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【谷瀬の吊り橋】恐怖！？奈良県十津川村の日本一長い生活用の吊り橋を渡ろう
【谷瀬の吊り橋】恐怖！？奈良県十津川村の日本一長い生活用の吊り橋を渡ろう

画像出典：キャプテンフック / PIXTA(ピクスタ)

【谷瀬の吊り橋】恐怖！？奈良県十津川村の日本一長い生活用の吊り橋を渡ろう

2021年8月27日 更新

奈良県十津川村といえば日本で最も面積が広い村として知られていますが、そこに谷瀬の吊り橋という生活用で使われる吊り橋としては、日本で最も長い吊り橋があります。その長さはなんと297m、高さは54mもあります。

この橋は生活に欠かせないだけでなく、観光スポットとしても有名です。

今回は谷瀬の吊り橋の魅力と行き方、周辺おすすめスポットもご紹介いたします。

目次

【谷瀬の吊り橋】恐怖！？奈良県十津川村の日本一長い生活用の吊り橋を渡ろう

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谷瀬の吊り橋とは？奈良県のどこにある？

住民が普段の生活で使用する橋としては最も長い吊り橋である、谷瀬の吊り橋。その橋は奈良県の南部、十津川村にあります。正式名称は谷瀬大橋（たにぜおおはし）。付近に駅はないので、訪れる際はマイカーやレンタカー、もしくは路線バスで行くことになります。

観光用の吊り橋では「竜神大吊橋」に長さを抜かれましたが、今でもこの長い橋を通らないといけない家もあり、郵便バイクも通ります（観光客は徒歩のみ）。

谷瀬の吊り橋は定員20名！ゆさゆさ揺れる

谷瀬の吊り橋はとても大きく揺れるため、高所恐怖症の人には恐ろしいでしょう。なお、安全のため吊り橋は1度に20人までしか渡れません。

毎年8月4日には橋の上で太鼓を演奏する「揺れ太鼓」というイベントが開催されますよ。

谷瀬の吊り橋が長い理由

谷瀬の吊り橋からの眺め

出典： Kaz / PIXTA(ピクスタ)

谷瀬の吊り橋は1954年に住民が1世帯当たり20万～30万円を出資して架けられました（参考までに当時の大卒の初任給は8.700円）。総額はなんと800万円。
なぜ高額な資金をつぎ込んでこれほどまでに長く、高い位置に架けられたのかというと、それ以前の丸太の橋がたびたび洪水の時に流されていたからです。

この橋がこの地域の住民にとっていかに大切な橋であったか、わかりますよね。

◆意外な北海道とのつながりも！

橋がかけられるより前の1889年（明治22年）には十津川村で水害があり、多くの住民が北海道に移住しました。それが現在の北海道新十津川町です。
そのため、新十津川の住民は十津川村に親類を持つ人も多く、十津川村を「母村」として交流を続けています。

村章・町章も全く同じものを使用しています。

谷瀬の吊り橋周辺にはキャンプ場も！

◆つり橋の里キャンプ場

「つり橋の里キャンプ場」ではキャンプを楽しめます。下から見る谷瀬の吊り橋もいいものですよ。

キャンプ場はフリーサイトで、場所は先着順。そして、ドラム缶風呂付きサイトや3～10人用のバンガローもあります。また、トイレや炊事場、コインシャワーも完備しています。

名称：つり橋の里キャンプ場
住所：奈良県吉野郡十津川村谷瀬1番地
公式・関連サイトURL：https://tsuribashinosato.com/

◆谷瀬つり橋オートキャンプ場

谷瀬つり橋オートキャンプ場は、谷瀬の吊り橋より上流にあるキャンプ場です。このキャンプ場には、バンガローやログハウスもありますよ。また、炊事場やトイレも完備しています。そして、何より薪で沸かすこともできる五右衛門風呂も人気です。

キャンプ場内では、川遊びを楽しむことができるので子ども連れの方にも好評ですよ。

名称：谷瀬つり橋オートキャンプ場
住所：奈良県吉野郡十津川村上野地
公式・関連サイトURL：http://totsukawa-web.com/tanise-autocamp/

谷瀬の吊り橋へのアクセス

◆レンタカーでの行き方

谷瀬の吊り橋へ行く際の最寄りの空港は南紀白浜空港です。南紀白浜空港からは2時間15分ほどかかります。

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大阪方面からは国道168号を目指していきましょう。大阪市内からおよそ2時間、五條ICからおよそ1時間ほどかかります。

▼奈良県でのレンタカーはこちら
▼大阪府でのレンタカーはこちら

◆キングオブ路線バス「八木新宮線」でもアクセス可！

谷瀬の吊り橋の最寄りバス停は「上野地」（うえのじ）です。ちなみにここを通る路線バスは奈良交通の「八木新宮線」という日本で最も長い距離を走る一般路線バスで、所要時間は6時間半、全線乗ると運賃は5,350円というすごい路線です。

上野地バス停で20分停車するため、停車時間中に谷瀬の吊り橋を観光することも可能です。なお、このバスは1日3往復しかないので、下車される場合や、往復の際はご注意ください。ちなみに上野地バス停には村営バスも停車しますが、そちらも本数僅少です。

大和八木駅から上野地まで2時間50分程度、運賃は2,500円で、五条駅からは2時間程度、1,750円。新宮駅からは3時間45分程度で、運賃は3,250円です。
※運賃は2021年8月現在。

名称：谷瀬の吊り橋（たにぜのつりばし）
住所：奈良県吉野郡十津川村上野地65-2
公式・関連サイトURL：http://totsukawa.info/（十津川村観光協会）
駐車場は2時間500円。

◆日本最大の面積の村、十津川村を遊びつくす！

◆十津川村周辺市村の観光情報

◎谷瀬の吊り橋まとめ

谷瀬の吊り橋の全景

出典： yoko_ken_chan/shutterstock

谷瀬の吊り橋は高所恐怖症の方には少し勇気がいりますが、ぜひとも訪れてほしい場所。谷瀬の吊り橋がある十津川は昔、「遠都川」と書かれていました。つまり都から遠く離れた場所といわれていた土地なので、行くのは大変ですが自然豊かで古き良き昔の日本の風景が残っています。

機会があれば谷瀬の吊り橋を含めた、奈良県十津川村を訪れてみてください。

◆観光用で日本最長の吊り橋の記事はこちら

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