【識名園】世界遺産にも認定!心癒される琉球王朝の庭園へ…
沖縄の世界遺産、識名園(しきなえん:ウチナーグチで「しちなぬうどぅん」)をご紹介。識名園は那覇市に位置する、自然の豊かさを体験できる心癒されるスポット。識名園は、その昔、首里城の南にあることから「南苑(なんえん)」と呼ばれていました。識名園が建設されたのは1799年ですが、1945年の沖縄戦では壊滅的な打撃を受けました。現在の識名園は、その後1975年から始まった事業によって再建されたものです。
この記事では、世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」にも指定されている識名園に焦点を当て、見どころやアクセス方法を解説していきます。
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目次
【識名園】世界遺産にも認定!心癒される琉球王朝の庭園へ…
識名園はどこにある?アクセス方法も
識名園は少々わかりづらいところにあります。上記の地図と後述する案内をもとにしてたずねてみてください。なお、識名園の周囲は住宅街ですのでくれぐれもお静かに。
識名園へのレンタカーでの行き方
ひめゆりの塔や、平和祈念公園にも行きたかったんですが、レンタカーの返却時間が11時過ぎだったので、諦めて近場の識名園に。のんびりとして素敵な場所でした^^ pic.twitter.com/701FmsRjYg
— りく (@photo_riku) April 9, 2015
那覇空港からは県道332号で奥武山を目指します。わかりづらかったらゆいレールに沿って行けばOK。那覇大橋東交差点でゆいレールは左に曲がりますが、このまま直進。与儀交差点(与儀公園が目印)を右折、222号に入ります。トンネルの手前にセブンイレブンがあるので、その交差点を右折後(その手前の信号を左でもOKですが、目印がないのでわかりづらい)、すぐに左折します。信号1つ目を右折(先ほど222号を左に曲がった場合は直進)すれば識名園駐車場に到着します。駐車場は60台(無料)駐車可能です。
識名園への公共交通機関での行き方!グループならばタクシーもおすすめ
でもせっかく沖縄まで来たのだからもったいないなあ、とガイドブックを見てみると、近くに識名園という広大な庭園がある!。近くだからタクシーに乗ると、ラッキーな事に、とてもいい運転手さんに出会う事ができた。 pic.twitter.com/twutRcohZa
— tera (@tera54629315) September 21, 2017
路線バスは「識名園前」が最寄り。2、3、4、5、14番のバスが停車します。国際通りからは4、5、14番のバスが便利ですよ。大人運賃は240円です。ゆいレール首里駅からは歩いておよそ30分。首里駅からはアップダウンも激しいので、ゆいレールご利用の方はバスまたはタクシーの利用も検討を。タクシーでアクセスしやすい駅は奥武山公園駅、牧志駅、安里駅、首里駅です。首里駅や安里駅からはタクシーでどちらの駅も980円程度。所要時間はどちらの駅からもおよそ12分なので、グループならばバスよりもタクシーの方がおすすめですよ。
識名園の入場料と注意事項は?
大人400円、子ども(小学生・中学生)200円。未就学児と障がい者および障がい者に同伴する介護者1名は無料。団体料金有。
園内での飲食と喫煙は禁止されています。石畳のため、歩きやすい靴がおすすめ。ペット(盲導犬等除く)は入園禁止。
開園時間は9時~18時(11月~3月は17時半閉園)です。そして、毎週水曜は休園日なのでご注意ください(ただし休日と6月23日は営業)。
案内親方・識名里主によるガイドツアーも
案内親方・識名里主による案内もあります。案内親方・識名里主とは、厳しい試験に合格し、那覇や識名園の観光エキスパートとして活躍しているボランティアです。詳しくは那覇市のwebページをご覧ください。
那覇市のwebページ(外部サイト)
また、那覇市観光協会「那覇まちま~い」による現地ツアーも土日祝の10時に行われます(新型コロナウイルスの影響により変更の場合あり)。ガイドによるツアーはとてもためになることが多いですよ。
「心字池」や「石橋」、「六角堂」が見どころ
識名園は中国の皇帝の使いである冊封使(さっぷうし)の歓迎に使用された「回遊式庭園」です。琉球王国は日本からも中国からも独立した王朝としてふるまうために中国から認められる必要がありました。大きな御殿(うどぅん)や石灰岩で作られた石橋、六角堂が見どころ。沖縄戦ですべて破壊されましたが、当時の記録をもとに忠実に再現されました。
御殿(うどぅん)
およそ159坪、畳300枚を用いた赤瓦葺きのメインとなる建物が御殿(うどぅん)。一番茶、二番茶、茶の間等があり、見学もできます。ここで行われたであろう宴はさぞかし盛り上がったでしょうね。
石橋
六角堂に行く際に渡る橋は中国風の様式。橋が渡っているこの池は「心字池」という名前で、上から見ると「心」という字のくずし字になるように造られています。
六角堂
屋根の形が中国風で、屋根が黒い六角堂は池の小島に建っています。フォトジェニックな写真が撮れると評判のスポットです。
観耕台
識名園行ってきた。高台から海が全く見えない観耕台という所があって本当に海が見えなかったw世界遺産3つ目 pic.twitter.com/hBLVNZ7zLN
— ひろ. (@hiro_hiroro11) December 7, 2017
観耕台という展望台からは沖縄にもかかわらず海が見えません。これは中国に対して琉球が海が見えない土地があるほど大きな王国であることを示すため、わざとこのようなつくりになっています。
育徳泉
育徳泉の岩の上の黒い物体が天然記念物のシマチスジノリ。淡水に生える藻です。沖縄でも2ヶ所にしか生息していない絶滅危惧種。 (@ 識名園 in 那覇市, 沖縄県) https://t.co/te59dFGQb2 pic.twitter.com/V1cNkuxfX4
— いぬのきもち GTS250IE (@i_kimochi) July 22, 2016
「シマチスジノリ」という貴重な藻の繁殖地として国の天然記念物に指定されています。この藻が生えているということは、とても水がきれいであるということ。中国からの使者をもてなす際の料理にも使われた水かもしれませんね。
名称:識名園
住所:沖縄県那覇市字真地421-7
電話:0988-55-5936
せっかくだからゆっくり園内を散策したい
識名園。
— Ryo (@Ryo52889357) March 1, 2021
自粛中は人も少なく、のんびりと満喫できました pic.twitter.com/flQhmof0Pz
識名園をゆっくり巡ればおよそ1時間で園内を1周できます。急げば30分で回ることも可能ですが、せっかくならばゆっくりしていきたいところ。識名園に来たのならば、かつての琉球王国の文化と自然の調和を思う存分楽しんでくださいね。
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