五色沼湖沼群 | さまざまな色に変化する沼の散策コースをご紹介

五色沼湖沼群 | さまざまな色に変化する沼の散策コースをご紹介

福島県耶麻郡北塩原村にある五色沼(ごしきぬま)は毘沙門沼、赤沼、弁天沼などからなる大小30余りの湖沼群の総称です。五色沼湖沼群に属するこれらの沼は水質や藻などの要因でエメラルドグリーン、コバルトブルーなど、それぞれ異なる色を持つことが特徴で、「五色」という名前もそれに由来しています。

今回は五色沼湖沼群の見どころやアクセスをご紹介いたします。

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五色沼湖沼群 | さまざまな色に変化する沼の散策コースをご紹介

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五色沼湖沼群の場所

五色沼湖沼群は、福島県会津地方の北塩原村に位置します。
この地方には大きな湖として桧原湖、秋元湖、小野川湖がありますが、五色沼はそれらに挟まれた地域に存在します。

桧原湖や五色沼を含めた湖や沼は、1888年に磐梯山の噴火により山体崩壊が起きて川をせき止めてできたものです。
裏磐梯は長年荒地でしたが、実業家である遠藤現夢(えんどうげんむ、本名は遠藤十次郎)氏が私財をなげうって植林などの整備をした結果、このような美しい景観が生まれました。
ちなみに遠藤現夢氏のお墓も散策路を少し外れた場所にあります。

今では五色沼には観光のための散策路が整備されていて、多くの観光客でにぎわっています。
これから、五色沼湖沼群を東から散策路を歩いた場合に現れる順にご紹介します。
なお、五色沼周辺ではクマが出没するので、クマよけの鈴などを準備してくださいね。

五色沼湖沼群「毘沙門沼」

五色沼湖沼群「毘沙門沼」

毘沙門沼(びしゃもんぬま)は、五色沼最大の面積を誇る沼です。ここではボートで沼を探検することができ、水中を泳ぐコイの姿も見られます。

五色沼湖沼群「赤沼」

五色沼湖沼群「赤沼」

赤沼は、水中に含まれる鉄分により周辺の草が赤く染まっているのが特徴です。

五色沼湖沼群「深泥沼(みどろぬま)」

五色沼湖沼群「深泥沼(みどろぬま)」

深泥(みどろ)沼は、3色の水が特徴の沼です。五色沼は訪れる日によってもその色合いが異なるので、行くたびに違った表情を見せてくれます。

五色沼湖沼群「弁天沼」

五色沼湖沼群「弁天沼」

弁天沼は真っ青なスカイブルーが印象的な沼。遠くに見える西吾妻山とのコントラストが美しいです。

五色沼湖沼群「青沼」

五色沼で最も青いとされる青沼

青沼は、カルシウムと硫酸イオンが溶けている上にウカミカマゴケが生えているため、このような色をしています。
まるで水色の絵の具を溶かしたかのような色をしていて、とても神秘的な雰囲気です。

五色沼湖沼群「るり沼」

るり沼と磐梯山

五色沼の南西に位置する「るり沼」はエメラルドグリーンの色をした沼です。新緑の緑とはまた違うきれいな緑をお楽しみください。

五色沼湖沼群「柳沼」

五色沼湖沼群「柳沼」

紅葉の名所としても名高い柳沼。五色沼の中では最も標高が高い沼です。したがって、柳沼から東へ向かっていけば下り方向になるので体力に自信のない方は西から下っていくコースもおすすめです。

◎五色沼湖沼群のアクセス

JR猪苗代駅

五色沼湖沼群にはJR磐越西線の猪苗代駅(裏磐梯高原駅行き)かJR喜多方駅(アクティブリゾーツ裏磐梯行き)からバスで行くことができます。

東京から猪苗代駅までは東北新幹線で郡山まで行き乗り換えるルートが便利ですが、その他に浅草駅より東武線の特急「リバティ会津」等を利用して会津若松や喜多方に行くルートもあります。

五色沼湖沼群の最寄りの空港は福島空港ですが、新潟空港からも会津若松行きの高速バスが出ているので意外とアクセスに便利です。

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五色沼湖沼群散策路周辺にバス停は2か所あります。毘沙門沼最寄りの磐梯東都バス「五色沼入口」バス停と柳沼最寄りの「裏磐梯高原駅」バス停です。

◆自動車・レンタカーの場合

自家用車・レンタカーで行く場合は、磐越自動車道の猪苗代磐梯高原ICから国道115号線と459号線を行きます。
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