名称:雄橋
住所:広島県庄原市東城町帝釈未渡
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/T4sOg9
一度行くと何度でも訪れたくなる広島を代表する観光スポットといえばここ、日本百景の一つ「帝釈峡」は鉄板です。帝釈峡は三段峡と並び、広島県を代表する峡谷として有名。国の名勝にも指定されている景勝地で、峡谷の長さは約18kmにも及びます。
「神竜湖」は、帝釈峡の中央部に建設された発電専用ダム湖。水鳥が訪れる雄大な自然溢れる場所です。上帝釈峡の散策では、歩きやすい清流沿いの道に、鍾乳洞の「白雲洞」、自然が作り上げた橋「雄橋」、美しい渓流の「断魚渓」など、観光スポットが満載です。
高原の爽やかな空気の中、豊かな自然と渓谷美を楽しみながら散策しつつ、日頃の疲れをいやすことができる帝釈峡周辺は、広島でぜひとも訪れて欲しい場所のひとつ。そんな四季折々で変わる景色が楽しめる帝釈峡周辺の観光スポットをご紹介します。
目次
帝釈峡周辺の観光スポット12選!自然・歴史・高原リゾートを満喫しよう
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1.神秘的な場所「雄橋」
初めて見るとあまりの迫力に驚いてしまう「雄橋(おんばし)」は、アメリカのロックブリッジと肩をならべるといわれる世界的評価が高い場所。広島藩編纂の地誌『芸藩通志』には、雄橋を「神橋(こうのはし)」として紹介。元は鍾乳洞でしたが、巨大な岩盤の下部が長い年月をかけて貫通してできたと考えられています。
景観が良いのはもちろん、真夏でも涼しいので夏の避暑地としてもおすすめ。駐車場から徒歩20分程度と程近い場所にあります。大変見ごたえがあるため、ぜひ訪れて欲しい場所です。
2.ダム湖百選のひとつ「帝釈川ダム(神竜湖)」
「帝釈川ダム」は2006年にリニューアルされた11000キロワットの水力発電を行う発電用ダム。周囲約24kmのダム湖は、その形が竜に似ていることから「神竜湖(しんりゅうこ)」とも呼ばれています。年間約70万人が訪れる一大観光地として遊覧船を運航しており、その遊覧船が竜の形をしているなどの遊び心があるのも自慢です。紺碧の湖面の上には、紅葉橋・神龍橋・桜橋という赤い3つの橋がかかり、美しい景観に華を添えています。
「ダム湖百選」にも選ばれる広島を代表するダムの1つで、紅葉スポットとしても有名。以前はダム上空に吊り橋がありましたが、再開発事業によって撤去されています。紅葉の時期には渋滞が起こりやすく注意が必要ですが、歴史にも名を遺す素晴らしいダムをぜひ見てみてくださいね。
名称:帝釈川ダム(神竜湖)
住所:広島県庄原市東城町三坂
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/zJ4S3H
3.急な水面「断魚渓」
雄橋からさらに先にあるのが「断魚渓」。約3億年前に形成された、帝釈峡で最も急流の川幅が狭い場所。魚が遡上できないほど急流だということから名付けられました。
太古の時代に海底火山の噴火でできた周辺で最も古い地層とされ、サンゴやウミユリなどの化石が多数発見されています。
名称:断魚渓
住所:島根県邑智郡邑南町井原
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/SM5xgX
4.帝釈峡を代表する鍾乳洞「白雲洞」
「白雲洞」は帝釈峡に点在する鍾乳洞の中で、唯一見学できる鍾乳洞。入口は広くありませんが、洞窟内部は奥行き約200m、広い所の幅は約5m、高さ約20mほどあります。鍾乳石や石筍、石柱などが自然のまま保全され、洞内は常に11℃前後。夏はひんやりと気持ちいい風を感じることができる快適な空間です。
洞内の床は全て板張りになっているので、老若男女問わず安心して観光できます。壁面はサンゴの化石の自然美が迫ってくる想像を絶する美しさ。いろいろな形の鍾乳石や石旬もみられ、見学した後にまた来たいなと思える素晴らしい鍾乳洞です。洞窟内にはコウモリなどが生息。神秘な世界を感じることができるでしょう。
名称:白雲洞
住所:広島県庄原市東城町帝釈未渡1940
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/2rOZtz
5.鍾乳洞の一部「鬼の唐門」
