四万十川市の旧中村エリアでおすすめの観光地5選

画像出典:fuguran / PIXTA(ピクスタ)

四万十川市の旧中村エリアでおすすめの観光地5選

中村市と西土佐村が合併して誕生した四万十市。その中でも旧中村エリアにある観光スポットは限られていますが、1つ1つに行ってみると面白い観光スポットばかり。子供が楽しめるトンボ公園や、日本の桜1000景にもなっている為松公園などたくさんの穴場スポットがります。自然環境が良く、空気が美味しい旧中村エリアの見どころを紹介します。

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四万十川市の旧中村エリアでおすすめの観光地5選

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1.トンボ自然公園

旧中村市エリアで昆虫観察ができる人気の場所、それが「トンボ自然公園」です。家族連れで行けば、子供たちも大喜び。特に都会育ちの子供たちにとっては、自然の昆虫と触れ合うことができる数少ない体験が得られるでしょう。

旧中村市エリアでは、83種類のトンボが見つかっていて、「生きている化石」として 名高い「ムカシトンボ」や、全国的に珍しい「ヒメサナエ」などにも出会えます。そのため、トンボ自然公園は世界で初の「トンボ保護区域」になりました。

シーズンになると、全国からトンボ目当てに観光客が訪れます。トンボ自然公園では、83種のうち74種のトンボが見つかっているので、かなりの数のトンボに出会えます。夏の暑い時期には、稀種「ネアカヨシヤンマ」の群飛も観察することができます。家族で観光に行ったときには、ぜひ足を運んでみてください。

園内には池があり、池にはハスの花が咲きます。他にもトンボのシンボルもあり、トンボ公園に行った時には直ぐにわかると思います。

2.為松公園

四万十川の西側に位置する盛り上がった古城山一体にあるのが為松公園。中村城跡地にある公園で、500本の桜の木があり、春には桜が満開になり花見客でいっぱいになります。他にもツツジやセキチクなどが植えられていて、春の中村城跡は穏やかなほのぼのとした空気が漂います。

花見の季節には、ゆっくりとした時間を中村城跡で過ごしてみてください。為松公園は「全国の花見1000景」にも紹介されている有名な公園で、高知四万十市を代表する花見のスポット。日本最後の清流四万十川や小京都中村の街を見下ろすことができます。

為松公園の桜の花が咲く時期には「四万十川花絵巻 桜の巻」も同時に開催されます。この時期は、夜の公園が違った雰囲気を出していて、ボンボリが夜桜を幻想的な世界を表現して、昼間の桜とはまた違った世界を見せてくれます。

毎年約1万人の花見客が訪れます。入園は無料で、昼でも夜でも自由に出入りできます。桜の見頃時期は、会社の花見や宴会が為松公園で行われています。車の駐車スペースもありますので、四万十川市に、この時期観光で訪れた時には、為松公園の桜を鑑賞してみてください。

3.香山寺市民の森

香山寺(こうさんじ)は四万十市では一番高い山で、そこにあるのが香山寺(こうさんじ)市民の森。市民の森から見える中村の街は小さく見えます。春には市民の森へ行く途中に藤の棚があちこちにあり、花がきれいに咲き、藤の匂いが広がってから春を感じることができます。

口紅藤、本紅藤、白野田藤など32種類424本の藤が植えられていて、いろいろな藤の花を鑑賞することが可能。藤の季節には藤まつりが行われて、各地から観光客が集まってきて賑わいます。そのまま進んで行くと三重塔が見え、中は展望台になっており、中村の街を見下ろすことができます。四万十川に架かっている赤鉄橋が小さく見えて模型を見ているようです。

三重塔から下って行くと、樹齢500年の大杉の木や四国33観音石仏、子授地蔵尊、香山寺があります。香山寺は、高知県指定文化財となっていて、明治4年に廃寺になりました。その後昭和30年代に、地域の人たちにより建て直されて現在に至ります。

中村市に来た時は、一度香山寺山に登ってみるといろいろな発見がありますよ。

4.四万十市立郷土資料館

四万十市立郷土資料館は、為松公園の一画にあります。天守閣風の造りとなっていて、四万十川や市街地を一望できます。館内には、土佐一条家の品や、七星剣、明治を代表する中村出身の社会主義者で、1911年の大逆事件に連座し、同志と共に処刑された幸徳秋水に関する貴重な資料や、郷土に関する様々な資料が展示されています。

代表的な展示品として、土佐一条房家の画像・幸徳秋水の書・中岡慎太郎の漢詩・樋口真吉の遣倦録などがあります。中村市に来た時には、一度は訪問する価値がある四万十市立郷土資料館。駐車場は5台程度しか自動車は停められないので、朝早くか夕方に来れば、楽に車を駐車できて館内を鑑賞することができます。お城と勘違いする外観だけでも見る価値があります。

5. 中村城跡

中村城は別名馬陵城ともと言われ、江戸時代の初期以降は相馬氏の居城となっていました。中村城跡は為松山頂にあった4つの城群「東ノ城」「為松」「詰(本丸)」「今城」の総称で、連立式の城郭です。

現在は「為松公園」として整備されていて、二の丸跡には四万十市立郷土資料館が建てられています。昭和40年に石垣が発見されて、山内2代藩主山内政豊時代の1613年、新たに中村城として修復されたものと言われています。城内には土佐の一条家にまつわるものや、七星剣などが展示されています。

◎まとめ

中村市の観光名所をいくつか紹介してきましたが、いかがでしたか。行きたい観光スポットは見つかりましたか。中村市に観光に訪れた時には行って見てもらいたい5つの観光スポットと食事処です。観光と併せて四万十市の絶品グルメも忘れずにお楽しみくださいね。

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