買えないチョコレートがたくさん揃っています。パッケージも可愛いものからシンプルで上品なものまで揃い、小樽のお土産やプレゼントにも最適です。

そんな中で、絶対に味わっていただきたいのが、これまた店舗限定のドリンク&ソフトクリームメニューです。ショコラの味を存分に堪能できる「ショコラショー」は、ビターとミルクの二種類。チョコレートの味をしっかり感じたい人には、ビターがおすすめです。店内のチョコレートに合わせるなら「ショコラティー」をぜひ!

「ショコラソフト」にはなんと、カカオ125%に相当する世界初の全く新しいチョコレート「P125」が使用されています。食べてみると、カカオの芳醇な香りとルタオオリジナルの濃厚な生クリームが混ざり合って、贅沢な味わいが口いっぱいに広がります。

ドリンクとソフトクリームともに、イートイン・テイクアウトが可能ですので、小樽運河沿いの観光合間にぜひ寄ってみてください。新しいチョコレートの味に出会えますよ。

9. 日本銀行旧小樽支店金融資料館

出典: ja.wikipedia.org

小樽運河の観光で1億円の重さを体感してみるのはいかがでしょうか?そんな貴重な観光ができるのは日本銀行旧小樽支店金融資料館です。こちらは平成14年、銀行業務に幕を下ろし、翌年の平成15年に金融資料館として新たにスタートした施設。

館内は歴史展示ゾーン、業務展示ゾーン、マルチメディアコーナーの3ブースに分かれていて、館内をスタッフの解説と共に観光する約30分のガイドツアーもありますよ。

歴史展示ゾーンには、日本銀行旧小樽支店の歩みや模型、戦後から現在までのお札の展示などがあり、かつて北のウォール街と呼ばれた小樽の繁栄を感じることができるでしょう。

業務展示ゾーンには模擬1億円パックがあり、その重さを実感できますよ!想像通りか、以上か、以下か、ぜひ小樽運河観光で立ち寄り確認してみてくださいね。その他にも金庫内部を開放しているので、金庫扉や壁の厚さを目の当たりにできます。また偽札防止の工夫なども見られるゾーンです。

マルチメディアコーナーでは、小中学生向けに日本銀行の業務をわかりやすくまとめたビデオや、「にちぎんクイズ」などを楽しめます。ファミリーで小樽運河を観光する際にもおすすめです。

展示内容のみならず、素晴らしいのがその建物!ルネッサンス様式が取り入れられ、屋根にある緑色の5つのドームが印象的です。現在は小樽市指定文化財に指定されています。明治45年に完成したこの荘厳な建物の設計は、赤レンガで有名な東京駅の辰野金吾をその弟子達によるもの。日中の姿も趣がありますが、夜はさらに別な表情が。ライトアップの光に照らし出され、まるで海外の街角に佇んでいるような錯覚になりますよ。ぜひ足を運んでみてくださいね。

10. 天狗山ロープウェイ

出典: Nak_hiroo / PIXTA(ピクスタ)

最後にご紹介するのは「天狗山ロープウェイ」です。小樽運河から離れますが、IR小樽駅からバス一本で到着します。なぜここで「山」をご紹介するのといいますと…この山頂から臨む小樽運河と小樽港が絶景なんです!小樽運河沿いを歩いていると、たくさんビュースポットがあって本当にキレイな街だと感じます。

そんな運河全体を眺めることができるのが、ここ天狗山。全長1キロメートル以上ある運河の全景を近くから見ることはできませんが「天狗山ロープウェイ」に乗ることで、その景色を捉えることができるのです。

JR小樽駅から路線バスで約17分。降り立った瞬間に体感温度がだいぶ下がります。路線バスのバス停からロープウェイで、山頂まで一気に登ります。距離としては小樽市街からそんなに離れていませんが、やはり標高が高いので防寒は忘れないように注意してください。

山頂には、三箇所の展望台、天狗山神社、シマリス公園、展望レストランなどがあります。公園や散策を楽しみたい場合はお昼頃の到着がおすすめですが、小樽運河の景色を楽しむならぜひ夜景を見ましょう!

鼻なで天狗さんの鼻を撫でてから、屋上展望台へ向かいます。屋上へ出ると目の前に小樽の夜景が!小樽運河に沿って立ち並ぶ倉庫やガス灯の明りが、緩やかなカーブを描いてとてもキレイです。その奥に臨む静かな小樽港と日本海。街全体を見渡していると、その日歩いた街並みが次々と浮かぶことでしょう。

美しい夜景を楽しんだら、展望レストラン「てんぐ」で一休み。もちろん、ここからも小樽の街や小樽運河を臨むことができますよ。小樽ワインを飲みながらゆっくりと素敵な夜景を眺めるのもいいですね。ぜひ小樽運河観光の最後に、思い出の1ページとして訪れてみてください。

◎まとめ

歴史や文化がたくさんある小樽運河周辺の観光スポットを紹介しました。小樽運河の歴史や魅力を地元民に訪ねてみるというのも、旅の魅力の一つです。小樽の人々に愛されている運河ということを実感することができるでしょう。いつも小樽の街の中心にあった小樽運河。人々の支えにもなっている小樽運河には、たくさんの観光スポットがあります。小樽まで行ったら小樽運河まで足を運んで、歴史や文化に触れてみてください。小樽運河を観光する際は、ぜひ今回の記事を参考していただけると嬉しいです。

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