名前だけ聞くとどんな門なのだろう?ととても気になりませんか。「鬼の唐門」は、帝釈峡の北入口から下流に1kmほど下ったところにある石灰洞。これは、古い時代の鍾乳洞が崩れ、入口だけが天然橋として残ったもので高さは約8mもあります。
実は、ここいわずと知れたパワースポット。神秘的な雰囲気を漂わせているので惹かれるものがあります。通り過ぎずにしっかりと観察してみてくださいね。自然の雄大さを感じることが出来るおすすめスポットです。
名称:鬼の唐門
住所:広島県庄原市東城町帝釈宇山
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/PUuNaA
6.四季折々の花が楽しめる「花面公園」
神石高原の秘境、下帝釈峡の花面公園ではちょうどしだれ桜の見頃を迎えているわぁ~ 今週末くらいまでは大丈夫と思うのぅ(汗) 永野郵便局の近くにあるから、行くときはナビに永野郵便局を入れていくといいわよぅ♪#jinsekikougen pic.twitter.com/FVBMYFwFC1
— Pおねえの独り言 (@jinkankou) April 13, 2016
花面公園(はなづらこうえん)は下帝釈にある自然公園です。展望台から渓谷が望め、春夏秋冬それぞれの景色を楽しめます。春には100本以上の桜が咲き誇りますが、なかでも有名なのがしだれ桜。普通の桜よりも早い時期に咲くため、シーズンより早めに足を運んでみましょう。
桜や紅葉の情報はインターネットで確認できます。例年、桜の見頃は4月下旬から5月上旬ごろ、紅葉は10月中旬から11月中旬ごろ。帝釈峡を代表するお花見スポットへ、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
名称:花面公園
住所:神石郡神石高原町永野
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/jeh3Lr
7.絶滅危惧種の天然記念物「大元のぼだいじゅ」
オオバボダイジュは、もともと北海道、東北地方、中部の日本海側に分布するとされており、笛吹市藤野木で発見されたオオバボダイジュは、日本における分布の南限に当たるとして、植物分布上きわめて貴重な存在である、と説明板にあった。 pic.twitter.com/qgagh9hvux
— Kent Nishi (@kent24hara) April 11, 2016
上帝釈エリアの道路沿いに自生している「大元のぼだいじゅ」は、庄原市指定の天然記念物。根本近くで幹が3つに分かれていますが、東の幹は枯れてしまったため、現在は南北の2本の幹が残っています。
見た目こそ少し寂しい気がしますが、実はとても大切な資源として知られています。大元のぼだいじゅの樹種は、北海道や東北地方に分布するオオバボダイジュとで、中国地方に自生しているのはとても珍しく貴重。環境省のレッドリストに選定された絶滅危惧種です。
知らないとそのまま通り過ぎてしまうかもしれません。こういった何気ないものが天然記念物だったりするのが、帝釈川の面白いところではないでしょうか。他ではなかなか見られない素晴らしいものがたくさんあるからこそ、のんびり歩いていろいろな発見を楽しみたいものです。
名称:大元のぼだいじゅ
住所:広島県庄原市東城町帝釈未渡
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/gPTgaK
8.映画『男はつらいよ』の帝釈天を祀る「石雲山永明寺」
帝釈峡の名前の由来ともなった帝釈天を本尊として祀る「石雲山永明寺」は、由緒正しい真言宗醍醐派の寺院。709年(和銅2年)に行基が開基、盛時には子院七坊を有して栄えたといわれています。本尊の帝釈天は富と力をもたらすとして、 古くから武士や農民、商工業者に崇められてきました。
安土桃山時代風の豪華な彫刻が施された本堂は、豪華絢爛で見応えがあります。しかし現在は残念ながら寺の内部への立ち入りはできません。秋になると石雲橋の朱色と山々の紅葉のコントラストが絶景で、これぞ日本の美しさというのを実感!上品で風情がある永明寺&石雲橋は帝釈峡周辺の見どころの1つです。
名称:石雲山永明寺
住所:広島県庄原市東城町帝釈未渡
公式・関連サイトURL:https://x.gd/UE9da
9.縄文時代の歴史を感じる「寄倉岩陰遺跡」
