宮城県角田の観光スポット5選！宇宙、食、文化、自然が魅力のキーワード！

宮城県角田市は、宮城県南部に位置しており、山に囲まれた穏やかな気候の町です。総面積はおよそ148平方キロメートルで、角田市内を南より北にかけて阿武隈川が流れています。仙台市から約50キロということで、仙台観光のついででも足を運ぶ事が可能です。アクセスは、福島と仙台をつなぐ阿武隈急行線が走っていますので、観光の足として便利に利用できますね。

また、比較的雪が少なく穏やかな気候で温暖なのも特徴です。春には、阿武隈川河川敷の菜の花畑がとても綺麗で毎年たくさんの観光客で賑わいます。そんな角田の魅力を今回は5選紹介していきます。

1.角田市スペースタワー・コスモハウス

角田市内のシンボル！？台山公園には実物大のロケット模型がそびえたっています。ロケット発射台に見立てた展望台「スペースタワー」があり、天気の良い日は、スペースタワーから美しい蔵王連峰が見渡せますよ。実物大ロケットのサイズは49ｍの大迫力で、ロケットをバックにした写真を撮っている観光客がたくさんいます。角田の良い思い出になっているようですね。

「宇宙展示館コスモハウスでは」、人工衛星の実物大模型の展示や、JAXAの宇宙センターで実際に使用したロケットエンジンや、アメリカで作られた惑星探査機ボイジャーの実物大の模型など貴重な資料が展示されています。

角田市には他にも、「JAXA角田宇宙センター」があり、宇宙に興味のある人にとって非常に楽しめる観光スポットです。希望者にはガイド施設を案内してくれますよ。最近は、テレビ等でも宇宙関連の話題が放送されているため、宇宙展示館として全国から注目を集めていて、絶えず角田市に観光客が訪れています。

特に観光客に人気なのは、普段は食べることの出来ない、宇宙食のパンやアイスで、様々な物を購入することができます。他ではあまり購入出来ないのでオススメ。角田市観光のメインとしてたくさんの観光客が訪れる、とても有名なスポットです。

2.内町湖

「内町湖（うちまちこ）」は、角田市尾山地区にあり、角田駅から、車で約15分で着きますので観光にも便利です。みやぎ蔵王三十六景に選ばれた湖で、面積は約11ヘクタール、深さ4メートル、周囲1.7キトメートルで、谷川をせき止める際の工事で作られた人造湖です。用水池でもあるので、水量が多い時と少ない時があります。

内町湖は、宮城県の深山緑地環境保全地域に指定されていて、周囲は緑深い木々に囲まれています。長旅観光の束の間の癒しスポットかもしれません。春は桜で鮮やかに彩られ、夏はあやめなどが咲き、冬には白鳥もたくさんやってくる自然情緒豊かな場所です。現在では白鳥の飛来地として知られるようになり、冬の角田の風物詩となっており、他県からの観光客もやってきます。

角田の新しい観光地としてもおすすめで、天気の良い日は、湖面が輝き、夕陽や雪景色など、季節や時間帯によって様々な景色を見せてくれますよ。

3.阿武隈川

「阿武隈川（あぶくまがわ）」は、厳密には角田市ではなく、福島県から宮城県に流れる一級河川として登録されています。長さ239kmで、東北では北上川に次ぐ長い川となっています。地元ボランティアの方々によって、周辺の緑化や清掃が行われているので、とてもきれいな川と環境が保たれています。

阿武隈川の下流に位置する角田市では、菜の花まつりや阿武隈川いかだ下り大会などの様々なイベントが開催されており、多くの観光客がやってきます。また、角田市民のみならず、観光客にも人気なのは、サイクリングやウォーキングです。角田駅でレンタサイクルもありますので、のんびり街や川沿いを走るのもいいですし、自転車があれば観光もグッと便利になります。川に沿ってサイクリングロードも設置されているので、たくさんの人達が楽しんでいます。

角田市に観光に来たら、はずせないのは、「阿武隈川舟下り」です！春は菜の花を見ながら、夏は納涼船として、秋は紅葉を見ながら芋煮鍋、冬は雪景色をバックに鍋料理に舌鼓と年中楽しめますよ。

4.仙南シンケンファクトリー

角田市にある「仙南シンケンファクトリー」のクラフトビールは、過去に国際ビール大賞で銀賞と銅賞を受賞しており、全国からビール通の観光客がやって来ます。

仙南シンケンファクトリーでは、宮城産の麦を使った常時約6種類ほどの仙南クラフトビールの醸造や、地元の野菜等の食材などを使用した料理のメニューがあり、様々な料理やビールを楽しむことができます｡ビールに合うお肉などのおつまみも多数あるので、ビールも進みますね、お酒が強い人なら、国際ビール大賞を受賞したヴァイツェンやスタウト以外にも挑戦、いや是非全種類飲んでみて下さい。

休日だけでなく、平日も多くの観光客で賑わう仙南シンケンファクトリーですが、レストランで食べて飲むだけではありません。店内に設けられた売店では､地ビールの他に､ハムやソーセージ、角田産の野菜や果物などを販売しており､帰宅後も同じ味を楽しめるので、観光のお土産にも最適です。

しかも角田駅西口からわずか徒歩3分、外国人や全国から観光客が上質のクラフトビールを味わいに来ていますので、ビール好きのあなたも是非行ってみてください！

5.台山公園

「台山公園」は、角田市の市民のふれあい広場とされている都市公園で、角田市民だけでなく、観光客もよく利用している公園です。

公園東の丘陵には「スペースタワーコスモハウス」があり、角田の基礎を築いたといわれる石川家の御廟「台山廟」もあります。さらには、田袋遺跡という縄文中期の遺跡などの貴重な史跡も公園内に残っているので、歴史が好きな観光客も足を運んでします。

とても広い公園で、噴水広場、テニスコート、ゲートボールのコートも整備されているので、角田市民も観光客も老若男女を問わず、憩いの場となっています。春には桜の名所として賑わい、バーベキューなどが出来たり、遊具もあるので、家族連れもたくさんいます。お散歩だけでも気持ち良いです。遊具のなかでも、ながーいローラー滑り台もあり迫力満点で楽しいですよ。

敷地内でお祭りや台山サウンドフェスティバルなどのイベントも定期的に開催しており、観光客なども多くの人で賑わいます。また、池の周りにはたくさんの生物が棲息しており、豊かな自然を感じる公園でもあります。

無料の公園に来て、宇宙を感じれるなんてステキですね。さらに高さ約45mのスペースタワーの展望台からは望遠鏡で蔵王連峰まで見渡せるなんて贅沢です！

阿武隈急行角田駅より徒歩約15分でアクセスも抜群なので観光にオススメです。

◎まとめ

角田市には、「歴史と、未来と、食で、繋ぐまちづくり」のキーワードがあります。角田の食の象徴である「豆」「米」「梅」。角田の未来の象徴である「夢」。角田の歴史の象徴である「姫」（伊達政宗公の次女で後に石川公に嫁いだ牟宇姫がシンボル）です。

そんなステキなコンセプトを掲げる角田市は、全国的に数少ない宇宙の街。文字通り未来を見据えています。コスモハウスを見に観光に来ても、その他の豊かな自然や、食文化に触れ、角田の魅力にハマる観光客が増えています。

宇宙、グルメ、自然などの観光コースのバリエーションが豊かなので、いろいろな組み合わせが可能ですよ。自分のオリジナルの角田観光プランを作って、角田観光をたっぷり楽しんでくださいね。

宮城県角田の観光スポット5選！宇宙、食、文化、自然が魅力のキーワード！