広島県の厳島(宮島)に位置するお寺、大願寺(廿日市市)の観光情報をご紹介します。
大願寺(廿日市市)は広島県が誇る観光スポット、厳島神社のすぐ隣に位置するお寺です。宗派は高野山真言宗。神社・お寺という違いはありながら、厳島神社と関係が深いお寺となっています。
歴史も古く、多数の重要文化財もあれば偉人の足跡もあり。厳島神社に目がいきがちながら、大願寺にも多くの魅力に包まれています。詳細情報を覗いてみましょう。
目次
大願寺(廿日市市)の観光情報|すぐ隣は世界遺産のお寺とは!?
大願寺(廿日市市)の観光情報
大願寺の創建は鎌倉時代、または平安時代初期の2説があります。前者は鎌倉幕府が成立して間もない建仁年間(1201年~1203年)に僧である了海によって開かれたというもの。後者は平安初期、弘法大師・空海によって創建されたというものです。数100年の違いがありますが、いずれにせよ800年以上の歴史があるお寺なのは間違いないようです。
寺内にはお寺と神社の違いを明確にする「神仏分離令」によって、厳島神社から移された「八臂弁才天像」があります。また宮島最古の仏像「木造薬師如来像」のほか、「木造釈迦如来坐像」「木造阿難尊者立像」「木造迦葉尊者立像」が安置されています。いずれも重要文化財です。
本堂奥の書院に偉人の足跡
大願寺本堂の奥にある書院は、幕末時代に勝海舟と長州藩士(広沢真臣・井上馨・木戸孝允など)たちが講和会議をした場所として伝わっています。
当時、江戸幕府と長州藩は対立し度々戦闘も発生していました。幕府より2度に渡って討伐軍が派遣されました。しかし足並みが揃わない幕府軍は、圧倒的な兵力数がありながら将軍の急死などもあって思うように進軍できず、大軍動員による食料の枯渇などで戦闘は終始不利になりました。ついに停戦講和が行われますが、その舞台がこの大願寺(廿日市市)となります。
結局幕府軍の敗北に終わり、2年後は逆に幕府軍が倒されることとなります。それまで優勢だった江戸幕府の石垣が崩れていく中の1ページが、このお寺で垣間見えるでしょう。
大願寺(廿日市市)へのアクセス
大願寺(廿日市市)へは厳島神社と同じ方法でアクセス可能です。厳島神社のすぐ隣に位置しているので、神社を参拝した後に立ち寄ってみるのも良いでしょう。
電車で訪れる場合、最寄り駅はJR「宮島口駅」、広島電鉄「広電宮島口」の2駅。広島駅からのアクセスも可能です。宮島口に到着した後はフェリーで島内へ向かいましょう。
自動車の場合、山陽自動車道の「廿日市IC」、または山陽自動車道「大野IC」が最寄りです。いずれも約15分ほどで宮島口へアクセス可能となっています。
◎大願寺(廿日市市)の観光情報まとめ
大願寺(廿日市市)の観光情報をご紹介しました。
厳島は古くから聖地として親しまれ、平安時代からは当時の権力者から崇敬を集めています。そのため、島全体がパワースポットと言えるでしょう。大願寺はそんな厳島神社に残る主な寺社仏閣の一つとして、今もなお観光客で賑わいます。
世界遺産にも登録された厳島神社を参拝しつつ、ぜひこの大願寺にも訪れてみてください。
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