「寄倉岩陰遺跡(よせくらいわかげいせき)」は、帝釈峡の石灰岩地帯には、石器時代の遺跡が多数分布しています。なかでも寄倉岩陰遺跡は、西面した石灰岩の岩陰にそって幅約15m、約30m以上の規模もある帝釈川左岸に位置する最大規模の遺跡。中四国地方の縄文土器編年の基準となる重要な遺跡として、1969年には国の史跡にも指定されました。寄倉岩陰遺跡は縄文時代から鎌倉時代にわたる遺物を出土していますが、とくに縄文時代の文化層が厚いことで知られています。
名称:寄倉岩陰遺跡
住所:広島県庄原市東城町
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/zb2W6I
10.トラス橋としては日本最長「神龍橋」
「神龍橋(しんりゅうばし)」は、神竜湖にかかる赤い橋の1つ。非常に鮮やかな朱色が新鮮で、新緑の緑とのコントラストが美しい全長約84mの歩道橋です。戦前に架設された道路用のトラス橋としては日本最長の貴重な建築物で、神龍湖のランドマーク橋として観光客に親しまれています。
1924年、帝釈川ダムが完成した際に道路橋として紅葉橋の位置に架橋されましたが、移設を機に「神龍橋」と改称。歴史を知ることでより興味深く景観を楽しめますね。神龍橋は「紅葉橋」という名前で登録有形文化財、土木学会選奨土木遺産に指定されています。
名称:神龍橋
住所:広島県庄原市東城町三坂
公式・関連サイトURL:https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/97/divinegon-bridge.html
11.道路橋「桜橋」
1937年に開通した桜橋も神竜湖にかかる赤い橋の1つ。帝釈峡遊歩道の途中にある長さ約70mの赤い橋です。地元の人からも愛される近代建築の鋼製アーチ橋で、遊覧船からの眺めも素敵ですよ。
名称:桜橋
住所:広島県神石郡神石高原町永野
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/Km1hRU
12.リゾート地「帝釈狭スコラ高原」
「帝釈狭スコラ高原」は温泉・宿泊・キャンプ・スポーツなどが満喫できる帝釈峡の高原リゾート施設。神石コスモドームでは、テニスやグラウンド・ゴルフなど天候に左右されずにプレイできます。学生合宿でも利用される遊びごたえ満点の穴場。雄大な自然を感じる爽やかな高原の中、日頃の疲れを癒し、思いっきり羽を伸ばすことができる施設です。
ここでしか体験できない水陸両用車体験プラン、セグウェイ体験プラン、ツーリング&ドライブプラン、癒やしの森林セラピープランなど、珍しいプランがたくさん!素人そば打ち強化講座や、神石牛をバーベキューで食べる「ビーフ天国」など楽しいイベントも企画しているので、公式サイトは要チェック!
キャンプができるだけでなく、敷地内にはトイレやキッチン完備のログコテージがあります。手軽に本格的なアウトドア気分を味わえると人気があるので、早めに予約するようにしましょう。
みんなで楽しいバーベキューをするのはもちろん、敷地内のレストラン「帝釈の里」では神石高原産広島牛や、2012年グルメグランプリ優勝の「神石のカルビ丼」などがおすすめ。売店では、帝釈峡スコラ高原特製のレトルト食品、しゃも地鶏カレーや牛丼など、お土産に最適なものがそろっています。
名称:帝釈狭スコラ高原
住所:広島県神石郡神石高原町相渡2167
公式・関連サイトURL:http://taishaku-sukora.com/
◎まとめ
帝釈峡のおすすめ観光スポット12選をご紹介しました。帝釈峡は世界的にも有名な紅葉スポットとしてはもちろん、歴史的な建造物、人工湖とは思えない絶景、縄文時代の化石、鍾乳洞など見どころはいっぱいあります。
シーズンには多くの観光客でにぎわいますが、スケールが大きいためそこまで混雑している印象もなく、のんびりと観光することができます。広島県に来たのであれば訪れないと損なほど魅力的な観光地。さまざまな絶景を見に、ぜひ足を運んで良さを感じてみてくださいね。帝釈峡周辺にはほかにも紹介しきれなかった見ごたえのある観光スポットや学べる場所がたくさん。写真で見るだけでも素敵ですが、自分の目で見ることでよりその良さを実感できることでしょう。
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